【お便りコーナー】第226回: 一番星キラリ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である一番星キラリ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、一番星キラリ先生よりいただきました文面となります。

初めまして、一番星キラリ(  https://mypage.syosetu.com/2371542/ )と申します!
2025年も気付けば残り約3カ月。
一年はあっという間ですね。
今年は私にとって初体験の出来事がいくつもありました。

まず昨年末に第7回アース・スターノベル大賞ルナ奨励賞を受賞した 『婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生!でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!』の紙書籍化作業! こちらは読書の秋、2025年10月1日に発売となりました。ありがとうございます!
https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/8478/
└特設サイトではキャラクター紹介や特典情報、80ページの試し読みも出来るので必見です♪

この作品では、新規に10万文字超を書き下ろし、なろう版にはいない新キャラクターを登場させることになりました。さらに複数のキャラの子ども時代を書き下ろすことになり、もはや新作を書いている状態。さらにイラストレーターさんへのキャラデザの指定、カバーデザインや口絵、挿絵の確認など紙書籍ならではの作業もありました。もちろん、すべて初体験! 分からないことは恥ずかしがらずに、担当編集さんに相談しながら進めることが大切だと感じました。そして担当編集さんは多忙なので、くれぐれもお仕事の邪魔をしないように心掛けることも重要です。

次に8月22日に発売になった『断罪後の悪役令嬢は、冷徹な騎士団長様の溺愛に気づけない』の電子書籍化作業!
https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/8404/
└とっても素敵な表紙絵を描き下ろしていただきました~

こちらはなろう版という原石を研磨して、研磨して、研磨して、最高級の宝石へ昇格させるのが電子書籍化での作業でした。とにかく紙書籍化でも何度も何度も校正もしましたが、こちらでもゴリゴリ校正し、心情を描く時は()付きにするなど、ならではの作業をものすごく行いました。なろう版と電子書籍版を読み比べると、文章の読みやすさが全然違うと思います。書籍化を目指す方は、なろう版と商業化された電子書籍版を読み比べると、とても参考になると思います。私自身も初電子書籍化で読み比べを行い、書き方の癖やよく間違う漢字に気づくなど、大きな一歩になったと感じています。そしておかげさまで、本作はコミカライズも決定いたしました。応援いただき、本当にありがとうございます!

ということで紙の書籍化と電子書籍化の両方を経験できたことは、とても勉強になりました。そしてすべての原点は「小説になろう」なので、なろうに出会えたこと。読者様に出会えたこと。心から感謝の気持ちでいっぱいです……! ありがとうございます☆彡

ちなみに商業化作業を進めながら、なろうでも新作を公開していましたが、正直、日中は仕事をしている兼業作家なので、それはもう大変です。ただ、私自身は回遊魚タイプなので、書いていないと落ち着かない(笑)。あと書く力は長くお休みするとどうしても落ちてしまう気がするのです。よって短くてもいい、一文でもいいので、毎日書く積み重ねを大切にしています。そしてコンテストはとにかく応募しないと始まらないので、紙書籍化ラインの16万文字程度の作品をがつがつ応募するのが私のスタイルです(参考になるかどうかは分かりませんが・笑)。ただ、長編を書ける力は絶対に必要だと思います。この力があると、新規書き下ろし10万文字にもスムーズに対応できる! 書籍化を目指す方は、長編を仕上げる力を磨いていくといいと思います~!

長々と書きましたが、まだ商業デビューしたばかりで、学ぶことも多い身ですが、一緒に「小説になろう」で、小説家になりましょう!

【お便りコーナー】第225回: みずがめ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるみずがめ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、みずがめ先生よりいただきました文面となります。

皆様こんにちは。みずがめと申します。

この度「エロ漫画の悪役に転生した俺が、寝取らなくても幸せになる方法」の2巻が角川スニーカー文庫から10月1日に発売されることになりました。
続刊を出すことができたのは応援してくださった読者の皆様のおかげです。ご購入してくださり本当にありがとうございました!

