【お便りコーナー】第221回:稲井田そう先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である 稲井田そう先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、稲井田そう先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。稲井田そうと申します。10月1日に、シリーズ累計100万部突破中の「悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる」7巻と8巻が同時発売するので、宣伝にきました。

が、宣伝は得意じゃないです。

この場で最新7・8巻宣伝して新規読者の方を獲得しよう。あわよくば既刊の1~6巻も読んでもらおう。

無理があります。なので別の話をします。

これからするのは「上手くいかないな……」「書いていていいのかな」「ランキング全然入らない」と不安に思っている、書き手の方。

あともしかしたら出版業界の方……ご自身の担当作が中々ちょっと難しい方向けになります。

ので、「書籍化のコツを知りたいんだよ」という方は、上下? 前後ページで、他のちゃんとしてる作家様のもとへ、ご移動願います。ごめんなさい。ここから先はちゃんとしてない人間の話です。

悪役令嬢ですが攻略対象の様子が異常すぎる、長いので以下、本作と称します。

本作連載開始の2018年代、今から7年前です。

本作は連載1年半後(2019年10月頃)に打診を受けましたが、諸々、いわば可視化されるような値が、刊行の編集部様の書籍化の基準に満たしていなかったことを聞いています。誰かの希望となればと思いますが、絶望になりうる可能性がありますので具体数字については伏せます。

なぜ書籍化に至ったかと言えば、当時の担当編集者様が本作を読み、駄目もとで企画提出。担当者様が新人であったことや熱意により、当時の上層部が「新人の気概を買う」という書籍化ルートです。さらに詳しくお話しすると、たとえば面白いだとか、才能を感じたという事実はなく、元々女性同士の関係性に着目していた方が、本作の人物にそれらを感じた、というものです。

なのでいわば未来のために実験投入された期間限定ロボが、まだ動いてるという状況です。

当然「編集部イチオシ!」とは遠い位置にいますし、発売後いわゆるなにかの催しにノミネートする、ランクインする、賞を取る、電子ストアのキラキラした年間の場に姿を現わしたことは、なにもありません。

おそらくこの文面を読んでいる出版業界の方は「え、これそういう枠なんだ」と、心当たりが発生するのではないかと存じます。そういう枠です。

なので今こちらを読んでいる方で、投稿中もしくは書籍化が決まっていて「自分のブックマーク数……他と比べて低いかも」と感じている方は、ご安心頂ければと思います。

こういう例があります。

刊行前の数字はあくまで目安です。大番狂わせの可能性があります。

そんな奇跡信じられない、そう思う方がいるかもしれません。いいことがあった人間はずっといいことがあり、駄目なやつは何しても駄目なんだから、とか。

少し話が逸れるのですが、本作は、私がなろうに初めて投稿したものです。

商業デビュー作は別にあります。

本作とは出版社様のラインが異なるのでタイトルは伏せますが、発売は2020年3月末です。

発売まもなく、コロナウイルスによる非常事態宣言により書店様が全て閉じました。商業施設、ほぼ閉鎖です。

そういうことも起きます。ちなみに本作は同年7月に1巻が発売しています。まだ外に出ることが躊躇われていた時期です。

ブックマークやpt数が何かの基準に到達していなくても、いい意味で、起こりえないことが
起きる可能性のほうがずっと高いです。なので「未来のことなんて考えていても仕方がないのに不安に襲われる」という方がこのメッセージを読んで、「もしかしたら大丈夫かもしれない」と、持ち直すきっかけになればいいな、と思います。

未来のことを考えて不安になるのは、脳の仕様です。仕方ないのに考えてしまう自分を責める必要もありません。気になるものは気になります。それを前提で聞いていただきたいのですが、あなたは大丈夫です。

それでも「自分のpt数は低いしブックマーク数も少ない気がする、だから駄目な気がする」と、数字を重視されている方につきましては、私はシリーズ累計100万部突破作家なので、100万部突破作家の言葉を少し信じて頂ければと存じます。数字を重視されているなら。

そしてこちらを読んでいる編集職の方で、自分の担当している作品、少しブックマークとpt数が足りないな……ヒットさせられるか……とお悩みの方は、自信を持ってください。

自分はまだ編集部で結果出してないし、地位も無いし、入りたてだし、実績が無いから出来ることも限られてるし……ヒットさせられるか、なんて不安な方々も、ご安心ください。こういう例があります。

