【お便りコーナー】第204回: 斎藤ニコ(天道源)先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である斎藤ニコ(天道源)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、斎藤ニコ(天道源)先生よりいただきました文面となります。

みなさん、初めまして。もしくは、お久しぶりです。
斎藤ニコ(天道源)です。
現役のペンネームが(無駄に)2つもあるライトベル作家として、ここ数年、書籍書き下ろしやWEB連載で活動しております。

さて、私、斎藤ニコは、第4回集英社WEB小説大賞にて奨励賞を頂戴しておりました!
https://dash.shueisha.co.jp/webaward/4th/award/

その受賞作「俺とアイツは友達じゃない。(https://ncode.syosetu.com/n8016fi/)」が、
本年4月25日、満を持して発刊となります! すごい! 自分が一番驚いてる!

本作品は、私が、WEB作家としてスタートするきっかけとなったものになります。
大変、思い入れが強い作品ですので、この機会に読んでいただけましたら幸いです。
また、これまで応援してくださった皆様に朗報です。
本作品は「すべて書き下ろし」となっておりますので、新たな黒木陽や藤堂真白の掛け合いが見られます!
「昔読んだ」という方も、今一度、手に取っていただけましたら嬉しく思います!

○作品紹介 特設ページはこちら!
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-631599-9


     *

さて、お便りコーナーの本題となります。
作家を目指す皆様へ、僭越ながら、わずかに先にプロ作家となっている私が、なにかをお伝えできるとするならば――それは、おそらく「デビューまでの道のりの心構え」なのかなと思いました。

すべての方に共通するわけではないと思いますが、小説を書くからには、書籍化(プロデビュー)が一つの目標である方は、多いのではないでしょうか。

私も書籍化を何度か経験しておりますが、その過程は様々です。

・公募のレーベル主催小説賞を受賞して書籍化
・編集者さんに提案したプロット等が採用されて書籍化
・WEB掲載作品から拾い上げの書籍化

など、様々なルートから書籍化を実現しました。
(細かく言えば、さらに複数のルートにわかれます)

そういった書籍化までの道のりに共通する観点が一つあります。

それは「自分の力を信じて、諦めないこと」です。

おいおい、根性論かよ。創作論でもないだろ……なんて、思われるのも当然だと思います。
しかし、「自分の力を信じて、諦めないこと」というのは、意外と難しいものです。

たとえば、私がデビューしたのは公募の小説賞受賞ですが、初めて送ってから、受賞するまでの年数は、実に十年以上となります。
その間、家族問題や、お金問題や、就職問題や、夢追い人問題など……様々なことがあり、創作活動そのものを諦めようと思ったことは多々ありました。

しかし、自分の諦めない力を信じて、書いて、書いて、書きまくりました。
その結果、受賞し、デビューを果たしました。
少しでも自分の力を疑って、「俺の作品なんてつまらないんだ。どうせ作家になんてなれないんだ」と立ち止まっていたら、そのまま筆を折っていたことでしょう。

また、プロット採用に関しても、何枚も何枚も提出をしました。
自身のあった案が採用されずに、落ち込みました。諦める選択肢もありました。
けれども、何度も提出を繰り返し、なんとかモノにしました。
「自分の案は面白いはず! なら×××をしてみよう! そしたら面白さが伝わるかも!」と信じれば、プロットのプレゼンにも熱が入ります。
何十枚も案を出しても、一切、反応がないこともありますので、自分の力を信じられないと、本当に心が折れます。

そして、これは皆さん、百も承知だと思いますが、WEB作品も同様ですね。
何度も何度も書く。読者がつかない。全く読まれない。ようやく読まれても「つまらない」と感想をいただく……心が折れそうです。
でも、そこであきらめずに「面白いと言ってもらうには、どうすればよいか」を考え続けると、不思議と結果が出るものです。わたしもその果てに書籍化のお話をいただきました。

肯定的な意見のほかに、否定的な意見もあることが、創作の世界の常です。
そんな中、自分の力を信じられるのは、自分だけです。

「自分の力を信じて、諦めないこと」

自作の最初のファンは自分であるということ。
そして、その気持ちを、常に忘れないこと。
それが私にとっての、書籍化までの道のりかな、と思います。

この一文を目にした貴方様の価値観に、なんか変化がありましたら、とても嬉しく思います。

     *

最後になりますが、「俺とアイツは友達じゃない。」の予約(販売)ページを掲載させていただきます。
興味のある方も、少しある方も、まったくない方も、とにかく全員のご予約(ご購入)をお待ちしております!

