【お便りコーナー】第138回: 初枝れんげ@「毎日断罪シリーズ」先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である初枝れんげ@「毎日断罪シリーズ」先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、初枝れんげ@「毎日断罪シリーズ」先生よりいただきました文面となります。

皆様、初めまして、お久しぶりです。
初枝れんげです。

執筆のお話の前に、宣伝をすこしさせて下さい。
8月19日に、「ゲーム内の婚約破棄された令嬢に声が届くので、浮気王子を毎日断罪することにした(「毎日断罪」シリーズ)」(イラスト:岡谷先生)が TOブックス様より発刊されます。
公式サイト【 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=175028087
浮気性なアホ王子、脳内メルヘンな子爵令嬢、みーんなまとめて ざまぁみろ! 迷惑人間たちをブッタ斬って、ゲーム世界の不遇な少女を救え! 読めばスッキリ、共感型痛快ファンタジー!
という内容になっておりますので、よろしくお願いいたします!

さて、今回ご紹介したい執筆の方法ですが……初枝が思う10万文字を書くコツをお話したいと思います。

なんでいきなり10万文字何だよ⁉
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、理由としてはこの10万文字というのが長編小説の目安としてよく使われる文字数だからですね。
長編小説を出版する場合も、10万文字程度を目安にする場合が多いです。
もちろん、それ以上の時も以下もあります。

さて、ではそんな10万文字を書く魔法のようなコツがあるのかと言われれば、なんとあります!
それは執筆を必ずルーティン化すること、なのです!!!!
・・・・・・はい、ガッカリされた方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本当に凄い方法なのです。
なぜなら、誰でも必ず10万文字に到達することが出来るからなんですね。

いやいや、私は1日100文字しか書けないし……ですとか、書けない日もあるから10万文字なんて自分には絶対無理! といったことを思われた方もいらっしゃると思いますが心配はご無用です。
なぜなら、そもそもその短期間で長編小説を書くという前提こそが間違っているからなんですね。

長編小説というのは、半年や一年、場合によっては数年かけて完成させるものであり、1日や1週間、1か月程度で書くようなものではありません。
むしろ、コツコツ、コツコツと、登山のようにゆっくりと頂上を目指して、立ち止まらず、歩み続けること。これ以外に頂上にたどり着く方法がないのと同様に、長編小説を完成させる方法も、毎日書くことをルーティン化し、1日100文字でもコツコツ書いていく。書けない日もあるかもしれません。でも次の日も諦めずに机に向かってコツコツとひたすらに書く!
これしかないのです!!

そして、ある日後ろを振り返った時、即ち半年、一年、あるいは数年が経過した時、ふと振り返ると、その足跡が長い道のりを踏破したことを証明してくれるのです。即ち、10万文字という長編を書くことに成功するのです!

もちろん、個人個人によって、書くスピードやプロットを作る速さなどは異なるでしょう。

しかし、人生は長いです。この本当に地味で、牛歩としか思えないようなじれったさ。これを忍従して書き続けた人間は必ず長編小説を書く事が出来ます!

私も色々と小説を書いてきて様々なテクニックを覚えてきましたが、やはり結局最後は、『毎日書く習慣を守ること』こそが一番大事だと思っている今日この頃です。

ではでは、皆様の創作活動が、より良いものになりますように祈念しつつ、最後にもう一度だけ・・・・・・。

8月19日に、「ゲーム内の婚約破棄された令嬢に声が届くので、浮気王子を毎日断罪することにした(「毎日断罪」シリーズ)」(イラスト:岡谷先生)が TOブックス様より発刊されます。
公式サイト【 https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=175028087

上記URLからご予約・ご購入のほどどうぞ宜しくお願い致します。初枝れんげでした!!

【お便りコーナー】第137回: 古里(furusato)先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である古里(furusato)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、古里(furusato)先生よりいただきました文面となります。

小説家になろうの皆さま!

はじめまして、古里(furusato)と申します。

この度、『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』
でアルファポリスのレジーナブックスから書籍として発売されることが決まりました。
アルファポリスレジーナブックスの紹介のページはこちら



このコーナーは最初から最後まで読ませて頂いていて、まさか私がこのコーナーに書けるとは思ってもいませんでした。
感激しております。


まさか、子供の頃からの夢だった作家になれるとは夢にも思っていませんでした。
これも小説家になろうがあったればこそです。読者の皆様、運営の皆様、本当にありがとうございました!

