【お便りコーナー】第230回: みやび先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるみやび先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、みやび先生よりいただきました文面となります。

 みやびです。いつもありがとうございます。
 2025年10月24日に、『最強の荷物持ち追放からはじまるハーレムライフ』を発売します。下はオフィシャルサイトへのリンクです。ちょっと覗いていただけたら嬉しいです。

https://dash.shueisha.co.jp/release/#978-4-08-631595-1

 ここは、アドバイス的な事を話す場所だそうですが、初めての出版なので、大したことは言えないのですが、出版で感じた事を少しだけ。
 個人的に思った事で、プロとアマチュアとの違いで大きいのは漢字の使い方ではないかと。私自身が校正で一番多かったのがそれですので。
 『分かる』なのか、『解る』なのか『わかる』なのか。微妙に語感が違うので使い分けてたのですが、それって必要な事なのかと。
 色々な本を読んでたら、その時代の流行なのか、その作者の趣味なのか『斯くして』とか『於いて』とか漢字を使ったりとか使わなかったりとかじゃないですか。特に学校の勉強で古典や漢文なども入ってきてもうごっちゃごちゃ。
 それで、タイムリーに先日、とある文豪先生がラジオでその使い分けをリスナーさんに聞かれてるのを耳にしたのですが、その答えは、『ワープロの変換の一番最初に入ってたもの』って言われてました。まあ、自由って事ですね。
 じんわり考えてみて思ったのが、マナーみたいなものなんじゃないかと。レストランで出てきた料理を手づかみで食べるのは自由ですが、それって周りの人を不愉快にさせると思います。そんな感じで、あんまり他の方が使ってないような事を漢字にするのは、個性ではなくてただ文章を読みにくくしてるだけだったんだなと。
 私も勉強中なので偉い事は言えないですが、少しでもいい作品を書こうと頑張ってる方の参考になったなら嬉しいです。
 最期に、書籍化できましたのは、まずは読んでいただいた方々、それと、その場所を作ってくれた小説家になろうに関わるすべての方々のお蔭です。ありがとうございます。とってもとっても感謝してます。

【お便りコーナー】第229回: 晩夏ノ空先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である晩夏ノ空先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、晩夏ノ空先生よりいただきました文面となります。

みなさま、初めまして。晩夏ノ空と申します。
主にスカッと系異世界ファンタジーを書く物書きにして、全ての作品に猫(っぽい生き物)が出てくることで定評がある猫の下僕です。お見知りおきください。

地味にX(旧Twitter)( https://x.com/banka_no_sola/status/1962122377271378094 )なんぞもやっておりますので、よろしければそちらもどうぞ。

今年8月、拙作『修羅場丸ごと異世界召喚 ~ダンナは『勇者()』、浮気相手は『せいじょ』サマ。『主婦』の私は不要ですね?~』のコミカライズ1巻、ならびに小説1巻が発売されました!
また、コミカライズは只今カドコミ&ニコニコ漫画にて絶賛連載中です!

コミカライズ1巻(8月7日発売):角川コミックス・エース
https://www.kadokawa.co.jp/product/322504000493/

小説1巻(8月25日発売):MFブックス
https://mfbooks.jp/product/shurabamarugoto/322504001231.html

コミカライズWeb連載サイト
カドコミ
https://comic-walker.com/detail/KC_006351_S/
ニコニコ漫画
https://manga.nicovideo.jp/comic/71802
応援してくださったみなさま、改めて本当にありがとうございます。
まだご覧になったことがないみなさま、この機会に是非、覗いてみてください。


…さて。
このコミカライズと小説の発売日の並び、「あれ?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そう。「ほぼ同時進行だがコミカライズが先行で、後追いで小説が出版される」というかなり珍しいケースとなっております。

