【お便りコーナー】第30回:鬼影スパナ先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である鬼影スパナ先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、 鬼影スパナ先生よりご連絡いただきました文面となります。



みなさまはじめまして。
「絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで」を書いてる鬼影スパナです。
(http://ncode.syosetu.com/n5490cq/)

おかげさまで2016年4月に書籍化しまして、ラノベ作家になるという長年の夢がかないました。
このあいだ重版も決まりまして、ひゃっほう、です。

私は運よく日刊ランキングに載ってランキングを駆け上がることができまして、
日刊ランキング1位とかの激流に身を任せてどうにかしてたら作家になっていた……そんな感じです。
さすがは「小説家になろう」といったところでしょうか。

ついでに言うと、日刊ランキングは「載ったら終わり」ではありません。
日刊ランキングに載ったらそこが「始まり」なのです。
むしろそこで毎日投稿を続けたのが大事なことだったな、と今では思います。いやぁストックがあるうちに日刊載れて良かった……

と、そんな私は兼業作家で、作家とは別に本業があります。
実は、この「本業が別にある」というのが私が作品を書く上で大事なことなのです。

逃避エネルギー、というのをご存じでしょうか。
『テスト勉強を始めると無性に部屋の掃除がしたくなるアレ』です。

そう。つまり本業が忙しければ忙しいほど、無性に小説が書きたくなるのです。
ついでに収入的な意味でも心に余裕が生まれます。
特に私なんかは小心者なので、余裕がないと書けるものも書けなくなります。
なので、本業のおかげで良い循環を作ることができました。

さあ、小説家を目指していて他の仕事なんかしたくないと考えてる人。
逆です。小説家を目指してるからこそ他の仕事をするのです。
ついでに仕事の経験を生かしてリアルな表現ができるように!ひゅう!
小説は知識や経験をダイレクトに活かせるモノですから、何をしても無駄にはなりませんよ。仕事もうまく利用しましょう。


で、そんな仕事をしていて「働きたくない」という気持ちをぶつけた本作、良ければぜひ手に取って見ていってくださいな。

『絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで1』(著:鬼影スパナ/絵:よう太)
http://over-lap.co.jp/865541182/

それでは、これからもよろしくお願いします。

【お便りコーナー】第29回:片遊佐 牽太先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である 片遊佐 牽太先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、 片遊佐 牽太先生よりご連絡いただきました文面となります。



 みなさん、こんにちは。そして初めまして。
 『美女と賢者と魔人の剣』作者の片遊佐 牽太と申します。

 『美女と賢者と魔人の剣』:http://ncode.syosetu.com/n4191cj/

 現在、『小説家になろう』のタイアップ企画『第四回ネット小説大賞』(旧称:なろうコン)の選考が行われておりますが、拙作『美女と賢者と魔人の剣』は前回の『第三回なろうコン大賞』の受賞作に選んでいただいた作品です。
 『第三回なろうコン大賞』では6284作もの応募作から、21作の受賞作と追加の1作の計22作品が書籍化されることになりました。そして『美女と賢者と魔人の剣』はその『22番目』に出版される書籍として、4月3日に発売を迎えることとなります。

 さて、現在選考が進んでいる『第四回ネット小説大賞』は、先日応募された7612作品から、一次選考通過の471作品が発表となりました。選考に通過された方、惜しくも通過ならなかった方、そして読者として応援されている方、それぞれいらっしゃると思います。
 今回は決して選考通過のノウハウを語ろうなどということではないのですが、前回『第三回なろうコン大賞』において拙作が受賞・書籍化まで到達した際のエピソードを少しお伝え出来ればと思い、お便りさせていただきました。何かしらをご参考にしていただければ幸いです。

