【お便りコーナー】第104回: ワナビくんさん/ヤマモトユウスケ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるワナビくんさん/ヤマモトユウスケ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ワナビくんさん/ヤマモトユウスケ先生よりいただきました文面となります。

お世話になっております。
ワナビくんさんこと、ヤマモトユウスケと申します。

今回は『小説執筆作業に際して心がけていること』を共有させていただこうと思い、お便りを投稿させていただきました。
宣伝目的じゃないです。ほんとうです。信じてください。

それはそうと、来たる2月19日に拙作『#壊れた地球の歩き方』が書籍化いたします。
第九回ネット小説大賞で期間中受賞し、小説賞をいただいた作品です。
イラストはマッパニナッタ先生に描いていただきました。
文明が崩壊した地球で、人類がドラゴンの支配するダンジョンに挑む激熱英雄譚です。
下ネタコント小説ではありません。ほんとうです。信じてください。
多くの方々のお力添えのおかげで、Web版よりもさらに良いものに仕上がっております。
詳しくはTOブックスさまのホームページをご覧ください。

ここからは本題の『小説執筆作業時に心がけていること』についてお話します。
私が心がけていること……それは「まあええやろ」「未来の自分がうまいことやるやろ」「わからんからここあとで書くわ」と自分に言い聞かせることです。
みなさまも文末を「する」にするか「した」にするかで二時間くらい迷い続けたことが、一度はあるのではないでしょうか。
二時間は言い過ぎにしても、細かい表現に悩んで手が止まったことが、一度もない方は少ないと思います。
私はそういうとき、先ほどの言葉を自分に言い聞かせて、その次、その先の文章に手を付けるようにしています。
文末表現は『その後の文章』を含む全体のバランスやリズムから決定することが多いです。
まずは『その後の文章』がなければ調整不可能な表現部分なので、迷ったら先の文章に手を付ける……というわけです。

紙の小説は一冊十万文字から十五万文字くらいと言われております。
なろう掲載は『冊』の枠組みに囚われませんが、一話、一章、一本、なんでもいいですが区切りがあると思います。
まずはその区切りまでノンストップで進み、ちょうどいい区切りまで来たら、迷った部分を振り返って調整する。
そういう割り切りで「手が止まっている時間」を減らして作業の効率化をはかっていくと、最終的にたくさん小説を書くことができる……はず!
どちらにせよ時間は有限ですから、みなさまも自分に合った作業の効率化を探してみるのはいかがでしょうか。

このお便りが皆様の創作活動の参考になれば幸いです。
以上、ヤマモトユウスケでした。