1巻もWeb版と違う展開がありましたが、2巻はさらに書き下ろしが増えております。新キャラも登場しますので、Web版既読の方々もお楽しみくださいませ(白メイドさん…)
そして今回も電子版や店舗特典SSがあります。笑ったりニヤニヤしてもらえたら嬉しいですよ。
もちろん今回も、ねしあ先生にイラストを描いていただいています。ちょっとエッチだったり、コミカルだったりと思わずニヤニヤしちゃうイラストの数々を楽しんでくださいね。

詳細は公式サイトにて。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322506000077/

Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4041166403?tag=kadoofce-22

さて、ここからは書籍化を目指す作家仲間の皆様へ向けて、1巻を出して思ったことをつらつらと語りますね。

まず1巻を出すにあたり大切にしたのは、Web版と書籍版で「差」を出すことでした。
ご購入してくださる方の中には、Web版を読んだ上で書籍を手に取っていただけるわけですから、「買って良かった!」と思っていただけるように工夫しました。

もちろん大きな加筆修正や新キャラの追加、ルート分岐などは効果的だと思います。
ですが、そういった「わかりやすい変化」だけでなく、Web版を読んでくださっているからこその「深掘り」が大切だと思いました。
「このシーン、好きだったから深掘りされて嬉しい」とか「あのキャラの見せ場が増えて良かった」など、Web版を読んで応援してくださっている読者様がニヤニヤできるようなシーンをご用意しました。
……まあ、そうでなくとも担当編集さんから「日常パート増やして」や「主人公の見せ場をもっと増やして」などご意見をいただくんですけどね。
そう考えると、1つの大きな物語を10万~12万文字に収めるとしても、少し余白がある方が追加シーンなど入れやすいかもですね(エピソードごと削除することもあるのであまり考えなくてもいい)

そして、もう一つお伝えしたいのは「テンションを下げずに書き続ける」ことです。
Web連載はどうしても孤独で、数字や反応に心が揺れがちですが、「面白い」と思ってくださる読者様は、書き手が思っているよりもずっと静かに、でも確実に存在しています。

ポイントや感想がこなくて心が折れそうになったりもしますが、自分が読者になってみると「ちゃんとした感想文が思い浮かぶまで書けないなぁ」とか「最新話に追いつくまでは評価をポチらない」など考えたりするものです。ゆっくり継続していきましょう。

私は一応書籍化作家にはなりましたが、じゃあ出す作品全部が人気作になるのかと聞かれたら……残念ながらそういうわけではありません。
それでも続けたからこそ書籍化できましたし、続刊を出すこともできました。別の作品で声をかけられたりもしました。
文章力がどうとか、ストーリー構成がどうとか言える立場ではありませんが、書籍化するための絶対条件を挙げるのなら、私は「書き続けること」と言い切ります。
ランキングを調べることやテンプレを書くことも方法の一つですが、結局タイミングや運に左右されます。

書き続けることはつらいでしょう。「趣味でやってるんだから苦しいなんて甘えたこと言うな」と心ない言葉を浴びせられることもあるかもしれません。
それでもテンションを下げずに書いてください。たとえ見えづらいとしても楽しみにしてくれている読者様がいますし、続けているうちにその輪が大きくなるかもしれません。
何より、最後まで書き切ったあなたはとても偉い!
その自信が次の書きたい欲求となり、とてつもない熱量となって大作を生み出せるかもしれませんよ。

……そういうわけなので、もしこれを見ている読者様がいましたら、気に入った作品に感想や評価をお願いしますね。あなたの感想、あなたの評価が一人の作家を救い、名作が生まれるトリガーになるかもしれませんよ(モチベはパワーですので)

では、参考になったかはわかりませんが、私の話はここまでで。
まだまだ駆け出しの身ですが、共に頑張る仲間がいると思うと心強いです。作家の皆様、良き執筆ライフを。

最後に小説家になろうを盛り上げてくれている読者様と、小説での繋がりの場を作ってくださっている運営の方々に感謝を述べさせていただきます。
本当にありがとうございます! これからもよろしくお願いいたしますね。

【お便りコーナー】第224回: 卯崎瑛珠先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である卯崎瑛珠先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、卯崎瑛珠先生よりいただきました文面となります。

