【お便りコーナー】第92回: yocco先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるyocco先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、yocco先生より頂きました文面となります。

皆様こんにちは。初めての方は、はじめまして。
 この度、2021年2月10日発売日で、カドカワBOOKS様より『王都の外れの錬金術師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~』を出版させて頂きました『yocco』と申します。

 お便りコーナーに応募させて頂くのは初めてですし、書籍化も初なのでドキドキなのですが……。
 まずは、ここのコーナーで、色んな先輩の先生方がおっしゃっているように、『どうしてこうじゃないんだろう』、『自分だったらこう書くのに』と思ったなら、それは、「なろう作家」への第一歩なのだと思います。
 私は、『追放系』が人気の頃に、『なんで可愛い自分の子供を追放するんだろう』という疑問から、『追放系』を逆手にとった、外れ職だけれど、家から追放されずに家族や周囲の人達に愛される主人公。そんな作品を「小説家になろう」様に書き始めました。
 私の観点が新鮮だったのか、その根底にある家族愛を好意的に感じて頂いたのか。錬金術と鑑定の組み合わせのチートを爽快に感じていただいたのか、私自身には分析不可能ですが、幸いにして書籍化打診のお話をいただいて、今に至っています。
 なので、ここまでのお話は他の先生方がお話ししてくださっていますし、その先のことを書いてみようかな、と思います。

 すでに『書いてみよう』と思って、すでに書き始めている方。
 なんだか、会話と会話の合間のキャラ動作の表現が乏しいな(いつも同じだな)とか思ったりしませんか?
 例えば、私の場合は、登場人物がやたらと首を捻る(傾げる)し、頷くし、笑顔になる、と表現が乏しいのです(これは私の作品例です)。
 そこで『語彙力』です。それは本来、名作と言われる作品を読むことによって蓄積されるのでしょうが、日々更新を求められる『Web作家』の立場であれば、「日々の更新もあるし、そんな余裕はない!」というのも本音です。
 ですが、実は『語彙力』のネタって、探そうと思えば転がっていたりします。
 Webでの検索しかり、私のおすすめは、情景や感情表現に関する語彙関連の『ミニ辞書』的な書籍でしょうか。
 作家が語彙力をつけ、読み手の方を引き込む情景描写、感情描写、そのバリエーションを表現できるようになることで、読者様達が読んでくださる物語に色を添えることが可能です。
 私はまだ一作品が書籍化決定しただけの未熟な作家です。
 みなさん、一緒に、より良い小説を生み出すための努力を模索してみませんか?

 再度、宣伝させてください。
 2021年2月10日発売、カドカワBOOKS様より『王都の外れの錬金術師 ~ハズレ職業だったので、のんびりお店経営します~』を出版させて頂きました。
 ご興味お持ちくださいましたら、お手に取っていただけますと幸いです。