【お便りコーナー】第109回:こはるんるん先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるこはるんるん先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、こはるんるん先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。こはるんるんと申します。

小説家になろう様で「神を【神様ガチャ】で生み出し放題 ~実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします~」
https://ncode.syosetu.com/n3720gy/
を連載しております。

ファンのみなさんの応援のおかげで、本作の2巻が5月17日に刊行されることになりました。

この場を借りてお礼を申し上げます。
Web版の読者さんにも楽しんでいただけるように、改稿とエピソードの大幅な追加をしています。
詳しくは電撃の公式サイトをご覧ください。
https://dengekibunko.jp/product/kamisamagacha/322201000081.html

ここからは、私が小説を書くために心がけていることをお話します。

それは『完璧にこだわらない』ことです。

売れている作品、人気のある作品を読むと、レベルの高さに愕然とすることがあります。特にうまくいかない時期が続くと、このレベルの小説を自分が書くことができるのだろうか?
と、悩んで自信を無くしてしまいがちです。

そんな時は、完璧にこだわらない。いきなり頂上を目指さないと、心の中で念じると楽になれます。

小説は書かなければ完成しませんが、自信を無くすと書けなくなります。
自信を無くす最大の原因が、完璧なものを作ろうとハードルを上げてしまうことだと思います。

ハードルを下げて、とにかく一日500文字でも書ければ大成功。
「うまくいかないかも知れないけど、書いてみよう」という気持ちが大事だと思います。
書いてみたら、意外と新しいアイディアが生まれてきて、うまくいくこともあります。
ただし、書かなければゼロのままなので何も生まれません。

完璧にこだわらず、コツコツ一歩ずつ進んで行くことが大事だと思います。

一緒に頑張りましょう!

このお便りがあなたの創作活動の参考になれば幸いです。
それでは、長々とありがとうございました。

【お便りコーナー】第108回:ネコクロ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるネコクロ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ネコクロ先生よりいただきました文面となります。

皆様、お久しぶりです。
現実恋愛のジャンルで活動をしているネコクロです。

今回は、2月25日に
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』
という作品が発売されることになりましたので、この機会に皆様にお伝えしたいことがあり、
お便りを送らせて頂きました。

※以後、この作品は『お隣遊び』という略称で記載させて頂きます。

今回お伝えしたいことは、【諦めないことの大切さ】です。

私の読者になってくださっている方々はご存知だとは思いますが、
実はこの作品、小説家になろう様で連載開始させて頂いたのが、2019年11月26日になります。

そう、2年以上の年月をかけて、今回書籍化して頂けることになったのです。

私は、2年前からこの作品はいつか書籍化すると信じていて、ずっとそう言い続けてきました。

それだけ自信がある作品だったのです。

そして今回、集英社WEB小説大賞で銀賞を頂戴し、書籍化することができたのです。

私はずっと『お隣遊び』の書籍化を信じ、連載を続けてきました。

しかし、打診はなく、人気が高かったこともあって賞に応募もしましたが、落選という結果でした。

その上で私が思ったのは、要素は絶対に悪くない。
そして人気もある。
それでも打診がこなくて賞に落ちるのは、何か駄目な要因を含んでいるからだ、と思いました。

それにより、作品のリメイクを考えたのです。
ただ、リメイクといいましても、作品の推し要素や、主要設定は変えておりません。
こうして試行錯誤しながら書籍化を諦めずに集英社様の賞に応募した結果、とても有難いことに銀賞を頂けました。

ここで大切なのは、【打診が1度もない】、【落選も経験している】という作品でも、
【書籍化できた】、ということです。

私がファンの皆様とtwitt●rなどでお話しさせて頂くと、
『打診がない作品は諦める』、『賞を落ちた作品はもう別の賞に応募してもだめ』
、と考えている方が意外と多くおられました。

