【お便りコーナー】第130回: 星野星野@現役JKアイドルさん5月25日発売!2作品書籍化決定!先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である星野星野@現役JKアイドルさん5月25日発売!2作品書籍化決定!先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、星野星野@現役JKアイドルさん5月25日発売!2作品書籍化決定!先生よりいただきました文面となります。

なろうユーザーの皆様っ!
はじめまして、新人ライトノベル作家の星野星野(ホシノセイヤ)です!

5月25日に「現役JKアイドルさんは暇人の俺に興味があるらしい。」(イラスト:千種みのり先生)がオーバーラップ文庫様より刊行されますので、今回は、この作品の書籍化までの経緯や、この作品でプロ作家としてデビューする私の経験を伝えられたらと思います!

【現役JKアイドルさんは暇人の俺に興味があるらしい。】の詳細ページはこちらから→ https://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784824004918&vid=&cat=BNK&swrd=

5月25日発売の本作は、2020年の5月に小説家になろう様で連載を開始したのですが、ランキング等の上位に載ることは一切無かった作品でした。
ただただ毎日投稿を続け、完結から2年後の2022年に書籍化が決まった作品なんです。

本作は帰宅部の暇人である主人公の【閑原航(ひまはらこう)】が、クラスメイトの現役JKアイドル【桜咲菜子(さくらざきなこ)】に「放課後の暇つぶしを教えて欲しい」とお願いされる所から始まる、アイドルと暇人の「新感覚お出かけ系暇つぶしラブコメ」で、独特なテーマだったこともあり、これまで賞とかでは1次選考を突破するのがやっとでした。

しかし、転機が訪れたのは完結から2年が経った2022年の夏。
オーバーラップ文庫の編集者様から「この作品をぜひ書籍化したい!」という熱いラブコールを受け、第8回オーバーラップWEB小説大賞銀賞の受賞が決定し、同時に本作の書籍化が決まりました。
ちなみにその当時のポイントは4000ポイントくらいだったと思います。

低ポイントだったり、数年前の作品というのが理由で、書籍化の可能性が無いと思っている方が多いかもしれませんが、本作は受賞時のブックマークが1200くらいで、3年前の2020年にスタート、同年完結した作品でした。
それでも書籍化できたのは、担当の編集者様が応募作品の中で、ポイント以上に内容として面白いと思った本作を推してくれたからだと思います。(本当に感謝感謝です)

web小説は作品の評価が数字で顕著に表れるため、なかなか数字が伸びなくて創作意欲がなくなったり、作品を途中で辞めたくなったりするのも日常茶飯事ですよね。
でもそこで、作者のメンタリティが試されると思います。
ポイント的になかなか伸びなかった作品でも、本作のように数年後に突然書籍化まで繋がるケースもあるので、諦めないで完結まで書き続けることには大きな意味があります。

私の場合、創作を始めてから現在までの7年間は、ずっと学生だったので、遊びたい欲に負けて2度ほど筆を置いてしまったのですが、もし筆を置かずに全ての時間を小説に注いでいたら、もっと早くデビューできたのかなぁと後悔してます。(笑)

書籍化するためには、面白い話を作る努力はもちろん、継続して投稿する努力も必要です。

1、2年でプロになる人もいれば、私のように高校生の頃から書き始めて7年目でやっとデビューできる作家もいるくらいなので!

「書き続ければいつかデビューできる!」という自分の【夢】をモチベーションにして、これからも創作活動を頑張っていきましょう!

5月25日発売!
【現役JKアイドルさんは暇人の俺に興味があるらしい。】
各店舗でタペストリーやアクリルフィギュアなどの特典が盛りだくさんなので、作者のTwitter(@seiyahoshi)やこちらの書籍情報からチェックしていただけると幸いです
https://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784824004918&vid=&cat=BNK&swrd=
Amazon予約ページはこちら→ https://amzn.asia/d/0mG9Vs6

【お便りコーナー】第129回: 東 吉乃先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である東 吉乃先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、東 吉乃先生よりいただきました文面となります。