それに、編集者はヒットさせるのが仕事、経緯を重視することに甘えちゃいけない、結果主義であるべきみたいな風潮を聞いたりしますが、それは会社が掲げている経営理念に近いものではないか、と執筆側としては思います。決して代表者面してお話しするわけではないのですが。

個人的には、そういう風に悩む人間と仕事をすることそのものが、ヒットより嬉しい、自分が一生懸命書いたものを、そこまでの責任を持って向き合ってくれる人間と仕事が出来ることは、ヒットより貴重ではないかと思います。なので「ヒットさせなきゃ意味が無いんだ」みたいに自分を追い詰めることだけはどうかないようにと思います。

特に編集者さんで「みんなみたいにヒットが打てない、コツコツ自分なりに頑張ってるつもりだけど作家さんに申し訳ないし、向いてないかもしれない、もうやめたほうがいいのかな」と思う方、絶対にやめないように。

悩むあまりに認知のズレが生じており正気ではないです。

そもそも物語を好きになる理由に、「これ重版したから好き‼」「100万部突破したから好き‼」で物語を好きになるかという話です。重版も100万部も、動線です。「100万部売れてるんだ、じゃあ読んでみるかな」これです。好きを作るのは「コツコツ自分なりに頑張ってるつもりだけど」からしか生まれないものです。

やめるな。向いてる。

その自己卑下に、「自分じゃなきゃもっと売れたかもしれない」という前提があったとします。

じゃあその編集者さんがその物語に声をかけなかった場合、その物語が書籍化する確率を算出してから出した自己卑下なのかという話です。数字を重視するならばどこまでも徹底的に数値化して考察するべきです。

と、大口を叩いてみましたが、私は「原作がコイツじゃなきゃ今ごろ200万部突破の報告になっていただろうな」と思われる人間です。

だからこそ、ほぼ自傷行為レベルで「自分は駄目なやつです」「私はこんなやつです」と情報開示して、数字に悩む方々の一助になればと、こうして書いています。そうすれば少しは、戦力にもならず別になにかしたわけでもない、「明日から旅に出ます」「休業します」と言っても誰も困らないくらいの私が、なんの役にも立っていないのに大それた肩書を持つことになった事象に意味があるんじゃないかと思うからです。

あれですからね、「物語は数字じゃない!」と主張すると、「結果出してから言え」って反論が飛んでくるじゃないですか。

価値観の話をしてるのに。

結果至上主義で議論すると、人々の尽力に寄生した私に発言権が生まれるんですね。

結果至上主義において経緯と過程の価値は無いも同然、重視されるは結果です。数字を保持している人間の発言が絶対とされるなら、100万部の人間が「数字じゃない」と言えば数字じゃない世界になる。

なので数字はあくまで便宜上の可視化です。

物語の価値を決める値ではないです。それでも数字に価値があるのであれば、0にも価値があるというロジックが機能します。

創作活動を誰かの幸せではなく純然たるビジネスと仮定した場合、たとえば、1万人が読んだけどもう誰も読まない、以後、新規読者が現れない物語。

アクセス0だけど、今後新規読者が現れるか分からない物語。

どちらに価値があるか、業界により多様な意見が発生すると思います。

物語の価値を決めるのは、あくまで読み手です。

たとえば書き手が「ランキング全然取れない、駄目かも」「自分の本全然売れない、価値が無いんだ」と思っても、思想は自由ですが、実際に評価を下すのは読者です。

読み手やファンが一人でもいれば、どんなに閲覧数がなかろうと、売れ行きが悪かろうと打ち切りになろうと価値のある物語です。

「自分の話、閲覧数0なので価値がありません」という方、いるかもしれません。

その自分が自分の話を好きなら、自分が作家であり自分がファンなので価値がある、という論理になります。

あなたの書いたものは、まずあなたが読んでいるということです。あなたがあなたのファンならばあなたは作家です。商業デビュー前だろうと関係ないです。

(あと閲覧数至上主義で数の話題になるならば、100万部突破肩書の適用範囲になるので再考ください)

さて、人の尽力に寄生して、こうして数字を掲げあたかも自分の発言に説得力があるかのように振る舞う私の醜さを見れば、「ああやっぱり結果も大事かもだけど過程も大事だな」「物語の価値を決めるのは数字だけじゃないんだな」「数字だけ重視すると危ないな」と、ご理解いただけることと存じます。

