小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるdarnylee先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、 darnylee先生よりご連絡いただきました文面となります。
このような僕のルサンチマンの発表の場を与えて頂き、まことにありがとうございます。
どうも、darnyleeと申します。
小説家になろう様で、『オークの騎士』http://ncode.syosetu.com/n4430db/と『影と救済の金融屋(シャイロック)』http://ncode.syosetu.com/n4461dt/という作品を連載しております。
突然ですが皆様、『モテる男の条件』と言うのはご存知でしょうか。
たまにありますよね? ちょっとエッチなゲームとか、女の子がいっぱい出てくる小説とかで、主人公が特別な理由もなくモテまくる奴。
朝から幼馴染とか可愛い妹に
「もう、早く起きてよお兄ちゃんっ! 朝ごはん冷めちゃうんだからねっ!」
と言われ、優しく起こして貰ったり。
学校に行けば、特に理由もなく周囲から一目置かれ、美人の年上の先輩キャラとかに
「ふふ、君のことを気に入ったよ。またここに、遊びに来ると良い」
とか言われて、生徒会室に誘われたり。
図書室で本を読んでいる内気な女の子(前髪上げると可愛い)とかに、ちょっと話しかけただけで、「先輩と話してると、すごく楽しいです……///」 とか言われたり、そんな都合良く楽しいバラ色の日々。
そんなものはね、全部イケメンにだけ許された特権なんですよ。
※ってやつです。
常識で考えて下さい。 素直で可愛い妹なんて虚構の存在で、現実では顔を合わせるたびに「おい」とか「お前」、とか二人称で呼ばれ、なんなら「ゴミ」とか「カス」とか、下手をすればすれ違いざまに舌打ちだけでお互いに言葉もかわさない人も多いハズ。
学校で憧れの美人の先輩に話しかけたらすげなく対応され、図書館で内気な子に話しかけたら怯えられて逃げられる。
それが僕らの生きている現実なはず。(厳しすぎ?)
ああいう特に理由もなく周りからモテる男って言うのは、大抵”〝イケメン〟”なんですよ。
もしくは親が金持ちです。
僕はああいう理由の描写もなくモテまくる主人公が嫌いだし、なんならそれになびいてくるヒロインたちも、ただのイケメン好きの尻軽女にしか見えなくて、まったく可愛く思えないんです。
現実が辛くて虚構に逃げたはずなのに、虚構でも現実の醜さを突きつけられるって嫌な感じじゃないです?
主人公がモテるには、モテるなりの説得力があって欲しい。
そう思ってできたのが、本作の主人公〝ソロン〟です。
彼はモテます。モテまくります。男性からは尊敬され、会うたびいろんな女性からも好意を向けられます。
ですがそれにはすべて、それなりの理由があるわけです。
ソロンは男気と慈悲に溢れ、強さと誠実さを併せ持つ理想の大人の体現像です。
その真の精神のカッコ良さの前には、顔の醜さも何らマイナスにもならないわけです。
モテるだけの納得が出来る理由があれば、その主人公になびいているヒロインたちも、より魅力的な存在に映るはず。
少なくとも僕はそう信じている訳です。
男の価値は顔でもステータスでもねえ!
男の真の生き様を見よ!
そう思い、拙作を小説家になろう様で連載させて頂いております。
その熱意が伝わったのか、読者の皆様からご厚情をいただき、ぽにきゃんbooks様からお声を戴き幸運にも書籍化まで至ることが出来ました。
そしてなんとその『オークの騎士』二巻が、4/17月曜日から発売開始です! \マアナンテグウゼンデショ!/
これを機に拙作にご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ書店で手にとってお楽しみ戴ければ幸いです。
最後になりましたが、このような素晴らしい自作の発表の場を作って下さった『ヒナプロジェクト』様。
そして、これまで応援して下さった読者の皆様。これから興味を持って下さる未来の読者の皆様に最大限の感謝を込めて、この場の〆とさせて頂きます。
皆様にとっての創作が、より楽しく、より実り多きものとなりますように。
どうもありがとうございました。
Darnylee
【お便りコーナー】第44回: darnylee先生
お便りコーナー
2017/04/21 17:00