コロナの初めに会社が一ヶ月くらい営業禁止になった時に、慣れないweb会議等で座りっぱなし、コロナにかかるのも怖く家の中で缶詰で過ごしていたら、トイレに行くと便器が真っ赤になってしまいました。

頭が真っ白に…………

このままでは大腸がんで死ぬのではと本気で悩みました。
そのまま医者に直行。コロナの中行くのも怖いのに、行かざるを得なくて……

幸いな事に検査しても何もなかったのですが……。


このままだと駄目だと、子供の頃からの夢である作家に再度挑戦してみようと本格的にこのサイトに投稿を始めさせてもらいました。


本当に簡単に登録できて、このように無料で発表できる場があって本当に良かったです。昔は出版社への持ち込みか、賞に応募するしかありませんでしたから。家には高校の頃書いた、出していないSFマガジンへの応募原稿が眠ってました。

今みたいに簡単に応募できるなんて昔は全く無かったです。

少し前から暇な時になろうに載っている人気の商品は良く読んでいました。


そして、書き出したのが、『皇太子に婚約破棄されましたーでもただでは済ませません!』です。

もっと前に、書いていたSFはほとんどポイントも取れなかったのに、これはポイントがポツポツ入ってきて1ヶ月で600ポイントになりました。俺ってすごい!と感激していたのを思い出します。何しろそれまでは10ポイントくらいでしたから

でも、ランキング見て唖然としました。ランキングの上位の作品はそれ以上のポイントを1日で獲得していらっしゃるのです。井の中の蛙大海を知らずです。

でも、それにもめげずに、毎日夜と早朝に書きました。

言葉を一人称に変えたりしてひたすら書きました。そして、煮詰まった時、ポイントが伸びない時、気分転換にポイントの高い方の作品読みました。

そして、徐々にランキングにも少しは入るようになって、この作品で異世界転生ランキングの一枚目に載るまでになったのです。

それもこれも応援していただいた皆様方のおかげです。本当にありがとうございました。

作者を目指してシいらっしゃる皆様に何かアドヴァイスをとのことですが、まだまだ新人の私が書くのもおこがましいことですが、
言いたいことは2つです。

1つ目はまずは書くです。本来はプロットをきっちりと決めてからきちんと書くべきなのだと思います。本当は!

でも、それやっていると私の場合はいつまでも書けません。ああしようこうしようと悩んで書けないのです。本当は絶対にきちんとプロットを決めてやったほうが良いです。(本当に!)

でも、私の場合はそれでは出来ないので、まず、主人公とメインの登場人物を決めます。

それと全体の流れも。できる限り詳細に……でも、いつも大雑把なんですが……それは良くない?

(ちなみに書籍化したこの本はプロットからして書いているうちに大幅に変わってしまいました……それでも書籍化出来るんです。

書籍化の時が大変ですが……。編集の方と大幅に修正しました……これが本当に大変でした。書くより校正が大変だと初めて知りました)


そして、主人公に感情移入して怒涛のごとく書いていくのです!

毎日早朝と寝る前の時間に4000字くらい書きました。

大体年間100万字。3年間で300万字くらい書きました。

毎日ルーチンにしていくとちゃんと書いていけるようになります?

まだまだだと周りには言われますが……

2つ目は読むことです。

私のブックマーク見ていただくと450強、ついています。

ほとんどが長編です。書籍化されている、あるいはランキング取れている方の小説を中心に必死に読ませていただきました。

まあ、もっと読んでおられる方もいらつしゃると思いますが……


それと付け足しですが、年齢は関係ありません。何歳からでもデビューできます。私でもデビューできたんですから。
私の年は私の小説読んでいただくとある程度は推測できるかと……



さて、私の小説の宣伝も少しさせて下さい。
『悪役令嬢に転生したけど、婚約破棄には興味ありません! ~学園生活を満喫するのに忙しいです~』

アルファポリスレジーナブックスの紹介のページはこちら

これは前世病弱でほとんど学校にも行けなかったフランがゲームの世界に悪役令嬢として転生する話です。

でも、フランはゲームをヒロインとしてしかやったこともなく、それも一番最初の悪役令嬢(フラン)に虐められるところで終わっていたのです! 
フランは婚約者の第一王子に興味もないし、それよりも前世体験できなかった学園生活を送ることに全力を尽くそうと身分を偽って平民クラスに入いるのです。

しかし、何故か王子がやたらと構ってくるようになって身分をバラしてくれるわ、おまけに王子狙いのヒロインまでついてきて……

テンポの良い学園ラブコメディで、老若男女楽しんで頂けること作者が保証します!