私は今回の受賞で、そんなことはないよ、と証明できたと思っております。

正直、打診が来る作品の定義は私にもわかりません。

その時のブームや、出版社が求めているものに依存したり、
はたまた別の要素が絡んだりと、関係者でない以上わからないのです。

しかし賞に関しては、一度落ちた作品であっても、別の賞なら受賞できる可能性は十分にあると思っております。

なぜなら、審査員が違うからです。

これは昔からよく言っているのですが、【十人十色】という言葉がある通り、人それぞれ好みが違います。

つまり、落選した賞では審査員にウケがよくなかったとしても、
別の賞では気に入ってくれる審査員がいる可能性があるのです。

ですから、自分が自信を持っている作品であれば、諦めずに頑張ってみてください。

その上で、もう駄目だ、と思うようであれば、新しい道を探すのもいいと思います。

どの道が正解だったかなんて、やってみないとわかりません。

だから、自分が後悔をしない道を選ぶようにして頂ければと思います。

私は『お隣遊び』に関しては、諦めない、という道を選びました。

絶対に書籍化できる、という自信があったからです。

二年という月日が経ちましたが、諦めなくてよかったと心から思っております。

先程お伝えしました通り、どの道が正解かなんてわかりませんが、
時には諦めないことで開ける道がある、ということを知って頂けますと幸いです。

もし、創作に関して何かあれば、気軽にご相談してください。

私は小説家になろう様で連載していたおかげで作家デビューした作家ですので、
小説家になろう様で連載をされている皆様は創作活動の同志だと思っております。
(ちょっと言ってることくさいですけどね!)

ですから、本当に気軽に相談してください。

結構心が折れてしまうことも珍しくないので、
一人でも多くの方が創作活動を続けてくださるのが私も嬉しいです。

そして、その中で作家デビューをされる方がいらっしゃれば、この上なく嬉しいと思っております。

長々となってしまいましたが、ここまで読んで頂きましてありがとうございます。

それでは最後にですが、
かわいい美少女留学生と一緒に甘えん坊の銀髪幼女を子育てする、
『迷子になっていた幼女を助けたら、お隣に住む美少女留学生が家に遊びに来るようになった件について』
もよろしくお願いいたします!

ではでは、またの機会にお会いしましょうノシ

【お便りコーナー】第107回:榛名丼先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である榛名丼先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、榛名丼先生よりいただきました文面となります。

初めまして、榛名丼と申します。
わたしは2021年9月にTOブックスより刊行の「婚約破棄された替え玉令嬢、初恋の年上王子に溺愛される」という作品で商業デビューをしました。

小説家になろう様に「お便りコーナー」なるものがあると知り、はじめてお便りを書くことにしました。ドキドキしています。
書籍化を目指す方へのアドバイスや雑談ができる場所ということで、僭越ながら3つのアドバイスを書かせていただきました。


①毎日1000字以上書く


これはわたしが大学生だった頃、別学科の創作理論関連の講義を受けたときに教授が話していた言葉です。

「毎日1000字以上を書き続けられる人は、10年後に必ず小説家になっています」

この言葉がすごく心に残っています。恩師の言葉はほとんど忘れちゃったのに、この言葉だけ……。
毎日1000字以上書いた場合、100日間書き続けると100000字になります。書籍1冊分くらいの文量です。
もし1000字が難しいのであれば、極端な話、最初は1日に1字でも10字でも100字でもいいんじゃないかと思っています。どんどん書いちゃいましょう。継続は必ず力になり、自信に繋がります。


②何を見ても、面白いところを探す


小説でも、漫画でも、アニメでも、ドラマでも映画でもゲームでも……なのですが、つまらないところを探すのって、その逆に比べると実はすっごく簡単です。
ですので、ぜひぜひ面白いところを探してみてください。自身が面白いと感じる理由も一緒に見つけて、言語化してみてください。
「面白い」には必ず理由があります。きっと今後の自身の作品作りに活かされてくると思います。

ちなみに、たまに心ない感想や中傷を目にすることもあるかと思います。相手を傷つけることを目的に書かれた言葉に、びっくりすることがわたしにもあります。
気にしないのは難しいと思います。ただ、「つまらない」は簡単で、「面白い」は難しいのです。そのことはどうか忘れないでください。

