【お便りコーナー】第97回: 初枝れんげ先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である初枝れんげ先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、初枝れんげ先生より頂きました文面となります。

こんにちは、初枝れんげです。

小説家になろう様で「勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?」https://ncode.syosetu.com/n5256gk/ を連載しております。

本日は、本作が5月7日(金)に第2巻が無事出版されることになりましたので、この場を借りて皆様にはお礼申し上げますとともに、私ごときが僭越なのですが、新人の方へ、どうすれば書籍化できるか、小説家になれるのか、についてアドバイスをさせて頂きたいと思い投稿させていただきました。

初枝が思うに、小説家になるコツというのは、これは本当に簡単で、だけども一番難しいことです。ですが、これは多分プロのスポーツ選手も同じことをしているんじゃないかと思ったりしています。

小説家になるコツ。それは『毎日書く事』じゃないかと思います。

「えっ? 書き方のコツとかじゃないの?」ですとか、「キャラクターメイキングが一番大事なんじゃないの!?」と思われ方もいるかもしれないんですが、もちろん、そういったテクニックも大事なのは否定しません。

ただ、周りを見回してみますと、小説家志望だった方が、1年とか2年。あるいは、1作や2作書いてみて、それで書籍化できずに諦めてしまう。もしくは、飽きてしまって、もう書くのをやめてしまう。

こういった光景を何度も見てきました。

これだと当たり前の話ですが、絶対に小説家になることは出来ません。なぜなら、書いていないから。筆を折ってしまった時点で、小説家になれる可能性は0%になってしまうんですね。

だから初枝が思うのは、ともかく毎日書き続けること、これが一番大事だと思うわけです。

「毎日書くなんて大変すぎる!」

と思われるかもしれないですが、実は、1週間に1度だけ書くとか、不定期で書くよりも、毎日書いている方が簡単なんです。

なぜかというと、人間と言うは習慣とか、惰性で物事を続ける性格があって、なので時々やるよりも、毎日やっていた方が楽にその作業に取り掛かることが出来るんですね。

小説を書く事は、毎日新しい物語を考えて、文章を練り、投稿して、という大変労力が必要で、かつ完成まで数か月や数年かかる、マラソンのような創作活動です。

だからこそ、毎日コツコツと、出来るだけルーチンとして小説を書く事という行為を体に習慣づける。息を吸うように小説を書くことが出来るようになることが、最も大事なのではないかと、初枝は偉そうにも思うわけです。

はい、ということで以上になりますが、皆さま、ぜひとも幸福な執筆ライフを送ってください。小説は死ぬまで続けられる最高の趣味の一つだと初枝は信じているので、ぜひとも継続して、小説家になりましょう!

あと、最後に少しだけ紹介させてください。

「勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?」第2巻、SQEXノベル様より5月7日発売。Web版から半分程度書き直しています。

Web版とは違う新たなストーリーをお楽しみください。

また、主人公のアリアケはもちろん、新キャラのラッカライが大活躍するので、そちらもぜひぜひお楽しみください。初枝れんげでした!