【お便りコーナー】第187回: もーりんもも先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるもーりんもも先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、もーりんもも先生よりいただきました文面となります。

皆さん、こんにちは。もーりんもも です。
11月に(ほぼ)2冊同時デビューとなります。

『私が帰りたい場所は ~居場所をなくした令嬢が『溶けない氷像』と噂される領主様のもとで幸せになるまで~』(DREノベルス)
11/7発売。第2回ドリコムメディア大賞「銀賞」受賞作。
https://drecom-media.jp/drenovels/product/105

『転生した私は幼い女伯爵 後見人の公爵に餌付けしながら、領地発展のために万能魔法で色々作るつもりです』(アース・スターノベル)
11/15発売。現在も連載中です!
https://www.amazon.co.jp/dp/4803020345


さて。以下は、アドバイスというよりは雑談としてお読みいただければ幸いです。

私は、『転生した私は幼い女伯爵』は一人称で書いていますが、『私が帰りたい場所は』は三人称で書きました。
三人称主人公視点で書かれている皆さん、「視点がブレている」などと言われたことはありませんか?
もちろん、シーンごとに誰の視点で書くか、ちゃんと決めてから書きますよね。
それなのに、○○の視点で書かれていると思ったら、一瞬だけ△△の視点に切り替わり、読者が「んんん?」となっていると、また○○の視点に戻る――ということがありませんか?

私はありました。これが本当に気付きにくい!
私たち作者は、登場人物全員の心の内を知っているので違和感を感じませんからね。

私は、『私が帰りたい場所は』の加筆修正を行うにあたり、ここからここまでは「○○の視点」と原稿に書き込んで、誤字脱字や言い回しなどは無視して、ひたすら視点が変わっていないかだけをチェックしました。
地の文の主語は誰かだけを追い続けるのです。

すると見つかるんですよ。
ヒロインが切々と現状を訴えている最中に突然モブが心情を吐露していたり、神視点で作者(私)がおせっかいに解説していたりする箇所が。
(小説家になろうに掲載している『私が帰りたい場所は』は、今も修正が行き届かず視点がブレているシーンがあります。この場をお借りしてお詫びいたします)
 
以上、三人称で書かれている方向けの雑談となりますが、推敲の際の参考にしていただければ幸いです。

もーりんもも