なので、「全然結果出ないし書いてていいのかな」とか「自分大丈夫なのかな」と思っている方の不安が、ほんの少しでも和らげばと思います。

苦悩を完全になくすのは無理と言うか、苦悩も創作の彩りだと思うので。緩和というか。

なので、と上の文と重なりますが、大丈夫です。日々「やってらんねえな」「つらいな」「きつい」と思ってる方や、不安を抱えている方の一助になれば幸いです。

私は正直、誰かに書いていいとか、大丈夫とか判決を下す立場の人間ではないですし、誰かを承認するほどの人間ではありません。

それでも「だ、だれでもいいので、書いてていいよって言ってほしい」「大丈夫って言われたい」という方いらっしゃいましたら、どんな人間に対してでも、書いてていい、大丈夫だと思っている人間がここに一人います。いっぱい肩書きがあります。本当は、人々の才能に寄生するドブハイエナですが、数字とか経歴とか気にする方がいたら、私を根拠にしてください。

なので大丈夫です。ご安心ください。

駄目だったらどうするんだ、責任取れるのかというところですが、その時は、ごめんなさいって言います。許してください。土下座が誰よりも得意です。特技それしかないです。SNS運用、下手です。ツイッター、更新は月に1度、よく呟きを消します。

交流。読者の皆様とは稀にしますが、その交流の定義は、質問や感想に返信をすること、誤字報告を適用することです。一緒に作っていると思っています。

作家さんと話し合うことは一切ありません。閉鎖的な人間です。それでも、とりあえず七年はどうにかなりました。大丈夫です。

最後に、それでも不安な方へ。

私が、世界で一番好きな文字の作家さん、今、ブックマーク一桁でした。なろうには二作投稿していますが、どちらもです。その好きな作家というか、自分が読んでていいなと思える物語に会うまで、27年かかりました。以後、3年。かけがえのない唯一無二です。

なので書き手で、自分には本当にファンがいない、と思う方、待ってたほうが良いです。

あなたの話をまだ読んでないけど、あなたの作品さえあればギリギリ道を踏み外さない、みたいな人間が必ず出てくると思います。

「好きって言われた、信じられない、この人はまだあんまり物語を知らない、おべっかだ‼」と回避に走りたくなるかもしれません。

物語やその人間に好意がある=ファンは好きと言う。
ファンがおべっか(嘘を)を使う=物語やその人間に好意があるから好かれたくておべっか

上記理論ですから。

どのみち、その好意を受け止めるしかありません。疑うより受け止める練習に時間を費やしたほうがいいと思います。そのほうが建設的です。

感想が全く来ないけど……と不安になる方、ご安心ください。好きだからこそ感想を書きたい、好きだからこそ感想を書きたくない人間、大体二種類です。

そして好きだからこそ感想を書きたい人間の中には、明るくて感想を書くのが大好きに見えて、これが正しいのかと不安でいっぱいの人間がいます。大事にしてください。

では、以上です。最初にこれ言えば良かったのかな、と思うのですが、小説家になろうの運営様においては、おそらく「どんなにアクセスが0でもブクマが0でも反応が無くてもサイトを利用してくれているだけで嬉しい」と、お考えと存じます。

(ですよね?)

というかそもそもガイドラインにあるんですよ。

書き手の方向け
https://syosetu.com/site/aboutwriter/

読者の方向け
https://syosetu.com/site/aboutreader/

要約すると価値のない話なんてない、皆書いていい、皆読んでいい、あなたは大事、というものだと思うので、辛い方は上記読むのが一番と存じます。

あれですね、これで自著リンク貼ると誤認誘導詐欺みたいな気がするので自粛するのですが、あれですね、自著リンク貼らずに小説家になろうさんのガイドライン掲載する人間、前代未聞かもしれないですね。

まあ、諸々長くなりましたが、皆様、夏真っ盛りですので、熱中症にお気をつけてください。ナトリウムとカリウムのバランス、しっかり意識してください。

秋、書店さんで見慣れた名前があるなーと思ったら、もしよろしければ気にしてくだされば幸いです。内容はちょっと、ホラー学園青春地獄絵図みたいな感じで、万人受けは厳しいというか、10人……50人に1人ウケです。なのでお気をつけて。

では。

【お便りコーナー】第220回: ユタニ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるユタニ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、ユタニ先生よりいただきました文面となります。

こんにちは、ユタニと申します。
この度『異世界に聖女として召喚されましたが、私はただのアラサー女です』が8月1日にアース・スタールナ様より出版されます。
どうぞよろしくお願いします。

