小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である輝夜先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、輝夜先生よりいただきました文面となります。
なろう読者の皆様、そして日々キーボードと格闘している作家の皆様、こんにちは。
『ようこそ、最前線の地獄(職場)へ。 軍師リナ8歳です』を連載しております、輝夜(かぐや)と申します。
◇◆◇
「――全軍、待機。敵は勝手に自滅します」
血と泥の匂いがむせ返る、最前線の軍営。
歴戦の将軍たちが固唾を呑んで見下ろす盤上で、ちんまりと椅子に座り、無慈悲な一手を指し示すのは、場違いなほど可憐な『8歳の少女』でした。
彼女の名はリナ。魔法もチートスキルも持っていません。
あるのは極限まで研ぎ澄まされた「知略」のみ。
絶望的な戦況をたった一言でひっくり返し、屈強な大人たちを震え上がらせる天才軍師――なのですが。
(……ああ、早く帰ってチョコレートケーキが食べたいです。胃が痛い……)
彼女の内心は、至って平和主義。
暴走気味な部下たちの過保護っぷりや、次々と舞い込む国家規模の厄介事に、毎日小さな胃を痛めている苦労人でもあります。
そんな、冷徹な軍師の顔と、年相応の愛らしさを併せ持つ彼女たちの物語が、この度、GCノベルズ様より書籍化されました!
書籍版では、この血生臭くも温かい世界観を、より深く、より濃密に味わっていただけるよう徹底的な改稿を行いました。
凍てつくような戦場の空気、刃が交わる瞬間の重たい金属音、そして、彼女の知略が盤面を鮮やかにひっくり返す瞬間のカタルシス。Web版をお読みいただいた方にも、初めて触れる方にも、息を呑むような没入感をお約束します。
さらに、素晴らしいイラストレーター様のお力により、キャラクターたちがこれ以上ないほど魅力的に可視化されました。
司令官の前に立つリナの、強く透き通る眼差し。その裏にある、ケーキを前にしたときの微かな頬の緩み。そして、彼女を絶対の忠誠で守り抜く、狂気的なまでに過保護で不器用な騎士たちの雄姿。
文章だけでは伝えきれなかった彼女たちの「体温」や「呼吸」が、ページをめくるごとに鮮やかに伝わってくるはずです。
ぜひ、Xの公式ページでその姿を覗いてみてくださいね。
さて、本日はお便りコーナーということで、私がこの物語を書くに至ったささやかな経験談をお話しさせてください。
昔、好奇心で小説を書いてみたものの、あまりにありきたりな内容しか書けず、才能の無さに絶望して筆を折った時期がありました。
それからは「読む専門」に戻ったのですが、少し視点が変わり、「なぜこの話は面白いんだろう?」と理屈を探しながら読むようになりました。
そうしているうちに、ふと気づいたのです。
世の中には面白い本がたくさんあるけれど、私が「本当に読みたい物語」とは少しずつズレている、と。
そのズレはやがて強烈な飢餓感になり、「どこを探しても読みたい話がない! なら、自分で書くしかない!」と妄想が爆発したのが、今の作品です。
もし今、執筆に行き詰まっている方がいたら、一旦筆を置いて「ひたすら本を読む」のも一つの手だと思います。
色々な物語に触れて、「面白いけれど、私が読みたいのはこれじゃない!」という飢餓感に行き着いたなら。
それこそが、あなたが本当に「書きたい話」の正体なのだと思います。
自分の「読みたい」と、他の方の「読みたい」が一致するかは神のみぞ知る、です。
ですが、これだけは保証します。
「自分の本当に読みたい物語」を考えている時間は、間違いなく最高に楽しいです。
私のしょうもない経験談が、誰かの筆を動かすほんのわずかなきっかけになれば幸いです。
▼『ようこそ、最前線の地獄(職場)へ。』なろう本編はこちら▼
https://ncode.syosetu.com/n8052kv/
▼GCノベルズ 書籍情報(公式ページ)はこちら▼
https://gcnovels.jp/book/2128
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https://x.com/you_Lina0630
皆様の素晴らしい創作ライフ、そして読書ライフを、心より応援しております!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
輝夜
【お便りコーナー】第264回: 輝夜先生
お便りコーナー
2026/07/09 11:00