実はこの作品、注目を浴びたのは連載中ではなく、本編完結後でした。

完結すると閲覧する読者様が増えるという現象はみなさまご存知かと思いますが、それが極端に作用して、
完結→アクセス数増→評価ポイント増→ランキングを駆け上がって出版社の目に留まる
という流れになったようです。
お声掛けいただいた当時、人生、何があるか分からないもんだなあ…と心の底から思いました。いやホント。

この経験から私が言えることは一つです。
『小説は、完結させた方がお得』

……すみません、言い方がちょっとアレですが。

実は『修羅場丸ごと異世界召喚』以外の作品でも前例がありまして。
拙作『スーパー派遣令嬢は王宮を見限ったようです ~無能上司に『お前はもう不要だ』と言われたので、私は故郷に帰ります~』、こちらも完結してからアクセス数が増え、ランキングを駆け上がって行きました。
逆に言うと、連載中はそれほどでもなかったんです。
同時進行中だった他の作品より、ちょっとだけ反応がいいかな?くらいでした。

なので、連載中はそれほど閲覧されていなくても極端に悲観することはないと思います。
完結している作品を優先して読む読者様は多いでしょうし、そういう方は積極的に反応を返してくれます。実際、おすすめレビューをいただいたのも、作品が完結した後でした。

あと、1つの作品がランキングに載ると、連動して他の作品へのアクセス数も増えます。他作品が完結済みだと、よりその傾向が顕著になります。お得です。

ただし、もちろん、それで確実に人気が出るとは言い切れません。
実際、『スーパー派遣令嬢』の次に完結した『アベル・イグナシオ回想録 ~国境で捕えられた敵国人は、俺の命の恩人でした~』、その次の『丸耳エルフとねこドラゴン』ともに、『スーパー派遣令嬢』ほどのアクセス数の増加は起きませんでした。
でも確実に、「自分は物語を完成させた!」と、自信になります。

だから、とにかく書き続けてください。
一つ完結させることができると、次の作品を完結させる難易度がぐっと下がります。
「この作品も、完結させたらみんな見てくれるかな?」と楽しみにさえなってきます。
実は現在連載中の『兼業農家冒険者のスローライフ(?)な日々~農業滅茶苦茶キツいんだけど、誰にクレーム入れたらいい?~』も、それをちょっとだけ期待しています(笑)


以上、執筆の参考になりましたら幸いです。
それではみなさま、良い小説ライフを!

【お便りコーナー】第228回: 藍 敦(アイ アツシ)先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である 藍 敦(アイ アツシ)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、藍 敦(アイ アツシ)先生よりいただきました文面となります。

(´・ω・`)はじめましての方ははじめまして、藍 敦(アイ アツシ)と申します。

今回は、デビュー十周年の節目に、こうして新作を出版して頂くこととなり、初めてお便りコーナーというものを利用しようと思い立ちました。

早いものですね、この作家豚が世に解き放たれて、もう十年ですよ、十年。
赤ちゃんなら十歳、おじいさんなら十歳、犬なら十歳年齢が増えるだけの年月ですよ。
それどころか、アフリカなら十年の歳月が経過していてもおかしくないんです!

こうして作家として活動を続けられるのも、私の作品を読んでくださる皆様のお陰です、本当に感謝しているのです。
私は普段、読者の方々と積極的にコミュニケーションを取らないタチなのですが、それでもこの節目に、改めて皆様の目に触れる形で感謝の言葉を述べたいと思い、こうして筆を取らせて頂きました。

このような場を、作品を披露する場を提供してくださっているヒナプロジェクト様、読んで下さっている読者の皆様、このサイトを支えている、私の作品を読んでいなくても利用しているユーザーの皆様。

その全ての方達に改めて感謝の気持ちを述べたいと思います。





(´・ω・`)あ、『じゃあ俺だけネトゲのキャラ使うわ』の一巻の発売は12月13日となっております!

