小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である佐竹アキノリ先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、佐竹アキノリ先生よりご連絡いただきました文面となります。
小説家になろうユーザーの皆様、初めまして。佐竹アキノリと申します。
おかげさまで「魔物と始める村づくり!」が4月22日にレッドライジングブックスから、「逆成長チートで世界最強」が4月28日にヒーロー文庫から発売されることになりましたので、お便りを書かせていただきました。
なろうユーザーの多くの方は小説を書いている、あるいは書いてみようと考えていらっしゃるでしょうから、私が出版を通して学んだことをお伝えしようと思います。
やはり最初に言われるのは、読者さんを意識するということです。
もちろん、ひたすら自分のためだけに書く作品も、特定の誰かに届けるための作品も、とても素敵なものです。特別な思いがこもった至上の一作には違いないでしょう。
しかし、本を出すとなると、不特定の誰かに見ていただくことになります。誰かの手に届き、読んでいただくことでようやく作品は完成するのだと私は考えています。
そのために様々な方が関わって、デザインや表紙など様々な工夫が凝らされております。私などは著者というよりも、一冊の本の本文を担当しているという意識のほうが強くなりました。
さて、これは小説家になろうで投稿した作品についても同じことが言えるでしょう。では、読者さんに作品を届けるためにはどうすればいいでしょうか。
たとえばタイトルですが、造語ばかりにしてしまったり、読めない英語にしてみたりすると、読者さんにとっては読みにくくなってしまいます。もちろん、一概にすべてが悪いというわけではありませんが、ある程度、知っている言葉や興味をそそられる単語があったほうが親切だと思います。
あらすじや本文でも、今後の展開が読めず「これからどうなるんだろう?」とわくわくする内容だと、自然と引きつけられるでしょう。しかし、そこでいきなり大量に新しい情報を出してしまうとどうでしょうか? 読者さんはスムーズに読めず、何度も目で追わなければならなくなります。
かといって、情報が書かれていないと今度は逆に、どういう中身なのかが理解できなくなり、没入することが難しいでしょう。
そうした点は、読者さんをほんの少し意識するだけでもっとよくなると思います。
執筆の途中、私はよく自分に問いかけてみます。
「読者さんはこの話を見てどう思うだろう?」
「この単語で言いたいことが伝わるだろうか?」
「自分はアイディアをすべて知っているが、読者さんに提示されている情報は十分か?」
「こんな内容を入れて、戸惑ってしまうんじゃないか?」
ほんの少しだけ立ち止まる時間が、読者さんに優しい作品にしてくれるかもしれません。
ときにちょっとばかり説明を追加したり、ときに書きたいことを思い切ってシンプルにしてみたり。
これはすべてを読者さんに委ねるということではありません。なにかしらの書きたいものがあって、その情熱に任せて筆を執るわけですから、作者の都合が前面に出てくることもあるでしょう。けれどそこで読者さんのことを少しでも考えてみると、より多くの方が魅力的に思う作品になるのではないかと思うのです。
書籍化にあたって、ブラッシュアップの中で学んだことは、そうした小さな積み重ねだったのではないかと、これまでを振り返るたびに感じています。
私の話となりますと、「可愛い狐娘さんを書きたい!」というのがモチベーションになっているため、どうすれば読者さんに気に入ってもらえるキャラになるだろうかと考えることが多いです。
書籍化することになったシリーズすべてに狐娘さんが出てきていますし、おそらくそうした作者の都合を切り捨ててしまった場合、長く小説を書き続けていくことはできないでしょう。だからこそ、それ以外の部分ではできる限り、読者さんに物語を楽しんでいただけるように邁進しております。
大勢の作品の中から、自作を読んでいただけるのは、とても光栄なことです。そして読者の皆さんからの応援は、作者の皆さんの励みになることでしょう。
この話が皆様にとって少しでも価値あるものになり、楽しい小説家になろうでの活動が続いていくことを願っております。
最後になりますが、宣伝をさせていただきます。
「魔物と始める村づくり! やる気なし魔導師の開拓記」がレッドライジングブックスから4月22日に発売されます。イラストレーターは40原先生で、可愛い狐娘さんのイラストがたっぷり詰まっています。
「逆成長チートで世界最強」がヒーロー文庫から4月28日に発売されます。イラストレーターは「幼女戦記」の篠月しのぶ先生で、とてもかっこいいイラストを描いてくださいました。
書店さんで見かけた際は、お手にとっていただけると嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。皆様が楽しく小説を書き続けられ、素敵な小説に巡り会えるようお祈りしております。
佐竹アキノリ
投稿者:kuro
