【お便りコーナー】第96回: ふか田さめたろう先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるふか田さめたろう先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ふか田さめたろう先生より頂きました文面となります。

はじめまして、ふか田さめたろうと申します。
肺呼吸を会得して陸に上がったさめです。好物は人間。さめなので空も飛べます。

小説家になろうでは『婚約破棄された令嬢を拾った俺が、イケナイことを教え込む』(PASHブックス)『やたらと察しのいい俺は、毒舌クーデレ美少女の小さなデレも見逃さずにグイグイいく』(GA文庫)『魔剣の弟子は無能で最強!』(SQEXノベル)の三作を主に書いております。『イケナイことを教え込む(略)』はコミカライズが二巻まで発売中で、あとの二作品も近々コミカライズ開始予定です。よろしくお願いします。

さめは昔から物語を考えるのが好きで、趣味であれこれ書いておりました。
書いたからには多くの人に読んでもらいたいと思うのが人のサガ(さめですが)。

そのため、さめは【文の読みやすさ】を常に追求しております。
今回はさめが考える【読みやすさ】を作る秘訣を四点ほどまとめたいと思います。


①文はぎっしり詰め込まない!

なろうの読者様はその大部分がスマホやパソコンからの閲覧となりますので、余りにも改行が少なかったり、矢鱈頻繁に画数の多い漢字を使ってみたり、一つの文が延々と続いたりすると画面を埋めてしまい大幅に読みにくくなります。それでも読み易くできる方も中にはいらっしゃるとは思いますので一概には言えませんが、一度自分の文章の見え方を確認してみると良いと思います。この段落はわざと改行を無くし、漢字多めで過剰にしてあります。いかがでしょうか?

さめはこんなとき、文を分割したり、ひらがなを増やしたり、改行を増やしたりします。

「セリフと地の文の間は一行挟んでもいいかも?」
「じゃないとぎっしり詰まっちゃうもんね!」

晦渋(※意味が分かり辛いこと)な言葉を乱用するのも考えものです。カッコいい言葉はここぞというときだけ使いましょう!


②地の文ばかり、会話ばかり続けない!

上記とやや被りますが、地の文が長くなったらセリフを挟み、会話が長くなったら地の文を加えましょう。
それだけでメリハリができます。


③文章の長さはばらばらに!

長い文章が続いた後で、一文説だけの短い文があると締まります。
こんな感じに。


④セリフだけ読んでも内容が分かるようにする!

さめの持論ですが、いくら力を入れたとしても地の文は読み飛ばされがちです。
そのため、セリフだけ読んでも場面が分かるようにしましょう。

「まさかおまえが……」

というセリフより、

「まさかおまえが裏切るとはな……四天王その一」

というセリフの方が、状況を把握しやすいのでおすすめです。


長々と書いてきましたが、これらは「必ずしもこうするべき!」というものではありません。
ただ、読みやすさを意識すると文章を書くのがさらに楽しくなります。どうか皆さんも楽しい創作ライフを!
それでは失礼いたします。さめでした。