【お便りコーナー】第227回: まえばる蒔乃先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である まえばる蒔乃先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、まえばる蒔乃先生よりいただきました文面となります。

いつもお世話になっております、まえばる蒔乃です。前回に引き続き、お便りコーナーに応募させていただきました。今回のテーマは「筆の速さ」についてです。

◇◇◇

私は本当に筆が遅いです。デビュー前は一ヶ月で5万字書くだけでも精一杙で、一年に30万字が限界でした。現在は短編なら見直し含めて2日、長編なら初稿一ヶ月くらいで書けるようになりましたが……それでもまだまだ遅すぎると感じています。もっと早くなりたいです!

デビューして痛感したのは、本当に筆が速い人はすごいということです。読み手だった頃、私が大好きな作家さんは毎月のように新刊が出ていました。作家になった今、その凄さが身に染みて分かります。あの速度で、あのクオリティを維持されているなんて……本当に尊敬しかありません。

デビューを目指していない方でも、毎日たくさん書けて、自分の好きな世界をどんどん表現できるのは最高だと思います。目指している方も目指していない方も、筆の速さにこだわってみるのはとても良いことだと思います!デビューしているしていない問わず、私は自分の世界をたくさん世に出せる人を尊敬してます。憧れてます。

もしよろしければ、Twitterなどで #執筆速度を上げる2025 というハッシュタグで、皆様のやり方を共有していただけると本当にありがたいです。ぜひ学ばせてください……!

◇◇◇

さて、近況報告をさせていただきます。

■9月30日(火)
・コミック連載開始『みに愛』(コミカライズ:月森のえる先生
・翻訳書籍『Ayakashi Moving Service』発売(表紙:ぽぽるちゃ先生

■10月3日(金)
・コミック連載開始『最強魔術師の溺愛才女』やまくだり。先生

■11月7日(金)
・コミック新刊『婚約破棄だ、発情聖女④』(コミカライズ:藤峰やまと先生/キャラクター原案:ウエハラ蜂先生)発売予定

■11月10日(月)
・第3回ドリコムメディア大賞銀賞受賞作『のらねこ薬師』発売(表紙:π猫R先生

詳細はTwitterにて告知しております!

特に『Ayakashi Moving Service』は、一度書籍化を断念せざるを得なかった作品『あやかし移住就職サービス』の翻訳版です。それが翻訳という形で世に出ることになり、本当に嬉しく思っております。海外の読者様にも楽しんでいただけますように……!

また、通称『みに愛』、正式名称『身に覚えのない溺愛ですがそこまで愛されたら仕方ない 忘却の乙女は神様に永遠に愛されるようです』のコミカライズも同日連載開始です。月森のえる先生に描いていただくことになりました!とっても美しくて素敵な物語です。福岡ご当地物ということで、福岡の景色もあわせてお楽しみいただけたら幸いです。

また、私の代表作となっております『発情聖女』は今回もかわらず藤峰やまと先生にコミカライズしていただいております。いつも大変お世話になっており、本当に感謝しております!

また、今回なろう様での連載などを見ていただいた編集様よりお声かけいただきまして、お仕事に繋がりました『最強魔術師の溺愛才女』も、やまくだり。先生の超美麗ヤンデレ溺愛ヒーローが最高すぎるので、是非覚えていていただけたら嬉しいです。

そして、この度は第13回ネット小説大賞におきまして、セカンドチャンス賞を受賞させていただきました!受賞作は『死に戻り令嬢は憧れの悪女を目指す ~暗殺者とはじめる復讐計画~』(イラスト:天領寺セナ先生)です。このような名誉ある賞をいただけましたこと、大変光栄に思っております。

受賞したものの書籍化を諦めていた作品が日の目を見ることがあったり、出版から1年以上経って忘れられるしかなかった作品にコミカライズのご縁をいただいたり……諦めずに続けていれば、誰かが気付いてくださることがあるのだなと、本当に有り難く思います。

◇◇◇

筆が遅くても、一歩ずつ進んでいけば必ず形になります。私も日々精進してまいりますので、皆様もぜひ、ご自分のペースで「好き」を書き続けてください。そして執筆速度を上げる秘訣をお持ちの方は、ぜひ教えていただけると嬉しいです……!