こんにちは、はじめまして。
卯崎瑛珠(うさきえいじゅ)と申します。

2025/10/1に、角川ビーンズ文庫様より『見た目幼女な悪役令嬢は、氷の皇太子(時々可愛い)の腕の中。』が発売されます!
https://beans.kadokawa.co.jp/product/322506000115.html
ぜひお手に取って見てくださいね。

今日は、小説を書いている皆さんが陥りがちな『苦しみ』について、書いてみたいと思います。

私が小説を書き始めたのは、2022年。デビューは2024年です。
こう書くと順調そうに見えると思いますが、実際は全く違います。

もちろん、小説を書くことは、とても楽しんでいます。
一方で結果が出ない・読まれない・評価されないといったことに対して、焦りや苛立ちなど、とても言葉で言い表せない感情を常に抱えております。
これらを『苦しみ』と表現してみました。

Web小説は、気軽に書けて・公開して・評価をもらえて・コンテストにエントリーできる場所です。
便利な反面、全てが可視化されてしまう。
だからこそ、周りを見ればすっごい人たちがたくさんいらっしゃって。
むしろすっごい人しかいないのではないか、と思ってしまいます。
右を見ても左を見ても、「受賞!」「一位!」「書籍予約中!」「好評発売中!」しか目に入らないですよね。

私なんて――

何度も何度もそう思っています。
けれども、書くのをやめられないのはなぜでしょうか。
改めて、考えてみました。

頭の中の世界をアウトプットして、形になる。
それだけでなく、誰かと共有できる。
大好きなストーリーや世界観、キャラ。
ニッチなジャンルだけど、こういうのが好き!
日頃の鬱憤を、バトルで晴らそう。世界を滅亡させてしまえ。

そうなんです。結局、自分の作品には自分の好きなものが詰まっている、と気づいたんです。

当然苦しみは、そう簡単にはなくなりません。
でも『楽しい』が上回ればいいんじゃないかな、と思えてきました。
まだまだ修行中の身ですが、こういう考え方もあるのだなと、ご参考になれば幸いです。

最後にもう一度だけ、宣伝させてくださいね。
角川ビーンズ文庫様より2025/10/1に発売されます。
『見た目幼女な悪役令嬢は、氷の皇太子(時々可愛い)の腕の中。』
https://beans.kadokawa.co.jp/product/322506000115.html

私の大好きなファンタジー要素と陰謀、政治的駆け引きをふんだんに盛り込みました。
是非是非、表紙だけでも見ていただけたら嬉しいです。
ありがとうございました。

【お便りコーナー】第223回: 天川七先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である天川七先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、天川七先生よりいただきました文面となります。

初めまして、天川七と申します。扇風機だけでは干からびるほど暑い日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はというと、この暑さの影響もあり、いかに涼しく快適に過ごすか、という方向に舵を切っています。

そんな私が書いている小説の代表作が『お出かけ先は異世界ですか?』です。
こちらはありがたいことに、第5回アース・スターノベル大賞で、ルナ大賞に選んでいただいた作品となります。
現在、書籍版とコミカライズ化しており、コミック・アース・スター様でも連載中です。

コミック アース・スター様 公式サイト
https://comic-earthstar.com/episode/2550689798883281536

書籍版 第2巻
【お出かけ先は異世界ですか?2 ~神様召喚に巻き込まれ、幼女モモ(16歳)は美形騎士団に愛されちゅう!~】
https://amzn.asia/d/5yTlOWE

コミカライズ版 第2巻
【お出かけ先は異世界ですか? ~身体は5歳・頭脳は16歳の“なんちゃって幼女”、美ケメン達に愛されちゅう!?~2】
https://amzn.asia/d/39XH2iL

皆様の応援のおかげで、どちらも二巻を出せました。本当にありがとうございます。
ぜひ、実物も楽しんでいただけたら嬉しいです。

ちゃっかり宣伝させていただいたところで、書籍化にいたるまでの話を挟みたいと思います。

私の場合は、小説を書き始めたのが学生の頃で、最初はノートとメモ帳に書いていました。
そこからWEBで投稿出来る場所があると知ったため、PCで書けるようになるまでかなり苦労した覚えがあります。
ですが、実はこの経験が後に大きな助けになりました。

それが、ここからの執筆アドバイスとなります。

小説を書いている人は、大きな理由がなくても、なぜか書けなくなることがありますよね。
こちらを読んでくださった皆様も、「小説の続きが書けない!」「なぜか書く気になれない!」なんて思ったことがあるのではないでしょうか?

