【お便りコーナー】第59回: りょうと かえ先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるりょうと かえ先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、 りょうと かえ先生よりご連絡いただきました文面となります。



 はじめまして、りょうと かえと申します。
 小説家になろう様にて「紅き血に口づけを ~外れスキルからの逆転人生~」(https://ncode.syosetu.com/n3668ef/)を連載しております。

 こちらが2018年4月に書籍として発売されるにあたり、今回筆をとらせていただきました。
 アドバイスというよりも、こんなことをしたら書籍化まで行きました、という実体験になります。

 1、ひたすら読んだ
 登録前から現在まで約1年間、小説家になろう様で読んだ文字数は、おそらく2000万字ほどです。文庫本で200冊分になります。
 私が得難いと思ったのは、「書籍になる前」の生原稿が読めることです。公募ではそうはいきません。応募したそのままが世に出ることはないからです。
 web版と書籍版を比べることで、どのようなポイントがあるかも体感的に会得できました。
 これまで公募で駄目だった10年間よりも、遥かに多くのことをこの1年で学べたと思います。

 2、好まれるタグ
 読むのと並行して、いくつかの作品要素やタグに人気があるのがわかってきました。これまでは全くわからなかった「読者像」がぼんやりと掴めるようになっていました。
 今まで意識しなかった要素を書いてみる、という挑戦が出来る様になったのです。
「紅き血」は婚約破棄というオーソドックスな要素を使った作品です。小説家になろう様を読まなければ、この作品は生まれなかったと思います。

 3、得意なことに集中する
 人によって書きやすい場面やキャラは違うと思いますが、小説家になろう様はそれを絞って長期間書ける場でした。
 これは本当に良かったことです。今までの執筆は霧の中を歩いている様なものでしたが、現在は自分の強みを活かせていると思っています。リアルタイムな読者の反応は大きな糧となりました。
 もちろん苦手は少ない方がいいのでしょうが、客観的に得意・不得意がわかるのは非常に有難いことでした。

 以上です。創作は楽しくも辛いことがありますが、続ければそれで良いものです。

 最後に4月12日ノクスノベルス様より発売の「紅き血に口づけを ~外れスキルからの逆転人生~」を宜しくお願いいたします。
 果てのない創作を、できる限り楽しみましょう。