【お便りコーナー】第209回: モチモチわんこ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるモチモチわんこ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、モチモチわんこ先生よりいただきました文面となります。

はじめまして、モチモチわんこと申します。
このたび、リブラノベル様から『無印辺境伯令嬢の華麗なる日々』を電子書籍で発行して頂きました。

▼シーモア様
https://www.cmoa.jp/title/1101447216/vol/1/
▼楽天Kobo電子書籍ストア様
https://books.rakuten.co.jp/rk/16a2293b8e8f3d0aa9967b0f5c11a4c6/?l-id=search-c-item-text-01
▼Amazon様
https://amzn.asia/d/e79Gn0F

他の話を連載中のため、平行して連載することは私には無理だなあと考え、本来なら連載にしたい話を勢い短編にしたお話でした。
ひとまず、「短く、でも書きたいところはしっかり表現、回想であらすじ的な説明を入れて、なんとか話として成立するように」と、短編を完成させた覚えがあります。
二万文字が短いかどうかはさておき。

とにかく本来長くなる構想の話を、短編で書いてしまった状態でした。
そんな話を読んで下さった方、評価を入れて下さった方がいらしたおかげで、書籍化のお話を頂けました。ありがとうございました。

初めての書籍化で浮かれている私が、ここで何かを語るなんて、おこがましいかなあとも思いつつ、このコーナーにちょっと憧れもあったので、書かせて頂きます。


「この話を書きたい!」というきっかけは、きっと皆様それぞれだと思います。

今回書籍化した私の話は、「貴族が着飾っている場で、魔法の収納空間から、狩りたてホヤホヤの魔獣をドンと出しちゃう令嬢」というものでした。
ええ。スタート地点はそこでした。

そこから短編になった経緯です。

・そもそもどういう状況でそれが実現するのか。イラっとして出しちゃった?
→イラっとして狩りたてホヤホヤ魔獣を出す状況とは何ぞや。
→収納魔法にイチャモンつけられて、正当化する理由で出すとか。
→そもそも狩りたてホヤホヤ魔獣を出して、正当化になる理由って何?
→魔獣を保管して売りさばかないといけない状況ならどうだ。領地のために。
→そうなると大量魔獣が出て、その対策で財政難になったとかだよなあ。
→正当化と考えると、もう一押し。いっそ国のせいで被害被ったとかならどうだ!

そんなふうに、書きたい場面から設定を考え出したら、詳細が決まりました。

この「なぜ」→「さらになぜ」で最初に深掘り設定を作っておくと、勝手に詳細に出来上がってくれて、便利なんですよね。この深掘り設定メモがあれば、迷ったときに見て「ああ、これはこういう状況だったか」と思い出せます。

「なぜなぜ」は、書きたいものに対して、具体的な矛盾点を埋めてくれるのです。
うっかり勢いだけで書き進めると、穴だらけのお話になってしまいますが、何か違和感が発生したときにも「なぜなぜ」で掘り下げると、しっかり設定と結びついた話の流れになってくれるのです。

いろんなキャラクター、いろんな状況に深掘り設定をしていると、勝手に話が動くときがあります。

勝手に動くというと変に思われそうですよね。
でも「こうしよう」と話の流れを考えていても、いざ書くときに「あれ、待て。このキャラこんなふうに動かないよね。この人とこの人がいたら、こうなっちゃうよね」となること、ありませんか?
その違和感を見逃さず、設定に沿った見直しをすることで、話の筋が変わるのです。
最初に考えた動きそのままには、なってくれないのです。

話が思ったように進まなくて、ままならない。
でもそこが面白い。リアルに考えて、回り道になって、話が進んでいく。
予定調和にならない分だけ、話のボリュームが出る。

今もし、お話の書き始めであれば、この「なぜなぜ」をお試し下さい。
詳細設定が出来上がってくれて、お話が書きやすくなる。かも。

まあ、あれです。薬の注意書きではありませんが、効果は個人差があります。合わない人もあるかも知れません。
ひとつの考え方として、そういうのもあるということで、ご理解頂ければと思います。

