【お便りコーナー】第108回:ネコクロ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるネコクロ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ネコクロ先生よりいただきました文面となります。

皆様、お久しぶりです。
現実恋愛のジャンルで活動をしているネコクロです。

今回は、2月25日に
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』
という作品が発売されることになりましたので、この機会に皆様にお伝えしたいことがあり、
お便りを送らせて頂きました。

※以後、この作品は『お隣遊び』という略称で記載させて頂きます。

今回お伝えしたいことは、【諦めないことの大切さ】です。

私の読者になってくださっている方々はご存知だとは思いますが、
実はこの作品、小説家になろう様で連載開始させて頂いたのが、2019年11月26日になります。

そう、2年以上の年月をかけて、今回書籍化して頂けることになったのです。

私は、2年前からこの作品はいつか書籍化すると信じていて、ずっとそう言い続けてきました。

それだけ自信がある作品だったのです。

そして今回、集英社WEB小説大賞で銀賞を頂戴し、書籍化することができたのです。

私はずっと『お隣遊び』の書籍化を信じ、連載を続けてきました。

しかし、打診はなく、人気が高かったこともあって賞に応募もしましたが、落選という結果でした。

その上で私が思ったのは、要素は絶対に悪くない。
そして人気もある。
それでも打診がこなくて賞に落ちるのは、何か駄目な要因を含んでいるからだ、と思いました。

それにより、作品のリメイクを考えたのです。
ただ、リメイクといいましても、作品の推し要素や、主要設定は変えておりません。
こうして試行錯誤しながら書籍化を諦めずに集英社様の賞に応募した結果、とても有難いことに銀賞を頂けました。

ここで大切なのは、【打診が1度もない】、【落選も経験している】という作品でも、
【書籍化できた】、ということです。

私がファンの皆様とtwitt●rなどでお話しさせて頂くと、
『打診がない作品は諦める』、『賞を落ちた作品はもう別の賞に応募してもだめ』
、と考えている方が意外と多くおられました。

私は今回の受賞で、そんなことはないよ、と証明できたと思っております。

正直、打診が来る作品の定義は私にもわかりません。

その時のブームや、出版社が求めているものに依存したり、
はたまた別の要素が絡んだりと、関係者でない以上わからないのです。

しかし賞に関しては、一度落ちた作品であっても、別の賞なら受賞できる可能性は十分にあると思っております。

なぜなら、審査員が違うからです。

これは昔からよく言っているのですが、【十人十色】という言葉がある通り、人それぞれ好みが違います。

つまり、落選した賞では審査員にウケがよくなかったとしても、
別の賞では気に入ってくれる審査員がいる可能性があるのです。

ですから、自分が自信を持っている作品であれば、諦めずに頑張ってみてください。

その上で、もう駄目だ、と思うようであれば、新しい道を探すのもいいと思います。

どの道が正解だったかなんて、やってみないとわかりません。

だから、自分が後悔をしない道を選ぶようにして頂ければと思います。

私は『お隣遊び』に関しては、諦めない、という道を選びました。

絶対に書籍化できる、という自信があったからです。

二年という月日が経ちましたが、諦めなくてよかったと心から思っております。

先程お伝えしました通り、どの道が正解かなんてわかりませんが、
時には諦めないことで開ける道がある、ということを知って頂けますと幸いです。

もし、創作に関して何かあれば、気軽にご相談してください。

私は小説家になろう様で連載していたおかげで作家デビューした作家ですので、
小説家になろう様で連載をされている皆様は創作活動の同志だと思っております。
(ちょっと言ってることくさいですけどね!)

ですから、本当に気軽に相談してください。

結構心が折れてしまうことも珍しくないので、
一人でも多くの方が創作活動を続けてくださるのが私も嬉しいです。

そして、その中で作家デビューをされる方がいらっしゃれば、この上なく嬉しいと思っております。

長々となってしまいましたが、ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

それでは最後にですが、
かわいい美少女留学生と一緒に甘えん坊の銀髪幼女を子育てする、
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』
もよろしくお願いいたします!

ではでは、またの機会にお会いしましょうノシ