【お便りコーナー】第115回: 絹野帽子先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である絹野帽子(きぬのぼうし)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、絹野帽子(きぬのぼうし)先生よりいただきました文面となります。

こんにちわ。
初めての方、はじめまして、絹野帽子(きぬのぼうし)と申します。
すでに私の作品の読者の方、いつも応援ありがとうございます。

この度、小説家になろう様で連載中の
『攻撃魔術の使えない魔術師 〜異世界転性しました。新しい人生は楽しく生きます〜』
が、MFブックス様で書籍化しました。10月25日に発売されます。
特設ページはこちら:https://mfbooks.jp/product/322206001131.html

このコーナーで書籍の宣伝をするのが、ちょっとした目標でしたので、今回、それが叶って嬉しいです。

さて、私からも、後続の作者の方々へのちょっとしたアドバイスを贈らせてもらいます。
「ふーん、そういう考え方もあるんだ」くらいに受け取ってもらえたら幸いです。

私が、小説を書く上で重要だなと思っていることは『知ること』です。
「何当たり前なことを」と思われるかもしれませんが、あえて、このことを私は大事にして欲しいと思います。

例えば、プリンです。
転生モノで主人公が作る定番のお菓子ですね。

プリンの材料といえば「牛乳、卵、砂糖」です。
作り方は、ざっくり書けば「混ぜて、加熱して固める」でしょう。
このあたりまでは、普通に『知っていること』かもしれません。

では、プリンをもっと『知ってもらうこと』にします。

牛乳の乳脂肪率によって、できあがるプリンの硬さやコクが変わってきます。
生クリームを足してみるのもいいでしょう。
牛乳の代わりに豆乳を使うとさっぱりとした感じに仕上がります。

材料の1つである牛乳を少し掘り下げるだけでも、これだけ『知ること』ができます。

加熱する方法だっていくつもあります。
多くのレシピだとオーブンを使ったり蒸し器を使ったりすることが多いでしょう。
私の場合も昔はオーブンを使っていました。最近では圧力鍋を使っています。
「え? 圧力鍋?」と思うかもしれません、
私も最初は、そう思っていて、そのレシピには見向きもしませでした。
でも、ある日、気になって実際に試してみると、すごく簡単に美味しいプリンができたじゃないですか。
私は圧力鍋でプリンを作るレシピは『知っていた』けど、実際に作ってみて『知ること』もあったのです。

どうでしょうか? プリンについて、新しく『知ること』ができたでしょうか?
そして、実は『知ること』は楽しいのです。
読者の方へ『知ること』を伝えるのは、楽しませることにも通じます。
そのためには、まずは作者が『知ること』を楽しむのが必要です、という話でした。

それでは、このお便りが、いつかだれかの執筆の一助になれたら、と願い〆とさせていただきます。

【終了】小説家になろうグループメンテナンス及び一部利用環境に関するお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

以下の日程にて、サーバメンテナンス作業を実施いたします。

2022年10月19日14時35分追記
メンテナンスは無事終了しました。
ご協力ありがとうございました。
▼開始時刻~終了時刻
2022年10月19日14時~15時
※短時間でのメンテナンス終了を心がけますが、メンテナンス時間は延長する場合がございます。

▼メンテナンス内容
SSL証明書の更新

▼メンテナンス対象
小説家になろうグループサイトすべての下記機能並びにページ

▼メンテナンスによるサービス停止
メンテナンス実施中は以下のページ並びに機能がご利用いただけません。

・ユーザ登録
・ログイン
・ユーザページ全般
・質問板
・お問い合わせ
・情報提供
・お気に入り登録
・ブックマーク/しおり機能
・レビュー/感想の閲覧および書き込み
・小説の評価
・小説いいね
・メッセージ
・誤字脱字報告
・検索内容の保存機能

※小説の閲覧はご利用いただけます。

▼メール小説執筆をご利用の方へ
メンテナンス中に受信しましたメールはメンテナンス終了後に順次処理いたしますが、メンテナンス中はメール小説執筆のご利用をお控えいただきますようお願い申し上げます。

