【お便りコーナー】第124回:初枝れんげ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である初枝れんげ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、初枝れんげ先生よりいただきました文面となります。

お世話になっております。
初枝れんげです。

今回は『長編小説を書くためのコツ3選』という話題を提供させていただこうと思い、お便りを投稿させていただきました。

来たる3月7日に拙作『勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?』第6巻ならびにコミック第3巻が同時発売されます。
【小説】
https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/yuusyaparty/
【コミック】
https://www.ganganonline.com/title/1252

イラストは柴乃櫂人先生に描いていただきました。コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます。
無能扱いされた主人公が勇者パーティーから追放されるのですが、実はとんでもなく有能で、幼馴染の勇者パーティーを助ける役に徹していました。その主人公を追放してしまったがために、勇者パーティーはその後どんどん没落していくとともに、主人公はのんびりスローライフ……となるはずが、いつの間にか世界を救ったり、可愛いドラゴン娘を助けたり、追いかけて来た元勇者パーティーの大聖女さんといちゃこらするという話になっております。

さて本作ですが、やはり今回の本題である『長編を書くためのコツ』を守って執筆したものとなります。
これは私が毎日実践していることでもあります。
あくまで私個人の方法ではございますが、ご執筆の一助になれば幸いです。

①毎日書く時間を決めておく
まず一点目は毎日執筆する時間を決めておくことが大事だと思います。と言いますのは、長編小説はおよそ10万文字程度ありますので、非常に長い期間、執筆に集中する日々を送る必要があります。そのため気分が乗らない日や、なかなか時間が取りづらい日もあると思います。もちろん、ご病気になった際はしっかりと休みましょう! しかし、それ以外の日は執筆時間を確実に確保することが大事です。マラソンと一緒で休憩をこまめに挟んでいては(書く日があったり書かない日があったりしては)、なかなか執筆は前に進まず、しかも次第に執筆疲れが起こり、最後はリタイアしてしまいがちになる、というのが長編小説執筆あるあるだからです(笑)
ですので、必ず1日1時間、あるいは、お忙しい方ならば半時間でも構いませんので、そうした時間を確保するようにして、1日のうちに必ず小説と向き合う時間を取るように努めて下さい。

②書けなくても問題ない、と考える
さて、しかしながら、では1日のうちに執筆する時間を確保したのだから、たちまち、何千文字書かないといけないのか? というとそうではないと考えています。やはり書けない日、筆が乗らない日、キャラクターが動いてくれない日など、様々な日々が長編を書いていると訪れます。そんな時は書けなくても問題ありません。ちゃんと自分が決めた時間、小説に向き合ったのだということが大事で、習慣化を途切れさせないこと。これが長編執筆と言うマラソンを走り切るコツだからです! むしろ、そうした文字数という名のノルマを自分に課すことが余計なストレスとなって、長編の執筆に対する最大の障害になることもあると考えています。

③他の作品に触れる
ところで、長編執筆をしていると、どうしても自分の作品ばかりに目が行ってしまいがちになりますが、これはあまりよくありません。やはり、脳みそには常に新しい刺激、新しいコンテンツ、新しいトレンド、流行などへ貪欲に触れさせ、吸収させてやることが大事だと思います。それが、自分の新しい発想や、物語の構想に活かされて行くからです。何よりストレス解消にもなりますからね!

以上です。この内容が皆様の創作活動の参考になれば幸いです。

そんなわけで、何度も恐れ入りますが、ぜひとも、来たる3月7日発売の、拙作『勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?』第6巻ならびにコミック第3巻をご予約頂ければ幸いです。
【小説】
https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/yuusyaparty/
【コミック】
https://www.ganganonline.com/title/1252

初枝れんげでした!!