 実は私は書籍化デビューを目指すのを、かなり前に諦めてしまった経緯を持っています。それ以来小説らしき文章を書くことすらしませんでしたので、この『小説家になろう』に辿り着いた時には、随分と『小説を書く』ということにブランクを持っていました。
 とはいえ一通り気に入った作品を読んだ後、いざ自分も書いてみようと思いました。ですが、なかなか手が動きません。ブランクがあるから当然なのですが、それでも何とか4万字ほどを書き溜めることに成功しました。今思えばそれは、乱文極まりない稚拙な内容です。でもそれを何とか一纏めにし、順次投稿していくことにしました。
 スタートで書き溜めを行ったのは、序盤に纏まった量を投稿しないと読者を獲得できないと思ったからです。ですがそれらを投稿し尽くした結果、ブックマークは10ほどしか付かず、付いた感想はゼロでした。
 誰しもスタートは知名度などありません。自分の書いたものに注目を集めるということがこれほど難しいものなのかと、その時実感しました。
 しかしながら諦めの悪い私は、それから出来るだけ毎日投稿し続けることにしました。時間を縫って書く小説ですから、中身は相当荒いものです。見直せば見直すほど改善点がありますが、とにかく物語を進めることを優先しました。
 それから2ヶ月ほど経つと、更新頻度が功を奏して少しブックマークが増えました。ですが話数が40を超え、文字数も優に20万字を超えた時点でブックマークは100ほどです。さすがにここまで来ると、そもそも自分が書いているものに対しての自信を失い始めました。
 『第三回なろうコン大賞』の募集に気づいたのは、そんな時のことです。私はぜひ審査を受けてみたいと思い、応募することにしました。
 更新はそれからも継続しましたが、相変わらずの低空飛行です。私は『小説家になろう』のアクセス解析を見て思いの外、序盤の数話で読むのをやめてしまっている人が多いことに気づきました。
 そこからしばらくは更新に加え、第一話から序盤のリライトとあらすじの見直しを行いました。小説自体を投稿し直すことはせず、これから読みに来てくれる方に期待して完成度を高めようとしたのです。
 それから少し経ったある日、初めてランキングの下の方を掠った日がありました。
 日間ランキングを駆け上がったのはそこからです。既に話数は60話近く、文字数は30万字に到達していました。掲載から早々にランクインする作品が多い中、ちょっと変わったランクインの仕方だったかもしれません。
 そして、多くの人の目に触れポイントが増えると、様々な意見を頂戴することになりました。それらを参考にさせてもらいながら、序盤の5万字ほどを更にもう一度リライトしました。それは書籍化を考えれば、やはりスタートの10万字(約文庫本1冊分)までの部分が勝負になると思ったからです(注:これは私個人の考えです)。
 そこから『美女と賢者と魔人の剣』は『第三回なろうコン大賞』の一次審査を突破し、二次審査、そして最終審査に残ることになっていきました。

 もし仮に、あの時の自分を褒めることがあるとすれば、低空飛行だったにもかかわらず「諦めずに続けた」ことに尽きると思います。なので私から申し上げられることは、やはり頑張って継続する、頑張って進めるということです。

 …ということでサクセスストーリーっぽく見えますが、実際はたまたま運が良かったというだけかもしれません。やはりこの世の中、上手くいかないことの方が多いですから…。

 幸いにして拙作は書籍となるチャンスをいただきましたので、第一巻の書籍化にあたって1000カ所近い修正と約2万字の加筆を行いました。小説というのは奇妙なもので、いくら見直しても直したい部分が尽きません。とはいえ完成度は高まっていると思いますので、低空飛行のスタートから書籍化まで漕ぎ着けた本作を、ぜひご覧いただければ幸いです。

 『美女と賢者と魔人の剣 ①』は、株式会社ポニーキャニオンのライトノベルレーベルである『ぽにきゃんBOOKS』から2016年4月3日発売です。

 ゲームを彷彿とさせる世界観と、ちょっぴりセクシーな冒険がお好きな方へ。
 『第三回なろうコン大賞』のオオトリを務める本作を、ぜひ手に取ってみてください。
 よろしくお願い致します。