★AMAZON様
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4086315998
★ヨドバシカメラ様
https://www.yodobashi.com/product/100000009004100921/
★Rakutenブックス様
https://books.rakuten.co.jp/rb/18175413/


(斎藤ニコ・天道源)

【お便りコーナー】第203回: 風野フウ@「契約破棄」3/28(金)デビュー作発売!先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である風野フウ@「契約破棄」3/28(金)デビュー作発売!先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、風野フウ@「契約破棄」3/28(金)デビュー作発売!先生よりいただきました文面となります。

皆さま、こんにちは。風野フウ(カゼノフウ)と申します。

この度、3/28(金)にデビュー作がKADOKAWA/エンターブレイン様より発売される運びとなりました!

作品名↓
精霊に「お前は主人にふさわしくない、契約破棄してくれ!」と言われたので、欲しがっている妹に譲ります
Amazon→https://amzn.asia/d/0N1icDU
KADOKAWA公式ページ→https://www.kadokawa.co.jp/product/322411001193/

ジャンルは異世界恋愛。小説家になろう様で4半期総合1位をいただいた作品です。こうして本にしていただけたのも、ひとえに皆様のお陰でございまして、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

初めての書籍化ですので、こちらのお便りコーナーに寄稿させていただくのも初めてでございます。
若輩者ではありますが、『長編を書き切るため、著者がやったこと』についてお話させていただこうと思っております。お付き合いくだされば幸いです。

①ハードルを下げた

まず、長編(約10万字)を書き切るのは至難の業です。
私も書いていて、執筆とはマラソンであるとしみじみ実感いたしました。なので意気込んでペースを上げすぎず、ハードルを下げました。

具体的には『1日100字書く』です。もっと言えば、パソコンをつけて執筆画面を開くだけでも良いと思います。『ちょっとだけでもとりあえずやってみるか精神』。
この精神のおかげで、長編を書き切ることができたと思っています。

②プロットを作る

プロットを作るか作らないかについては作者さんによって意見が別れるところではあると思いますが、私は作りました。
プロットとは物語の『地図』だと思っています。
大海原にポンと放り出され、あてのない航海を続けるのは精神的にもかなりの負担がかかります。
1番大事なのは『執筆を続けること』です。←ここ重要

プロットなしでも書き続けられるならそれで大丈夫ですが、プロットという道標があれば執筆の負担はかなり楽になります。(少なくとも私は楽になりました!)

以上2点となります!

執筆は孤独な作業ではありますが、物語を完結させた時の喜びはひとしおです。
一緒に頑張りましょう~!

【お便りコーナー】第202回: みずがめ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるみずがめ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、みずがめ先生よりいただきました文面となります。

皆様初めまして。みずがめと申します。

連載している「エロ漫画の悪役に転生した俺が、寝取らなくても幸せになる方法」が2025年4月1日に角川スニーカー文庫から発売される運びになりました。

これも応援してくださった読者の皆様のおかげです。視覚障害者の私が、晴眼者(目が見える人)が多いコンテストで受賞・書籍化できたことは大変励みになりました。本当にありがとうございました!