さて、アドバイスをということで僭越ながらポイントを取るアドバイスをしてみました。興味がある方はどうぞ↓

私は異世界恋愛を主な住処にしていますので、異世界恋愛限定のアドバイスになります。
これからするのは、文章力や構成力は出来ている前提で(すみません、どの口が偉そうに言うんだとは思っています)、とにかくポイントを取って、あわよくばランキングに入るためのアドバイスです。
そして創作論的なものではなく、かなり即物的なアドバイスになります。

私がするアドバイスは一つです。

胸を張って楽しんでテンプレを書きましょう。

なろうで素晴らしいのはいろんなテンプレがあることです。特に異世界恋愛はテンプレだらけです。悪役令嬢ものに聖女もの、「君を愛することはない」もの、いろいろありますよね。
「どうせテンプレでしょ?」なんて蔑視もされますけど、テンプレで何が悪いんだと私は思う。

テンプレ万歳。
テンプレは安心で楽しいんです。
そう、テンプレは安心で楽しいんですよ。
テンプレだと私も含め読者は皆、安心して楽しんで読めるんです。

素敵ですね。
ここは決意を新たにテンプレに乗っかって書きましょう。
テンプレにもいろいろありますが、オススメはいわゆるドアマットヒロインもの。
不遇なヒロインがヒーローと結ばれて幸せになるやつです。
これは絶対に受けます。しかも流行り廃りはない。だってシンデレラの時代からあるもん。
私も大好きです。つい読んでしまう。

お前のマイページのブクマ、そういうのないじゃん、と思われた方もいるでしょうが、あれは心に刺さりまくったものを公開しているので仕方ない。あれらは別格です。テンプレじゃなくても読まれるものたちです。いきなりああいうのを目指すのは止めましょう(目指してなれる方は思い切り目指してくださいね。私のこのアドバイスには後ろ足で砂をかけて走り去ってください)。

さて、テンプレで書くと言っても作者の独自性はけっこう出せます。というかごりごりに出ます。むしろ出してください。でないと本当にただのテンプレになります。好みを押し出しましょうね。
ヒロインもヒーローも自由に好きに書いちゃってください。私の好みはさっぱり系のヒロインに残念系のヒーローですが、小悪魔ヒロインにチョロヒーローとかもいいですね(おっと、書きたくなってきちゃいますね)。

そしてストーリー。
あっと驚く意外な展開や、複雑な伏線、作り込まれた世界観、練りに練られた設定、なんかは要らないです(もちろん、あってもいいんですよ)。でもおそらく、私を含めて異世界恋愛テンプレを安心して楽しもうと思ってる人たちはそれらを重視してません。あったらより楽しめるけれど、なくてもいいんです。素直に単純に書きましょう。

そうやって書きだした、あなたのテンプレ異世界恋愛。題名とあらすじはこういうテンプレのやつだよ! と分かるようにしておきましょう。
あとはただ書くだけ。とにかく書いて、更新は毎日もしくは数日置きくらいできちきちしましょう(経験上、更新時間はいつでもいいかなと思います。なんかね、いつ更新しても誰かは読んでくれます。なろうってすごいですね。なのでやりやすい時にしましょう)また、完結は必須です。

そして一番大切なのはテンプレを楽しみ抜くことです。
「ウケ狙いで書いてるだけだよ」とか止めましょうね。とにかく開き直って楽しみましょう。

これでたぶんポイントが取れるはず(たぶんですよ)。
運が良ければ連載中に、運がなくても完結ブーストでポイントが取れるはずです(たぶん)。

そしてたくさんの人に読まれたら、その人たちはあなたの他の拘りの作品にも興味を持ってくれるはずです(たぶん)。

以上です。

そしてこんなアドバイスしておきながら冒頭の『アラサー女』はテンプレからはけっこうズレています。これはいわゆる聖女のオマケが本当にオマケだったけど何とかする話で、主人公はドアマットでもなければチートでもない、そしてざまあもないです。
なんか、すみません。

因みに、私の初めての商業化作品『元侯爵令嬢の辺境使用人ライフ』の方は「よし! 出だし最悪からの〜、なテンプレを書くぞー!」と書きました。作者としては王道ラブストーリーを書き切ったと思っています。目論見通りたくさん読んでいただけて、こちらに釣られて他作も読んでもらえました。

参考になったかな?
なっていれば幸いです。

それでは長々と失礼しました。
皆様、良いなろうライフを。

【お便りコーナー】第219回:水島紗鳥@今どきギャルニコニコ漫画月間お気に入りランキング1位先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である水島紗鳥@今どきギャルニコニコ漫画月間お気に入りランキング1位先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、水島紗鳥@今どきギャルニコニコ漫画月間お気に入りランキング1位先生よりいただきました文面となります。

皆様こんにちは、水島紗鳥(みずしまさとり)です!