私も、一ページ分書いたものがしっくりこないため半分しか残らなかったり、なぜか執筆に対する熱量が極端に小さくなったり、悩みすぎて執筆速度が亀を通り越して蟻になることがあります。

大丈夫ですよ。それは誰の身にも起こりえることで、皆様だけのものではございません!

そういう時に私が実践しているのが、【執筆に使う物を替える】ことです。
つまり、一番初期の頃のやり方に戻します。
具体的には、PCで執筆していたら、ノート、ホワイトボード、スマホに替えます。

それから、どういうストーリーを書きたいのか、今自分がどう思っているのか、小説のキャラクターはこれからどんな行動をするかなど、思いついたことを文章で書き殴っていきます。
心行くまで書いたら、客観的に判断が出来るように、時間を置いて頭を冷やしましょう。
最後に、書き殴った文章を小説に取り入れて、執筆を再開します。

この切り替え方法を思いついてから、私は執筆に詰まっても、再開するのが速くなりました。
もし、今スランプに陥っている作者様がいらっしゃいましたら、一度この方法を試してみるのはいかがでしょう?

私は小説を書くのが好きな人です。そして皆様の中にも、小説を書いている方、あるいはこれから書きたいと考えている方がいらっしゃるかと思います。
微力ながら、そんな皆様の執筆のお力になれたら幸いです。
お互いに頑張っていきましょう!

ではでは、またお会いできることを願いまして。

【お便りコーナー】第222回: 宮前葵先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である宮前葵先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、宮前葵先生よりいただきました文面となります。

お久しぶりです!宮前葵です。

八月八日、マックガーデン・ノベルズ様から「暗殺女帝ベルリュージュ ~虐げられし皇女は愛を得て成り上がる~ 」が刊行されます。

マグコミ;https://comic.mag-garden.co.jp/mgnbooks/novels/narou125/

Amazon;https://amzn.asia/d/bOIZnWf

宮前葵、二年ぶり四冊目の紙本です!やったー<<ヽ(*゜▽゜)ノ>>皆様の応援のおかげでございます!

こちら、第四回 一二三書房WEB小説大賞でコミカライズ賞を頂いた作品になります。ですからコミカライズも予定されていますので楽しみにお待ちください。

というわけで、この作品を始め私は最近、賞を色々頂く事が出来まして、大変名誉なことで嬉しく思っております。

なので、調子に乗って「賞を頂くにはどうしたら良いのか」というお話をしようかなと思います。もちろんこれ読めば絶対に頂けるという話ではないですからね!

賞を頂くのに一番大事な事は、賞に出す事ですね。当たり前ですね。ところがこれが一番難しいのです。

なにしろ、作品が無ければ出せない。応募要項に合致する作品が無ければ出せない。つまり作品を書く、たくさん書く必要がある。

しかも、同じような作品書いてもダメです。いろんな作品を書かなければ。

私は一昨年から昨年一杯までで、十万字以上の長編を、しかも毎回毛色の変わった作品を、十五作品書きました。はい。

そうです。結局「いっぱい書いていっぱい応募する」それが賞を頂く方法です。なろうから応募出来る賞は、大抵重複応募可ですから、容赦なく応募出来る賞に溜め込んだ作品を全部応募しましょう。

書いてる内に上手くなりますし、工夫を凝らしている内に適性も分かってきます。ですから兎に角、書いて書いて応募して応募しましょう。戦いは数ですよ。

どうでしょう?参考になりましたか?皆様の受賞の手助けになれれば幸いでございます。

どうかこれからも宮前葵の作品を応援して頂ければ幸いですよろしくお願いいたしますヽ(´▽`)/