【お便りコーナー】第171回: 間咲正樹先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である間咲正樹先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、間咲正樹先生よりいただきました文面となります。

みなさんどうもはじめまして。
世界の片隅でひっそりと小説を書いております、間咲正樹(まさきまさき)と申します。

このたび、「しいたけ」さんとの共作、『憧れの美人生徒会長にお喋りインコが勝手に告白したけど、会長の気持ちもインコが暴露しやがった』が、ありがたいことにオーバーラップ文庫様より書籍化していただけることになりました。
発売日は6月25日になっております。
原作は4000文字弱の短編でしたので、ほぼ一冊分加筆修正いたしました。
発売の折には、是非お手に取っていただけますと幸いです。

小説家になろうの作品ページ
https://ncode.syosetu.com/n2730gz//

Amazon様の予約ページ
https://www.amazon.co.jp/%E6%86%A7%E3%82%8C%E3%81%AE%E7%BE%8E%E4%BA%BA%E7%94%9F%E5%BE%92%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%AB%E3%81%8A%E5%96%8B%E3%82%8A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%81%8C%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%91%8A%E7%99%BD%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%A9%E3%80%81%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%AE%E6%B0%97%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%82%82%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%81%8C%E6%9A%B4%E9%9C%B2%E3%81%97%E3%82%84%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%9F-%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%96%93%E5%92%B2%E6%AD%A3%E6%A8%B9/dp/4824008476/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2Z12VRDPPCFGX&dib=eyJ2IjoiMSJ9.fnsVhhfHZl3sDRXmSfOoDsYsyD7_SqEiemiNzTuVYYQxAbIYhZ8s6LAXpcHkLDur.-gBsWuftq5WOvnWrUOJp0vYSaBrkTjj_gg-yoYdzZ1Y&dib_tag=se&keywords=%E9%96%93%E5%92%B2%E6%AD%A3%E6%A8%B9&qid=1717506574&s=books&sprefix=%E9%96%93%E5%92%B2%E6%AD%A3%E6%A8%B9%2Cstripbooks%2C161&sr=1-1


今回私は共作での書籍化という、とても珍しい経験をさせていただきましたので、私が共作をするうえで心掛けていることを、三点ほどお伝えしたいと思います。

まず一点目は、『相手の意見も尊重する』。
共作である以上、自分だけの作品ではありません。
自分の書きたいもののみを相手に押し付けるのではなく、ちゃんと相手の意見も取り入れたうえで、協力して作品を作っていくことが肝要です。

続いて二点目ですが、『自分の意見もハッキリ言う』。
さっきとは逆ですが、相手の意見ばかりを聞いて、イエスマンになっているのもダメです。
「こうしたらもっと面白くなるのに」と思うことがあれば、ちゃんと相手に伝えましょう。

そして最後は、『感謝の気持ちを言葉にする』。
共作してくれたことに対して「ありがとうございます」と言葉にして伝えるのはもちろん、面白いアイデアを出してくれた時や、エモい文章を書いてくれた際は、「それ最高ですね!」とか、「この一文メッチャ感動しました!」と、恥ずかしがらず感想を言うのも大事なことです。
これがあるとないとでは、相手のモチベーションも全然変わりますからね。

ここまで読んで、「そんなに気を遣う必要があるなら、一人で書いてたほうが気楽だよ」と思う方もいるかもしれません。
ですが、これは書籍化した際に、出版社様と遣り取りする際にも大事なことなのです。
書籍というのも、言わば出版社様との共作です。
相手の意見をまったく無視していてはダメですし、かといってイエスマンになっているだけでもいいものは作れません。
作家と出版社様が手を取り合い、お互いの「面白いと思うもの」を尊重した時に、初めて名作が本屋さんに並ぶのですから。

以上、甚だ簡単ではございますが、少しでも書籍化を目指している方々の参考になりましたら幸いです。

間咲正樹X(https://x.com/masaki69masaki
しいたけX(https://x.com/wizardry9393

【お便りコーナー】第170回:君はなぜ書けないのか?@夜逃げ聖女の越智屋ノマ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である君はなぜ書けないのか?@夜逃げ聖女の越智屋ノマ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、君はなぜ書けないのか?@夜逃げ聖女の越智屋ノマ先生よりいただきました文面となります。

