【コンテスト情報】「第1回 アニメで世界へ!小説大賞」開催のお知らせ

コンテストのお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

この度、株式会社ストレートエッジ様とのタイアップコンテストといたしまして、「第1回アニメで世界へ!小説大賞」を開催する運びとなりました。

本日、作品応募の受付が開始されましたのでご連絡いたします。
詳しくは下記、公式ページをご確認ください。

▼「第1回アニメで世界へ!小説大賞」公式ページ
https://www.aniseka.com/

皆様の奮ってのご応募をお待ちしております!
今後とも小説家になろうをよろしくお願いいたします。

【秋の歴史2024】企画サイト公開のお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきましてありがとうございます。

本日、小説家になろう公式企画「秋の歴史2024」の企画サイトを公開いたしました!

作品投稿の受付は、9月19日(木)0時からです。
※9月19日0時より前に投稿された作品は、企画参加を行っていただけませんのでご注意ください。

企画サイト内にて企画内容の詳細な説明を行っております。
ぜひご一読ください!

▼秋の歴史2024企画サイト
秋の歴史<br />
2024

▼小説家になろう公式企画とは
小説家になろうユーザの方であればどなたでもご参加いただける期間限定企画です!
指定ジャンル+「テーマ」に沿った作品を新規投稿していただくことで、それぞれのジャンルを盛り上げることを目指しています。

▼今後の公式企画の予定はこちら
2024春~2025冬 小説家になろう 公式企画年間予定のおしらせ

今後とも小説家になろうをよろしくお願いいたします。

「小説家になろうラジオ」9月放送予定のお知らせ

小説家になろうラジオバナー

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。
「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」2024年9月の放送予定をお知らせいたします。

■今後の放送予定
9月6日、13日、20日、27日

■どんな番組?
番組パーソナリティの下野紘さんと巽悠衣子さんが、小説家になろうや小説・読書の魅力をたっぷりお伝えしていきます。
書き手も読み手も楽しめる企画が盛りだくさん!

過去の放送回は、後日YouTubeでもアーカイブとして公開予定です。
詳しくは番組ホームページをご確認ください。

▼番組ホームページ
https://www.joqr.co.jp/qr/program/novel/
▼過去の放送アーカイブ
https://www.youtube.com/@user-cd7pl4xb4d
▼放送当日の番組からのお知らせはこちら
https://x.com/narouqr

■番組へのお便り
番組・パーソナリティお二人への応援や、番組内で募集中の企画に関するお便りなど、皆様からのメールをお待ちしています!
▼宛先はこちら
メールアドレス: novel@joqr.net

■番組概要
番組名  : 下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ
出 演  : 下野紘・巽悠衣子
媒 体  : 文化放送 AM1134kHz/FM91.6MHz
放送時間 : 毎週金曜日 23時00分~23時30分

今後とも小説家になろうグループをよろしくお願いいたします。

みてみんメンテナンスのお知らせ

いつも小説家になろうグループをご利用いただきありがとうございます。

小説家になろう提携サイトである「みてみん」にて、サーバメンテナンス作業を実施いたします。

▼開始時刻~終了時刻
2024年9月10日14時~15時

▼メンテナンス対象
・みてみん
・えぱれっと

▼メンテナンス内容
・サーバソフトウェアメンテナンス

▼メンテナンスによるサービス停止
メンテナンス実施中は以下のページ並びに機能がご利用いただけません。
・小説家になろうグループにて掲載されている小説の挿絵表示(※)
・小説家になろうグループにて掲載されている小説のランキングタグや活動報告で使用されている、みてみん上の画像の直接表示
※小説・活動報告などの本文の閲覧は通常通りご利用いただけます。
※対象となる小説にはR18作品も含みます。

ご利用の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご了承をいただきますようお願い申し上げます。

今後とも、小説家になろうグループをよろしくお願いいたします。

【お便りコーナー】第179回: 夢見里 龍先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である夢見里 龍先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、夢見里 龍先生よりいただきました文面となります。

皆様、こんにちは。
はじめましてだったりお久し振りだったりするかとおもいますが、あらためてご挨拶させていただきます。
夢見里龍でございます。

小説家になろう 様に登録して約二年と七ヶ月ほどが経ち、今年九月をもって書籍化打診をいただいての出版が三作となりました。
「後宮食医の薬膳帖」メディアワークス文庫
「後宮の女官占い師は心を読んで謎を解く」ファミ通文庫(B六判)