自分の「面白い」と読者の方の「面白い」が一致したときは、踊りましょう。それはめちゃくちゃすごいことです。
ブックマークやポイント評価は、読者様の「面白い」の気持ちです。最近は「いいね」も見えるようになりました。(運営様、素敵な機能をありがとうございます)
思いがけないところにチョコンと押されていると、嬉しくなります。読者の方からの「面白い」の声を見つけるヒントにもなるんじゃないかなと思っています。


③楽しんで書く


単純明快なのですが、なんだかんだでこれがいちばん大切かと思っています。
もちろん創作活動は楽しいことばかりではありませんが、苦さや悲しさ、キツさをひっくるめて、楽しいことだとわたしは思っています。

もしも執筆や私生活のことで「苦しい」が大きくなったときは、たくさん寝て、お日さまの光をたくさん浴びて、空に向かって伸びをしてみてください。
そしたらまた、ペンを取ってみてください。あるいはスマホかキーボードかもしれません。物語はいつもドアを叩いた人を別の場所に連れ出してくれますし、それは作者にとっても同じだと思っています。
楽しんだもの勝ちの世界です。あなたの世界です。楽しみながら書いた作品は、絶対に誰かに届きます。



以上です。
見ての通り大したアドバイスじゃありませんし、わたし自身に誇れることもあまりないのですが、もし何かしら残るものがありましたら幸いです。


最後にちょこっと書籍の宣伝を。

◆婚約破棄された替え玉令嬢、初恋の年上王子に溺愛される
TOブックスより1月20日に第2巻が発売したばかりです。きゅんとする恋と魔道具のお話です。よろしければ、ぜひお手に取ってみてください。

◆悪役令嬢と悪役令息が、出逢って恋に落ちたなら ~名無しの精霊と契約して追い出された令嬢は、今日も令息と競い合っているようです~
GAノベルより12月15日に発売しました。じれったいツンデレたちと精霊のお話です。こちらもぜひぜひ。


他にもいろいろ書いております。気になった方はマイページのほうにも遊びに来てみてくださいね。

皆様の創作活動にも、これからもたくさんの「楽しい」があるよう祈っております。
榛名丼でした。

【お便りコーナー】第106回: 八神鏡@『霜月さんはモブが好き』2巻2/19発売先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である八神鏡@『霜月さんはモブが好き』2巻2/19発売先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、八神鏡@『霜月さんはモブが好き』2巻2/19発売先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。八神鏡と申します。

本サイトでは『霜月さんはモブが好き』という作品を連載しております。
第九回ネット小説大賞を受賞させていただいたことをきっかけに、この度2月19日に2巻が発売されることになりました!
簡単に説明するとアンチハーレムメタラブコメです! キャラクターがラブコメだと分かっているラブコメを、どうか見てくれると嬉しいです。

小説家になろうという場があったおかげで、こうして幸せな結果になりました。本当に感謝しかありません。詳しくは公式サイトを見てみてくださいm(__)m

いつもこのお便りコーナーを見ているのですが、今回は勇気を出して投稿してみることにしました。

『才能のない人間でも作家になれる!』

ということをお伝えできればいいなと思っております。

僕はアマチュア時代も含めると、執筆を初めて10年以上が経過しております。
それまで数えきれないほどの文字数を書いてきました。10万字以上の作品数は50を越えてます。それ以下の作品も合わせると……比喩ではなく、本当に具体的な数字が分かりません。

つまり何が言いたいのかと言うと『諦めない心』が大切だと僕は思っています。

小説を書く技術というものは多数あります。
読みやすい文章にする。セリフの掛け合いの軽快さ。ストーリーの構造。キャラクターの可愛さの表現力……などなど。
勉強を始めたらキリがありません。全てを習得することなんてほとんど不可能である上に、一番分からない『面白さ』というものは時代に合わせて常に変化していきます。

定量的に、論理的に、『面白い』を導き出すことなんてできないと僕は思います。

だから続けるんです。

足りない技術も、続けていれば自然に向上していきます。
分からない面白さも、続けていればいつか波長が合う時が来ます。

才能のある人間はすぐに結果が出るでしょう。
でも、才能がない人間は、すぐに結果が出ないだけで絶対に結果が出ないわけではありません。

長い努力を続けたおかげで、ようやく芽が出た僕のような人間もいます。
その過程で心が折れそうになった時も度々ありました。いくつもの新人賞に応募して落選を繰り返しては、短い総評を頼りにして修正を試みる……そんな作業を長く繰り返していました。