『美女と賢者と魔人の剣 ①』(著:片遊佐 牽太/絵:六時)
http://www.ponicanbooks.jp/book/1346/

2016年3月
片遊佐 牽太

【お便りコーナー】第28回:kt60先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるkt60先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、kt60先生よりご連絡いただきました文面となります。



いつもお世話になっております。
モンスターズハーレム~物理さんで無双してたらモテモテになりました~
http://ncode.syosetu.com/n7613by/
という作品を連載しているkt60です。

今回は、書籍の五巻が販売しました。
http://www.futabasha.co.jp/booksdb/book/bookview/978-4-575-75073-7.html

やっているのは、学園武芸会。
またの名をトーナメントでございます。

軽いノリで始めた大会ですが、思いのほか大変でした。
最終的には、本二冊に渡る規模になりました。
なにが大変だったかを、つらつらと書きます。
自作でトーナメントをやりたいと思っているかたの、参考になれば幸いです。

トーナメントを32人でやったら、32人。
16人でやったら、16人が参加します。
予選も入れれば、もっと増えます。

既存のキャラをメインにしつつ一部の試合は省略しても、一定以上の新キャラは必要になります。
しかも新キャラの大半は、ポッと現れてポッと消えるキャラクターです。
時間をかけて覚えてもらえばいいメインキャラと異なって、でてきた瞬間に「コイツはこんなやつ」とわかるようにしなければなりません。

漫画の場合、違いはデザインでわかります。
一方、小説は小説です。
漫画と違って絵がありません。
「口調やバトルスタイルによるわかりやすい違い」がないと、同じ相手と戦っているような気分になります。
20人とか30人分の、口調やバトルスタイルに試合展開を考えないといけないわけです。


死にます(^o^)/~~~


最初の何人かはよいのですが、一〇人目ぐらいから本当にキツくなってきます。
なのでやるなら、

・普段から、「バトル物でのお約束能力と倒し方ファイル」を作っておく。
・出場する既存キャラを絞る。

などとすると、詰まらずに行けると思います。
せっかくだから……と既存キャラたちの大半を参加させると、大変なことになります。

【お便りコーナー】第27回:北瀬野ゆなき先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である北瀬野ゆなき先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、北瀬野ゆなき先生よりご連絡いただきました文面となります。



 お世話になっております。
 「邪神アベレージ」作者、北瀬野ゆなきです。

 書籍の方がちょうど区切りの良いところまで刊行出来たため、記念に筆を取らせて頂きました。
 といっても、正直創作論などで語れることも多くは持ち合わせていないので、「小説家になろう」様の機能についてのワンポイントアドバイスをネタに書かせて頂きます。

 以前、活動報告でも書かせて頂いたことなのですが、「小説家になろう」様の機能で投稿している作品を全話一括でダウンロード出来ることをご存知でしょうか。
 勿論「知ってるよ」という方も多いと思いますが、その後色々な方とお話しても意外と昔からサイトを利用されている方の中にもご存知ない方も多かったため勿体無いと思い、改めてお便りという形で情報連携させて頂きます。
 ちなみに、作者専用機能ですのであしからず……。

 自作の投稿済み作品の管理ページから「小説情報編集」のページに飛ぶと、一番下の方に「小説のバックアップをとる」というリンクがあります。ここから該当の作品をテキストファイルでダウンロード出来ます。
 なお、指定すれば同時に別ファイルで感想とレビューも一緒にダウンロードすることが出来ます。

 何らかの手違いで小説を消してしまったり、作品自体は消していなくても修正中に誤って削り過ぎてしまったり、これらの様々な事態に備える為、定期的に作品のバックアップ取得を習慣付けておくことをオススメ致します。

 また、この機能は本来バックアップを取ることを目的としていると思いますが、私は書籍化作業を行う時にも重宝させて頂いてます。まずこれで全量をテキストとして落として、そこから必要な部分を抜き取って……といった塩梅ですね。

