【お便りコーナー】第111回: 仲町鹿乃子/鹿の子先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である仲町鹿乃子/鹿の子先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、仲町鹿乃子/鹿の子先生よりいただきました文面となります。

みなさま、はじめまして。
仲町鹿乃子と申します。

このたび小説家になろうさま登録作品「わたしと隣の和菓子さま」(旧タイトル「和菓子さま 剣士さま」PN鹿の子  https://ncode.syosetu.com/n6423p/ )が、2022年6月15日に富士見L文庫さまより発売されました。
https://lbunko.kadokawa.co.jp/ (富士見L文庫HP)
https://www.amazon.co.jp/dp/4040745663?tag=lbunkoweb-22 (Amazon)

これは10年以上前に書いた作品で、当初は個人のHPで発表し、その後、小説家になろうさまに登録させていただきました。

ご存じの方もいるかもしれませんが、アルファポリスさま主催の第3回青春小説大賞読者賞の受賞作品でもあります。
ただし、そのときは書籍化には至りませんでした。

そして、昨年。
ぽっかり時間ができたのを機に、全編を加筆修正してさらに番外編も書きました。
そして、去年の秋に書籍化のお話を小説家になろうさま経由で富士見L文庫さまからいただいたのです。

わたしは、小説家になろうさまより書籍化された多くの作家さまとは違ったペースで自分の作品が商業化されました。
こんなわたしからみなさまにお伝えできることと言えば、あきらめないでくださいということです。

わたしにチャンスがあったのです。
みなさまの作品にも十分にチャンスがあると思います。
いつ、どこで、なにが起きるかわかりません。
多くの人の目に触れる機会へ、恐れずに飛び込んでください。
わたしは怖がりで、それがなかなかできずに作品を検索避けにしていました。

また、自分の作品を大切にしてください。
テーマやアイデアはいいのに、読みにくいと言われたことはないですか?

わたしは自分が書いた作品をたまに読み返すことがあるのですが、そのたびに「はて?」と思う言い回しや、独りよがりの表現があります。
あのときは、OKだと思ったのに……と赤面です。
ブラッシュアップ、とても大事だと思います。
誰にでもストレスなく読んでいただける作品。
それは、ランキングの上位の方々の作品にも共通していると思います。

物語を書くのは孤独な作業です。
けれど、その作業を経てしか見えない景色があるのも事実だと思います。

わたしもまだまだこれからです。
みなさまと一緒に物書きとして成長していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。