お便りコーナーには第201回でも登場したのでもしかしたら覚えている方もいるかも…?

小説家になろうでは主に現実世界恋愛ジャンルの作品を投稿しています。

このたび、一二三書房ブレイブ文庫から2025年6月25日に『何の取り柄もない平凡な俺が美人双子姉妹を命懸けで助けた結果、実はヤンデレだった二人をガチ惚れさせてしまった件』書籍版第1巻が刊行されました。

公式サイト
https://hifumi.co.jp/lineup/9784824203939/

Amazon
https://www.amazon.co.jp/何の取り柄もない平凡な俺が美人双子姉妹を命懸けで助けた結果、実はヤンデレだった二人をガチ惚れさせてしまった件1-一二三書房-水島紗鳥/dp/4824203937

前回紹介した作品はコミカライズでしたが、今回はついに念願の書籍化を果たすことができて嬉しい限りです!

応援してくださった読者の皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。

そしてお便りコーナーという事なので前回と同様、創作の参考になる情報をお届けしようと思います。

皆様に伝えたいことは、コンテストに落選し続けた作品でも評価する人が変われば結果は変わるかもしれないという事です。

例えば今回書籍化した作品は小説家になろうで開催されていたコンテストに複数応募しましたが、ことごとく落選していました。

ですが、そんな選考で落ち続けた作品を読んだ一二三書房様の編集者様からは評価頂けたようでブレイブ文庫から書籍化が実現しました。

ですので、その時評価されなかったとしても諦める必要は無いと思います。ぜひ挫けずにチャレンジしてみてください!!

【お便りコーナー】第218回: MIZUNA先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である MIZUNA先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、MIZUNA先生よりいただきました文面となります。

皆様、はじめまして。
MIZUNAと申します。

私の処女出版は『やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当にいきます』という作品です。

既にご存じの方は、この場を借りてご愛読の御礼申し上げます。
まだという方は、ぜひこの機会に一度ご覧いただければ幸いです。

私は商業作家としての経験が三年程度と、まだ浅い者です。作家の世界はとても広く、周囲を見渡せば凄い人ばかり。その中で経験の浅い私が助言というのはおこがましいとは思うのですが、少しでも皆様のお力になれればと考え、この度は寄稿いたしました。読み進める中で『自分には合わないな』と感じましたら、そっとブラウザバックをしてくださいませ。

では早速ですが、私が書籍化を目指すのに必要なのは『分析力』だと思っています。
小説、漫画、アニメ、ゲーム、ドラマ、映画、舞台……などなど。

世の中には様々な優れた作品、物語がありますが『面白い』と自分が感じた時、『何故、自分が面白いと思ったのか』を言語化し、文字に起こしてみたことはあるでしょうか。

おそらく、ほとんどの方はしたことがないと思います。実際、私も作家になるまで『面白い』と思うだけで『何故、面白いのか』なんて考えたこともありませんでした。

しかし、出版社の目に止まって書籍化されるような作品を目指す、となれば『他作品が何故面白いのか?』という部分をしっかりと分析することが一番の近道になります。

私の処女作でもある『やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます』は、様々な作品を読んでいく中で『なんでこうした作品がないんだ。なら、私が書いてみよう』という動機から書き始めたものです。
 
当時は特に考えがあったわけではありませんが、今になって振り返ってみれば結果的に『市場を分析し、市場に求められる作品』に行き着いていたんだと思います。

では、作品の分析力をどう身につければよいのか? という部分は、私がここであれこれ説明するよりも『SAVE THE CATの法則 著者:ブレイク・スナイダー 和訳:菊池淳子』を読んでいただき、本に書かれている内容を今までに『面白い』と思った作品全てに当てはめていくのが一番わかりやすいと思います。

例えば、映画ターミネーター2の冒頭でターミネーターを演じる『アーノルド・シュワルツェネッガー』が時間転移の球体に包まれ『裸』で登場し、地面はえぐれています。

しかし、どうして『裸』で『地面もえぐらせる』必要性があったのでしょうか。登場の演出で、視聴者である我々は何を感じ取ることができたのでしょうか。

ぜひ、『SAVE THE CATの法則』を読んで『ターミネーター2』を見直してみてください。きっと書籍化を目指せる作品作りに必要な分析力に繋がっていくと思います。

