【お便りコーナー】第105回:初枝れんげ@2/7追放嬉しい小説4巻&コミック1巻が発売・予約願先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である初枝れんげ@2/7追放嬉しい小説4巻&コミック1巻が発売・予約願先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、初枝れんげ@2/7追放嬉しい小説4巻&コミック1巻が発売・予約願先生よりいただきました文面となります。

お世話になっております。
初枝れんげです。

今回は『小説家になるために大事なたった一つのこと』という話題を提供させていただこうと思い、お便りを投稿させていただきました。

来たる2月7日に拙作『勇者パーティーを追放された俺だが、俺から巣立ってくれたようで嬉しい。……なので大聖女、お前に追って来られては困るのだが?』第4巻ならびにコミック第1巻が同時発売されます。
https://magazine.jp.square-enix.com/sqexnovel/series/detail/yuusyaparty/

イラストは柴乃櫂人先生に描いていただきました。コミックはくりもとぴんこ先生にガンガンONLINEで連載頂いてます。
無能扱いされた主人公が勇者パーティーから追放されるのですが、実はとんでもなく有能で、幼馴染の勇者パーティーを助ける役に徹していました。その主人公を追放してしまったがために、勇者パーティーはその後どんどん没落していくとともに、主人公はのんびりスローライフ……となるはずが、いつの間にか世界を救ったり、可愛いドラゴン娘を助けたり、追いかけて来た元勇者パーティーの大聖女さんといちゃこらするという話になっております。

さて本作ですが、やはり今回の本題である『小説家になるために大事なたった一つのこと』を守って執筆したものとなります。
これは私が日々心がけていること、と言ってもいいかもしれません。
それは何が何でも一日1時間の執筆時間は必ず確保する、ということです。

「なんだそりゃ」

とずっこけた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれが出来ない人は、絶対小説家になることができないのです。
みなさまも考えてみてください。小説の長編を1冊書こうとしたら10万字程度は必要になります。
続刊すれば更に10万文字……といった具合になります。
絶対なれない、は言い過ぎかもしれませんが、10万文字を一気に執筆するのは至難の業であり、毎日コツコツ、雨の日も風の日も、ちょっとばかり調子の悪い日も、筆ののらない日も、PCを前にカタカタと原稿に手をつけることが必要なのです。

書けない日もあるでしょうし、書けても数百文字。時には十数文字の日もあるでしょう。
しかしそれでも『毎日少しずつでも前進する』ということが、小説を完成させるうえで、本当に大事なことなのです。

繰り返しますが、小説はだいたい一冊10万文字くらいです。
なろうで連載しているとなかなか気づけませんが、やはり書籍化ともなると、この十万文字を書く、ということが一つの大きな目安になるわけです。
まずはその長編を書くにあたり、毎日、休みなく書く事。そして10万文字書いて初めて手を止めて、少しばかり休む。
こうした、毎日書くことを習慣化する。そうして初めて長編小説というものが完成するのです。
もちろん、その完成した作品が書籍化するのかどうか、それは分かりません。しかし、完成させた長編小説はたくさんの学びを作家自身に与えてくれるでしょう。
そしてそれは、小説家になることの基本であり、最も重要な第1歩であると、私は思うのです。

以上です。
この内容が皆様の創作活動の参考になれば幸いです。
初枝れんげでした。

【お便りコーナー】第104回: ワナビくんさん/ヤマモトユウスケ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるワナビくんさん/ヤマモトユウスケ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ワナビくんさん/ヤマモトユウスケ先生よりいただきました文面となります。

お世話になっております。
ワナビくんさんこと、ヤマモトユウスケと申します。

今回は『小説執筆作業に際して心がけていること』を共有させていただこうと思い、お便りを投稿させていただきました。
宣伝目的じゃないです。ほんとうです。信じてください。

それはそうと、来たる2月19日に拙作『#壊れた地球の歩き方』が書籍化いたします。
第九回ネット小説大賞で期間中受賞し、小説賞をいただいた作品です。
イラストはマッパニナッタ先生に描いていただきました。
文明が崩壊した地球で、人類がドラゴンの支配するダンジョンに挑む激熱英雄譚です。
下ネタコント小説ではありません。ほんとうです。信じてください。
多くの方々のお力添えのおかげで、Web版よりもさらに良いものに仕上がっております。
詳しくはTOブックスさまのホームページをご覧ください。