 はじめまして、東吉乃(あずま よしの)と申します。

 この度、4/25に「ドロップアウトからの再就職先は、異世界の最強騎士団でした」が、オーバーラップノベルスfさまより刊行される運びとなりました。

【特設サイト】 https://over-lap.co.jp/narou/824004727/

 本作は第8回オーバーラップWEB小説大賞で銀賞を頂いた作品ですが、他の書籍化作品とは少し異なる特殊な状況での受賞・書籍化でした。書いているけれども読まれなくて辛い思いをされている作者さまのご参考に少しでもなればと思い、刊行記念も兼ねてご報告させて頂きます。
 主題は「低ポイントでも書籍化できる」ということです。
 ただし「書籍化するために書く」方より、「書きたくて書いている」方への方法論、メッセージとなりますので、ご了承くださいませ。

 さて、この小説家になろうというサイトにて、書籍化に必要なものとして最もよく語られるのは、「ポイントの高さ」かと思います。
 統計を取ったわけではありませんが、お便りで他の先生方から語られる頻度も高く、また、エッセイなどでもそれらは散見されます。他にも毎月のようにタイアップされる色々な小説賞、それらの受賞作のポイントを確認すると、数万ポイントは当たり前の世界。一万ポイント以下の作品などほぼなく、希少種であると言えるでしょう。
 これは、ほとんどの作者さまにとって絶望的に高い壁だと思います。
 たとえば連載作品であっても数十、数百ポイント取るのがどれだけ大変で、かつ時間がかかることか。にもかかわらず、ランキングに乗ろうと思えばその倍、数百から数千ポイントを一日で稼がねばなりません。普通に考えたら、いえ、どう考えても凡人には無理です。
 かくいう私も、ランキングなど無縁の人間でした。
「打ち上がる」「駆け上がる」といった単語は異世界の言葉で、それも現在進行形です。

 冒頭でご紹介した「ドロップアウトからの~」については、完結した時点で4200ポイントほどでした。
 ちなみにこれは、六年半、百七万文字をかけての数字です。

 この数字を見てお分かりかと思いますが、「とにかく書籍化したい」方には時間も文字数もかけすぎですので、あまり参考になりません。いわゆるコスパ悪い、というやつです。
 にもかかわらず、なぜこれが書籍化できたのでしょうか。
 本作は不思議な作品で、投稿当初から爆発的にランキングを駆け上がることはないものの、更新するたびに少しずつゆっくり、亀の歩みですが読者が増えていく、そんな作品でした。どこかのタイミングで急に跳ねることもなく、かといって急激に読者離れが起こることもなく。
 おおよその体感ですが、序盤での更新タイミングだとアクセスは100あれば良いほうで、それ以下もザラにありました。終盤では400前後かな、という感じです。そして完結後もブーストなどせず淡々としていました。ご祝儀で、常連の数名の方から感想を頂戴できたこと、作者的には最も記念になって嬉しかったなあ、というところです。
 本作は完結後に小説賞へと応募しました。
 そして受賞が決まった後、ご担当の方にお伺いしたんです。「この低ポイントでなぜ受賞ですか?」と。誰より作者である自分自身が信じられなかったので、恥も外聞もなく単純にただもう疑問で疑問で訊きました。

 すると、「読んで面白かったからです」とのお答えが。
 さらには「連載中から拝見していました」と。

 書きたくて書いている人間にとって、これがどれほど嬉しい言葉か、作者の方ならお分かりかと思います。
 見ていますよ、見ていましたよ、と。直接声は届かなくとも、そういう方が必ずいてくれるということです。本作の辿った道筋は全ての作者さまに希望たり得る話でして、ランキングに載らずとも書き続けていれば読んでくれる読者は必ず存在するし、いわゆる評価ポイントが低くても書籍化への道は繋がっている、という紛うことなき事実を示しております。
 ポイントそのものは、面白さの絶対値ではありません。
 あくまでもそれは参考値であって、「低ポイントだから」書籍化できない、わけではないのです。
 では、低ポイントの作品群で、書籍化できるかできないかの分岐点はどこなのでしょうか。

 それは「存在に気付かれるかどうか」です。

 大多数の作品は、面白くないから読まれないのではなく、気付かれないから読まれないのです。こんな巨大な小説家になろうという場所では、ある意味宿命でさえあります。しかしそれは裏を返せば、読者はそこに必ず存在しているということの証左でもあります。
 読者に気付かれるためにはひたすら書き続けることが肝要です。
 一つの短編、一つの長編が日の目を見なくとも、新しい作品を生み出し続ければ、そこに必ず誰かが通りがかります。往来が少ないからといって駄目だとは限りません。どういう背景の方が読んで下さるかはそれこそ時の運、ひいてはご縁なのです。それを、六年半の連載かつ百七万文字の本作は証明したように思えてなりません。