楽天ブックスの販売ページはこちら

アマゾンの販売ページはこちら

【お便りコーナー】第136回: 粉雪先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である粉雪先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、粉雪先生よりいただきました文面となります。

こんにちは、錬金術師ネリアと魔術師の杖をめぐるお話、『魔術師の杖』シリーズ(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/)を連載しています、粉雪と申します。

 おかげさまで『魔術師の杖⑦ ネリアと魔術師レオポルド』が、いずみノベルズ様より6月30日発売です。(https://izuminovels.jp/isbn-9784295601920/)なんと短編集も制作決定!

 魔術師レオポルドがついに主役に躍りでる第7巻、冬の王都と王城での茶会、グレンとレイメリアの出会いから父と子の別れまでを綴った過去編、そして物語のスタート地点デーダス荒野に、ネリアとレオポルドが向かいます。試し読み部分は書き下ろしです、ぜひチェックしてみてください!

 応援してくださる読者様、ともに励まし合って創作を続けられている作者様に、この場を借りて篤く御礼申しあげます。誤字報告戦隊の皆様にも大感謝です、こないだもいずみノベルズの新人作家さんが「うひゃあ⁉︎」と言ってましたよ!

 さて今回は『100万字を超える長編の書籍化を成功させるには』というお話。

『魔術師の杖』はとても地味な作品です。今も「見つけた人が読んでくれればいいや」という気持ちで、なろうの隅っこで書いています。

【出版はギャンブル⁉︎】

 先日、『魔術師の杖』でお世話になっている、いずみノベルズの編集長とお話しました。

「粉雪さん、本が発売したあと編集者にも作家にも、できることはとても少ないんですよ」

 そんなことをおっしゃっていました。

「どの作品もキラリと光るものを感じるから書籍化します。けれど売れるかは担当者にも分かりません。世に出してみて初めて結果が分かります」

 なるほど。

 だから本が完成してしまえばそこで編集者の仕事は終わり。また『次の本』を目指して走りだしていく……それが性なのだな、と感じました。

 商業出版は残酷なまでに結果がでる。面白い作品、優れた作品が売れるとは限らない。逆に時流にマッチしてドンと売れることもある。だからひたすら数を打つ。

 ギャンブルじゃん!

 その時は7巻校了前の最終チェック中ということもあり、話はそこで終わったのですが、私の中でひっかかりを感じました。

 本当にできることはない?

 この感覚は出版社だけでなく作家さんにもあり、一作書きあげてまた次の作品に走りだしていく、数打って当たれば続編がでる……そうやっておられる方は多いです。

【どうやったら楽しめる?】

 書籍化のお話があったとき、連載はちょうど3巻収載分まできたところでした。

 さて、どうしよう。

 このとき私はなろうで書き始めて半年ほどの初心者で、ラノベ界の常識や出版の事情などまったく知りませんでした。

「メインの魔術師が表紙に登場するのは5巻にしよう!」

 1巻はヒロインのネリアが表紙です。5巻までシリーズが続かないと、肝心の魔術師は表紙に出てきません。

(よしっ、5巻を目標に頑張るぞ!)

 単純にそう決め、書籍化でなろうの読者さんも楽しめるような工夫ができないか考えました。私が考えたのは『書籍と連載の内容をリンクさせる』です。

 たとえば魔術学園の生徒たちが活躍する2巻の発売時、なろうでは再び彼らが登場してひと騒動起こします。5巻の時、なろうでは時間軸が過去にふれ、主役の青年にとって母にあたる女性が、表紙と同じように舞踏会に登場します。これはリアルタイムで連載を追っていないと分かりません。

 なんだかんだで『更新を待つ』というのはしんどいので、なろうの読者さんが報われるようにと考えた仕掛けです。読者さんにとっては復習になり、逆に本から入って続きを読みにくる方は、彼らの『未来』や『過去』を知って時間旅行をしたような気分になる。

 本を読んで疑問に思ったことも、連載を読めば答えが散りばめられ、その逆もある。二重らせんのように本と連載が存在し、読者さんがどちらの世界も行ったり来たりしながら楽しめる。そうすると読者さんの目に見えている世界に厚みが出るのです。

