【お便りコーナー】第52回: もちだもちこ先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるもちだもちこ先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、もちだもちこ先生よりご連絡いただきました文面となります。



 初めましての皆様、もちだもちこと申します。
 私の作品を読んでくださっている方、もちだは元気です。
 いつも『お便りコーナー』を楽しみにしております。
 先日、某つたな先生の回を読んで涙した私は、無謀にも今回投稿させていただいた次第です。

 さて、もちだもちこの手がけた『オッサン(36)がアイドルになる話』という作品が書籍化し、ありがたいことに2017年10月に2巻も発売されました。応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。
 そんなペーペーな新人である私が、ここで何を語るのか。
 それは、書籍化したいと思ってらっしゃる人達とは真逆なことをしている私でも、歯茎をむき出して頑張ればなんとかなったということを語りたかったからです。歯茎はしっかりとむき出してください。恥ずかしがっている場合ではありません。

 そもそも流行りの異世界ものでもない、若者主人公でもない、ラブコメでもないこの作品が書籍化出来たのは奇跡に近いことだと思っています。
 よくある話ではありますが、この『オッサンアイドル』は私が読みたくて書いたものです。流行りを取り入れない読者に媚びないスタンスで、ただ好き勝手に書きました。
 私は小説を書き始めたのは今から1年8ヶ月前です。そう。ただの素人です。
 そんな素人で海苔さえ巻いてないもちでも、中学2年生くらいの脳みそで決めていたことがあります。

「子供から大人まで読める分かりやすい文章で書く」

 大人に関しては、私の両親(70代)が面白いと言ってくれてるので大丈夫かと思われます。私のSAN値についてはお気になさらず。大丈夫ですよ。(ハイライトの消えた目で)
 とにかく、これだけは守って書いてました。そりゃもう寝る間も惜しんでガムシャラに。もちろん歯茎はむき出しで。
 もちもち頑張って数ヶ月後に帯状疱疹で倒れました。睡眠時間って大事ですね。激痛の中で実感しました。肌荒れもすごかったし、もち肌がカサついちゃって……。

 ところで何の話でしたっけ? 書籍化までの道程? どーて……ゲホゲホ。
 すみません。話を戻します。
 
 分かりやすい文章はともかく、その頃ほとんどなかった『オッサン』『筋肉』『現代もの』『アイドル』が盛り込まれた作品です。読んで面白いと言ってくださる人はいても、「書籍化は難しいだろうなぁ」と言われ続けていました。
 そのことが悲しいとは思っていなかったのですが、日間ランキングとかに出たので「あわよくば書籍化打診とか来たりしてグヘヘ」とゲスい笑みを浮かべていた私は落ち込みました。顔はゲスいまま戻りませんでした。

 投稿してから数ヶ月後に奇跡が起こります。
 詳しい過程は省きますが、編集部の方が偶然『オッサンアイドル』を読んでくださっていたんです。そこから関係者の方々による『オッサン筋肉フェロモン万歳フェスティバル』が秘密裏に開催され、無事刊行することとなったのです。
 ここでの奇跡は、編集部の方が読んでくれていたのもありますが、流行りを追うだけのレーベルではなかったというのもあります。これは本当にすごいことだと思います。
 
 編集さんは言いました。「面白いと思った作品を本にしたい。それだけなんです」と。その後に「プ◯キュ◯はファイブから入りました」とも。
 私は感動しました。そして言いました。「強さなら初代が一番でしょう」と。

 こうして(余計なことを含め)語りましたが、私の流れは参考にならないでしょう。
 だからこそ言いたいのです。
 流行りの作品を書くのも良いですが、自分の趣味全開の作品も書いてみてはどうでしょうと。
 もしかしたらそれが、新たなラノベの『流行』になったりするかもしれません。時代の先駆者と呼ばれるかもしれません。
 ご一考ください。

 ちなみに私は、どこかの集まりで顔を出すたびになぜか「オッサン愛の人」とか「筋肉の申し子」とか言われるようになりました。
 一応ですが女の子なので、もうちょっと可愛い二つ名をいただければ幸いです。


オッサン(36)がアイドルになる話
https://ncode.syosetu.com/n2448dj/

【お便りコーナー】第51回: 東国不動先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である東国不動先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、東国不動先生よりご連絡いただきました文面となります。



はじめての方はよろしくお願いします。東国不動と申します。
あまり多くはないと思いますが、知っている方はこんにちは。

お便りコーナーに投稿する先生方のほとんどが小説家になろうに投稿した作品でデビューしていると思います。私もそうです。
本になって全国の書店に並ぶだけでも凄いことだと思うのですが、拙作の『僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件』にいたってはコミックにまでなって全国の書店等に並びました。
もし小説家になろうが存在しなかったら、私がこんな経験をすることは絶対になかったと思います。

