【お便りコーナー】第217回: 山口じゅり先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である山口じゅり先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、山口じゅり先生よりいただきました文面となります。

はじめまして、山口じゅりと申します。

小説家になろう様で「聖森聖女~婚約破棄された追放聖女ですが、狼王子の呪いを解いて溺愛されてます~今さら国に戻れって言われても遅いですっ!」を連載しております。

この度、『聖森聖女』のコミックス4巻が、一迅社comic LAKE様より発売する運びになりました。
聖女ルチルと狼王子ルカの恋が大進展!? コミックス限定の書下ろしおまけマンガ(※ルカが嫉妬を見せちゃいます)も素敵な一冊に仕上がっているので、ぜひご予約、ご購入いただけたら幸いです!

『聖森聖女』第4巻 アニメイト予約
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『聖森聖女』第4巻 書報【楽天、Amazon予約リンクあり】
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読者の皆さまのおかげで、コミカライズも順調で作者としては嬉しい限りです。
この場をお借りしまして、御礼申し上げます。

さて、以下創作についての話です。

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今回は、読者の心に残るシーンってどう作るの? というトピックでお話したいと思います。

シーンにはいろいろな書き方がありますが、
「読者の心に残るような良いシーンは、どうしたら書けるだろうか?」
なんて、小説を書く方なら一度は考えるんじゃないかなぁと思います。

私の答えは、
①そのシーンによって、主人公と人との関係性が変わる(あるいは主人公のありかたが変わる)こと。
②セリフだけでなく、行動があること。
これが、読者の心に残るシーンに必要なんじゃないかなと思っています。

例えば、告白なんかが①にあたります。
告白は二人の関係性が恋人へと変化するターニングポイント。どうしたって印象に残ります。

そして、好きだよ、という愛の言葉を告白するだけじゃなく、好きだよ&キス!な~んて行動を付け加えただけで、告白シーンが素敵になる気がしませんか?
この、告白(セリフ)とキス(行動)が、②にあたります。

二人が語るだけでシーンが終わるのではなく、語る以上に行動する、あるいは、行動しかしない。
人の動きと、関係性(あるいは内面の変化)を伴ってこそ、良いシーンになるのではないでしょうか。
ちなみに、聖森聖女では、ヒーローが愛を言葉にはしないけれど、行動で示しまくっております笑

なろうの書き手のみなさまの、創作の一助になれば嬉しいです!

山口じゅり

『聖森聖女』pixivコミックで連載中【無料で読めますのでぜひ読んでください♪】
https://comic.pixiv.net/works/9176