 それを目指しました。もちろんどちらかだけを読んでも面白いし、本を待って続きを読んでも、いずれその場面を知ることができます。

【本は育てることができる】

 私は読み専でしたので、書籍化でなろうの読者さんが置いてきぼりになるのはイヤでした。だから『なろうと本を両方読んでいる人が一番楽しめる』ことを意識しました。

 気づかぬ人は何の感慨もなく通りすぎる、それでいいのです。だって宝探しは自分で見つけるからこそ、宝が光り輝くのですから。それをひたすら続けて5巻目で、ようやく読者さんから反応がありました。

「週刊誌の連載を読むのに似ている。これは楽しい!」

「そうです、目指していたのはそこなんです!」

 たしかに本が発売されてしまえば、できることは限られる。けれど本は育てることができます。なろうで連載を続けたからこそ、それが可能でした。本で知ってなろうに続きを読みに来る方、ウェルカムです。

「いま連載しているこの場面が本になるのが楽しみです」

 そう言っていただける話を書けたこと、それを本が出るたびにくり返したのが物語を大きく広げました。『魔術師の杖』を育てたのは出版社じゃない、読者さんの力です。

 これが私なりの答えです。作家を志す皆様の参考になれば幸いです。

 6月30日発売!
『魔術師の杖⑦ ネリアと魔術師レオポルド』(https://izuminovels.jp/isbn-9784295601920/
レオポルドとネリアが見つける、グレンが遺した想いとは……⁉

 6月から全国の書店で取り寄せ可能になりました。
(※注文後のキャンセルはできません、7巻は登録待ちのため9月頃から注文できます)
Amazon(http://www.amazon.co.jp/dp/B0C76ZR8MW
Bookwalker(https://bookwalker.jp/de414b5856-1898-4ec0-99b6-e43a8affb27f/
いずみノベルズ様より好評発売中!
『魔術師の杖』シリーズ(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/

【お便りコーナー】第135回:夢見里 龍先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である夢見里 龍先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、夢見里 龍先生よりいただきました文面となります。

皆様、はじめまして、夢見里 龍(ゆめみし りゅう)と申します。
メディアワークス文庫より《死者殺しのメメント・モリア》を出版させていただいているものです。
この度は「小説家になろう」に連載しております「後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて華となす」の書籍化がきまり、メディアワークス文庫から刊行されることになりました。
お便りコーナーに応募させていただくのははじめてなので、とても緊張いたしております。小説家を目指す御方の参考になるようなことを――といっても、わたしはまだまだ暗中模索している身なのですが、だからこそ書けることを綴らせていただこうとおもいます。
 
私が小説家になりたいと夢をいだいたのはいつだったでしょう。
幼い頃から物語を空想するのが好きで、14歳の時にはじめて原稿をひとつ書きあげ、電撃小説大賞に投稿したのがはじまりだったとおもいます。結果は散々でしたが、その翌年に一次選考通過を果たし、もしかして小説の才能があるかもしれないなんて夢をみました。でも、そこから進むことはなく、一次選考通過と落選、時々二次選考通過あたりを繰りかえして「あ、才能はないんだな」と現実にかえりました。
それでも投稿を続け、約13年後に出版を果たしたのだから、どうやら「好きであり続ける才能」だけはあったようです。

「好きであり続ける才能」

これが小説家になるために最も重要なことだと、私は自身の経験からおもっています。

「好き」だから続けられる。「好き」だから努力できる。
だから「好き」ほど強いものはないとおもっています。
 
私は「殺し愛」が好きです。(某人気マンガではなく、そういう要素を含んだ関係のことです)
相反するものでありながら、それゆえにお互いの暗いところを理解しあい、時に殺意をむけつつ、惹かれていく――という関係がたまらなく刺さるのです。
この「殺し愛」という要素をふんだんに盛りこんだのが「後宮食医の薬膳帖」だったりします。もっともそれが打診をいただいた直接の理由ではないかもしれません。
ただ、好きなものを小説に組みこむと、どうすればそのニッチな要素を読者さまに楽しんでいただけるか、刺せるかと考えて、結果として小説の質があがるとおもっています。私が好きなものを、読者さまにも好きになってもらいたい。布教したい。だったら、好きな要素を最も映えさせるにはどうすればいいのか。