 作者の方はどうか書き続けてください。いつか生み出した作品に陽が当たります。
 読者の方はどうか読み続けてください。あなたの存在が励ましとなり、作者に力を与え、やがて素晴らしい作品が世に生まれ出でます。

 尚、私は書き始めから最初の書籍化まで十六年かかりました。
 この最初の書籍化についてもちょっと特殊事例でお話したいことはありますが、長くなりましたのでそれはまたの機会に。

 最後にもう一度の宣伝となり恐縮ですが、「ドロップアウトからの再就職先は、異世界の最強騎士団でした」につき、どうぞご覧くださいませ。
 書籍版はウェブ版からかなり改稿しております。こういうレベル、内容で書籍化なんだなあ、というご参考にして頂ければ幸いです。

【各購入サイト】 https://over-lap.co.jp/Form/Product/ProductDetail.aspx?shop=0&pid=9784824004727&vid=&cat=NVL&swrd=


 東 吉乃

【お便りコーナー】第128回: マナシロカナタ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるマナシロカナタ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、マナシロカナタ先生よりいただきました文面となります。

小説家になろうユーザーの皆様、いつも応援ありがとうございます、マナシロカナタです。

「は? 全然知らないけど? 自意識過剰なのでは?」
と思われた方は、ぜひぜひこの機会にお見知りおきいただけますと幸いです(ぺこり

それでは早速ですが、
デビュー作の続刊となります、

・子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち……」  2巻
https://www.hifumi.co.jp/lineup/9784891999582/

が2023年4月25日に発売されました~!

デビュー作から続刊することができたのも、応援してくれている読者の皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!

コミカライズ企画も進行中ということで、
これからどんどんと盛り上がっていくと思いますので、変わらぬ応援をいただけますと嬉しく思います。


これだけでは宣伝に終始してしまうので――アドバイスというほどのものではないのですが――ボクが創作の手法として行っていることを紹介します。

それは『身近なことや実体験を、創作に流用する』こと。

これはとても簡単で、なおかつかなり有用だと思っています。

例えば舞台設定。
そもそも舞台設定を考えるのって、結構難しくないですか?

他の作品とちょっと違う目を引くオリジナリティを用意したいけど、
ぶっちゃけ『いい感じのアイデア』なんて、そんなにポンポンとは浮かんでこないと思うんです。

そこで『実体験の流用』です。

先述したデビュー作、
・子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち……」

を例に説明します。

・主人公とヒロインは大きな川を挟んでお向かいさんなのに、小学校・中学校の学区が違っていたために、高校で初めて知り合う――という設定。

これは実は、ボクが小学校に上がる時の実体験が元になっています。

当時、神戸の下町に住んでいたボクは、車1台がギリギリ通れる細い道を挟んだ向かいの筋に、仲のいい友達がいました。
よく一緒に近くの小さな公園で遊んでいたのですが、しかし小学校に上がる時に悲劇が起こります。

ボクと友達は小学校の学区が違っていたのです!!

ボクの家は、M小学校の学区の『西の端』でした。
しかし友達の家は、U小学校の学区の『東の端』だったのです。

たった一本の小道の東か西かで、入学する小学校が違う。
小さな子供にとって『小学校の学区』=『世界そのもの』と言っても過言ではありません。

学区が違えば、もはや別世界の住人。
それ以降、僕と友達は急速に疎遠になりました。

とても悲しく辛い経験だったのですが、しかしこれが長い時を経て、

『大きな川を挟んでお向かいさんなのに、学区が違ったせいで高校で初めて知り合う』

という舞台設定となり、こうして書籍化に至ったというわけです。
ちなみに流用する過程で、『小道』だとあまりにショボいので『大きな川』に変更しました。

この手法の何がいいって、なにせ実体験なのでアレコレ調べる必要がないんですよね。
自分が知っていることに、ほんの少し手を入れるだけで実に『いい感じの設定』になってくれます。

これは本当に楽なので、とてもお勧めです。

アイデアは、あなたの中に眠っているのです……!
それを掘り出してあげましょう。

それではそろそろ長くなってきましたので、この辺りで。
興味を持っていただけましたら、デビュー作の1巻&2巻をお読みいただければ嬉しく思います。


▼子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち……」 1巻
ブレイブ文庫(一二三書房)、イラスト/うなさか