そんなわけで、深掘りで設定の詳細を詰めていく、という考えを、紹介させて頂きました。
お読みくださり、ありがとうございました。

よろしければ『無印辺境伯令嬢の華麗なる日々』に、お付き合い頂けましたら、嬉しく思います。

◆なろう版
https://ncode.syosetu.com/n6760jq/
▼シーモア様
https://www.cmoa.jp/title/1101447216/vol/1/
▼楽天Kobo電子書籍ストア様
https://books.rakuten.co.jp/rk/16a2293b8e8f3d0aa9967b0f5c11a4c6/?l-id=search-c-item-text-01
▼Amazon様
https://amzn.asia/d/e79Gn0F

短編は2万文字ほど、電子書籍は9万文字超えになりました。
書籍化にあたり、幼少期エピソードやラブ要素も盛り込みました。
よろしくお願い致します。

【舞台化情報】『白豚貴族だったどうしようもない私に前世の記憶が生えた件 (書籍:白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます)』舞台化のお知らせ

メディア化作品情報(公式ブログ)

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう掲載作品『白豚貴族だったどうしようもない私に前世の記憶が生えた件 (書籍:白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます)』(著者:やしろ先生)の舞台化が決定しました!

また、やしろ先生よりコメントをいただいております!



『舞台白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます』キービジュアル

■作品名
白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます 2025

■小説家になろう掲載原作作品
https://ncode.syosetu.com/n9530ey/

■公演期間
2025年7月2日~2025年7月11日
(会場:中目黒キンケロ・シアター)

■関連サイト
舞台公式サイト:https://www.tobooks.jp/shirobuta-stage2025/
原作小説公式サイト:https://www.tobooks.jp/shirobuta/index.html

■やしろ先生からのコメント
 こんにちは、やしろです。
 この度「小説家になろう」様で連載中の「白豚貴族だったどうしようもない私に前世の記憶が生えた件(書籍:白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます)」が、アニメ化に続き三度目の舞台化と相成りました。
舞台はとても豪華な布陣です。
まるで主人公・鳳蝶の憧れる舞台が再現されるようで、私とてしてもワクワクしております。

 舞台は原作・コミカライズ・アニメとはまた違った味わいがあると感じています。
 原作では出来ない表現も、舞台では可能となる部分もあるでしょう。その逆もまた、存在します。
 その違いを読者の皆様にも、舞台を愛する「沼の住人」の方にも、楽しんでいただければと!
 
 この夏、菊乃井領に続く門が開かれます。
 菊乃井兄弟と愉快な仲間達の物語を、劇場にてお楽しみいただければ幸いです。



なお、お手数ですが、公演に関する詳細な情報は、上記の舞台公式サイトからご確認をいただけますと幸いです。

今後とも、小説家になろうグループをよろしくお願いいたします。

【コンテスト情報】「第1回スピアノベルス大賞」開催のお知らせ

コンテストのお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

この度、株式会社パピレス様とのタイアップコンテストといたしまして、「第1回スピアノベルス大賞」を開催する運びとなりました。

本日、作品応募の受付が開始されましたのでご連絡いたします。
詳しくは下記、公式ページをご確認ください。

▼「第1回スピアノベルス大賞」公式ページ
https://papy.co.jp/writer_recruit/sc/index/spianovels/award_01.html

皆様の奮ってのご応募をお待ちしております!
今後とも小説家になろうをよろしくお願いいたします。

【コンテスト情報】「第6回一二三書房WEB小説大賞」開催のお知らせ

コンテストのお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

この度、株式会社一二三書房様とのタイアップコンテストといたしまして、「第6回一二三書房WEB小説大賞」を開催する運びとなりました。

本日、作品応募の受付が開始されましたのでご連絡いたします。
詳しくは下記、公式ページをご確認ください。

▼「第6回一二三書房WEB小説大賞」公式ページ
https://award.hifumi.co.jp/6th/

皆様の奮ってのご応募をお待ちしております!
今後とも小説家になろうをよろしくお願いいたします。

【コンテスト情報】「第6回アイリス異世界ファンタジー大賞」結果発表のお知らせ

コンテストのお知らせ


いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

この度、株式会社一迅社様とのタイアップコンテスト「第6回アイリス異世界ファンタジー大賞」におきまして、結果発表が行われましたことをご連絡いたします。

詳しくは下記、公式ページをご確認ください。

▼「第6回アイリス異世界ファンタジー大賞」公式ページ
https://www.ichijinsha.co.jp/iris/iofa06-result/

今後とも小説家になろうをよろしくお願いいたします。