小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるdarnylee先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、 darnylee先生よりご連絡いただきました文面となります。
このような僕のルサンチマンの発表の場を与えて頂き、まことにありがとうございます。
どうも、darnyleeと申します。
小説家になろう様で、『オークの騎士』http://ncode.syosetu.com/n4430db/と『影と救済の金融屋(シャイロック)』http://ncode.syosetu.com/n4461dt/という作品を連載しております。
突然ですが皆様、『モテる男の条件』と言うのはご存知でしょうか。
たまにありますよね? ちょっとエッチなゲームとか、女の子がいっぱい出てくる小説とかで、主人公が特別な理由もなくモテまくる奴。
朝から幼馴染とか可愛い妹に
「もう、早く起きてよお兄ちゃんっ! 朝ごはん冷めちゃうんだからねっ!」
と言われ、優しく起こして貰ったり。
学校に行けば、特に理由もなく周囲から一目置かれ、美人の年上の先輩キャラとかに
「ふふ、君のことを気に入ったよ。またここに、遊びに来ると良い」
とか言われて、生徒会室に誘われたり。
図書室で本を読んでいる内気な女の子(前髪上げると可愛い)とかに、ちょっと話しかけただけで、「先輩と話してると、すごく楽しいです……///」 とか言われたり、そんな都合良く楽しいバラ色の日々。
そんなものはね、全部イケメンにだけ許された特権なんですよ。
※ってやつです。
常識で考えて下さい。 素直で可愛い妹なんて虚構の存在で、現実では顔を合わせるたびに「おい」とか「お前」、とか二人称で呼ばれ、なんなら「ゴミ」とか「カス」とか、下手をすればすれ違いざまに舌打ちだけでお互いに言葉もかわさない人も多いハズ。
学校で憧れの美人の先輩に話しかけたらすげなく対応され、図書館で内気な子に話しかけたら怯えられて逃げられる。
それが僕らの生きている現実なはず。(厳しすぎ?)
ああいう特に理由もなく周りからモテる男って言うのは、大抵”〝イケメン〟”なんですよ。
もしくは親が金持ちです。
僕はああいう理由の描写もなくモテまくる主人公が嫌いだし、なんならそれになびいてくるヒロインたちも、ただのイケメン好きの尻軽女にしか見えなくて、まったく可愛く思えないんです。
現実が辛くて虚構に逃げたはずなのに、虚構でも現実の醜さを突きつけられるって嫌な感じじゃないです?
主人公がモテるには、モテるなりの説得力があって欲しい。
そう思ってできたのが、本作の主人公〝ソロン〟です。
彼はモテます。モテまくります。男性からは尊敬され、会うたびいろんな女性からも好意を向けられます。
ですがそれにはすべて、それなりの理由があるわけです。
ソロンは男気と慈悲に溢れ、強さと誠実さを併せ持つ理想の大人の体現像です。
その真の精神のカッコ良さの前には、顔の醜さも何らマイナスにもならないわけです。
モテるだけの納得が出来る理由があれば、その主人公になびいているヒロインたちも、より魅力的な存在に映るはず。
少なくとも僕はそう信じている訳です。
男の価値は顔でもステータスでもねえ!
男の真の生き様を見よ!
そう思い、拙作を小説家になろう様で連載させて頂いております。
その熱意が伝わったのか、読者の皆様からご厚情をいただき、ぽにきゃんbooks様からお声を戴き幸運にも書籍化まで至ることが出来ました。
そしてなんとその『オークの騎士』二巻が、4/17月曜日から発売開始です! \マアナンテグウゼンデショ!/
これを機に拙作にご興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、ぜひ書店で手にとってお楽しみ戴ければ幸いです。
最後になりましたが、このような素晴らしい自作の発表の場を作って下さった『ヒナプロジェクト』様。
そして、これまで応援して下さった読者の皆様。これから興味を持って下さる未来の読者の皆様に最大限の感謝を込めて、この場の〆とさせて頂きます。
皆様にとっての創作が、より楽しく、より実り多きものとなりますように。
どうもありがとうございました。
Darnylee
投稿者:kuro
小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である悠戯先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、 悠戯先生よりご連絡いただきました文面となります。
ハロー、ハロー。
グーテンターク。
どうも、こんにちは。
宝島社様より『迷宮レストラン』刊行中の悠戯と申すケチな物書きでございます。ご存知の方は毎度お世話になっております。そうでない方は、どうぞお見知りおきを。
さて、それで今回お便りコーナーに再びお邪魔しに来たわけなんですが、このコーナーをご覧の方ってご自分でも文章を書いているとか、いつか書いてみたいと思っておられる方がそれなりの割合でいらっしゃると思うんですよ。別に誰かに聞いてみたわけではないので、あくまでもそんな気がするってだけですが。
で、そんな皆様にお聞きしたいんですが、ご自分で物語を書き始める前と後とで、文章の“読み方”に変化はありませんでしたか?