書籍版は新規エピソード追加やラストの変更などしていますので、既読の読者様もお楽しみいただけると思います。
何より、ねしあ先生の素敵なイラストがありますからね。肉感的でちょっと(?)エッチなヒロインたちの姿が見られるだけで価値がありますよ。

詳細は公式サイトにて。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322409000348/

このお便りコーナーでは、他の利用者さんへのアドバイスや雑談を募集しているとのことですので、私も何かお話をできたらと思います。
とはいえ、技術的なところは他の作家さんが有用なアドバイスをしてくれているでしょうし、私も教えるということ自体が苦手です。

なので、いかにして読まれるようにと執筆したのか。その経験を語らせていただこうと思います。

まずは自分が書きたいと考えるジャンルのランキングをチェックしました。
私の場合は1位から10~20位くらいまでですかね。この日までに投稿したい、という期間が短ければ、チェックする作品数が減ります(時間は有限)

そこからタイトル、あらすじ、キーワード、冒頭の2~3話までチェックします。
他の作品と比較すると、読者さんの心を掴みやすい冒頭の共通点やよく使われているキーワードが自分なりに見えてきます。

あとはネタ被りしないように。タイトルやキーワードにパワーワードを取り入れたり。冒頭のインパクトを重視しながら話作りをしました。

タイトルは10話ほど書き溜めてから決めたと思います。わかりやすさ重視でいくつか候補を考えました。
書籍タイトルは「エロ漫画の悪役に転生した俺が、寝取らなくても幸せになる方法」ですけど、最初は「漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?」ですからね。

あとは今作を書くにあたり、いくつか決めごとをしていました。

一つ目は、人気が出た時には物語を続けること。
二つ目は、コメントを見て結末の期待は裏切らないようにすること。
三つ目は、主人公サイドに反省させないこと。
上記の三つです。

一つ目の、人気が出た時には物語を続けること、について。
前作の長編で人気が出たにもかかわらず、当初予定していたところで完結しました。
それはそれで個人的には満足しましたし、多くの読者さんが喜んでくれたと思います。
ですが「もっと続けていたら、もっと評価されていたのでは?」と考えてしまう自分がいるのも確かでした(強欲な顔)
なので今作ではもし人気が出れば、粘るだけ粘ってみようかなと。最初の10万文字を区切りにして、続けるかどうか、どちらでもいいようにと考えていました。
そして目標にしていた評価数を超えましたので、2章を書くことを決めました。けっこうなんでもありの設定なので、話を考えやすかったというのもありますが。

二つ目の、感想コメントを見て結末の期待は裏切らないようにすること、について。
私はタイトルと冒頭を決めた時点で、この作品を読んでもらいたい読者層を定めているつもりです。
なので物語中盤辺りになると、感想コメントをくださる読者さんもこういったシチュエーションや属性が好きという方に絞られてきます。
つまり一番読んでもらいたい読者さんの意見というわけです。
話の流れや起伏がありますので、中盤は好きにやりましたが(やりすぎて突っ込まれたことも……)話の着地自体は読者さんの予想からあまり外れないようにと心がけました。

三つめの、主人公サイドに反省させないこと、について。
私がよくやってしまう展開の一つに「主人公が悪いことや失敗をして反省する」というものがあります。
人間誰にだってミスはあるし、気の迷いだってある。でも反省だってできるよね。
てな感じで主人公やヒロインに自分の悪い部分を悩ませてしまっていました。
私の実力不足なんですけど、この展開が今まで不評だったんですよね。
それがいいと言ってくれる感想コメントをいただいたりもしますが、PVを見るとそういうネガティブな話をした回は数字を落としていました。
これが敵対しているというか、ざまぁされる対象であれば問題ないようなんですけどね。
そんなわけで今作は、気持ちが吹っ切れるような明るいエロコメディを目指してみました。
……でも、ちょこっとそういう話が入っていたりはするんですけどね(癖かな?)

では以上です。初めてのお便りコーナーへの投稿でしたけど、こんな感じでいいですかね?

最後に小説家になろうを盛り上げてくれている読者さんと、小説での繋がりの場を作ってくださっている運営の方々に感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございました! これからもよろしくお願いいたしますね。

【お便りコーナー】第201回: 水島紗鳥@今どきギャルコミカライズ開始先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である 水島紗鳥@今どきギャルコミカライズ開始先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、水島紗鳥@今どきギャルコミカライズ開始先生よりいただきました文面となります。

皆様初めまして、水島紗鳥(みずしまさとり)と申します!