▲▼▲▼▲▼ 君はなぜ書けないのか? ▲▼▲▼▲▼

こんにちは、越智屋ノマと申します。6/14(金)に当サイト掲載中の「やけくそで密入国した夜逃げ聖女は、王弟殿下の愛に溺れそうです」がビーズログ文庫様より発売されます。コミカライズも進行中ですので、お楽しみいただけましたら幸いです^^)

▲▼▲▼▲▼「君はなぜ書けないのか?」……だと!?▲▼▲▼▲▼

とんでもない見出しで恐縮です! でも、おかげであなたに読んでいただけました。

(# ゜Д゜)「なにをエラそうに!!何様だおらぁ(怒)」という声が私自身の脳内でもガンッガンに響いておりますが……。実際のところは「君は」の箇所を、「私は」に読み替えていただくのが丁度良いと思います。

要するに、「小説家・越智屋ノマがどのような箇所で執筆の手が止まりやすいか」を分析して参りましたので、この場で報告いたします。物書きの皆様の執筆にお役立ていただければ幸いです。


▲▼▲▼▲▼書けない・執筆の手が止まる理由6選▲▼▲▼▲▼

「作品のコンセプトは決まったぞ」「プロットもちゃんとできた!」というのが大前提です。ゆえに、プロットなしで書き進めるタイプの作者様は、さらりと流し読みしてください。越智屋はプロット先行型の書き手(←2024現在)です。

プロットを作り込んだあなたは、「さぁ、あとは各話の内容を順番に書いていくだけだ……!」となることでしょう。

……しかし!
それでも筆が止まってしまうこと、ありませんか?

私? ありますよ、しょっちゅうです。
どうして筆が止まるのか、理由は次の6つです。


1.キャラの心情が読めない。
2.このキャラ結局何がしたいの?
3.このシーンの「相場観」がわからない
4.今回のエピソードに盛り込むべき情報が整理できていない
5.なんか読者ウケしなそうなシーンで萎える
6.設定矛盾に気づいて鬱になる

では、順番に見ていきましょう!

▲▼▲▼▲▼1.キャラの心情が読めない。▲▼▲▼▲▼

作者の中で「このキャラクターはこういう子」というのが手に取るように理解できているならば、キャラと対話するように自然に筆が進むでしょう。

筆が止まってしまうときは、まだキャラと仲良くなり切れていない可能性があります。

「このキャラ、何を考えているんだろう?」
たとえば、ヒーローと少し口喧嘩っぽく会話しながらも、頬を染めているヒロイン。

→オマエ今ナンデ顔赤くなった?

惚れてるのか。だとしたらその惚れは自覚できているのか。言い負かされそうで悔しいのか。誉められて内心照れてるのか。

そういう内面を掴みきれないと、筆が止まりますし書けてもなんか気持ち悪い仕上がりになります。



▲▼▲▼▲▼2.このキャラ結局何がしたいの?▲▼▲▼▲▼

敵対キャラがやってきて、主人公に厄介なイベントをふっかけるシーンとか、よくありますよね。プロットには「敵対キャラ、ウザがらみ。主人公に軽く撃退されて微ざまぁ。その後の大イベントへの伏線へ」みたいに書いてあったとします。

しか~し。どのように「ウザがらみ」するか、イマイチ思い浮かばず筆が止まるのです。

作家の「ストーリー進展上の都合」と「キャラが内面から発する行動」をよくよくすりあわせておかないと、「何か邪魔しにきたけど何してるかよく分かんない敵対キャラ」で終わってしまいます。

筆がめっちゃさまよって、せりふもブレブレになるんですよね……。


▲▼▲▼▲▼3.このシーンの「相場観」がわからない▲▼▲▼▲▼

これは単純に、同カテゴリーの作品のインプット不足ゆえに生じる問題です。

「勇者なり令嬢なりが国王に謁見する場面」や「令嬢が社交パーティのときに敵対派閥の女性に接触されて不快な思いをする場面」など、定番シーンのはずなのに、なぜか書けない……!

