小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である
みずがめ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、みずがめ先生よりいただきました文面となります。
皆様初めまして。みずがめと申します。
連載している「エロ漫画の悪役に転生した俺が、寝取らなくても幸せになる方法」が2025年4月1日に角川スニーカー文庫から発売される運びになりました。
これも応援してくださった読者の皆様のおかげです。視覚障害者の私が、晴眼者(目が見える人)が多いコンテストで受賞・書籍化できたことは大変励みになりました。本当にありがとうございました!
書籍版は新規エピソード追加やラストの変更などしていますので、既読の読者様もお楽しみいただけると思います。
何より、ねしあ先生の素敵なイラストがありますからね。肉感的でちょっと(?)エッチなヒロインたちの姿が見られるだけで価値がありますよ。
詳細は公式サイトにて。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000348/
このお便りコーナーでは、他の利用者さんへのアドバイスや雑談を募集しているとのことですので、私も何かお話をできたらと思います。
とはいえ、技術的なところは他の作家さんが有用なアドバイスをしてくれているでしょうし、私も教えるということ自体が苦手です。
なので、いかにして読まれるようにと執筆したのか。その経験を語らせていただこうと思います。
まずは自分が書きたいと考えるジャンルのランキングをチェックしました。
私の場合は1位から10~20位くらいまでですかね。この日までに投稿したい、という期間が短ければ、チェックする作品数が減ります(時間は有限)
そこからタイトル、あらすじ、キーワード、冒頭の2~3話までチェックします。
他の作品と比較すると、読者さんの心を掴みやすい冒頭の共通点やよく使われているキーワードが自分なりに見えてきます。
あとはネタ被りしないように。タイトルやキーワードにパワーワードを取り入れたり。冒頭のインパクトを重視しながら話作りをしました。
タイトルは10話ほど書き溜めてから決めたと思います。わかりやすさ重視でいくつか候補を考えました。
書籍タイトルは「エロ漫画の悪役に転生した俺が、寝取らなくても幸せになる方法」ですけど、最初は「漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?」ですからね。
あとは今作を書くにあたり、いくつか決めごとをしていました。
一つ目は、人気が出た時には物語を続けること。
二つ目は、コメントを見て結末の期待は裏切らないようにすること。
三つ目は、主人公サイドに反省させないこと。
上記の三つです。
一つ目の、人気が出た時には物語を続けること、について。
前作の長編で人気が出たにもかかわらず、当初予定していたところで完結しました。
それはそれで個人的には満足しましたし、多くの読者さんが喜んでくれたと思います。
ですが「もっと続けていたら、もっと評価されていたのでは?」と考えてしまう自分がいるのも確かでした(強欲な顔)
なので今作ではもし人気が出れば、粘るだけ粘ってみようかなと。最初の10万文字を区切りにして、続けるかどうか、どちらでもいいようにと考えていました。
そして目標にしていた評価数を超えましたので、2章を書くことを決めました。けっこうなんでもありの設定なので、話を考えやすかったというのもありますが。
二つ目の、感想コメントを見て結末の期待は裏切らないようにすること、について。
私はタイトルと冒頭を決めた時点で、この作品を読んでもらいたい読者層を定めているつもりです。
なので物語中盤辺りになると、感想コメントをくださる読者さんもこういったシチュエーションや属性が好きという方に絞られてきます。
つまり一番読んでもらいたい読者さんの意見というわけです。
話の流れや起伏がありますので、中盤は好きにやりましたが(やりすぎて突っ込まれたことも……)話の着地自体は読者さんの予想からあまり外れないようにと心がけました。
三つめの、主人公サイドに反省させないこと、について。
私がよくやってしまう展開の一つに「主人公が悪いことや失敗をして反省する」というものがあります。
人間誰にだってミスはあるし、気の迷いだってある。でも反省だってできるよね。
てな感じで主人公やヒロインに自分の悪い部分を悩ませてしまっていました。
私の実力不足なんですけど、この展開が今まで不評だったんですよね。
それがいいと言ってくれる感想コメントをいただいたりもしますが、PVを見るとそういうネガティブな話をした回は数字を落としていました。
これが敵対しているというか、ざまぁされる対象であれば問題ないようなんですけどね。
そんなわけで今作は、気持ちが吹っ切れるような明るいエロコメディを目指してみました。
……でも、ちょこっとそういう話が入っていたりはするんですけどね(癖かな?)
では以上です。初めてのお便りコーナーへの投稿でしたけど、こんな感じでいいですかね?
最後に小説家になろうを盛り上げてくれている読者さんと、小説での繋がりの場を作ってくださっている運営の方々に感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございました! これからもよろしくお願いいたしますね。