【お便りコーナー】第37回:伏(龍)先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である伏(龍)先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、 伏(龍)先生よりご連絡いただきました文面となります。




 はじめまして、伏(龍)と申します。

 この度、第四回ネット小説大賞において新紀元社さんに拾っていただいて受賞の運びとなりまして、11月17日に『魔剣師の魔剣による魔剣のためのハーレムライフ』を発売することになりましたので、これを機にお便りさせて頂きました。

 私は中学生の頃から本を読むのが好きでした。きっかけは忘れてしまいましたがあるとき、同級生の名前を使って小説を書き始めたんです。内容は超能力を持ってしまった少年少女たちが月の裏側にある国の王女に助けを求められて戦うという話だったと思います。
 当時はパソコンどころかワープロすら手元になく、ひたすら原稿用紙に鉛筆で書き綴っていました。その作品と呼ぶのもおこがましいような物語を友人たちが面白がって読んでくれたのが私が小説家を目指した原点だった気がします。

 それから私は表立って小説家になりたいと言えぬまま、その夢を胸の奥に抱えたまま日々を過ごしました。就職も比較的時間が取れそうな職を選びながらも、いつか書く、いつか本を出す、やればできると自分を甘やかしながらなにひとつ具体的な努力をすることはなかったように思います。

 そんなとき『小説家になろう』を知りました。おそらくなろうを愛読している人達の中ではかなり遅いタイミングだったと思います。なろうを愛用するようになったのは2015年になってからでしたから。

 こんなサイトがあるのかと衝撃を受けました。しかもそこから本当に小説家としてデビューしている人がいると知ってようやくお尻に火が着きました。火が着くのに実に20年以上かかってしまいました。もう一度だけ書籍化を目指して頑張ってみようと決心して、時間をかけてプロットを練り、2015年4月4日にスタートしたのが『魔剣師の魔剣による魔剣のためのハーレムライフ』でした。

 最初は読んでくれる人も少なくて、この調子では書籍化なんてやっぱり無理なんだと思いました。
 ですが、少ないながらも読んでくれている人がいて、楽しみにしてくれている人がいました。更新するたびに感想を付けてくれる人がいました。そんな人たちが作品を読んでくれている限り更新は続けようと決めて書き続けました。もちろん自分で生みだしたキャラクターたちの動きを止めたくなかったというのもあります。

 そして連載開始から8か月後、日間ランキングの下の方に引っかかったことをきっかけに日間総合1位を取ることができました。結局なにがいいたいのかというと……

 自分が書き始めた作品を大事にしてあげてください。その作品を好きだといってくれる読者さんを大切にしてください。作者によって生み出されたキャラクターたちは作者が命を吹き込んであげないと動かなくなってしまいます。
 最初に人気がでなかったからといってすぐに新しい作品を考えるのももちろん間違いではないですが、どんな形であれ一つの作品を書き上げるということが書く人の力になると思います。と、いいつつ私自身なろうでは完結作品がないのですがw(過去には3作品ほど完結させています)

 いまはネット社会でWEB小説サイトもたくさんあります。自分の作った作品をすぐにたくさんの方に読んでもらえるという環境があります。小説家や書籍化を目指しているみなさん。皆さん方はいま、とても恵まれた環境にいると思います。原稿用紙を何百枚も買わなくてもいいですし、印刷もあっという間でワープロで感熱紙をじりじりと熱する必要もありませんw
 
 だから自分の作品に愛着をもって書くことを続けて下さい。そしてその作品を好きだといってくれる読者の方がひとりまたひとりと増えればそれだけ夢に近づくと思います。

 なんだか偉そうなことを言ってしまいましたが、最後にもう一度宣伝をさせてください。


『魔剣師の魔剣による魔剣のためのハーレムライフ 1』(著:伏(龍)/絵:中壱)
http://www.shinkigensha.co.jp/book/978-4-7753-1464-7/

11月17日に発売しますのでよろしくお願いいたします。イラストは中壱さんで超絶美麗なイラストでうちの女性陣の魅力を引き出してくれています。
是非書店さんなどで見つけたときは、手に取ってイラストだけでもみてみてください。

【出版作品紹介】ワールド・カスタマイズ・クリエーター 3

小説家になろうの作者:ヘロー天気さんの書籍の紹介です。

・作品名 ワールド・カスタマイズ・クリエーター 3
・作者名 ヘロー天気
・イラストレータ 土方 悠
・発売日 2016年11月24日
・販売価格 734円(税込)
・購入方法 書店・通販など
・出版社 アルファポリス
・レーベル アルファポリスCOMICS
・ISBN 9784434225376

・内容
「カスタマイズ・クリエート」能力を有し、異世界で図らずも英雄と呼ばれている田神悠介。フォンクランク王国「闇神隊」隊長である彼は、隣国ブルガーデンの内乱に呼応すべく要塞都市パウラに進軍。まさに戦端が開かれるその瞬間、所属不明の軍団が戦場に乱入してくる。彼らを率いていたのは、無技人の王国ガゼッタの王。その男こそ、かつて悠介が友諠を結んだ無技の戦士シンハだった。悠介に加勢するというシンハの真意とは――!?

