【お便りコーナー】第190回: こはるんるん先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるこはるんるん先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、こはるんるん先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。こはるんるんと申します。

小説家になろう様に「勇者の当て馬でしかない悪役貴族に転生した俺~勇者では推しヒロインを不幸にしかできないので、俺が彼女を幸せにするためにゲーム知識と過剰な努力でシナリオをぶっ壊します~ 」を投稿しております。

このたび、KADOKAWAの電撃の新文芸から2024年11月15日に書籍、第1巻が刊行されることになりました。

ひとえに応援してくださった読者の皆様のおかげです。
この場を借りてお礼を申し上げます。

ここからは、私の小説の書き方をご紹介したいと思います。参考していただければ幸いです。

Web小説で人気を出すためには、1話でその物語の目的を提示するのが、もっとも良いと考えています。

主人公に「俺は○○がしたい! ○○を目指す!」と言わせてしまうのです。
こうすると何をする物語なのかハッキリして、読者に続きを読んでもらいやすくなります。

今回、書籍化された本作の場合は、キャッチコピーにもなっている

「悪役の俺が勇者に代わって、ヒロインを幸せにしてみせる!」

を主人公に1話で言わせるようにしました。

漫画で言えば、ONE PIECEやNARUTOのような大ヒット作も行っている手法で、小説にも応用が可能です。

このお便りがあなたの創作活動の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

こはるんるん


勇者の当て馬でしかない悪役貴族に転生した俺~勇者では推しヒロインを不幸にしかできないので、俺が彼女を幸せにするためにゲーム知識と過剰な努力でシナリオをぶっ壊します~

KADOKAWAの公式ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000397/

Amazon
https://amzn.asia/d/c0dGirk

【お便りコーナー】第189回: 月ノみんと先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である月ノみんと先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、月ノみんと先生よりいただきました文面となります。

みなさん初めまして!またはお久しぶりです。
月ノみんとです。
お便りコーナーでのご挨拶は、第110回ぶりになります。
私が初めて書籍を出し、お便りコーナーへ送ったのは、もう2年も前のことになります。
小説を書いていると年月が過ぎるのがはやいですね~。
私がここまで書いてこられたのも、読者のみなさまと、小説家になろう様のおかげでございます。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
気温の変化が激しいですが、お体に気をつけて!
さて、実はこのたび、2024年11月に、新しい書籍とコミックスが発売になります!
なんと一月に二冊もです!

まずは、小説家になろう様でも連載させていただいていました、「転生したら世界樹だった件」こちらのコミカライズ版が、新潮社様バンチコミックスから第一巻が11月9日に発売となります!
ぜひ応援よろしくお願いします!!!!

https://amzn.asia/d/7dvt5wC

またこちらはピッコマ様でも無料連載中でございます。

もう一冊、こちらはかなり前に小説家になろう様で連載しており、当時ファンタジージャンル1位を獲得した作品「薬師ヒナタは癒したい~ブラック医術ギルドを追放されたポーション師は商業ギルドで才能を開花させる~」の書籍第一巻も、ようやく発売となります!
TOブックス様から11月15日発売です。

https://amzn.asia/d/bLGgagy

こちらは私が初めて小説家になろう様で、ランキングに入り、多くのみなさまに知ってもらえるきっかけとなった作品なので、こうしてまたお届けできることが嬉しいです。

さて、宣伝はこのくらいにしておいて、ここからは雑談を少し。
「創作にやる気はいらない」というお話をしたいと思います。。
最近思うのですが、体調やメンタルの浮き沈みもあってか、やる気の出ない日が多いです。
みなさんもそういうことがあるのではないでしょうか。

小説を書きたいと思っても、読書をしたいと思っても、日々に忙殺され、なかなかやる気が起きません。
しかしそもそも、このやる気というのはいったいなんなのでしょうね?
やる気、なんてものがあったときなんていうのは、そもそもあったのでしょうか?
正直、やる気があったときのほうが記憶に少ないです。

明確にやる気があったのだとすれば、それは小説を書き始めてすぐのころ。
いわゆる初期衝動に任せて書いていたころです。
しかしそれもあくまで衝動的なもので、やる気はあれど、初心者ですから、書き方もわからず、今よりもやる気はあれど、実際にはそれほど書けずにいました。
しかし書きなれた今となっては、それほどやる気の出ない日でも、数千文字程度ならなんとか書くことができます。

