小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるぐう鱈先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、 ぐう鱈先生よりご連絡いただきました文面となります。
初めまして、ぐう鱈と申します。
4月16日にアース・スターノベル様より「ダンジョン農家! ~モンスターと始めるハッピーライフ~」を発売させていただけることとなりましたので、ついにこのコーナーにお便りできる! ということで駄文似て恐縮ですが送らせていただきます。
さて、テーマが「アドバイス」という事ですが、今まで投稿した皆さまが的確に書いています!
非常に参考になります!……ぐう鱈のアドバイスなんて必要あるのだろうか……。
と、ちょっと悩みました。ちょっとだけね。むしろ私だから説得力のあると思って書きたいと思います。
≪アドバイス?≫
1.どんなモチベーションで書き始めるべきなのか
2.どんな方法論があるのか
3.ゴールは実はスタート地点
4.ファンタジー書いてるけどリアルのお話をしよう
□.1つめ、「1.どんなモチベーションで書き始めるべきなのか」。
書きたい!で続けられるほど簡単ではありません。書くのには時間がかかるし、想いだけで書いたら途中でわけがわからなくなる。プロットをしっかりしようと思ったらそこで時間切れになってしまう。書き始めても1話2~3時間執筆にかかるし……。
そこで私の場合は複数の目的、つまりモチベーションをもって挑みました。
≪ぐう鱈のモチベーション≫
・最近報告書類しか書いていなかったので、文章としての文を書く
・なろうのロジックを体感してみる
・読みたい内容の小説がすぐ違う展開に行く。なら自分で書いてやる!
モチベーションが1本折れようがまだ、我々には2本ある!!
……そんな感じでプロット書いたら非常に長くなりました(汗)。
折れないモチベーション。
なんてものはありません。分散することでリスクヘッジするのです(ヲイ)。
□.2つめ、「2.どんな方法論があるのか?」
いろんな人が言っていますが、とりあえずランキング上げる為には同じ趣向の同士を集めて(1作目で大ヒットなんて……貴様ら天才か!あ、天才か……)、その時分に流行ってそうな要素を読んで欲しい内容の上っ面に乗っけて発表です!
……。そっ、そんなことで。自分の作品の特徴(上記した自分が書きたい・読みたいこと・読んでほしいこと)をしっかり持つことが大事だと思います。
□.3つめ、「ゴールは実はスタート地点」
本を作るという事において、書籍化決定は『開始の合図』です。WEB公開しているものをそのまま本にしてしまってはあまり意味がありません。そこから如何に上乗せをし、業界諸先輩方の考え方を学ぶこと、更によくしていくスタートになります。なので作品の芯をしっかり持つことが、書籍化したあと迷わなくて済むかなぁ……なんてね。
□.4つめ、「ファンタジー書いてるけどリアルのお話をしよう」
私は天才ではないです。高校の時代に賞に応募した小説は酷い内容でした。
では何故書籍化できたのか?
それはそれまでの人生の積み重ねから染み出た、人生の味、の様なものだと思います。
ファンタジーであろうが、SFであろうが、出てくる人間は人間です。人間関係の狭い高校時代に自分ではキャラクターを書くのには限界がありました。ですが社会に出て、リアルで破天荒な先輩や、飛びぬけて冷徹な先輩。まさにオーラをだして圧迫してく上長。色々いたはずです。そんな経験を経てキャラクターを考えたとき、彼らが投影されると現実味を持った魅力的なキャラクター。そしてシナリオに反映してくるはずです。そう、おっさんにチャンスありです。
という事で、こんな私でも自身の利点を理解すれば書籍化になれます!
でも……、書きたいんだけどもどうしたらいいのか?
という方が居ましたら。ちょっとだけ自分で考えたうえで私までご相談ください。
執筆そっちのけで回答します(あ、これ秘密で)。
最後にそっと宣伝を……。
ぐうたら初書籍化作品「ダンジョン農家! ~モンスターと始めるハッピーライフ~」(https://www.amazon.co.jp/dp/4803011796/)が4月16日発売されます。WEB版(https://ncode.syosetu.com/n1787dy/)と見比べてお楽しみいただけると幸いです。
では皆さん、面白い作品ができたらそっと見に行きます!
よろしくお願いいたします。
【お便りコーナー】第58回: ぐう鱈先生
お便りコーナー
2018/04/09 14:50