インプット不足の可能性があります。
自分の戦場と定めたカテゴリーの作品群を、5冊、10冊、50冊と読み進めていくうちに、「読者さまが心地よく感じる流れ」というのを感じ取れるようになってくると思います。

……さて。私も、修行だ。


▲▼▲▼▲▼4.今回のエピソードに盛り込むべき情報が整理できていない▲▼▲▼▲▼

たとえば、今回の話には「世界の神話的成り立ち」と「この世界における魔法使いの頻度」と「主人公キャラがどのような魔法スキルを持っているのか」の3要素を組み込まなければならない……といった場合です。

地の文だけでドドドドーっと書き連ねると読解するのが苦行になってしまうので、キャラ同士の会話シーンを同時進行しつつ自然に情報を盛り込んでいったり、しますよね。

……そう。
こういう回は同時進行で考えるべき情報の量が多いので、非常に筆が遅くなりがちです。

脳のCPUがいっぱいいっぱいになりがちなので、あらかじめ「今回盛り込むべき情報の整理」「どういう会話の流れの中で盛り込むか、構想を立てておく」などの工夫をしてしのぎましょう。


▲▼▲▼▲▼5.なんか読者ウケしなそうなシーンで萎える▲▼▲▼▲▼

これ!! きついですよね!
読者ニーズがなさそうな回。物語展開上、必要であるにも関わらず「この展開ウケなさそうだな」という思いがこみ上げてくるんです。

この努力、実らないんじゃないかな……

と、弱気の虫がバリバリと原稿を蝕んでいきます。

こういうときの執筆って、メンタルに来ますよね。自己対話の連続です。……乗り切りましょう!


▲▼▲▼▲▼6.設定矛盾に気づいて鬱になる▲▼▲▼▲▼

事前に構想は立ててあったのに、実際原稿に落とし込んでみるとめっちゃ矛盾している。

……これもキツい!
何話も前にさかのぼって、設定矛盾を突き止めて全体的に修正しなければなりませんからね。

苦行かよ!? ええ、苦行だと思います。
そうして人は、前に進んでいくのだと思います。……うぅっ


▲▼▲▼▲▼ 「書けない自分」を乗り切ろう ▲▼▲▼▲▼

書けない理由は、状況次第。さらには人それぞれでもあるので、自分なりの「鬼門」を見つけ出せると今後の執筆に活かせるかもしれません。

今回書籍化した #夜逃げ聖女 も、筆が止まりそうになっては這い上がり、書き上げた作品です。お読みいただくと「越智屋、このへん悶えながら書いたんだろうな」というのが分かって、みなさんの執筆の役に立つかもしれません。
ぜひぜひお手に取ってみてください^^)

・書籍『やけくそで密入国した夜逃げ聖女は、王弟殿下の愛に溺れそうです』
・ビーズログ文庫
・2024年6月14日発売
・Amazonはコチラ  https://amzn.asia/d/6ehO8Op
* コミカライズも進行中♪

越智屋ノマのX(Twitter)でも、お気軽にお声がけください。待ってます!!
@tea_ochanoma
https://twitter.com/tea_ochanoma

それではでは、またお会いしましょう♪

【お便りコーナー】第169回: 宮前葵先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である宮前葵先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、宮前葵先生よりいただきました文面となります。

 初めましての方には初めまして。宮前葵です。

 この度、当サイトでも大好評を頂いた「え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか?」 https://ncode.syosetu.com/n3565ii/ が電子書籍化されました!題名はちょっと長くなって「え? 私がぽっちゃり公爵の嫁になるんですか!? 彼の素敵なところが分かるのは私だけのようです!」となっております。

 コミックシーモア様から先行配信されています。
https://www.cmoa.jp/title/1101423160/

 また。6月20日には各電子書籍配信サイトで配信されます。
https://amzn.asia/d/3jv2AaH(Amazon)
https://bookwalker.jp/series/472226/(BOOK☆WALKER)
https://honto.jp/ebook/pd_33454539.html(honto)

 こちらの作品は、2023年8月29日より、9月7日まで、ランキングで月間総合1位にして頂き、2024年5月27日現在、年間ランキング34位にランクされています。望外な大好評を頂いた作品です。これに後日談と閑話を書き足し、シーモア版には特典も書き下ろしております。なろう版読んで続きが気になった方なら絶対に読みたい後日談になっておりますので、是非お買い上げ下さい!