お読みいただきまして、ありがとうございました。

まえばる蒔乃

【お便りコーナー】第226回: 一番星キラリ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である一番星キラリ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、一番星キラリ先生よりいただきました文面となります。

初めまして、一番星キラリ(  https://mypage.syosetu.com/2371542/ )と申します!
2025年も気付けば残り約3カ月。
一年はあっという間ですね。
今年は私にとって初体験の出来事がいくつもありました。

まず昨年末に第7回アース・スターノベル大賞ルナ奨励賞を受賞した 『婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生!でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!』の紙書籍化作業! こちらは読書の秋、2025年10月1日に発売となりました。ありがとうございます!
https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/8478/
└特設サイトではキャラクター紹介や特典情報、80ページの試し読みも出来るので必見です♪

この作品では、新規に10万文字超を書き下ろし、なろう版にはいない新キャラクターを登場させることになりました。さらに複数のキャラの子ども時代を書き下ろすことになり、もはや新作を書いている状態。さらにイラストレーターさんへのキャラデザの指定、カバーデザインや口絵、挿絵の確認など紙書籍ならではの作業もありました。もちろん、すべて初体験! 分からないことは恥ずかしがらずに、担当編集さんに相談しながら進めることが大切だと感じました。そして担当編集さんは多忙なので、くれぐれもお仕事の邪魔をしないように心掛けることも重要です。

次に8月22日に発売になった『断罪後の悪役令嬢は、冷徹な騎士団長様の溺愛に気づけない』の電子書籍化作業!
https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/8404/
└とっても素敵な表紙絵を描き下ろしていただきました~

こちらはなろう版という原石を研磨して、研磨して、研磨して、最高級の宝石へ昇格させるのが電子書籍化での作業でした。とにかく紙書籍化でも何度も何度も校正もしましたが、こちらでもゴリゴリ校正し、心情を描く時は()付きにするなど、ならではの作業をものすごく行いました。なろう版と電子書籍版を読み比べると、文章の読みやすさが全然違うと思います。書籍化を目指す方は、なろう版と商業化された電子書籍版を読み比べると、とても参考になると思います。私自身も初電子書籍化で読み比べを行い、書き方の癖やよく間違う漢字に気づくなど、大きな一歩になったと感じています。そしておかげさまで、本作はコミカライズも決定いたしました。応援いただき、本当にありがとうございます!

ということで紙の書籍化と電子書籍化の両方を経験できたことは、とても勉強になりました。そしてすべての原点は「小説になろう」なので、なろうに出会えたこと。読者様に出会えたこと。心から感謝の気持ちでいっぱいです……! ありがとうございます☆彡

ちなみに商業化作業を進めながら、なろうでも新作を公開していましたが、正直、日中は仕事をしている兼業作家なので、それはもう大変です。ただ、私自身は回遊魚タイプなので、書いていないと落ち着かない(笑)。あと書く力は長くお休みするとどうしても落ちてしまう気がするのです。よって短くてもいい、一文でもいいので、毎日書く積み重ねを大切にしています。そしてコンテストはとにかく応募しないと始まらないので、紙書籍化ラインの16万文字程度の作品をがつがつ応募するのが私のスタイルです(参考になるかどうかは分かりませんが・笑)。ただ、長編を書ける力は絶対に必要だと思います。この力があると、新規書き下ろし10万文字にもスムーズに対応できる! 書籍化を目指す方は、長編を仕上げる力を磨いていくといいと思います~!

長々と書きましたが、まだ商業デビューしたばかりで、学ぶことも多い身ですが、一緒に「小説になろう」で、小説家になりましょう!