▼予約投稿に関して
2022年10月19日14時~15時に予約投稿が設定されている小説はメンテナンス終了後に投稿処理されます。

また、大変恐れながら本対応に伴い、一部の推奨利用環境外の端末において、小説家になろうグループを今後正常にご利用いただけなくなる可能性がございます。

小説家になろうグループでは、「推奨ブラウザ」ページに記載しておりますブラウザ・端末のみをサポート対象としておりましたが、これまでは推奨環境外からのご利用であってもサービスをお使いいただけるよう、一部対応を行っておりました。

ただ、今回のSSL証明書の更新に伴って、今後それらの端末向けの対応が行えなくなってしまい、一部のユーザの方へ影響が発生いたしますため、推奨利用環境外ではありますが、事前に告知を行わせていただくこととなりました。

ご利用いただけなくなる代表的な利用環境につきましては、以下をご確認ください。

▼対象
Android 4.1未満
iOS 4.3未満
一部のゲーム機等からの閲覧

正常にサービスをご利用いただけなくなりました場合は、誠に恐縮ではございますが、
以下のページに記載しております推奨利用環境への変更をご検討いただけますと幸いです。

▼推奨ブラウザ
https://syosetu.com/site/browser

以上となります。
今後とも小説家になろうグループをよろしくお願いいたします。

【コンテスト情報】「第8回オーバーラップWEB小説大賞(後期)」開催のお知らせ

コンテストのお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

株式会社オーバーラップ様とのタイアップ企画「第8回オーバーラップWEB小説大賞」の【後期】の作品応募の受付が10月1日より開始されました。

「応募について」の注意事項が【前期】とは変更された点もございますので、【後期】の応募要項、注意事項を改めてご確認いただけますようお願い申し上げます。

詳しくは下記、公式ページをご確認ください。

▼「第8回オーバーラップWEB小説大賞(後期)」公式ページ
https://over-lap.co.jp/narou/narou-award8/

皆様の奮ってのご応募をお待ちしております!
今後とも小説家になろうをよろしくお願いいたします。

【ラジオ情報】「小説家になろうnavi」番組リニューアルのお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

現在MBSラジオで放送中のラジオ番組「小説家になろうnavi」が、2022年10月より「寺島惇太と徳井青空の小説家になろうnavi-3rd book-」としてリニューアルいたします。

番組パーソナリティの寺島惇太さんと徳井青空さんの楽しいトークに加え、「小説家になろう」に掲載されている作品を毎月1作品ピックアップし、パーソナリティお二人が朗読するラジオドラマとしてお届けいたします!
あなたの投稿作品が次の朗読作品として選ばれるかも……?

これまで番組をお聴きくださっていた方も、まだ番組をお聴きになったことがない方も、ぜひ新しくなった「小説家になろうnavi」で素敵なトークと多彩な朗読をお楽しみください。

<番組概要>
番組名  : 寺島惇太と徳井青空の小説家になろうnavi-3rd book-
出 演  : 寺島惇太・徳井青空
媒 体  : MBSラジオ AM1179kHz/FM90.6MHz
放送時間 : 毎週日曜日 17時10分~17時40分

radikoのタイムフリー機能により放送後一週間聴取可能です。
また、radikoのエリアフリー機能(有料機能)により全国で聴取可能です。

過去の放送回は、後日YouTubeでもアーカイブとして公開予定です!
詳しくは番組ホームページをご確認ください。

▼番組ホームページ
https://www.mbs1179.com/narou/
▼番組へのお便りの宛先はこちら
メールアドレス : narou@mbs1179.com

番組・パーソナリティお二人への応援や「小説家になろう」へのメッセージ等、皆様からのメールもお待ちしています!

今後とも小説家になろうグループをよろしくお願いいたします。

【お便りコーナー】第114回: 優月アカネ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である優月アカネ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、優月アカネ先生よりいただきました文面となります。

 なろうの皆さま、こんにちは。優月アカネと申します。
 こちらのお便りコーナーは、ちょっとしたコラムのようでもあり、また、書籍化された諸先生方の人間味を感じることができるため、毎回楽しく拝読しておりました。
 今回寄稿する機会を得ましたので、書籍化に至るまでの小話や、僭越ながらアド"バイスっぽいことを書いてみたいと思います。