従来の“読み手”として以外の視点が増えたとでも言うんですかね。
私も、書き始めてからしばらくの間は気付いていなかったんですが、どうもここ二年ほど本を読むスピードが遅くなったりだとか、一冊読むだけで妙に疲れる気がしましてね。
読書スピードには学生の時分から密かに自信を持っていまして、お金がないので図書館に通っては色々なジャンルを読み漁っていたわけですよ。人生で一番読書量が多かった二十歳前後の頃は年間五百冊は超えていたと思います。大学の長期休みとかだと、毎日五冊ペースの時期もありましたし。
でも、それが最近では一日一冊もキツイことが頻繁にありまして。
まあ、私もとうとう三十の大台に乗りまして、てっきり歳を食って集中力が落ちたのかとも思ったんですが……どうも、そうじゃなさそうだと最近気付いたんですよ。
いえ、人間三十過ぎてから一気に身体にガタが来るって話もよく聞きますし、そういう要素もなくはないんでしょうがね。
十代二十代の皆さん、若いからって夜更かしが続くと後で一気にツケを払うことになるので注意したほうがいいですよ。夜更かしって慣れるんじゃなくて、単に疲労が慢性化して身体が弱ってることを自覚できなくなってるだけですから。実際は着実に脳にダメージ入ってますからね?
日頃からちゃんと睡眠時間確保して、できれば運動もして、あとマメに野菜食っておきましょう。ブロッコリーがオススメです。あと納豆もいいですよ。
おっとっと、ちょいと脱線してしまいましたが本題に戻りますと、文章を自分で書くようになると、読み専だった頃よりも視野が広がると思うのですよ。
これは何も文章だけの話じゃあなくて、イラストや漫画やゲームみたいなインドア寄りの分野から、アウトドア系のスポーツまで、プロアマの別を問わず色々なところに似たような話はあるようです。発信者側になると自然と目線が玄人寄りになるんでしょうかね。
まあ、これは考えてみれば当たり前の話でして、発信者である製作者(クリエイター)や選手(プレイヤー)と、受け手である観客が同じ視点であるはずがない。
私はコンテンツの発信者と受け手は対等の立場だと考えていますが、その高さは同じでも、立ち位置が違えば見える景色が変わるのは必然でしょう。
それで、これはあくまで私個人の経験なので、他の作者様も同じかどうかは分からないんですが、小説を自分で書き始めてから、文章を読む時に注視している部分が、いつの間にか以前と変わっていまして。
読書スピードが落ちたのは、読み込む深さが自分でも知らぬ間に変わっていたからだったんですね。
ラノベの場合、以前は『キャラの魅力』だとか『ストーリーの筋書き』といった部分にまず目が行っていました。
現在でもそれらは勿論重要なポイントには違いないのですが、現在はそこに『文章のリズム感』だとか『情景の空気感』や『言葉選びのセンス』なんかの評価要素が加わってきまして、良い作品を読んだ時に「面白いなあ」という以外に「この人、上手いなあ」、「すごいなあ」とも感じるのですよ。
例えるなら格闘技の試合なんかで、派手なKOを連発するスター選手だけでなく、駆け引きの巧みさで確実にポイントを重ねていくベテラン選手のいぶし銀的な良さが分かってきた、みたいな感じでしょうか。
(あと、これは書き手の方向けの話なんですが、筋書きとかキャラのような表面的なネタではなく、『リズム感』とか『空気感』みたいな一見して分かりにくい部分をパクる分にはまず読者には気付かれません。著作権的にも完全セーフなので、上手い人の技術はどんどん盗んでいきましょう)。
読み専の中にもそういう目線で文章を評価する方々は当然いらっしゃるのでしょうが、大半の方はそこまで見ていないんじゃないでしょうか?