ここからは本題の『小説執筆作業時に心がけていること』についてお話します。
私が心がけていること……それは「まあええやろ」「未来の自分がうまいことやるやろ」「わからんからここあとで書くわ」と自分に言い聞かせることです。
みなさまも文末を「する」にするか「した」にするかで二時間くらい迷い続けたことが、一度はあるのではないでしょうか。
二時間は言い過ぎにしても、細かい表現に悩んで手が止まったことが、一度もない方は少ないと思います。
私はそういうとき、先ほどの言葉を自分に言い聞かせて、その次、その先の文章に手を付けるようにしています。
文末表現は『その後の文章』を含む全体のバランスやリズムから決定することが多いです。
まずは『その後の文章』がなければ調整不可能な表現部分なので、迷ったら先の文章に手を付ける……というわけです。

紙の小説は一冊十万文字から十五万文字くらいと言われております。
なろう掲載は『冊』の枠組みに囚われませんが、一話、一章、一本、なんでもいいですが区切りがあると思います。
まずはその区切りまでノンストップで進み、ちょうどいい区切りまで来たら、迷った部分を振り返って調整する。
そういう割り切りで「手が止まっている時間」を減らして作業の効率化をはかっていくと、最終的にたくさん小説を書くことができる……はず!
どちらにせよ時間は有限ですから、みなさまも自分に合った作業の効率化を探してみるのはいかがでしょうか。

このお便りが皆様の創作活動の参考になれば幸いです。
以上、ヤマモトユウスケでした。

【お便りコーナー】第103回:艇駆 いいじ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である艇駆 いいじ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、艇駆 いいじ先生よりいただきました文面となります。

どうもこんにちは! 小説家になろうでファンタジーを中心に連載している、艇駆(ていく)いいじと申します。

こちらの『お便りコーナー』では、他の利用者の方に向けてアドバイスや雑談ができるということなので、投稿させていただきました。
今回は、『ダメダメだった僕が、伸び悩んでいた時期を乗り越えて書籍化できた理由』というテーマでお話していこうと思います。

最初に宣伝させてください。
この度、連載しております『最速進化のスライム無双』が12/28に書籍化することになりました。
最弱モンスターでお馴染みのスライムに『擬態』し、8匹に『分裂』するだけのスキルを持った主人公が、そのスキルの法則を見つけ出し、強くなっていくというストーリーです。
日間総合ランキングで1位になったことのある本作が、たくさんの人の手でさらに自信を持ってお勧めできるクオリティのものになりました。

詳しくはぶんか社のページをご覧ください!

さて、それでは本題の『ダメダメだった僕が、伸び悩んでいた時期を乗り越えて書籍化できた理由』というお話をしたいと思います。

今でこそ書籍化をし、以前よりもたくさんの方に作品を楽しんでいただけるようになった僕ですが、小説を始めた頃の作品を見返すと、酷いクオリティでした。
具体的に何が酷いかと言うと、文頭に半角空白を開ける、「!」の後に空白を入れないなど、小説の書き方のルールを全部間違えていたのです。

どれくらいおかしかったかと言うと、ゲームのアバターを完全にランダムで作成した時くらい全てがチグハグでした。

そんな調子だったので、なかなか評価をしてもらえず、「どうせ自分なんて……」と腐っていました。

そんな僕が書籍化できた理由は、『目標を正しく設定して』、『継続して小説を書いていた』からです。

「いや、そんなの当たり前だろ!」と思ったでしょう。昔の僕も同じことを言ったと思います。
しかし、あなたは、自分が小説を書いている理由や、目標をちゃんと言葉で表せられますか? そして、そのためにどれくらい行動しましたか?

腐っていた頃の僕は、なんとなく書籍化したいと思いながらも、その目標とはズレたことをしていたり、そもそも連載している作品も2桁未満でした。

例えば、木の上のリンゴを取りたいと言ってる友達が、「リンゴを取るために、足にダイビングの足ひれを付けて、週に1回木にひっつく練習をする!」と言っていたら、とりあえず止めますよね。
でも、昔の僕はそれに気づかず、狂ったように木に引っ付いていたわけです。完全に新種のセミです。

そのことに気づいた僕は、まず自分の目標が『書籍化すること』だと明確にしました。そのために、何が必要で何が不要かを分析をしました。
次に、『とりあえず悩むのは10作品書いて、全部失敗してから』と決め、ひたすらに小説を書きました。

その結果、意識を変えてから4作品目に、今回書籍化する『スライム無双』を生み出すことができたというわけです。

以上の経験から僕は、目標を達成するためには二つの過程があることを知りました。
一つは、目標を明確にすること。そしてもう一つが、ひたすら継続することです。

今、自分で書いている作品がなかなか伸びなくて悔しい思いをしている人。以前の僕のように、自分に見切りを付けようとしている人。
諦める前に、このことを意識して、もう少しだけ頑張ってみませんか?

