旧アクセス解析システムの不具合について

新アクセス解析にて、旧アクセス解析に比べてユニークアクセスが減少した件についてお知らせします。
ユニークアクセスの測定方法を変更したことによる減少に加え、旧アクセス解析システムの不具合が大幅な減少の原因であることが判明しました。



■原因:キャッシュシステムの不具合
旧アクセス解析では、同一時間帯のアクセス数を連続して処理した場合、ユニーク判別を専用のキャッシュで行っております。
以下の発生しない条件を満たす場合を除き、キャッシュシステムの不具合により、本来PVとカウントすべきものをユニークとしてカウントしていました。


■発生しない条件
同一テーブルキャッシュ(テーブルの分け方はNコードを数値化し最後の1文字がテーブル名)の直近100件以内に同一ユニークがない場合。
キャッシュは一定時間保存されキャッシュがクリアされた後はMySQLデータベースにユニークかどうかの情報が記憶されるため、正常に解析していました。
キャッシュの有効期限は100アクセスで、これを超えるごとにキャッシュクリアします。
キャッシュは深夜など混雑時では約数秒~1分以内に、もっともアクセスの少ない時間でも約20分以内にクリアされていました。



■発生する条件
キャッシュの有効期限はそれほど長くないことから、アクセス数の多い作品でこの不具合が多く見られます。
連続アクセスが少ない場合や1ページあたりの滞在時間が長い場合は起こりにくく、この不具合が見られない小説もあります。
従って、滞在時間の短いケータイからのアクセスが多い小説の場合に、顕著に数字の差が表れています。



旧解析システムではこのようにユニークを重複してカウントしておりましたところを、解析精度を増した新アクセス解析システムKASASAGIではより正確に出力しております。
旧解析システムの不具合でご利用の皆様にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。