 この機能を使うに当たり一点だけ注意事項を挙げておくと、「小説のバックアップをとる」の横にある「小説を削除する」のリンクがありますので、絶対に間違えて押さないようお気を付けください。


 最後にちょっとだけ宣伝です。
 2016年2月8日に宝島社様より「邪神アベレージ2」が発売します。
 おかげ様でWEB上の完結まで収録することが出来ました。
 書店等で見掛けられましたら、是非ともお手に取って頂ければ幸いです。


 それでは、良い創作ライフを!

 2016年2月
 北瀬野ゆなき

【お便りコーナー】第26回:悠戯先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である悠戯先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、悠戯先生よりご連絡いただきました文面となります。



ご存知ない方ははじめまして。
いつもお読みいただいている方は毎度ありがとうございます。
悠戯という物書きで御座います。

二〇一六年一月二十五日に宝島社様より
『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております 2』
が発売しますのでこの場を借りてご報告させて頂きます。

 タイトルに『レストラン』と入っていることからお分かりかもしれませんが、本作はいわゆる料理モノの小説です。『迷宮』の方はちょくちょく行方不明になりますができれば気にしないで下さい。

 本作には魔王とか勇者とかのテンプレファンタジーっぽい要素はありますが、あんまり戦ったりはしません。八割方は登場人物たちが美味しい物食べて日々をのんびりと過ごすだけのお話です。
 たまにラブがコメったりもしますがエロくはありません、健全です。年に二回ビッグサイトでやってるイベントで売ってる健全本くらいには健全です。健全なはずなのにとても親には見せられません、不思議ですね。

 あと話が進むにつれてメインヒロインの属性がやたらと増えていきます。この文章を書いている時点で【妄想人外系ヤンデレ鈍感純情ロリババア(姉属性)】というごった煮状態です。ワケが分からないよ。もしかするとまだ増えるかもしれません。予定は未定です。

 書籍版の方には絵師の鉄豚様による可愛らしいイラストも入っておりますので、書店でお見かけの際には是非お買い求め下さい。二巻では可愛らしい女の子から可愛らしい男の子まで様々なニーズに対応しております。残念ながら、ガチムチのアニキでないと興奮しないとか、五十代以上の熟女じゃなきゃイヤだ、などと仰る方々のご期待にまではお応えできませんのでご了承下さい。


 書籍版かぁ、でもお高いんでしょ? いえいえ、天〇一品でこってりラーメンとチャーハンと餃子のセット食べた後でデザートにコンビニでアイス買えるくらいのお値段で買えますので。
 できれば本を買って欲しいですが、駄目ならせめて天下〇品の売り上げに貢献して下さい、個人的に天一ファンなので。あの、粉っぽいまでに濃厚なスープがいいんですよ。たまに勘違いしている方がいますが、天一のスープは豚骨ではなく鳥ガラと野菜ベースですのでお間違いなく。チェーンですが店舗によって味のブレが大きいのが特徴なので、一度食べて気に入らなかったとしても、違う店舗で食べれば気に入る可能性があるので気に入るまで食べ続けて下さい。やがてはヤバいクスリのように天一なしでは生きられない身体になると思います。なりました。違法性はありません、合法です。チャーハンにこってりのスープをかけて餡かけチャーハン風にして食べるのがオススメです。



 さて、ちょっぴり脱線した気もしますが、お便りコーナーという場を借りていることですし、一応は小説についても触れておきますね。

 このお便りコーナーを見ている方には小説をご自分で書いている方もいるでしょうし、書き方のコツみたいなものを知りたい方もいらっしゃるでしょう。
 とはいえ、ネット上には小説の書き方指南をしているサイトが多々ありますし、なろうでもその手のエッセイやらコラムやらは沢山あります。この場で二番煎じみたいな事を書いてもあまり意味がなさそうなので、今回は技術面ではなく精神面の話をしたいと思います。



まずは以下の質問にYES/NOで答えてみて下さい。

Q1.小説を書く時にはまず綿密なプロットを練らなければならない

Q2.本当に書きたい物は別にあるが人気が欲しいからテンプレ物を書いている

Q3.設定は細かく作り込んであるほど良いと思う

Q4.読者の批判は甘んじて受け入れなければならない

Q5.どれほど批判を受けても自分が書きたい物を書くべきだ

Q6.作者には作品を完結させる義務がある
















 お答えいただいたでしょうか?