公式: https://www.hifumi.co.jp/lineup/9784891998745/
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4891998741/


▼子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち……」 2巻
ブレイブ文庫(一二三書房)、イラスト/うなさか

公式: https://www.hifumi.co.jp/lineup/9784891999582/
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4891999586

【お便りコーナー】第127回:タカば先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるタカば先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、タカば先生よりいただきました文面となります。

皆さんこんにちは
「クソゲー悪役令嬢」のタカばです。

 拙作「クソゲー悪役令嬢③王都ソーディアン 難あり縁談しかないけど、絶対婚約してやる!」が2023年4月27日発売されます。
https://izuminovels.jp/isbn-9784295601821/
よろしくお願いします!

 今回ご紹介したい小説アドバイスは「プロット作成のススメ」です!
 初心者むき、というよりはいくつかお話を書いて、作品のランクアップを目指したい方へのアドバイスになります。

 プロットとは、作品を実際に書き始める前に作る大まかなストーリー構成です。序盤はこんな感じで、中盤でこんなキャラがでてきて、オチはこう。みたいな。
 建築や工作で言うところの、設計図にあたります。
ウェブ小説界隈では、なくてもいいとか、むしろ必要ないとまで言われることもあるプロットですが、私はプロット必要派。というか、プロットをガチガチに固めてからじゃないと本文書きたくない派です。
 声を大にしてい言いたい。プロットは作品を救う!!
 作品の質を上げたいそこのあなた! 書き始める前に! ぜひ! プロットを書きましょう!
 プロット作成のメリットは以下!

・作品の質が上がる
 これはもう確実に上がります。
 前後のことをあまり考えずにふわっと話を書いていて、よく起きるのが「前後の話がつながらない」「伏線との矛盾発生」などです。あらかじめ話の設計図を書いて何が起こるのか明文化しておくと、こういったトラブルを事前につぶすことができます。
 また、話全体を一度俯瞰してみることにより、長編小説でよくある「話の中だるみ」「描写不足」「急すぎ展開」といった問題を防げます。恋愛ものでたまに見る「あれ……? ヒロインの描写ばっかり書いて、ヒーロー活躍してなくない……? どこで惚れたの?」といった問題も、一度プロットに書き出して、いつどこでどのキャラが活躍するか確認しておくとバランスが取れます。

 これらの恩恵を最も受けやすいのが、ミステリーやホラーなど、話の構成がおもしろさに直結しているジャンルですね。私の書いている「クソゲー悪役令嬢」も伏線がピタゴラスイッチのように連鎖する構成なので、プロット必須です。
 構成を一度練った上で書いているので、話に緩急をつけたり、場面場面で読者をひきつける工夫がしやすいです。

・進捗が把握できる
 長編を書いていて、結構しんどくなる瞬間。それが「あとどれくらい書いたらエンディングにたどりつけるのか……」と先行きの長さに不安を覚えた時です。
 プロットは、話の設計図です。だから、プロットを見れば、自分が今作品全体の何パーセントまで書いているのか把握できます。この先どれくらい書けばいいのか解っていると、挫折しにくくなります。

・定期更新しやすい
 執筆の手が止まる原因のひとつが「先の展開につまる」です。ある程度書いたけど、この先の話がつながらない、書きたいシーンまでたどりつけない、などなど。次の2000文字で何を書くのか決められず、筆が止まり、そのままエタるなんてよくある話です。
 しかし、先に「展開を熟考する」工程を消化してプロットを作っておくと、「今日はプロットのここからここまで書こう」って決めて書けるので、手が止まりにくくなります。

・話の修正が容易
 話の構成を決めておいてから書く、という方法論に矛盾するようですが。
 書いているうちに矛盾が発生したり、変更を余儀なくされた場合でも、「元々どういう流れだったのか」「結末をどうするつもりだったか」という資料があったほうが、絶対に良い新展開が作れます。


「プロット作成のデメリットは?」
 特にないです!