演出の答えを知っているのは監督だけですから、答え合わせをすることはできません。しかし、『あれはこういう意図でしているはずだ』という仮説を立てつつ、自分の作品に取り入れることはできますので、こうした『思考』と『気付き』を得られることが一番重要だと思います。

そんなこと知っているし、すでにやっている……という方は、経験の浅い作家の戯れ言だと聞き流してくださいませ。

この寄稿が皆様の創作活動に少しでもお役に立てれば幸いです。

それでは最後に少しだけ宣伝をさせてください。

『やり込んだ乙女ゲームの悪役モブですが、断罪は嫌なので真っ当に生きます』こと悪役モブの書籍12巻とコミック4巻が2025年9月15日同時発売が決定。

TOブックスオンラインストア様でコミック4巻と書籍12巻を同時購入されますと、Ruki先生・戸張ちょも先生の描き下ろしイラストに加え、私の書き下ろしSSも特典としてお付けしております。よろしければ、そちらもぜひご検討ください。

近年は電子書籍の普及や書店様の閉店などの影響もあり、紙書籍を取り巻く状況は厳しくなっております。『悪役モブ』シリーズは累計30万部を突破いたしましたが、紙媒体に関しては、もう一押しが必要です。

もしご興味がございましたら、ぜひ書籍12巻およびコミックス4巻を紙媒体でも手に取っていただけますと幸いです。以下にリンクを記載いたしますので、ぜひご覧下さい。

TOブックスオンラインストア様
https://tobooks.shop-pro.jp/?pid=187371808

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
敬具
MIZUNA

【お便りコーナー】第217回: 山口じゅり先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である山口じゅり先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、山口じゅり先生よりいただきました文面となります。

はじめまして、山口じゅりと申します。

小説家になろう様で「聖森聖女~婚約破棄された追放聖女ですが、狼王子の呪いを解いて溺愛されてます~今さら国に戻れって言われても遅いですっ!」を連載しております。

この度、『聖森聖女』のコミックス4巻が、一迅社comic LAKE様より発売する運びになりました。
聖女ルチルと狼王子ルカの恋が大進展!? コミックス限定の書下ろしおまけマンガ(※ルカが嫉妬を見せちゃいます)も素敵な一冊に仕上がっているので、ぜひご予約、ご購入いただけたら幸いです!

『聖森聖女』第4巻 アニメイト予約
https://www.animate-onlineshop.jp/pd/3136685/

『聖森聖女』第4巻 書報【楽天、Amazon予約リンクあり】
https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/8289/

読者の皆さまのおかげで、コミカライズも順調で作者としては嬉しい限りです。
この場をお借りしまして、御礼申し上げます。

さて、以下創作についての話です。

◆◆◆◆◆◆◆◆

今回は、読者の心に残るシーンってどう作るの? というトピックでお話したいと思います。

シーンにはいろいろな書き方がありますが、
「読者の心に残るような良いシーンは、どうしたら書けるだろうか?」
なんて、小説を書く方なら一度は考えるんじゃないかなぁと思います。

私の答えは、
①そのシーンによって、主人公と人との関係性が変わる(あるいは主人公のありかたが変わる)こと。
②セリフだけでなく、行動があること。
これが、読者の心に残るシーンに必要なんじゃないかなと思っています。

例えば、告白なんかが①にあたります。
告白は二人の関係性が恋人へと変化するターニングポイント。どうしたって印象に残ります。

そして、好きだよ、という愛の言葉を告白するだけじゃなく、好きだよ&キス!な~んて行動を付け加えただけで、告白シーンが素敵になる気がしませんか?
この、告白(セリフ)とキス(行動)が、②にあたります。

二人が語るだけでシーンが終わるのではなく、語る以上に行動する、あるいは、行動しかしない。
人の動きと、関係性(あるいは内面の変化)を伴ってこそ、良いシーンになるのではないでしょうか。
ちなみに、聖森聖女では、ヒーローが愛を言葉にはしないけれど、行動で示しまくっております笑

なろうの書き手のみなさまの、創作の一助になれば嬉しいです!

山口じゅり

『聖森聖女』pixivコミックで連載中【無料で読めますのでぜひ読んでください♪】
https://comic.pixiv.net/works/9176