小説家になろうでは主に現実世界恋愛ジャンルの作品を投稿しています。

このたび竹書房バンブーコミックスから2025年4月16日に『どうやら俺は今どきギャルな歳上幼馴染から激重感情を向けられているらしい』コミカライズ版第1巻が刊行される事になりました。
https://www.amazon.co.jp/dp/4801986234?SubscriptionId=AKIAIBX3OSRN6HXD25SQ&tag=t0e19-22&linkCode=xm2&camp=2025&creative=165953&creativeASIN=4801986234

コミカライズが決まったのは応援頂いた読者の皆様のおかげです、本当にありがとうございます!

現実世界恋愛ジャンルのランキングによく出没しているので、水島紗鳥=ラブコメ作家というイメージが強いかと思いますが実は最初からこのジャンルを書いていたわけではなかったりします。

小説投稿サイトに投稿していないものも含めると現実世界恋愛以外に異世界ファンタジーやローファンタジー、SF、架空戦記など様々なジャンルに手を出していました。

ぶっちゃけ現実世界恋愛は最初はそんなに興味がないジャンルでしたが、書いているうちに得意という事に気がついた形です。

今回紹介した作品とは別に書籍化とコミカライズが1作品決まっている事もその証明かなと思っています。

そのため自分が書いた事のないジャンルが実は得意という事も十分あり得ると個人的には思います、現在評価されずに悩んでいる方は他のジャンルに挑戦してみても良いかもしれません。

皆様の創作の参考になれば幸いです!

最後に『どうやら俺は今どきギャルな歳上幼馴染から激重感情を向けられているらしい』のコミカライズ版連載ページも貼っておくので良ければお願いします!
https://gammaplus.takeshobo.co.jp/manga/imadoki_gal/

【お便りコーナー】第200回: 笛路先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である笛路先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、笛路先生よりいただきました文面となります。

はじめまして(ではない方もいらっしゃると嬉しいですが、そこら辺のあれやこれやは割愛☆)
笛路と申します。読み方は『ふえじ』です。

今までこのコーナーに応募する勇気がなかったのですが、今回やっとこさ重い腰を上げてみました。
いえ、寝転がって書いていますけどね。
スマホで寝転がって書く主義なので!


まずは宣伝!
この度、念願の紙での書籍化をしていただけました☆

◇◆◇◆◇◆

【ネトコン12 受賞作】
『魔王様の餌付けに成功しました~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~』
上記作品が、4月10日に発売されます。
出版:双葉社・Mノベルスf様
イラスト:犬月煙様
著者:笛路
発売日:2025年4月10日

異世界に転生した悪役令嬢ミネルヴァが、食いしん坊な魔王に出逢い、餌付けして安全安心に暮らそうと悪巧み(?)するこの作品、内容もタイトルも小説家になろう様掲載時よりかなり変えていますので、既読の方も楽しんでいただける内容となっております!

◇◆◇◆◇◆


書籍化作家様やどえらく面白い作品を書きまくっている作者様たちがドーンと立ち並ぶコンテストで受賞出来たのですが、それはなぜか――――なんて話をしたい人生でした。
私にはそんな能力はないので、ノリと勢いだけで楽しく脳筋に作品を書き続けて、更には優しい小説仲間がいればなんとかなる!というお話をしたいなと思います。


まず、私が小説を書こうと思ったきっかけは、令和になったからでした。
テレビで『新年号になにか新しいことを始めよう』みたいな特集を見て、三日坊主を改善したいなぁ、自分が続けられそうなのってなんだろう?という疑問から。
その時、一番ハマっていたのが異世界恋愛小説を読むことだったので「書いてみよ☆」となったのです。
あわよくば書籍化とかでガッポガッポという煩悩は溢れてました。
はい、ここでよく分かると思いますが、ノリと勢いなんです。そんなもんです。