 という事で宣伝はこの辺にして創作についてのお話をば。

 投稿された皆様の作品をちょこちょこ読んでいると、話の筋や内容は面白そうなのに、読んでいてイマイチ面白くないな、続きを読みたくならないな、という作品がたまにあります。

 そういう作品は「盛り上げ方が上手くない」からつまらなく感じるのだと思います。

 どういう事かというと物語で盛り上がるべき、ピークを作るべきシーンで、何となくサラッと流れてしまう。他のシーンと時間の経過が同じスピードで、文章量も同じで、うっかりすると読み流してしまうほど内容が薄い。

 それだと、せっかくの面白さが読者に伝わらず、評価を下げてしまう結果になるんじゃないかと思いますね。

 盛り上がるシーンでは時間を大きく引き延ばし、文章量をがっつり増やし、感情表現も爆発させてキャラの行動を際立たせる事が必要です。読者に強制的にでも目を惹かせる。じっくり読ませる。それが大事だと思います。

 もっとも、ずっと盛り上がっていたら濃過ぎて飲み干せないような作品になっちゃいますので(笑)、緩急が大事です。普段は口当たりの良さ読み易さを意識して、ピークにだけ濃縮して行く事を意識しましょう。

 如何でしたでしょうか? 皆様の創作の参考になれば幸いです。これからも書いて行きますので、応援よろしくお願い致します!

 宮前葵

【お便りコーナー】第168回:紬夏乃先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である 紬夏乃先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、紬夏乃先生よりいただきました文面となります。

皆様はじめまして。紬夏乃と申します。

 このたび、電子書籍『勇者な王太子殿下が魔王に呪われましたが私が即座に口付けします~報酬に3食とおやつと昼寝付き生活ありだと思う~ 』が5月24日に発売されました。

 せっかくの機会です。毎回楽しく拝読させて頂いている「お便りコーナー」を、わたしもしてみんとてするなり。と考えてみたものの、電子書籍を出して頂くのは初めてです。商業作家として言えることは、まだ何一つ持っておりません。

 ですが、ありがたいことにここ「小説家になろう」で作品を公開し、ランキングに乗せて頂く、たくさんの感想を頂く、という経験をさせてもらいました。

 その頂いた感想の中で、今WEB小説として求められているものについて感じたことを書かせて頂きたいと思います。

 わたしは物語の横道を広げる話を書くことがまあ苦手です。なんなら主題でも必要な箇所以外はバチバチに折りたたみます。地の文でさらっと流します。全力で短くまとめてしまうので、それは「長い話が書けない」というまあまあな欠点でもあるのですが、幸いなことに、頂く感想ではそこを好意的に受け取って頂いております。

「さくさく進む」「過不足ない」「小気味良い」……抜粋するとそんな感じです。そしてわたしはふと気付きました。今WEB小説で求められることは、もしかしたらそういうことなのかもしれない、と。

 思えば自分にも心当たりがあります。動画サイトで面白そうなサムネを見つけ、再生する。そして始まるOP。中々本題に入らず、ずっとなんか喋ってる。延々と続くチャンネル説明に高評価グッドボタンチャンネル登録を……耐えて2分ですね。無理。めんどくさって思って見るのをやめます。

 WEB小説で考えると、タイトルとあらすじがサムネなのでしょう。そこで読もうと思ったら始まるのが本文……たいへん! すぐに主題に入らなくちゃ!!