「プロットづくりに時間かかって、本文を書く前にエタるんだけど……」
 大丈夫! そういう作品は先に本文に着手しても、結局エタるよ!
 確かにプロットにかまけて本文書かなかったら本末転倒だし、それくらいなら見切り発車で書いたほうがよくね? という意見もわかるのですが……そもそもプロットにうまく構成できない時点で、もうすでに話が破綻してるので、無理に本文に着手したところで展開がグダグダになるだけだと思いますよ。

「プロット書いたら、そこで満足して完結まで書かなくなるって聞いたけど……」
 大丈夫! そういうこと言う人は、プロットあってもなくても別の理由で書かないよ!
むしろエタる理由をつぶせるので、書いたほうがいいよ!

 という感じでプロット作成にはメリットがいっぱい!

 4月28日発売予定の「クソゲー悪役令嬢③王都ソーディアン 難あり縁談しかないけど、絶対婚約してやる!」のように、1巻で配置した伏線が巡り巡って3巻で回収される、なんていうアクロバティック展開も矛盾なく構成できるようになりますよ!
https://izuminovels.jp/isbn-9784295601821/

レッツプロットライフ!

【お便りコーナー】第126回: 138ネコ(いちさんぱねこ)先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である138ネコ(いちさんぱねこ)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、138ネコ(いちさんぱねこ)先生よりいただきました文面となります。

皆様初めまして、138ネコと申します。

この度、小説家になろう様で連載中の『ギャルに優しいオタク君』がファミ通文庫様より4月28日に発売されます。
https://famitsubunko.jp/product/322212001167.html
また、コミカライズがガンガンオンライン及びマンガUP!にて好評連載中です。

書籍版とコミカライズ版では内部が所々変更されています。
書籍版は平成の古き良きギャルゲーのようなオタク×ギャル展開になっており、コミカライズ版は草中先生のアレンジにより最近の若い子を見ているようなオタク×ギャル展開になっているので、どちらも違った面白さがあるので、是非両方とも読んで頂けますと幸いです。

それでは他の作家様同様に、自分もアドバイスを。
正直お便りコーナーを書くのが目標だったから書いてるだけなので、自分はまともな創作のアドバイスを持っていないです。
創作のアドバイスは出来ないですが、そんな事を言って終わりにしたらお叱りをもらうのは目に見えているので、アドバイスをもらうためのアドバイスをさせて頂こうかなと思います。

好きな事を好きに書くのなら良いのですが、人気が欲しい、書籍化をしたいとなるとやはり壁にぶち当たる人が多いのではないでしょうか?
自分も幾度となくぶち当たっています。というかいつもぶち当たってます。
自分で考えて答えを出すのも良いのですが、結果が出ないと本当にそれで合っているのかどうか不安になりますよね。

自分で分からないなら、誰かに聞けば良い!
聞くといっても、いったい誰に聞けば良いか?
答えは簡単です。書籍化をいっぱいしてる作家さんです。

書籍化がいっぱい出来るという事は、どうすれば面白いものが出来るか分かっているので、どうすれば良いかの質問や疑問に対し”ほぼ”正解が返ってくると思います。
とはいえ、いきなり知らない書籍化作家さんに「アドバイスください」なんて言いにくいですし、いきなり知らない人に言われても作家さんも困りますよね。

どうすれば良いか?
創作論をSNSで良く発信してる書籍化作家さんを見かけたら、発信してる創作論に近い内容の疑問や相談を失礼のないように聞けば大体答えてくれます。創作のお話するの好きだから発信してるわけですし。

そして返事が貰えたらお礼を言って早速実践してみましょう。多分結果が出るはずです。
結果が出たら、その作家さんにお礼と共に「こんな感じで結果が出ました」と言いに行きましょう。
自分の創作論を実践して結果を出してくれたら、教えた作家さんも嬉しくなるものです。
そうすれば自然と色々と聞いたりできるようになりますし、それで更に結果が出るようになれば作家さんの方から「ここはこうしたら良いかもしれないよ?」と教えてくれるかもしれません。
自分を慕ってくれて努力しているのを見れば、誰でも構いたくなるものですし。

そんなんで上手くいくのか?と思われるかもしれませんが、自分は5年前は20話近く書いてPV1桁だった頃があり、そこから色々アドバイスをもらい、少しづつ結果が出て来て、ついに書籍化まで来たので、書籍化を目指すための方法の一つだと思います。

というわけで、自分からはアドバイスをもらうためのアドバイスになります。
皆様の創作活動がより良いものになる事を祈り、ここで締めとさせて頂きます。