先なんてまったく見えないし、自分は本当に作家になれるのか?と迷って書けなくなったり……今思い出しても、結構きついです。
でも、苦難を乗り越えた先に幸せはありました。ラノベみたいなストーリーの展開ですけど、本質は現実も創作も似ているのかもしれないですね。

『才能のない人間でも、続けていれば報われる』

それが僕の一番伝えたいことです。
あと、僕が好きなソシャゲで『出るまで回せば100パーセント出る』という名言(迷言?)があります。
執筆だって、そうなんです!

結果が出るまでやり続ければ、100パーセント結果が出ます。

こんなに頑張っていますから。神様はきっと見てくれていると、僕は信じています。

一緒に頑張りましょう!

それでは、長々とありがとうございましたm(__)m

八神鏡

【お便りコーナー】第105回:初枝れんげ@2/7追放嬉しい小説4巻&コミック1巻が発売・予約願先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である初枝れんげ@2/7追放嬉しい小説4巻&コミック1巻が発売・予約願先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、初枝れんげ@2/7追放嬉しい小説4巻&コミック1巻が発売・予約願先生よりいただきました文面となります。

お世話になっております。
初枝れんげです。

今回は『小説家になるために大事なたった一つのこと』という話題を提供させていただこうと思い、お便りを投稿させていただきました。

来たる2月7日に拙作『勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?』第4巻ならびにコミック第1巻が同時発売されます。
https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/yuusyaparty/

イラストは柴乃櫂人先生に描いていただきました。コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます。
無能扱いされた主人公が勇者パーティーから追放されるのですが、実はとんでもなく有能で、幼馴染の勇者パーティーを助ける役に徹していました。その主人公を追放してしまったがために、勇者パーティーはその後どんどん没落していくとともに、主人公はのんびりスローライフ……となるはずが、いつの間にか世界を救ったり、可愛いドラゴン娘を助けたり、追いかけて来た元勇者パーティーの大聖女さんといちゃこらするという話になっております。

さて本作ですが、やはり今回の本題である『小説家になるために大事なたった一つのこと』を守って執筆したものとなります。
これは私が日々心がけていること、と言ってもいいかもしれません。
それは何が何でも一日1時間の執筆時間は必ず確保する、ということです。

「なんだそりゃ」

とずっこけた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれが出来ない人は、絶対小説家になることができないのです。
みなさまも考えてみてください。小説の長編を1冊書こうとしたら10万字程度は必要になります。
続刊すれば更に10万文字……といった具合になります。
絶対なれない、は言い過ぎかもしれませんが、10万文字を一気に執筆するのは至難の業であり、毎日コツコツ、雨の日も風の日も、ちょっとばかり調子の悪い日も、筆ののらない日も、PCを前にカタカタと原稿に手をつけることが必要なのです。

書けない日もあるでしょうし、書けても数百文字。時には十数文字の日もあるでしょう。
しかしそれでも『毎日少しずつでも前進する』ということが、小説を完成させるうえで、本当に大事なことなのです。

繰り返しますが、小説はだいたい一冊10万文字くらいです。
なろうで連載しているとなかなか気づけませんが、やはり書籍化ともなると、この十万文字を書く、ということが一つの大きな目安になるわけです。
まずはその長編を書くにあたり、毎日、休みなく書く事。そして10万文字書いて初めて手を止めて、少しばかり休む。
こうした、毎日書くことを習慣化する。そうして初めて長編小説というものが完成するのです。
もちろん、その完成した作品が書籍化するのかどうか、それは分かりません。しかし、完成させた長編小説はたくさんの学びを作家自身に与えてくれるでしょう。
そしてそれは、小説家になることの基本であり、最も重要な第1歩であると、私は思うのです。

以上です。
この内容が皆様の創作活動の参考になれば幸いです。
初枝れんげでした。