というわけで今回は、『ダメダメだった僕が、伸び悩んでいた時期を乗り越えて書籍化できた理由』というテーマでお話をさせていただきました。

このお便りを読んだ感想は、僕のページからメッセージを送ってみてください。
また、お気に入りユーザー登録も上記のページからできるので、忘れずにどうぞ!

最後まで読んでくださってありがとうございました。また機会があればお会いしましょう! 艇駆いいじでした!

【お便りコーナー】第102回:こげ丸先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるこげ丸先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、こげ丸先生よりいただきました文面となります。

 皆様こんにちは。初めての方は、はじめまして。
 MFブックス様より『呪いの魔剣で高負荷トレーニング!?』を出版させて頂いている『こげ丸』と申します。

 この度、2022年2月4日、今作はドラゴンノベルス様より
『羊飼いキュッテは異世界でもカワイイを広めたい
~転生少女とドワーフ娘のもふもふ×モノづくりライフ~』
 第1巻を出版させて頂くことになりましたので、そのご報告と感謝の気持ちも込めて応募させて頂きました。
 お便りコーナーに応募させて頂くのは今回で三度目となります。


 さて、最初は『メモを取ること』について、前回は『アクセス解析』について書かせて頂きましたが、今回は『ロケハン』についてお話させて頂こうかと思います。
 ロケハン……ロケーションハンティング、アニメなどでは聞く言葉かと思います。
 小説だと、取材旅行と表現した方がしっくりくるかもしれません。

 ただ、こう書くと「ちょっと大袈裟では?」なんて思った方もいるのではないでしょうか?
 そもそも私の主戦場としているファンタジー作品などの場合、実際に旅行も兼ねて取材したとしても、参考にできる事は限定的だったりしますし、お金も時間もかかってちょっと敷居が高いですよね。

 では、なぜこの題材を取り上げたのか?

 それは『VRロケハン』というものを知って欲しかったからです。
 これは文字通り、VR機器を使って仮想現実の世界に入り込み、様々な創作の参考にするというものです。
 ※『VRロケハン』という言葉は、私が勝手にそう定義しただけで正式な言葉ではありません

 これを行うには、最初にVR機器を揃えないといけないので初期投資は必要ですが、費用対効果を考えれば決して高くはないと思います。
 例えば、現実に存在する場所を参考にしたいのであれば、GoogleEarthVR(無料)などを使えば、それがアマゾンの秘境であっても、標高数千メートルの山であっても、一瞬で現地に赴く事ができます。
 まるで自分が巨人になったかのような視点から見下ろす事も出来ますし、ストリートビューの範囲内であれば、実際に道に立っているかのような視点でも見られるので、かなり現実のロケハンに近い取材が出来るのではないでしょうか。

 また、現実に存在しないものでも大丈夫です。
 それがファンタジーの世界であろうとも問題ありません。

 某オープンワールドRPGのVR版(有料なので名前は伏せておきます)などを使えば、まるで自分が異世界転生したかのような仮想世界で、見上げるような魔物とド派手な魔法で戦ったり、中世ヨーロッパ風の街の中で、そこに暮らすNPCたちから話しかけられたり、よりリアルな考察が進むことでしょう。

 他にもソーシャルVRでは、数万を超える数のワールドが既に存在し、一人暮らしの小さな部屋から、大富豪が住んでいるような大豪邸、風が吹き抜ける風車が建つ美しい草原や、草木や花々が光を放つ幻想的な世界、月に造られた都など、ありとあらゆる世界が広がっています。
 フォトグラメトリという技術を使い、現実のヨーロッパの村を丸ごと取り込んだワールドなんてものまで存在しますし、見上げるような巨人に破壊されつくした退廃した世界や、SFのようなサイバーパンクな街なんてものも存在します。
 軌道エレベーターに乗って、宇宙にだっていけちゃいます。

 想像してみて下さい。
 このような世界を仮想現実で体験する自分を。
 もうVRは物語の中だけのお話ではなくなっているのです。

 どうです?
 創作の役に立つと思いませんか?