別に統計を取って検証したわけではない勝手な決め付けなので、異論反論のある方もいらっしゃるかもしれませんけれど。
ただ、人気作の中にも文章は荒削りだけれど勢いや熱さに魅力がある方も珍しくはない……というか、そっちが現在の『小説家になろう』の主流なんじゃないですかね。分かりやすくキャッチーな面白さが第一に求められているんでしょう。
(正直なところを言えば、ランキング上位の作品を見て「ちゃんと読めば自分のほうが絶対面白いのに、どうしてこいつの方が評価されてるんだ」なんて具合に、心が暗黒面に堕ちそうになったことも一度や二度ではありません)。
まあ、私も別に玄人目線なのが偉いとまで言う気はありません。
ええ、あんまり?
そういう気持ちも、ほんの少しはあるかもしれないですけどぉ?
好みなんて結局人それぞれだしぃ、まぁ別にぃ?
どう読んだって、好きにすればいいんじゃあないですかねぇ?
…………まあ、茶番はともかく、小説の面白さっていうのは一見すると分かりにくい部分にもあるのです。
その点に関しては誰がなんと言おうと断言します。
同じ作品を二度三度と読み込んでいかなければ気付けない種類の面白さは確実に存在しますし、百回読んだ作品にだって百一回目に新発見が隠れていないとも限りません。
これは小説に限った話ではありませんが、一度読んで合わないと思った作品を何かの折に見返したらハマったなんて経験はありませんか?
食べ物でも、年齢を重ねていくうちに味覚が変わって、子供の頃に苦手だった物が無理せず食べられるようになったり、大好物になったりすることはありますよね。
ならば、表面だけなぞって作品を味わい尽くした気になっているのは、なんとも勿体無い話。
貴方が十の面白さだと思った作品は、実は二十にも百にも面白くなり得るポテンシャルを秘めているのかもしれないのですから。
世の作者が日々文章力を磨くように、読者の皆様も読み方を磨いてみては……というと堅苦しいので、普段とはちょっと見方を変えてお気に入りの作品を読んでみては如何でしょうか。
なんなら、読み専の方も一度お試しのつもりで何か書いてみるのもいいかもしれません。
もしかしたら、隠れていた才能が目覚めたりするかもしれませんし、いつも読んでいる作品がもっと楽しめるようになるかもしれませんよ?
では、今回はこれにて失礼。
投稿者:kuro
小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である名もなき多肉先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、 名もなき多肉先生よりご連絡いただきました文面となります。
「プロになったなろう作家からの「アドバイス」「雑談」などを掲載していきます」と本項にはある。さて、僕は何を書いたものだろう。
まず「アドバイス」はできそうにない。小説の書き方やなろうで人気が出る方法なら僕が教えてほしいし、おそらく他の先生方の方が的確に教えられるであろうから、そちらに譲る。
「雑談」も僕は苦手である。よく友人たちと会話してても「お前の話はよくわからん」とか「つまらん」とか「くさそう」とか言われる。
しかしこれでは書くことがなくなってしまう。
そこで、本項では僕が実践したことについて話そうと思う。ひょっとすると雑談の一種かもしれない。
小説「銀色のスナイパー」を書き始めた日から今日まで、たった一つだけ徹底したことがある。それは「書き続ける」ことである。
僕は書き続けた。
文才もないし、最初はランキングにも乗らないし、そもそもブックマークも0だったが、それでも書き続けた。
この「続ける」という点が、唯一僕が実践したことである。
……と、文章で書けば簡単そうに見えるが、実際のところ書き続けるのは難しい。反応がないとモチベーションが保てないし、せっかく感想が書かれても心無いものだったりすると、もう心も筆も折れる。
僕も「銀色のスナイパー」連載始めの頃は、最初の数行すら読んでないような読者から何の魅力もない稚拙な作品であるなどと言われたり、知り合いに見せても反応は芳しくなく、さらにSという友人には「つまらないから」という理由で殴られもした。
いまだにこの件は納得がいかない。Sはグーで、思いっきり殴ったのである。歯が折れるかと思った。
と、これは余談。
しかしそれでも僕は書き続けることにした。もし僕が筆を折れば、銀色のスナイパーはそこで終わってしまうからである。
僕自身の話は誰も興味がないと思うのでここらで打ち切るが、ネット上にはいわゆる「エター」した作品が無数に転がっている。これは非常にもったいない。