しかも担当様が言うには初速という意味でちょっとみないほど売れているそうです。
発売してすぐに大手のネット書店からは在庫が無くなり、出版社から卸す分も無くなって、緊急大重版をかけてくださっています。
書店では置いてあるところもありますので是非^^;
この文章を書いている時は11月ですが、12月1日頃には重版分が行き渡るそうです。

ところで小説家になろう初のコミックは他の作品も大好評を博しているようです。
ひょっとしたらなろう作品がコミック化する経緯に興味がある人もいるかなと思って、あくまで一例としてお伝えします。
他の作品のことはよく知りませんが、実は『僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件』は小説のオファーが来る前にコミックになることが決まりました。
とあるラノベの勉強会に来ていたコミックの編集者様に名刺を渡すついでに『僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件』を話したのです。

東国「今、これこれこういう作品を小説家になろうに投稿してるんですよ。結構ランキングで人気出てるのでなろうで読んでみてください」
編集者「面白そうですね! 読んでみます!」

そして次の日、知らない番号からの電話に出ると……。

編集者「あ、東国さんですか? 僕のダンジョン、面白いからウチで漫画にしたいんで明日会いませんか?」
東国「ホントですか?」

さらに次の日、出版社の近くの某飯屋さんで。

編集者「じゃあウチのWEB漫画に掲載して、分量が溜まったらコミック本を出すということでいいですかね?」
東国「え? ありがたいですけど、これで漫画になることが決まりってことなんですか?」
編集者「うん。東国さんが納得してくれれば」

もちろん実際には小説版の出版社は私の方で探すとか、(この当時はまだ一社もオファーが来ていませんでした)漫画についての雑談等の話もちょっとはした気はしますが、こんな感じで即決でした。
なろうで僕ダンの初投稿日を確認して見てみると2016年8月31日に投下をはじめて、勉強会は2016年9月11日にあったので……え? 前述の通り、そこから2日ぐらいで決まったので投下してから13日ぐらいですね。驚きました。
その後も素晴らしい作画様を探してくれたり、メイドインアビスでTVCMをしてもらったり、ヒロインの等身大パネルを作ってもらったりと、何度も「ホントですか?」と聞きたくなることをしてくださって、これだけ売れたのだと思います。

ただ、何と言っても小説家になろうに作品を投稿したことからすべてがはじまっています。
作品をチラ裏や頭のなかに留めておいたら、間違いなくこんな結果にはなりませんでした。
僕の場合はたまたま編集者様がいらっしゃる時に作品が見せられる『場所』にありました。
作品をチャンスが来たら見せられる場所として『小説家になろう』は凄く良いと思います。

最後に小説家になろう様と応援してくださっている読者の皆様、本当にありがとうございます。
この場を借りて御礼申し上げます。



僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件 小説版サイト
http://books.tugikuru.jp/detail_bokudan.html
僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件 漫画版サイト
http://mangalifewin.takeshobo.co.jp/rensai/bokudun/

【お便りコーナー】第50回: リューク先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるリューク先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、リューク先生よりご連絡いただきました文面となります。



初めましての人は初めまして。
いつもお世話になっている人は、どうもです。

さて、私この度一二三書房から「異世界に転生したので日本式城郭をつくってみた。」でデビューいたしました、リュークと申します。

さて、今回こちらに寄稿させて頂いたのは、これから書こうかどう かと迷っていらっしゃる方に少しでも勇気を与えられたらと思い寄稿させて頂きました。

実は私、小説自体を書いた事がこれまでの人生で一度もないどころか、作文すらも苦手なダメ小学生でした(笑)

それがまぁそのまま大人になって社会人となり、電車移動の際の暇つぶしに読み始めたのが、この「小説家になろう」の作品でした。

元から本が好きだったのもあり、有名な作品からアマチュア感の漂う作品までありとあらゆる作品を読んでいたのですが。

その中でなんとなくです。ただ何となく「書いてみようかな」という気まぐれが生まれてしまったのです。

それからはもう一心不乱、無我夢中の執筆活動の開始です。

最初の作品「劉皇国戦記」は鳴かず飛ばずで した。
けど、読んでくれる人が居る。一日に100回もアクセスする人が居る。
自分の作品に評価をくれる人が居る!
この快感を知ってから、更にのめり込みました。

それが、実は昨年2016年なんです。(投稿現在2017年)
そう、1年です。たったの1年で書籍化しちゃったんです。(オロオロ)

ただ、この1年本当に楽しかったです。
新しい人たちに出会い、私の作品を好きだと言ってくれる人、嫌いだという人色んな人に出会いました。

中には無名の頃の私の作品に絵を描いてくれる人まで。
本当に、本当にすごい体験をたくさんさせていただきました。
だからこそ、私は言いたいのです。

これか ら書こうと思っている方々、一緒にこの世界を楽しみませんか?
沢山楽しい作品を作ってみませんか?
もちろん日の目を浴びるまでは長いかもしれません。
でも、控えめに言って「最高!」ですよ!