大事なのはとにかくルーティンにすること。
朝起きてすぐにとにかく一話書きあげる。
これができると、その後の一日が楽に過ごせます。
そのためには、まずとにかく文字を書く、読むことのハードルをとことん下げること。
毎日やっていれば、心理的ハードルは下がりますよね。
毎日書くことが目的なので、多く書けなくても、少しでも書く。
小説でなくてもいいので、日記でもなんでもいいから、書く。
そうすると、やる気がなくても自然と書き進めることができます。

むしろ、いくらやる気自体があっても、なぜかできない、ということは多いですよね。
学生時代、勉強にたいするやる気はあったのですが、どうしても机に向かえないで一日を終えることも多かったです。
それはやはりやる気があっても、ルーティン化してないせいで心理的ハードルが高いことが原因でした。

つまり、やる気と実際にやれるかは関係ないということです。
あくまで「気」ですから。
やる気のあるなしよりも、実際にできるかどうかのほうがよっぽど重要です。
初期衝動や情熱なんてものは大きなエネルギーですが、それは長く続くものではありません。
どんなアスリートでも、常に全速力で走ることはできないのです。
地球環境も同じでしょう。
いくら人類が発展し、成長できても、それが持続可能な社会でなければ、やはり滅んでしまいます。

小説はよくマラソンにたとえられます。
学校のテスト勉強も、一夜漬けするよりも毎日コツコツ学ぶほうが楽ですよね。
だから私は最近、そもそもやる気なんて必要ないんじゃないか、と思っています。
やる気がなければ書いてはいけない、なんていうルールもありません。
やる気がなくても、実際にやれば、やる気はあとから湧いてきます。
もしやる気が湧いてこなくても、やる気のないままゆっくりでいいから続ければいいのです。
そうすると、いつのまにか、ゴールにたどり着いている。
小説とはそういったものなのかもしれません。

人生も、やる気を持って挑めば素晴らしいものになるかもしれません。
しかし、毎日なにもせず生きているだけでも、いずれはゴールにたどり着きます。
やる気がなくてもお腹が減れば食べますし、眠たくなれば寝ますよね。
創作も、無理にやる気を出す必要はなく、書きたくなれば、自然と書いているし、読みたくなれば自然と読むものなのかもしれません。

そう考えて、あるがままの流れに身をまかせると、いくらか楽になって、自然と書く気も起きるようになりました。
だいたい、やる気を出したり欲をかくと、ろくなことになりません。
最近、経験からもそう思います。
だから私はいつも「ポレポレでいこうよ」と自分に言い聞かせています。
ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくりゆっくり」という意味です。

小説を書いてもうまくいかないことも多いですが、今一度初心に立ち返り、誰か一人でも、少しでも楽しんでくれさえすれば、それでいいのだと気づく毎日です。
そしてその一人というのは、必ずしも他人でなくても、自分をよろこばせるというのでもいいのです。
もしくは、物語の登場人物をよろこばせるために書くのもいいですよね。

なんだかきれいごとみたいになってしまいましたが、最近はそう思うことが多いです。
これからもたくさん小説を書いて読んでいきたいですね。
小説家になろう様はそれに最適な場所だと思います。
みなさんも、どうか素敵な小説ライフをお送りください。

【お便りコーナー】第188回: 粉雪@サイン本20冊プレゼント!先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である粉雪@サイン本20冊プレゼント!先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、粉雪@サイン本20冊プレゼント!先生よりいただきました文面となります。

こんにちは、錬金術師ネリアと魔術師の杖を巡る冒険、『魔術師の杖』(https://ncode.syosetu.com/n3633gi)を連載中の粉雪と申します。

10月25日(金)に『魔術師の杖⑧ ネリアと魔導列車の旅』(https://izuminovels.jp/isbn-9784295602934/)がインプレスNextPublishing様より発売します。

夢のメディアミックス!マッグガーデン、MAGKAN様にてコミカライズも企画進行中です!
(https://kansai.mag-garden.co.jp/)
こちらは続報をお待ちくださいm(_)m

ひとつだけ宣伝させてください。

なんと人生初!サイン入り最新刊8巻を20名様にプレゼント!
小説家になろうも20周年!おめでたい!縁起がいい!

【応募方法】
①いずみノベルズ公式Xアカウント(@izuminovels)をフォロー
②ハッシュタグ「#魔術師の杖感想」を記入
③感想をXでポスト!
〆切:11月末

これ、読者さんから「サイン本の企画はないですか?」と問い合わせを頂き、「無理ですよね?」とダメ元で編集長に確認したら……ポンと20冊!