 という訳で、今回は『VRロケハン』について書かせて頂きました。
 以上、少しでも皆様の創作のお役にたてれば幸いです。


 最後にもう一度宣伝を……。


 ◆2022年2月4日(金) ドラゴンノベルス様より、
『羊飼いキュッテは異世界でもカワイイを広めたい
~転生少女とドワーフ娘のもふもふ×モノづくりライフ~』
 が発売されます。

 こちらの作品、実はWebではそこまでの人気作ではなかったりします。
 実際、打診も頂いておりません。
 そのうち活動報告やTwitterなどで事の経緯をお話しようかと思っていますが、内容のみを評価して頂いて書籍化に至った作品です。
 その作品の全ての文に手を入れて読みやすくしたうえで、3万字ほど加筆もしておりますので、Web版を読んだ事のあるないにかかわらず、楽しんで頂けるかと思います。
 また、男女問わず楽しんで頂けるような作品ですので、普段あまり異世界ファンタジーものを読まない女性読者様にも読んで頂けると嬉しいです。

 そしてイラストはなんと、NHK朝の連続テレビ小説「なつぞら」のOPアニメを手がけたことでも有名な、アニメーター兼イラストレーターの『刈谷仁美』様にご担当頂けるという望外の幸運に恵まれました。
 本当に素敵なイラストで、キャラだけでなく世界観そのものまで表現して頂いております。
 その素敵なイラストに加え、装丁デザインも素晴らしい仕上がりになっておりますので、是非実際にその手に取って頂き『本』そのものも楽しんで頂ければと思います。

・ドラゴンノベルス様公式
https://dragon-novels.jp/product/322110000539.html

※現在カドカワストア様では、年末年始休業と倉庫移転のために予約を受け付けておりませんので、参考までに下記の販売サイトも掲載させて頂きます

・Amazon様 書籍販売ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4040744136

・楽天ブックス様 書籍販売ページ
https://books.rakuten.co.jp/rb/16993820/

 ちなみに余談ですが……発売日が私の誕生日なので、予約して頂けると良い誕生日プレゼントになります(笑)

 最後に話がそれてしまいましたね。
 それでは皆さまの創作活動が、これからも明るく楽しいものでありますように☆

【お便りコーナー】第101回: こはるんるん先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるこはるんるん先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、こはるんるん先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。こはるんるんと申します。

小説家になろう様で「神を【神様ガチャ】で生み出し放題 ~実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします~」
https://ncode.syosetu.com/n3720gy/
を連載しております。

本作が12月17日(金)にKADOKAWA『電撃の新文芸』より書籍化されることになりましたので、この場を借りて読者の皆様にお礼申し上げたいと思います。

初の書籍化でドキドキです。
まだ執筆歴が1年半くらいと浅いので、僭越ではありますが、新人の方へどうすれば小説の腕を効率的に上げられるかについてアドバイスさせていただればと思い、お便りを送らせていただきました。

これは私が他のプロ作家さんからアドバイスされたことの受け売りとなるのですが、『10万文字以上書いて完結させる』ことが、小説の腕を上げるために最も重要だそうです。

小説は、この10万文字以上書く壁。
と、完結させる壁。
の2つがあると思います。

これをコンスタントにクリアできるようになると、後半でどう盛り上げて締めくくば良いかなどが体感的にわかるようになります。
すると、たくさんの作品が比較的、早く書けるようになります。

このアドバイスに従って、腕を上げるために長編小説はすべて完結させるようにしています。
即、結果につながるものではありませんが、小説を執筆する力が確実についていっていると感じます。

また、Webコンテストの参加条件も10万文字以上の場合が多いので、10万文字以上を書いて完結させると、賞を取れる可能性が出てきます。

結果がなかなかでないと筆を折りたくなりますが、結果を焦らず、コツコツ続けた人が結果を出せるようになると思います。
焦らずに、小説を書くことを楽しみながら続けていけるのが、理想ですね。一緒にがんばっていきましょう。

最後に少しだけ紹介させてください。

「神を【神様ガチャ】で生み出し放題 ~実家を追放されたので、領主として気ままに辺境スローライフします~」
https://dengekibunko.jp/product/322106001096.html

第1巻、KADOKAWAの『電撃の新文芸』様より12月17日発売です。Web版を加筆修正し、1万5千文字のエピソードを追加しています。

Web版をご覧になられた方でも、お楽しみいただけると思います。
ぜひともお手にとって頂けると嬉しいです。

以上、こはるんるんでした。