「これ以上書いても誰も読まないから」「どうせ読まれていないから書く意味がない」などの理由があるかもしれないが、実はネット上の連載は意外と読まれているものである。「なろう」でブックマークされていないように見えても、なろうのアカウントを持っていない人が読んでいるかもしれない。
ネット上は不特定多数の人が閲覧しているわけだから、誰の目にも触れないということはまずないだろう。
そう考えると、書く意義が出てくる。読者がいるわけである。
そうして書き続けていると、それだけで結果は出てくるものである。小説を更新すれば「新着一覧」に乗るので、さらに人目につくし、そうやってより多くの人の目に止まれば、ポイントやブックマークが増えやすくなる。そうして1日に1つでもブックマークがつけば、それを100日続ければもうブックマーク100。ブクマ100は「小説家になろう」の作品数50万弱のうち、上位10%である。
なにより書き続ければ文章力も上がるし、いやがおうでも展開力や構成力もつくだろう。そうなるとしめたものである。
というわけで、僕は「続ける」ということの重要さを言いたかった。伝われば幸いである。
さて、これで「アドバイス」でも「雑談」でもないが、一応何とか形になった。もう書きたいこともなくなったので、筆を置きたいと思う。
……いや、ここまで書いていて言い忘れたことが一つあった。
「銀色のスナイパー」第1巻、ぽにきゃんbooksより3月17日発売。
web版はこちら http://ncode.syosetu.com/n1006cw/ から読めます。
以上。
今度こそ筆を置きたいと思う。
投稿者:kuro
小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるみのろう先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、 みのろう先生よりご連絡いただきました文面となります。
こんにちは、日本国召喚の作者 みのろう です。
この度、第四回ネット小説大賞受賞の関係で、3月17日に「日本国召喚 導かれし太陽」が出版される事となり、お便りを書きます。
まず最初に「小説家になろう」という「場」、そして「ネット小説大賞」という「場」を与えて下さったヒナプロジェクト様、感謝いたします。
私は昔から、「リアル世界と異世界が戦う」といった戦記が読みたかったのですが、当時はそのような作品はほとんど無く、空いた時間にノートに書いていたのですが、書いているうちに書く事が好きになり、いろいろと空想していました。
しかし、話の展開を考えると、必ずと言って良いほど補給の問題にぶち当たり、短編であれば完結できますが、長く続く話を思い至りませんでした。
そんなある日、国ごと異世界に転移させ、文明レベルも色々な国が入り乱れる作品を思いつきます。それが「日本国召喚」です。
私が「小説家になろう」に投稿し始めた時、「自分はこんな話が読みたい」といった、自分の読みたい作品を投稿していました。(それは今でも変わりませんが)
すると、感想が来たり、自分の妄想から始まった作品に対する考察が行われたりする事が面白くなり、書く事が趣味になってきました。
文字数が増加するにつれ、徐々に物語が形成されはじめ、薄いキャラクターですが、キャラが勝手に動くようになり、書いていて楽しくなりました。
試しに第4回ネット小説大賞に応募してみたところ、まさかの受賞です。
正直主人公は日本であり、特定人物としての主人公はいません。(場面として主人公を設定する事は出来ますが)それがあるため、仮に評価項目の中に「主人公の魅力」というのがあった場合、その部分はゼロだから落選すると考えていました。
ただ、読者の方の中には、連載初期から「本になる場合」の話をされる方もいて、非常に嬉しく、もしかしたらという可能性が頭に浮かんだのですが、まさか自分の作品が本になるなんて、現実的には思っていませんでした。
私の作品に目をつけて下さった、ぽにきゃんBOOKSさんに感謝です。
そして何より、様々な感想を頂き、モチベーションを上げて下さった読者の方々に感謝いたします。
「小説家になろう」という場、「ネット小説大賞」という場、「感想」という心の支援、そして多大な迷惑をかけながらの「編集」、様々な要望に答えて下さった「イラスト」、流通させるための営業、物流、そして本棚へ置いていただく行為
多くの人に支えられ、
日本国召喚~導かれし太陽~
は生まれます。
皆々様に感謝いたします。
※正直、「小説家になろう」に投稿を始めた時、本当に本としての小説になるなんて、夢にも思っていませんでした。(完全に他人事だと思っていました)
本当に「小説家になろう」なのですね。
投稿者:kuro