小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である
粉雪@『魔術師の杖』コミカライズ決定!先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、粉雪@『魔術師の杖』コミカライズ決定!先生よりいただきました文面となります。
こんにちは、錬金術師ネリアと魔術師の杖を巡る冒険『魔術師の杖』(
https://ncode.syosetu.com/n3633gi)を連載中の粉雪と申します。
ドラゴンに竜騎士、魔術師に錬金術師、魔道具師と王子様に人魚やオートマタまで出てくる、盛り沢山なお話です。
4月26日(金)に初の短編集『魔術師の杖 短編集①錬金術師グレンの育てし者』(
https://izuminovels.jp/isbn-9784295602514/)がインプレスNextPublishing様より発売されました。短編集なのに①のナンバリングが……入りきりませんでした(^^;
実は私、昨年のエイプリルフールにTwitter(当時)で「コミカライズ決定しました!」と叫び、イイねをいっぱい貰いました。本気にしたフォロワーさんもいらして恥ずかしかったです。
けれど今年は本当に叫べます。
「コミカライズ、決定しました!」
なんと(株)マッグガーデン様からのオファーにより、『魔術師の杖』が漫画になります。突然舞いこんできたメールはまさしく青天の霹靂で、編集部一同びっくりしました。
発売当初より「ぜひコミカライズを!」というお声を読者さんより頂いたものの、当時はなんのアテもなく。3年間お待たせしましたが、その分しっかりした原作を用意できました。
なろうでも短編長編合わせて計13シリーズ180万字!
Amazonで書籍7巻累計1,100超の星を獲得しています。応援して頂いた読者様、励まして下さった創作者の皆様に心からお礼申しあげます。
私はひたすら『魔術師の杖』だけを書き続けました。
なぜなら楽しかったからです。流行りもすたりも関係ない、書くのが楽しくてキャラクターたちが大好きで、脇目もふらず書きました。それを一緒に楽しんでくれる読者さんがいらっしゃったのです。
設定資料集に登場人物紹介・キャラクター詳細設定まで作り、おかげでコミカライズのオファーをいただいた時、「それで十分です」と言われ、ほぼ何の準備も要りませんでした。
ということで、今回はコミカライズ最前線からのリポートです。マッグガーデンのマグカン編集部担当者様にお聞きしました。
【この作品を選んだポイントは?】
「一話冒頭のグレンの家で術式が構築され、魔法陣が展開する…という描写ですぐに『これは漫画で見てみたい!』と感じたことが最大のポイントです。その後、金文字があらわれたり、イルミエンツだったり、ファンタジー好きなら映像で見てみたくなるような描写がたくさんあり、とてもわくわくさせられました」
『魔術師の杖』は書籍も出ていますが、担当者様はまずなろう版をご覧になったそうです。
つまり、出だしは本当に重要。
なろうだからって油断しないで!
見る人は見ています。
それと私は書く時、頭の中で映画のように情景を思い浮かべ、その世界にダイブする感覚で書いています。そのため書籍化された時も「もっと絵が見たい」というご要望が本当に多かったです。
「加えて、キャラクターの性格をわかりやすく描写されている点も理由のひとつです。初登場時からキャラの個性がわかりやすいことが漫画でも重要なので。冒頭の頑固なグレンからしてもそうですが、少し不憫なライアス、冷ややかなレオポルドなど、魅力的なキャラが多いところが素晴らしいなと感じています」
『初登場時からキャラクターの個性がわかりやすい』
ここ、重要です!
私は職業柄、人と接する機会が多いです。老若男女問わずさまざまな年齢の方と、ご本人の職業や生活習慣に性格や家族構成まで念頭に置いて、話すということを毎日続けています。
だからキャラクターを思い浮かべる時、どんな性格で何を好むか、その行動パターンなどが自然に出てきます。生きた人間を書く、これは一朝一夕で身につくスキルではなく、ひたすら本業で積んだ経験が思いがけず役に立ちました。
小説書きは自分の持てる力をすべて要求されます。どんな経験もムダにはなりません。
最後に。
昨年から今年にかけて『魔術師の杖』を楽しんでいる読者さんから、「書籍化しました!」のご報告を数多く受け取りました。この作品が「私も書いてみよう」と思うキッカケになれたのであれば、こんな嬉しいことはありません。
自由に創造の翼を広げて、羽ばたいてください。書籍化、本当におめでとうございます。あなただけの物語が沢山の人に届きますように。
それでは皆様もぜひ、楽しい創作ライフを!
『魔術師の杖』シリーズ公式サイト(
https://izuminovels.jp/series/cat/neria/)
Amazon(
https://www.amazon.co.jp/%E7%B2%89%E9%9B%AA/e/B0943ZGV5L/)
Bookwalker(
https://bookwalker.jp/series/310002/)
honto(
http://honto.jp/ebook/search/au_1002719020.html)