小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である
ミミ@5/31『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』発売先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、ミミ@5/31『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』発売先生よりいただきました文面となります。
ふむふむ。規約を読みました。「お便りコーナー」は作家による「アドバイス」や「雑談」を募集しているわけですね。なるほど。
何のアドバイスとは書かれていないので、上手なザリガニの釣り方を書いても許されると思いましたが、そんなこともあろうかと雑談も募集しているわけですね。なろう運営、なかなかやりおるわい。
改めまして、5月31日発売『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』の作者ミミです。
このまま3億文字ほど雑談で埋めて、世界一長い雑談でギネスに載ることも考えましたが、1万5000文字制限があるので断念します。なろう運営、なかなかやりおるわい。
というわけで、今回のテーマはこちら『非web公募新人賞となろう書籍化の違い』です。私の経験を元に少しお話しようと思います。
私は集英社と講談社、それぞれの新人賞から刊行した経験がある作家です。どちらも、なろうで応募可能なweb公募新人賞ではなく、誰も見てない原稿をそのまま送るタイプのものでした。
こういった非web公募新人賞は、基本的に下読みから審査員まで全員が全文を読みます。いきなり主人公が刺されようと削り方間違って重要な説明を入れ忘れたまま応募していようとミミとかいう変な名前で送ろうと、ちゃんと読んでくれます。よく読んでくれたなぁ。
一方で、なろう書籍化の場合、出版前の読者は皆さん一般ユーザーです。途中で読みやめるのは当然の権利で、更新間隔が広かったりどこまで読んだかわからなくなっただけでも読みやめることがあると思います。私はありました。
なので、『非web公募新人賞となろう書籍化の違い』はいろいろありますが、私は「読者に読みやめる権利があるかどうか」が一番大きな違いだと思います。
私はなろうで書くにあたって、この「読者に読みやめる権利がある」ことを念頭に置いて、非web公募新人賞とはまったく違う書き方を構築しました。
とにかく文章を軽くして読む負担を減らし、最序盤でテーマが把握できるようにしてわかりやすくし、あえて構造をワンパターンにして話の筋が予想しやすいようにしたのです。完璧です。次世代の小説です。もはや、人類は小説の新たな可能性にひれ伏すべきです。
書き始めました。地の文が一行もない話すらある小説が出来上がりました。なんで?
そんな不思議な作品ですが、ありがたいことに『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』は1年足らずで1000万PVを突破し、複数社から書籍化やコミカライズの打診を受けました。どうやら、私が思うよりもずっとずっと読者は懐が深かったようです。なろうユーザー、なかなかやりおるわい。
ここまでお読みくださった皆さんにも一読していただけると大変嬉しいです。それでは、失礼します。
5月31日発売『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4065348455/
Kラノベブックス生放送! TSエルフ姫ちゃんねるページ(こちら、試し読みもあります)
https://lanove.kodansha.co.jp/new_books/2024/6/2.html