 主題を進めて、登場人物も絞って、必要で面白いところを叩きつけるのです。そして書籍化の打診を受けた際に、担当さんにこう言うのです。「この話には、書き下ろしの拡張性がこんなにもあるのだぞ」と……! ワアかっこいい……! いいなあ……!!

 書籍化で求められるものは、規定の文字数、そして人気がでた際の拡張性なのでしょう、たぶん。だって人気作めっちゃ続刊してるし。そして『買う』という行動が必要な分、読者さんにじっくり読んでもらえる。しかし今WEBで求められるものは、たぶん、サクサクした前進なのです。短編人気だし。

 WEBで読んでもらえる/書籍で読んでもらえる、はきっとちょっと違う。この話がもしかしたら誰かのランキング上昇への一助に、なれ……なれ……たらいいなあと思います。

・最短ルートを邁進し続ける作者のマイページはこちら↓
https://mypage.syosetu.com/711776/

・結局最短ルート以外見つけられなかった電子書籍はこちら↓
https://amzn.asia/d/fxhGTmq

を見て頂けたらとてもうれしいです。

 では皆様、良い創作ライフを!

【お便りコーナー】第167回:ミミ@5/31『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』発売先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるミミ@5/31『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』発売先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ミミ@5/31『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』発売先生よりいただきました文面となります。

 ふむふむ。規約を読みました。「お便りコーナー」は作家による「アドバイス」や「雑談」を募集しているわけですね。なるほど。
 何のアドバイスとは書かれていないので、上手なザリガニの釣り方を書いても許されると思いましたが、そんなこともあろうかと雑談も募集しているわけですね。なろう運営、なかなかやりおるわい。

 改めまして、5月31日発売『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』の作者ミミです。
 このまま3億文字ほど雑談で埋めて、世界一長い雑談でギネスに載ることも考えましたが、1万5000文字制限があるので断念します。なろう運営、なかなかやりおるわい。

 というわけで、今回のテーマはこちら『非web公募新人賞となろう書籍化の違い』です。私の経験を元に少しお話しようと思います。

 私は集英社と講談社、それぞれの新人賞から刊行した経験がある作家です。どちらも、なろうで応募可能なweb公募新人賞ではなく、誰も見てない原稿をそのまま送るタイプのものでした。
 こういった非web公募新人賞は、基本的に下読みから審査員まで全員が全文を読みます。いきなり主人公が刺されようと削り方間違って重要な説明を入れ忘れたまま応募していようとミミとかいう変な名前で送ろうと、ちゃんと読んでくれます。よく読んでくれたなぁ。
 一方で、なろう書籍化の場合、出版前の読者は皆さん一般ユーザーです。途中で読みやめるのは当然の権利で、更新間隔が広かったりどこまで読んだかわからなくなっただけでも読みやめることがあると思います。私はありました。

 なので、『非web公募新人賞となろう書籍化の違い』はいろいろありますが、私は「読者に読みやめる権利があるかどうか」が一番大きな違いだと思います。

 私はなろうで書くにあたって、この「読者に読みやめる権利がある」ことを念頭に置いて、非web公募新人賞とはまったく違う書き方を構築しました。
 とにかく文章を軽くして読む負担を減らし、最序盤でテーマが把握できるようにしてわかりやすくし、あえて構造をワンパターンにして話の筋が予想しやすいようにしたのです。完璧です。次世代の小説です。もはや、人類は小説の新たな可能性にひれ伏すべきです。
 書き始めました。地の文が一行もない話すらある小説が出来上がりました。なんで?

 そんな不思議な作品ですが、ありがたいことに『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』は1年足らずで1000万PVを突破し、複数社から書籍化やコミカライズの打診を受けました。どうやら、私が思うよりもずっとずっと読者は懐が深かったようです。なろうユーザー、なかなかやりおるわい。

 ここまでお読みくださった皆さんにも一読していただけると大変嬉しいです。それでは、失礼します。

5月31日発売『生放送! TSエルフ姫ちゃんねる』amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4065348455/

Kラノベブックス生放送! TSエルフ姫ちゃんねるページ(こちら、試し読みもあります)
https://lanove.kodansha.co.jp/new_books/2024/6/2.html