 そして9月2日には新しく
「後宮の死化粧妃 ワケあり妖妃と奇人官吏の暗黒検視事件簿」
 https://ncode.syosetu.com/n7609ii/
こちらがアース・スタールナさまから書籍化されます。
後宮+エンバーミング+検視ミステリ+溺愛+LGBT要素+ヒューマンドラマという様々な要素を組みあわせたライト文芸で、屍を愛する僕っ娘の妃と彼女への愛執がきわまりすぎて奇人と変態(?)の境界線をうろうろするイケメン官吏が死にまつわる事件を解いていく後宮ミステリです。加筆修正もかなり頑張りました。
夢子様の絵だけでも一見価値アリですので、宜しければ、ぜひ公式サイト様の特設ページから覗いていただけると嬉しいです。
▷特設ページ https://www.es-luna.jp/bookdetail/42shigesho_luna.php

さて、そんなわけでご挨拶とご報告を終えて、ここからは「ココを意識したから書籍化打診をいただけたのかも」という経験則のようなものを書かせていただきたいとおもいます。もっとも、私はまだまだ「来年もまだ小説家と名乗れるだろうか」とおびえている身でして、ほんとうは皆様にアドバイスなんかできるようなものではございません。なので「へえ、こんなやりかたもあるんだ」「おもしろい考えかただな」程度に読んでいただけますと幸いです。

以前(https://blog.syosetu.com/article/view/article_id/4638/)は構成について語らせていただきましたので、このたびは導入について書かせていただきます。

小説は導入がいちばんたいせつというのは度々耳にする創作論です。現実にはいちばんではないとおもいますが、読者様がこの小説を読もうかなとおもったときに最もはじめに読むところであり、連載であればそこから投稿をはじめ、初動がきまるわけですから重要であることは確かです。
文庫では「10ページで読者を小説のなかに惹きこめ」と語られることもあります。これはおおよそ3000文字から5000文字程に換算できます。小説家になろう に投稿するときは1話から2話にあたります。現実にエピソード別アクセス解析をするとこのあたりから読者様が離れる傾向が強いです。それはもう、ばっさりとバイバイされています。悲しいくらいに。このバイバイをどれだけ減らせるか、それがブクマにつながると考えています。

ここからは持論です。

導入とは小説における「玄関」です。
家ではなく、レストランを想像していただけると解りやすいかとおもいます。どれだけ美味しい料理を提供していても、看板がなかったり、玄関が通りにむかってついていなかったり、価格帯がわからないと客足は遠のいてしまいます。

つまり、たいせつなのは「入りやすさ」です。

まずは「看板」です。
導入における看板とはタイトルのことではなく「これが売りですよ」というのが明確になっているか、だとおもっています。
大阪の〇〇道楽を想像してみてください。壁に高々と掲げられたカニの看板をみれば、どんな料理が食べられるか、なにがおいしいのか、すぐにわかりますよね。
「売り」とはつまり、読者の「期待」です。
小説の1話2話から何処に期待を寄せて読めばいいのかがわかる。これが「入りやすい看板」です。
私はココを意識しました。

後宮食医の薬膳帖では「不遇なヒロイン」が薬膳グルメで患者を治療し、事件の謎を解いて「活躍」し「昇進」していくということがわかるように心掛けています。まわりから疎まれ、処刑されかけているところをみせることで、彼女はどん底から這いあがるんだなという期待を読者様に抱いてもらうのです。
 
続けて「間口」です。
玄関の間口はなるべく通りにむけ、大きく取りましょう。
これは小説に置き換えると読者様にとってなじみのある要素を冒頭に提示することで「安心感」を提供することではないかと私は考えました。
後宮食医の薬膳帖では「処刑」から始めています。これは悪役令嬢ものを読みなれた読者様にとってスムーズに物語に入りやすい要素であると感じたからです。

また、後宮の死化粧妃では何処かで読んだことのあるような冒頭を意識しました。

不可解なことが起きる ⇒ 助手役になる人物(奇人官吏)が事件を解決する探偵役(妖妃)の噂を聴き、疑いながらも逢いにいく ⇒ ミステリアスな探偵役の登場 ⇒ こんなやつが探偵? と想うがずば抜けた推理を発揮