 そもそも私は文学とは無縁な世界でボンヤリと生きてきました。ライトノベルにも馴染みがなかったのですが、人気漫画の原作から「小説家になろう」の存在を知り、「読み専」から作者に発展したクチです。

 書籍化した『最強魔王様は病弱だった!~溺愛された地味薬師の異世界医療改革~』(書籍タイトル:薬師と魔王 永遠の眷恋に咲く)は、私の初投稿作でもあります。
 薬関係の仕事をしていたことから、「薬学の面白さを広めたい」という思いでなんとなく書き始めたのですが、当初のクオリティはとても低いものでした。罫線や三点リーダーは偶数個、感嘆符の後ろは一マス空けるといった作法ができていないのは当たり前で、誤字脱字が溢れかえっていました。内容も内容で、読者を選ぶようなネタ(例:ニキビから石鹸を作る。懸命な大人の判断により、書籍版からは削除)が相次ぎ、賛否さまざまなご意見を頂戴しました。
 けれども、私は書くことを止めませんでした。なぜなら私の目標は薬学の布教にあり、全ての読者をハッピーにすることではなかったからです。こんなことを言っていいのか分かりませんが、「楽しいと思ってくれる人だけ、楽しんでくれればいい」という気持ちだったのです。

 この意思は半分正解で半分誤りだったと、少し後になって気が付きました。
 物語を書く情熱はあったのですが、アクセス数やポイントに伸び悩み、いったん状況を振り返ってみたのです。
 そこで、薬学の布教が目的であるならば、尖りすぎた内容ではなく大衆に受ける要素を盛り込み、門戸を広く持った方がよいということに気が付きました(今更!)。
 妙に強気だった自分を改め、頂いたご意見はすぐ内容に反映しました。「ニキビ石鹸」などというニッチなネタではなく、ペニシリンや再生医療といった耳に馴染みのあるネタを考案しました。
 これは別に読者のイエスマンになったわけではなく、ちっぽけな自分のポリシーと照らし合わせ、「いいや、私は元のままの方が楽しいと思う」という場合は自分の感覚を尊重しました。

 幸いにして素晴らしい読者様方に恵まれ、作品はどんどんいい方向に変化し、結果的に以前より多くの方に見て頂けるようになりました。そして最終的には、雲の上の話だと思っていた書籍化というところまで達することができました。

 素人読者が作者になってみて、小説を書くということは非常に難しいものだと痛感しました。ただ一文一文を羅列するだけでなく、文の積み重ねにストーリーの波を持たせ、人間の感情を揺さぶるものでなければいわゆる商業書籍にはならないのだろうと思います。むろん趣味として好きに書くということにおいては、何の縛りもあるはずがありません。

 このような経験を経て、「書籍化を目指す場合にはどうしたらよいか」ということに対する私なりのアンサーはこちらです。
 書籍をチラッと見て頂ければ一目瞭然ですが、私は決して文章力が高いわけではありません。ではなぜ書籍化できたのか?
 それは、「自分が好きなことを書き」「なるべく多くの人に受け入れられるよう、適度に流行を取り入れ」「頂いたご意見ご感想を前向きに検討」し、「一年弱、死ぬ気で試行錯誤した」からです。
 この四点を押えれば、かなりの確率であなたの作品も日の目を見ることと思います。もちろん様々な考え方がありますので、そのうちの一つとして「ふーん」と思っていただければ幸いです。
 ただし、一つ注意点があります。「一年弱、死ぬ気で試行錯誤した」副作用についてです。
 私の場合、筋肉の著明な衰えが生じ、健康診断で貧血を指摘され、体重は五キロ増加しました。

 健康あっての執筆活動です。本当に死んでしまっては意味がありません。この秋は運動に勤しみたいと思います。
 どうか皆さまご無理なく、そして何より楽しく取り組まれますよう。共に頑張っていきましょう。

▼薬師と魔王 永遠の眷恋に咲く(上下巻)
リケジョ薬師×病弱魔王様の異世界医療ファンタジー。
KADOKAWA メディアワークス文庫
https://mwbunko.com/product/kusushitomaou/322206000250.html
上巻 Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4049146479?tag=mwbunkoweb-22 
下巻 Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4049146487?tag=mwbunkoweb-22