いま、ここを読んでおられるあなたさまは、なにが「好き」ですか?
「スーツをきたイケオジ」「格好よく銃を撃つメイドさん」「少女と少女のほんわかカップル」「人外との婚姻」etc.
それでは、その要素がなぜ、好きなのか。どこが好きなのか。
どうすれば、その要素の魅力を最大限に発揮できるのか。
それらを考え、言語にしていくことが、夢をかなえる第一歩かもしれないとおもっています。
 
これを読んでいる御方は「好きになる才能」をすでに御持ちのはずです。あとはその「好き」をどのように表現し、伝播させていくかだとおもいます。
私は小説を書く側でもありますが、読むのが好きで書きはじめた人間なので、根本は読者です。
なので、皆様の「好き」がたくさんつめこまれた素敵な小説が、続々と「小説家になろう」から出版され、本屋さんの棚にならぶことが私の喜びです。
もちろん、ここに集まっておられる御方は書籍化を目標とされている御方ばかりではないとおもいます。でも、書いた小説をどなたかに読んでもらいたい、自身の好きなものを読者さまにも好きになってほしい、という想いは一緒なのではないかと感じています。
皆様の夢がかないますことを、こころからお祈りいたしております。
 
もう一度だけ、宣伝をさせてください。


《後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて華となす》

後宮×ミステリ×薬学×グルメ×がんばるヒロイン×執着系イケメン×恋愛!
謎を解いて毒を解く! その後宮にはあらゆる毒を薬に変える食医の娘がいる!

メディアワークス文庫より7月24日刊行 

小説家になろう 投稿版はこちらです
https://ncode.syosetu.com/n9434hq/

公式サイト様の書籍版はこちらです
https://mwbunko.com/product/322212000644.html

すでに予約もはじまっています。
ご興味をもっていただけたら、ぜひとも御手に取っていただければ幸いでございます。
最後になりましたが、皆様の創作という終わりなき旅が光に満ちたものとなりますように。またどこか、旅の途上で御逢いできれば、嬉しいです。

                      夢見里 龍

【お便りコーナー】第134回: 池家乃あひる先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である池家乃あひる先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、池家乃あひる先生よりいただきました文面となります。

皆様、初めまして。
池家乃(いけの)あひると申します。

先に宣伝を失礼致します。
6月9日に、「『精霊の花嫁』の兄は、騎士を諦めて悔いなく生きることにしました」(イラスト:松本テマリ先生)がツギクルブックス様より発刊されます。
公式サイト【https://books.tugikuru.jp/202306-21544/
WEB版【https://ncode.syosetu.com/n3185hk/
スパダリなおっさん×家出青年のBLとなっております、よろしくお願いいたします!

さて、他の先生方が既に紹介している内容に被るかもしれませんが……あひるなりの小説を書き続けるコツをここでお話しさせていただければと思います。

結論から言うと、自分だけの執筆パターンを掴むことです。

書き方ではなく執筆と称したのは、そもそも小説は一日二日でできあがるものではないからです。
短編なら数時間で書けるかもしれませんが、中編や長編となると、構想からプロット、実際の本文を含めても膨大な時間がかかります。
ですが、ようやく捻出した隙間時間で小説を書こうとしても、疲れややる気の関係で一文字も進まないまま、やがて作品への熱も冷めてしまって書くのを止めてしまう……という人もいると思います。
なので、どうすれば自分が一番執筆に取りかかりやすいかを模索してみてください。
喫茶店に行ったり、起床時間を早めて浮いた時間で書いてみたり、目につく誘惑(漫画やゲーム)を隠してから作業に向き合ったり。
人によって、一番書きやすい環境は変わると思います。
とりかかる時間帯や、毎日の目標を文字数にするのか、ページ数にするのか、物語の展開にするのか。
そもそも、ノルマを設けないのが一番書けるという人もいると思いますので、全く同じパターンの人はいないと思います。
検索すれば、作業が進まないアドバイス案はたくさんでてきますが、どれが自分に一番合っているかは自分にしか解析できません。
継続さえできれば、一日に500文字しか書けなくても、十日あれば5000文字になります。
当たり前のことだと笑う人もいると思いますが、個人的に一番大事だと思っていることでしたので……。
皆さんも、継続して書ける、自分だけの方法を探ってみてください!

皆様の創作活動が、より良いものになりますように。