お約束です。王道です。
読者様によって思い浮かぶものは小説だったり漫画だったりと違えども、たぶん(なんか読んだことあるなあ)と感じるはずです。
ココを意識しました。
テンプレといえばそうですが、オリジナリティはそのあとに組みこめばいいのです。
これができるようになるまで、私はたぶん十年程かかっています。読んだこともない奇抜なものほどいいなとおもっていました。ですが、先人がやらなかったことの八割は先人が想いついたけど敢えてやらなかったことです。
お約束は安心感につながり、抵抗なく読み進められるようになると踏みました。

最後は「価格帯」です。
例えるならばそうですね提示されているメニューが「ランチ6000~」とか「鮨一貫時価」とか「シェフの創作ディナーのみ」とか、敷居が高そう。とおもったら、お客さんは素通りします。
読者様にとっての価格帯とは「作者が想定する読者層の幅」や「作者が読者にもとめる基礎知識」だとおもっています。これを払しょくするために私のたどりついた答えはこちらでした。

まず、ひとつ。要素をたくさんいれることです。
「薬膳」だけだと薬膳に興味のあるひとだけが読むことになります。でも「後宮」で「ミステリ」で「グルメ」で「恋愛」で「サクセスあり」といわれると、どの要素が好きなひとでも読みやすくなります。
 
もうひとつは読者に基礎知識を強要しないことです。
たとえば、テーブルに運ばれてきた料理を食べるまえに、つかわれているスパイスを嗅ぎわけないと食べられない料理って難易度高すぎませんか?

まえにお便りコーナーにて私は「専門知識を小説に組みこむ」という話(https://blog.syosetu.com/article/view/article_id/4583/)をしました。

ですが、いきなり難解な専門用語がならび、読むのに基礎知識を要する小説になるといっきに読者を選ぶことになります。
私はそのむかし、戦闘機が登場する小説を書いたことがあるのですが専門書を頭に叩きこんで、冒頭からドックファイトを披露し「フラットスピンした」だの「ラムジェット」だの用語をいれまくりました。だって格好よかったから…泣
意気揚々と公募にだしたのですが、結果、見事なまでに落選しました。
一夜漬けの知識をすっかり忘れた後で読むと、なにがなんやらわかりません。そりゃ落ちるわ。
解説もなく「ダブル・イフェクト」だの「デグレッセ」だの難解な用語が登場すると、ふつうの読者は「あ、これは私が読むことは想定されていないんだな」となるのではないかとおもいます。
スパイスの種類なんか知らんでも美味しい。これがいちばんです。
特に冒頭では控えましょう。後からコアな知識を織りこむのはいいです。読者が慣れたころを狙って、解説を添えて混ぜこみましょう。食べ進めて「これ、美味しいですね」と言われたころに「こちら、特殊なスパイスをつかっております」というのはすごくいいとおもいます。

長々と語りました。

*~*~*おさらい*~*~*
1「小説の導入はいわば玄関」
2「看板を取りつけよう その小説を売りを提示し読者様に期待を持ってもらうといいかも」
3「玄関の間口を広く取ろう 読んだことのあるお約束から始めると読み進めやすいかも」
4「誰でも食事ができるレストランになろう 要素は特盛り 基礎知識を強要しない」

経験則といいましたが、結局は私の失敗話です。笑ってやってください。
そしてここまでやっても、五割から六割くらいの読者様は1話から2話で「ばいばい」します。悲しい。でも残った四割ほどの読者様のなかに編集者様がいて、打診のお声が掛かるかもしれません。かかればいいな。

最後になりましたが、もう一度だけ宣伝させてください。

「後宮の死化粧妃 ワケあり妖妃と奇人官吏の暗黒検視事件簿」アース・スタールナ
https://www.es-luna.jp/bookdetail/42shigesho_luna.php
  9月2日発売(単行本)
ワケあり妃は屍を葬り、身分格差、男女格差によって隠された死の真実を暴く

上記のURLは公式サイトの特設ページにつながっており、人気絵師 夢子様による素晴らしい表紙絵や口絵をご覧いただけます。宜しければ冒頭10ページを"試し読み"いただき「お、これは続きが読みたいぞ」と想っていただけたら嬉しいです。
ついでにお迎えいただいた日には夢見里は喜びの舞を踊ります。
 
皆様の創作が幸せなものとなりますことを祈って、筆をおきます。それではまた、お逢いいたしましょう。
夢見里 龍