感想を書くのが大変なら、9巻の表紙で見たいキャラクター名だけでも!
特別なSSをご用意してお待ちしてます!

ちょうどネット小説大賞の一次選考で盛りあがる頃ですね。みごと通過された皆様、おめでとうございます!

今回は『自信がない方がうまくいく』というお話。

書いた作品に自信が持てないことってありませんか?
思いついたときはキラキラしていた物語が、書き始めたらとたんに色あせる。こんな経験、誰でもあるでしょう。私も原稿を読み返しているとそうなります。

『これ、本当に面白いんだろうか』

そんな気分になったとき。
書くのやめて原稿そのものを葬り去りたい。
いっそ、なろうのアカウント消しちゃおうか……。

ちょっと待ったぁ!

実はそう思えること、書籍化作業においてはとても大切です。
自分の作品を冷静に見られるかってことなんです。

『より面白くするには、どうしたらいいか』

そこから考えていきます。より良い作品を創るための、労を惜しんではいけません。心残りがあるものを、世に出す方が後悔します。

『これ、本当に面白いんだろうか』

そんな気分になった時、気持ちが弱っていると、どんどんネガティブになって書くのが辛くなるかもしれません。

けれど一見ネガティブな、その感覚も大切です。

作品を過信せず、第三者の目で冷静に見られるか、直す所を自分で見つけられるか……その勘どころがわりと重要なのです。

創作って自分との対話なのですよ。

魅力的なキャラクター、息をつかせぬ展開、アッと驚く幕切れと余韻……渾身の力をこめて作品を創りあげましょう。

そして最後は勇気!
作品の力を信じて世に送りだします。

私も自信はありません。もっと面白い作品、世の中にはいっぱいありますからね!
上を見たらキリがないです。

ただまぁ……自信がなくて慎重に、かつ丁寧に作業したからこそ、8巻まで生き延びているとも感じるのです。なろうの読者様にもだいぶ助けられました。本当に感謝です。

自信が持てない部分を、徹底的に潰していく。
そういうアプローチもあります。

なろう様で生まれて初めて書いた小説、『魔術師の杖』こそが私の創作の原点、芯となる作品です。今は10冊目となる9巻の刊行に向けて頑張ってます。来年には必ずあなたのお手元にお届けします。

完結までなろうで連載することもお約束します!

本当に力のある作品なら、作者の手を離れても、作品がひとりで走っていきます。
そんなものが書けたら最高ですね!

幾千幾万のキラキラした物語に触れられる、なろうという場に……そして貴重な時間を使い、私たちの紡ぐ物語を読んで下さる、すべての読者様に感謝をこめて。

最後にお願いです。あなたがお好きな本、どんな本でも販売サイトから購入されましたら評価をお願いします!☆をつけてください。

書籍への評価は作家だけでなく、イラストレーターさんに編集、校正、デザイン、営業、経理……縁の下で本の出版を支えておられる方全員と分け合える評価です。

あなたの☆が人知れず頑張っている皆の勇気になります!
それがまた次の書籍化を生む原動力になるんです。

どうかよろしくお願いしますm(_)m

粉雪

『魔術師の杖』シリーズ公式サイト(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/
Amazon(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/
Bookwalker(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/
honto(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/

【お便りコーナー】第187回: もーりんもも先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるもーりんもも先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、もーりんもも先生よりいただきました文面となります。

皆さん、こんにちは。もーりんもも です。
11月に(ほぼ)2冊同時デビューとなります。

『私が帰りたい場所は ~居場所をなくした令嬢が『溶けない氷像』と噂される領主様のもとで幸せになるまで~』(DREノベルス)
11/7発売。第2回ドリコムメディア大賞「銀賞」受賞作。
https://drecom-media.jp/drenovels/product/105

『転生した私は幼い女伯爵 後見人の公爵に餌付けしながら、領地発展のために万能魔法で色々作るつもりです』(アース・スターノベル)
11/15発売。現在も連載中です!
https://www.amazon.co.jp/dp/4803020345


さて。以下は、アドバイスというよりは雑談としてお読みいただければ幸いです。

私は、『転生した私は幼い女伯爵』は一人称で書いていますが、『私が帰りたい場所は』は三人称で書きました。
三人称主人公視点で書かれている皆さん、「視点がブレている」などと言われたことはありませんか?
もちろん、シーンごとに誰の視点で書くか、ちゃんと決めてから書きますよね。
それなのに、○○の視点で書かれていると思ったら、一瞬だけ△△の視点に切り替わり、読者が「んんん?」となっていると、また○○の視点に戻る――ということがありませんか?

