【お便りコーナー】第72回: お魚1号先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるお魚1号先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、お魚1号先生よりご連絡いただきました文面となります。



 
こんにちは、お魚1号です!

オーバーラップ文庫より『ちょっぴりエッチで変態なお姫さまは好きですか?(小説家になろう連載タイトル『新魔王とダーキル姫』)』という、ギャグコメディ作品を出版させて頂いております。

「声を出して笑った」とか「電車で吹き出してしまった」なんて、作者冥利に尽きる感想を頂いているので、今回はこの場をお借りしまして『ギャグコメディを書くコツ』をお伝えしたいと思います!


さて、コツといっても一つしかありません。
滑ってもいいから書いてしまうことです!

面白いネタを思いついても、文章に起こした時点で真顔になってしまうもの。
「あれ……このネタつまんなくね?」
ギャグコメディを書いている作家さんにはあるあるではないでしょうか。
思わず赤面して、書いたばかりのネタを消してしまいたくなりますよね。

ちょっと待ってください! そのネタを消すなんてとんでもない!
消すくらいなら私にください。(切実)


私もたくさんのネタを書いてきましたが、どれも書いた瞬間に「やっぱり消そうかな」と気分が落ち込んでしまうものです。
しかしネタを消さずに、「恥をかいたって滑ったっていいや! どうにでもなれ!」と出してみると、意外にも反応が良かったりするのです。
それとは逆に、たまーにクリティカルヒットなネタを思いついて、自信満々に投下してみると、あっさりスルーされてしまう……。
その繰り返しを経験した結果、

「自分が感じる面白いと面白くないは当てにならない(哲学)」
「他人がどこで笑うかなんてわかりやしない(半ギレ)」

という悲しい結論に至りました。
書籍を出す段階でも、担当編集者に「どこが面白かったですか?」と聞いたところ、自信のあったネタどころか寸前まで消そうか悩んでいたネタばかりを褒められました。

人間なんてそんなもんなんですよ!
笑いのツボなんて人それぞれ違うんです!
笑わせようとガンバルことが大切なんです!
滑って転んで頭を打った分だけ、人は強くなれるのです!

さあ、皆さんも勇気を持って滑り倒してください!
一人では心細くても、みんなで一緒に滑れば怖くない!
私と共にギャグノベル作家を目指しましょう!


……え?
そこまで言うからには、この場で滑ってみせろって?
うむむ……仕方ありません。
ここはプロ作家としての意地を見せるところですね!
こほん。


フィギュアスケートの大会とかけまして〜
ギャグノベルのコツとときます〜
その心は〜
上手に滑れば笑顔が見られることでしょう〜!


それではまたどこかでお会いしましょう!
お魚1号でした〜