さて、もっと色々と語りたいのですが、長々と語ると読みにくいので最後に宣伝をします。
「異世界に転生したので日本式城郭をつくってみた。」が8月15日に全国書店等で発売しております!

私の情熱と楽しさと、たくさんの人の思いが詰まった作品を是非ともよろしくお願いします。
そして、もしよろしければ、お手に取って頂き私の身命と頭脳の限りを賭して書いた作品をお読みいただければと思います。
なお、イラストは「村カルキ」先生の美麗イラス トです!城にもこだわって頂きましたので、是非ともよろしくお願いします。


「異世界に転生したので日本式城郭をつくってみた。」は、(http://www.hifumi.co.jp/books/lineup/9784891994587.html)から試し読みもできますので、是非ともお越しください。

また、全国書店や専門店で好評発売中です!1からつくられていく城と村の様子を是非お楽しみください!

【お便りコーナー】第49回: 薄味メロン先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である薄味メロン先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、薄味メロン先生よりご連絡いただきました文面となります。



 はじめまして、アーススターノベル様から『なんか、妹の部屋にダンジョンが出来たんですが』を出版していただけることになった薄味メロンです。

 とても胸を張って「小説家です!!」と言える人間ではないのですが、そんな私だからこそ書けるアドバイスもあるのではないかと思い、こうしてお便りを送らせていただきます。

 テーマは『ポイントが低くてもチャンスがある。自分のペースで小説を書こう』

 これで行きたいと思います。


 さて、早速ですが。

 皆様は小説を書いていますか?
『小説家になろう』に小説を投稿していますか?

 書いている方は、自分のペースで続けて頂ければと思います。
 書いていない方は、書きましょう!!


『ポイントが低くても、書籍化のチャンスはありますよ!!』

『書籍化すれば、憧れの作家先生方とゆっくり小説談義が出来ますよ!!』


 この2つは声を大にして言えます。

「書籍化」「プロと小説談義」したくないですか??

「いやー、昨日、作家の飲み会参加してさー。やっぱプロは面白いな!!」

 自慢げにそう言いたくはないですか??

『小説家になろう』であれば、そのチャンスが転がっています。
 ある日突然、書籍化の切符が手に入ることがあるのです。


 毎日更新? ランキング上位? 流行を読み取る能力??

 あるなら良しですが、なくても大丈夫です。


 私のデビュー作となります『なんか、妹の部屋にダンジョンが出来たんですが』
 書籍化のお話を貰ったのは、800ポイント、8万文字の時でした。

 ポイントは底辺。文字数は、本一冊分にも届いておりません。

 更新は月・水・金。
 ジャンル別の下の方ならまだしも、総合ラインキングなんて入ったことがありません。

 それでも、面白い、の一言で書籍化のお話を貰えました。

 担当編集様「私が面白いと思ったので声をかけました。妹がポイントなのかもしれません」

 そんな感じです。

 出版社様のホームページで発表していただいた時でさえ、1200ポイントでした。


 夜中1時まで小説談義を繰り広げた先生の中には、生まれて初めて小説を書いて書籍化した人もいます。
 ちなみに、重版に次ぐ、重版で、売れに売れています。


 更新は毎週日曜日の1回。
 それで書籍化している先生もいます。


『週に1回。二千文字』


 まずはそこから試してください。

 もちろん更新頻度は多い方がいいですし、ポイントも取れた方がいいです。

 ですが、趣味の範囲。それこそ宝くじを買うような感覚で、小説を投稿してみても良いのではないでしょうか??


 今週は疲れたから書くのやめよ。
 飲み会行くから、更新いいかな。


 私は、ありだと思います。


 小説は趣味。いまの生活の空き時間で、出来る範囲でやる。
 空き時間に書いてたら読者様から感想を貰った。うれしくなったからもう1話書こう。

 そんな書き方もありだと思いますよ?

