【お便りコーナー】第76回: 緋色の雨先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である緋色の雨先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、緋色の雨先生よりご連絡いただきました文面となります。


忙しいときほど、他のなにかをしたくなるのが人のサガだそうですが、緋色はいままさにそんな状況でお便りを書いています。
 みなさんこんにちは、緋色の雨です。

 先日、悪役令嬢の執事様がラジオ小説家になろうnaviにて朗読劇化という幸運に恵まれまして、その縁でなろう15周年イベントに出演してきました!
 10月の18日にMBSラジオで放送、その後YouTubeにアップされるらしいです。この辺りはきっと、運営様が告知を出したりするんじゃないでしょうか、たぶん。

 放送では編集されているそうですが、緋色の発言、残ってるんでしょうかね?w
 その辺りは不明ですが、15周年イベントの感想で作者がどうやって書いているか知れて良かったと書いている人を見かけましたので、少し掘り下げてお話しようと思います。

 緋色は他の作品や出来事の影響を受けやすいです。
 なにかで感動したら、そういう感動を伝えられるような作品を書いてみたいとか、そういう系統を書いてみたいとか、そういう感情がわき上がるんですよね。
 その感情をもとに執筆しているという話をイベントでしたんですが、その感情をどうやって自分の作品に落とし込むか、少し具体的な例を挙げたいと思います。

 悪役令嬢の執事様は、ラジオの朗読劇にて声優さんに声を当てていただいたんですが、それが物凄く嬉しかったんですよね。
 じゃあ、それはどうしてか?
 それは、自分が心血を注いで生み出したキャラに、声優さんが声を当ててくれたから。

 感動した理由の本質を押さえれば、他の分野にも応用が利くはずです。
 たとえば、フィギュア制作のプロが異世界に転生して、自分の作ったフィギュアに精霊を宿らせてしゃべったり、動いたりするように出来る能力を得たらむちゃくちゃ嬉しいよね?
 とか、そんな感じで発想を飛ばします。

 ちなみにいまのパターンだと、嬉しいのは制作者であってそれを見てる読者ではないですね。なので、これを物語にするなら、その辺りを調整する必要があります。

 異世界なのでフィギュアの材料が足りなくて生殺し――なんて設定を加えれば、材料を集めるところから始めて、そのまま一作書けるかもしれません。緋色は書きませんけど。

 ――とまあそんな感じです。
 わりと一般的な発想方法だと思うんですが、どうなんでしょう? アイディアが空から降ってくる天才の方は、これを無意識にやってるんじゃないかなぁと緋色は思ってます。
 以上、少しでもみなさんの参考になれば幸いです。


 最後に少し宣伝を。

『悪役令嬢の執事様』
https://ncode.syosetu.com/n9814fq/
 小説家になろうnaviで朗読劇になった最新作で書籍化も予定しています。
 ちょうど二章が完結した頃なので、良ければ読んでみてください。

『異世界姉妹と始める領地経営 婚約者が前世の妹で逃げられない』
https://ncode.syosetu.com/n0334fl/
 三章の投稿を開始したところで、アース・スターノベルから10月17日に発売予定です!