【出版作品紹介】異界の魔術士 無敵の留学生3

小説家になろうの作者:ヘロー天気さんの書籍の紹介です。

・作品名 異界の魔術士 無敵の留学生3
・作者名 ヘロー天気
・イラストレータ miogrobin
・発売日 2016年11月28日
・販売価格 1,296円(税込)
・購入方法 書店・通販など
・出版社 アルファポリス
・レーベル レジーナ
・ISBN 9784434227073

・内容
かつて異世界を救い、今は大学院を改革中の朔耶。今度は精霊神殿とコラボした『精霊文化祭』なる大イベントを開く事に。来賓として各国から懐かしい顔ぶれも集まり、にぎやかで楽しいお祭りが始まった。……と思いきや、王都の各地で人質を取った立て籠もり事件が発生! 犯人グループの正体は不明だが、その動機は戦女神サクヤとフレグンス王国に対する復讐らしい。事件解決に乗り出した朔耶と仲間達は、文化祭のフィナーレを無事に迎えられるのか!? ヘンタイ兄貴・重雄の『異界の道化士』続編も収録! 大人気痛快スクール・ファンタジー、第3巻!

【出版作品紹介】平兵士は過去を夢見る7

小説家になろうの作者:丘/丘野 優さんの書籍の紹介です。

・作品名 平兵士は過去を夢見る7
・作者名 丘野 優
・発売日 2016年11月22日
・販売価格 1,296円(税込)
・購入方法 書店、ネットなど
・出版社 アルファポリス
・ISBN 9784434226885

・内容
累計10万部! 一兵卒によるタイムトリップ逆襲ファンタジー、待望の第7章! 王国軍への入隊を決めたジョンは、将来起こる魔族戦争に備え、前世の剣聖ハキムに軍の剣術指南を頼んで王都へ呼び寄せる。この時代に無名のハキムは、自身の実力を国に示すべく闘技大会に出場。ジョンも、運営側として参加した。しかし、闘技大会決勝戦で異変が起こる。王宮の地下から大量の魔物が溢れ出てきたのだ。前世より早い魔族の王都襲撃――ジョンはかつての悲劇を繰り返すまいと立ち向かう!

・その他伝えたい事
とうとう7巻まで来ました。
ここまで出せるとは思ってなかったので、とても嬉しいです。
すべて読んでくれ、買ってくれた皆さんのお陰です。
ここからはストーリーも加速していき、完結に近づいていきます。
どうか、最後までお付き合いいただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。

【出版作品紹介】山賊よ大志を抱け 王国再興を成し遂げるために!

小説家になろうの作者:paiちゃんさんの書籍の紹介です。

・作品名 山賊よ大志を抱け 王国再興を成し遂げるために!
・作者名 paiちゃん
・イラストレータ 中壱
・発売日 2016年11月24日
・販売価格 1,296円(税込)
・購入方法 書店、インターネット
・出版社 宝島社
・ISBN 9784800263476

・内容
異世界にとばされた少年・バンターは、亡国の王女と、20名程度の敗残騎士に出会った。
彼らは滅びた故国を再興しようと、策を練っているところだったが、こんな少人数で王国再興なんてできるのだろうか?
そんな彼らにバンターは「山賊」になるように勧める。山賊ならではの戦いなら少人数でもできるに違いない。
国境の山麓の街道を縄張りとしたバンター達によって、山賊ならではのゲリラ戦が始まる。
バンターの策の成功により仲間も増えていくにつれ、 反発する騎士達も徐々に彼を認めていくのだった。

・その他伝えたい事

「異世界成り上がり」というジャンルになります。どうしたら仲間が増やせるか、活動資金をどうするか等でさんざん悩みましたが、山賊まがいの行為から始めても良さそうだということで、物語のプロットを作りました。人数が多くなるにつれて、どうやって仲間を食べさせることができるかをいつも考えていたように思えます。物語を書くよりも小説の主人公になった方が楽なんじゃないかと考えた事も度々です。主人公の視点で楽しんでいただければ幸いです。
本巻の刊行にあたり、修正、編集のご指導を頂いた宝島社の編集者様と、すてきなイラスト(時代設定や服装等は作者の描いた姿そのものです)を描いてくださいました中壱さんに感謝いたします。