次に、処女作を書き始めたものの、当時は毎日投稿されている作品は『その日に書かれている』ものであり、毎日投稿するためには書き続けなければいけないのだと勘違いしており……毎日5000文字書いていました。
システム上、ストックを作れると分かってはいたので、書き進められる日は更に書き進めてはいましたが、2年近くほぼ自転車操業で書いて、最終的に250万文字を書いていました。
はい、ここでもよく分かるかと思いますが、ノリと勢いと脳筋です。

なんとですね、そんなことをやっていたら、アホみたく書くことに慣れちゃうんですね。人間の脳なんてその程度で騙されるんですよ。
三日坊主改善計画は成功しました……たぶん(保身)


処女作を書き終えて、ちょっと燃え尽きるかと思うじゃないですか。脳筋になると、結構な速さで復活するんですよ。
処女作で使った設定でもうちょっと上手くやれたよなとか、あそこああいうふうに書けばよかったとかいう後悔ももちろん湧き出ます。
そこで、笛路の内なる悪魔から2つの提示があるわけです。

・処女作を推敲し、ブラッシュアップだ!
・ネタ擦りでもいい、次の作品を書いちゃえ!

さて、皆さんならどうします?
正解なんてないんですけどね、脳筋な私は後者を選びました。
処女作は大好きだけど、ガッポガッポは狙えなさそうでしたから……(煩悩まみれですみませんね)
で、使いきれなかったネタ、書ききれなかった設定を使って、アホみたいに短編を書きました。どれくらいアホかって?現在130作品くらいあるんですよね。

なぜこんなに増えたのかというと、小説家の集まりのチャットなどでいろんな作家さんたちと話していると、こういう内容面白そうよねみたいな会話になることがあるんですね。そこで「面白そう! 書いていい?」で書いちゃうんです。短編を。
こんなタイトル考えてみたんだけど、誰かいる?みたいな会話には「くれ!」って言っちゃうんです。そしてまた短編を書くんです。
自分一人で作り上げる世界も楽しい。でも、自分に似てるけど、その考えはなかった!みたいな設定を聞くと、妄想が楽しくなっちゃいません?書いちゃいません?
ノリと勢いで生きていると、こうなります。


そうやって日々書き続けていたら、徐々にランキングに登れるようになったんですね。
余談ですが、私と数人の小説仲間はランキングをチョモランマと呼んでおり、登山に例えることが多いので『登る』としております。
そしてついに奇跡が起こります。
陽炎氷柱さんという小説家さんがやらかしたネタで盛り上がって、ノリと勢いで書いた短編は日間総合1位を取りました。
(どえらいやらかしをしてくれてありがとう陽炎さん)

もちろん、自分で一から考えたものが大半ではあるんですが、仲間と話して盛り上がったネタというのは、思い入れが強くなるとともに、責任も出るんですよね。この展開が好きだけど、絶対に一般ウケしないもんなぁ。って気付ける。
ノリと勢いと脳筋で生きていても、そこは踏みとどまれたんですよ。褒めて!
小説仲間がいるとね、楽しいんですよ。いろいろ意見し合えるし、作者側の視点でどこが駄目かとかも話してもらえる。

今回ネトコンを受賞出来て書籍化した作品、以前に電子書籍化した作品、コミカライズ予定の作品も、そうやって出来上がったものです。本当に、ぽんこつでノリと勢いと脳筋の私に付き合ってくださって、本当にありがとうございます!(私が忘れてるネタあったら言ってね)


最近手が止まるなぁとか、次の作品思いつかないなぁとか、表現どうしようとか、ちょこっと迷子になっている作者さんって結構多いと思います。
皆さんも、ノリと勢いで書いて、脳筋で書き続けて、時には小説仲間を頼って、日々楽しく小説を書きませんか?
いつかなんとかなるかもよ☆……たぶん!(保身)


最後にもう一度宣伝しとこう!たぶん許されるはず!

【ネトコン12 受賞作】
『魔王様の餌付けに成功しました~魔界の定食屋で悪役令嬢が魔族の胃袋を掴みます~』
4月10日発売です!
犬月先生のどえらいイラストがたくさんあるよ!


ではでは、良きノリと勢いで楽しく脳筋な小説ライフをお過ごしください!

 笛路