 さて、上記の質問ですが、別にYESやNOが何個あるからどうだとかいう事は一切ありません。ただし自分の思考の傾向を知る為の目安くらいにはなるかと思います。

 設定だのプロットだのは書きながらその場その場でそれっぽい事書いてでっちあげていけば(最低限大きな矛盾が生じない程度に気を付けていれば)、いつの間にか最初から考えていた場合と同じような設定が組みあがります。順序は設定が先でも後でもどっちでも好きなようにすればよろしい。

 書きたい物があれば他人の評価なんて気にせず勝手に書けばいい、あれこれ言い訳して書かないのは結局その程度の熱意しかないって事です。人気が欲しいなら人気を優先して何が悪い。何も恥じる事はありません。

 見るべき所のある批判なら気にするもよし、あくまで自分の道を行くのもまたそれでよし。批判と誹謗中傷を勘違いしてる馬鹿は相手にするだけ時間の無駄なのでとっとと削除するか、しつこければ運営に通報すればいい。それでお終いです。

 完結させるか否かもまた自由。書きたければ書く、熱意を失ったり飽きたりしたならそこで止めてさっさと次の作品に取り掛かるのもまた自由。どうせ決定権は自分にしかないんだから好きにすればいい。それに止めた後で良いアイデアを思いついたらしれっと再開したっていいんです。筆を折るだのなんだのと重く考えちゃあいけません。



 どれも乱暴な考えだとは自覚していますが、上記の考えが間違っているとは思いません。

 文章に限らず漫画でも音楽でも映像でも、何かを作る際に「~しなければならない」という考えには注意が必要です。

 固定観念というものは自分では気付かないうちにどっぷりと捉われてしまい、発想が限定されてしまうのです。そういう時はいくら根を詰めても良いモノはできません。一旦ゆっくりと休んで息抜きに天一でも食いにいきましょう。

 作品を作る時には自分が自由だと自覚する事、そして常に自由であり続ける事です。創作にルールはありません、もしくは創作におけるルールなんてのは破ってナンボ。ルール無用の残虐ファイトです(社会におけるルールはお縄にならない程度に守っておきましょう)。

 テンプレだろうがなんだろうが自分の自由意思で選んで書いた結果なんだから、ちゃんと胸を張って自分の書いた物に向き合って下さい。作品に対して恥ずかしくない作者でありたいものです。自分が書いたキャラ達に対して「本当はお前達なんて書きたくなかった」なんて思っちゃいけません。たとえ全員読者に嫌われようとも作者一人くらいは作品を好きでいてあげましょう。



 そろそろ締めに入りますが、上の文章を一言でまとめると『自分の書きたい物を書きたいように書いて下さい』という事です。なんだか身も蓋もない感じですね。
 書く事を楽しんで下さい。読み専の方も試しに書いてみると面白いですよ。私なんかはテンションが極まった時はPCに向かって一人でゲラゲラ笑いながら書いてます。うん、完全に危ない人ですね、自宅以外だったら職質待ったなしです。ち、ちがう、これはただのビタミン剤じゃ……。


 さて、最後になりますがもう一度、一月二十五日に宝島社様より発売予定の
『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております 2』を
よろしくお願いします。
 それと中毒性はともかく違法性はありませんので、天一もよろしくお願いします。合法! 合法だから!


二〇一六年一月  
悠戯