【出版作品紹介】葬送最前線~死について~

小説家になろうの作者:刈草 亜美さんの電子書籍の紹介です。

・作品名  葬送最前線~死について~
・作者名  刈草亜美
・発売日  2013年12月1日
・販売価格 ¥263
・購入方法 「 」文庫公式Webサイトhttp://0bunko.com/
      もしくはその他 DLmarket など電子書籍流通サイト
・出版社 「 」文庫

・内容
主人公刈草亜美は、納棺師になってもう二年目に入っていた。

 幼少から少し変わった家族と過ごし、自身もCD出版、ラジオ局勤務と転々と職を渡り歩き、ちょっと人とずれていることを感じていた主人公。彼女は自分の人生になんとなく納得がいかなかった。
 「人に認めてもらいたい」想いが満たされないまま、また転職先を探していて、目に付いたのは遺体を洗う湯灌、納棺の仕事だった。
 広告に書いてあった「深い感謝」を求めて主人公はこの仕事に就くことになり、物語が始まる。

 死んだ人の顔。死んだ人を見送る人の想い。人を見送る場面の一つ一つはとても美しいものであり、その一つ一つにドラマがあった。

 様々な仕事のトラブルや、たくさんの遺族と向き合い、次第に死ぬ意味や、日本人が抱く死への恐れ、日本の宗教への疑問を持ちはじめた主人公。
 ある時期から主人公は多くの故人が穏やかな死に顔をしていることに気付いた。
 死ぬことへの疑問が薄れて「死ぬことは解放されることなのかもしれない」と思えるようになっていく主人公。
 そう思えるようになると、自分がより良く死ぬために生きているんだと思えるようになり、死者を弔う今の自分の存在を、価値のあるもののように捉えることが出来るようになっていく。

 死とはなんなのか? 誰にでも訪れることなのに、とても疎遠になっている現代。
 主人公刈草亜美と言う人物から、納棺業務までを描き、最後に死と向き合うことにテーマを置き、作者の経験をもとにして書いた小説です。

・その他伝えたい事
初めての流通出版です。
興味を持たれたら嬉しく思います。