私はありました。これが本当に気付きにくい!
私たち作者は、登場人物全員の心の内を知っているので違和感を感じませんからね。

私は、『私が帰りたい場所は』の加筆修正を行うにあたり、ここからここまでは「○○の視点」と原稿に書き込んで、誤字脱字や言い回しなどは無視して、ひたすら視点が変わっていないかだけをチェックしました。
地の文の主語は誰かだけを追い続けるのです。

すると見つかるんですよ。
ヒロインが切々と現状を訴えている最中に突然モブが心情を吐露していたり、神視点で作者(私)がおせっかいに解説していたりする箇所が。
(小説家になろうに掲載している『私が帰りたい場所は』は、今も修正が行き届かず視点がブレているシーンがあります。この場をお借りしてお詫びいたします)
 
以上、三人称で書かれている方向けの雑談となりますが、推敲の際の参考にしていただければ幸いです。

もーりんもも

【お便りコーナー】第186回:乃中カノン先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である乃中カノン先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、乃中カノン先生よりいただきました文面となります。

おはろばんわ。はじめまして、乃中カノンと申します。

まず告知として、小説家になろう様にて連載しております『隣に住んでる聖女様は俺がキャラデザを担当した大人気VTuberでした』が、
この度書籍化となり、2024年9月25日に発売いたしました!

ひとえにたくさんの応援や感想をくださった読者の皆様のお陰でございます。
つきましては、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

◆書籍公式ページ◆
https://hifumi.co.jp/lineup/9784824203007/

さて、ここから先は、まだまだ未熟な駆け出し作家の私が書籍化を果たせたと思う、これまでのコツを少しだけお話させていただければと思います。

まず、作品を投稿するにあたって大事なことは、分析と『※微に入り細を穿つ』です。
※細かな点に気を配ったり行き届かせること。

これをどこに当てはめるかと言えば、いかにたくさんの人に見てもらえるか、という点になります。

目に入る作品のタイトル、次にあらすじ、そして初めの一文。この3つは作品が伸びるかどうかの運命が大きく変わる可能性を秘めています。
分かりやすさ、キャッチャーさ、流行り、ユーモアなどに重きを置き、とにかくここに時間をかけてプロットを練り練りこねこねしました。

次に上記の作品を投稿する際、分析としてとにかく勝負するジャンル別のランキングを研究し、日間、週間、月間のランキングを中心に、当時人気の作品に多くつけられていたタグや単語、人気作品の構成や要素を取り込みベースを作りあげました。

早い話が流行りに乗るということになります。
これは悪いことではありません。ですが、二番煎じをしろという訳でもありません。

自分の書きたい作品に少しずつ流行りの要素を組み込むだけでいいんです。そのニーズに応えるのも作家として大事なことだと私は考えます。

もちろん、書きたい作品に合わない流行りの要素は入れなくていいと思います。嫌々書いても続きませんし、作者が楽しめないのに面白い作品は書けませんから。

漫然と作品作りをするよりは、タイトルからタグ、流行りの構成、要素、投稿時間など作品の隅々にまで気を配ることで、人に見てもらうためのクオリティアップが果たせるはずです。

要するに、分析することが『微に入り細を穿つ』に繋がります。
作品の骨格は自分で作りあげた、いわゆるオリジナリティになりますが、そこに肉付けされるものを選別し研ぎ澄ましていくことが重要かなと思います。

作品を見てもらうことに力を入れるのは当たり前と言えば当たり前ですし、こんなの普通にやってるよという方も少なくないと思いますが、いつの間にか意識から抜け落ちていることが多いです。
やり方は無限にありますので、私の実践してきた方法が少しでもお役に立てればなと思います。

乃中カノン

◆隣に住んでる聖女様は俺がキャラデザを担当した大人気VTuberでした◆
【Amazon】
https://www.amazon.co.jp/dp/4824203007

【BOOK☆WALKER】
https://bookwalker.jp/deaaca49cf-6908-4d3d-bc15-758445e0f699/
【書報】
https://syosetu.com/syuppan/view/bookid/7647/