 私のように、たまたま編集者様の目にとまって、書籍化のお話が来るかもしれません。
 ですが、投稿しない限りは、可能性ゼロですからね。


『空き時間に少しだけ書いてみる。投稿してみる』


 それが良いと思いますよ。

 少しだけ本質から外れますが、私の書き続けるコツは投稿することです。

 発表の場所があるから続けられる。
 1人でも読んでくれるから続けられる。

 とりあえず1話をアップしてみる。
 気が付けば2話目を書いている自分がいますよ。


 恥ずかしい?
 いいんですよ、趣味なので。堂々と「素人だからな!!」って言ってやりましょう。

 時間がない?
 時間があるときでいいじゃないですか。無理はしない。

 続きが書けないかもしれない?
 次の作品、行っちゃいましょう。また書きたくなったら書いたらいいですよ。



『とりあえず書いてみる。2000文字くらい貯まったら、軽い気持ちで投稿してみる』



 気が付けば、書籍化作家様とゆっくり話せる人生が待っているかもしれませんよ??
 本気で書籍化を目指している自分がいるかもしれません。


 まずは、1文字目をはじめてみましょう。


 最後に宣伝を……。


『なんか、妹の部屋にダンジョンが出来たんですが』
 出版社・アーススターノベル(泰文堂)

 8月17日発売となります。



 ダンジョンが浸透した現代日本。

「お兄ちゃん、ダンジョン行こー」

 無邪気に微笑む妹に連れられて、高校生の兄妹がダンジョンに入っていく。

 青春を歩む高校生たちが、部活気分でダンジョンに入る。そんな物語。



『妹が可愛い!!』
『幼なじみが可愛い!!』

 書店で見かけた際には、カスカベアキラ先生のイラストだけでも眺めて頂ければと思います。
 本当に可愛く描いてくださいました。

 特集ページには試し読みもあります。
(http://www.es-novel.jp/newbooks/#imoutodungeon01)

 カスカベアキラ先生のイラストが、7枚も見れてしまう!!

 よろしくお願いします。

【お便りコーナー】第48回: 初枝れんげ先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である初枝れんげ先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、初枝れんげ先生よりご連絡いただきました文面となります。



いつもお世話になっております。
小説家になろう様で「異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件」http://ncode.syosetu.com/n9759dd/ を連載させて頂いている、初枝れんげです。

8月10日に拙作が出版されることになりましたので、わたしごときが僭越ですが、新人の方へ、どうすれば書籍化できるかについてアドバイスをさせて頂きたいと思いまして、掲載の機会を頂きました。

なにせわたしごときが出版の機会を得ることが出来ましたので、他の方に出来ないはずがありません。

ではそんなわたしごときがどのように作品を作ったか、お話するとしましょう。

まず、一番大事なことを書きます。それは『小説を書く時間を確保すること』です。他のことは些事にすぎません!

・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

おいおい、ふざけんじゃねえよ、それのどこが大事なことなんだよ! と叫ばれた方はまったく正しいと思いますが、少し座ってください。

つまりこういうことなんです。

小説を書く才能とは何か?

小説家の資質とは何か?

これはもう言うまでもなく、書き続けられるかどうか、という1点に尽きます。

連載されている方の中には社会人も多いと思います。学生もいるでしょう。仕事や勉強が終わって疲れて果てて帰って来て……、さあ!ここです!

ここでゲームをしたり、漫画を読んでしまってはいけません。ここで2時間、小説を書きましょう! それだけです!

もちろん、プロットを組むでも、キャラクターの設定を練るでも、もしくは、今まで書いた小説を推敲しても良いです。ともかく「執筆」という試練(あるいは我々に与えられた命題)と向き合いましょう。

書かない日が1日でもあってはいけません。※やむを得ない事情は除く。
そのロスした1日分(2時間)を翌日取り返すことは不可能だからです。平日に4時間も執筆することは概ね不可能であり、たとえ出来たとしても、そんなことを何度も繰り返すことは出来ません。きっとつらくなって、じきに書かなくなるでしょう。

我々は小説を書くのだから、長い長い遊泳が必要です。10万字(1巻分)を書くには無理のないスケジューリングが必要となります。時に1か月、時に半年、時に1年かかる遊泳です。それは短時間の集中を毎日繰り返す(ストレスフリー)、という行為以外に達成する術はありません。

ですので、わたしが皆さんに執筆にあたって唯一アドバイスできる点、何よりもわたしが大事に思っている点は次のことです。

つまり、『時間を確保する方法を自分の中で確立してください』ということ。

これさえできれば何年かはかかるかもしれませんが、小説は書けたも同然です。

ちなみにわたしは仕事柄、手帳に書いたスケジュールは強迫観念で絶対に順守します。守れないときはこまめに手帳のスケジュールを再調整するくらいです。なので、私の手帳には必ず毎日「執筆」の文字が2時間踊っています。

皆さんにとって、自分をコントロールできる方法を探してください。これが書籍化への最大の近道だと、わたしは思います。

駄文、迷文でアドバイスになっているか不安ですが、何の才能もない私が書籍化できた唯一の勝因と思っている点を書きました。よろしければご参考にしてください。

あと、最後に少しだけ。

「異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件」第1巻、TOブックス様より8月10日発売。Web版とは大きく変化した書下ろしストーリーをお楽しみに!

主人公のマサツグ君も大活躍するぞ!