小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である
まえばる蒔乃先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、まえばる蒔乃先生よりいただきました文面となります。
はじめまして、まえばる蒔乃と申します。
2020年12月からなろうで執筆を始めて、もうすぐ4年が経ちます。節目として思い切って応募させていただきました。読んでいただけましたら嬉しく思います。
◇◇◇
人によって必要なアドバイスや創作論も千差万別ですが、私が言えることは……好きなものを書くと楽しいよ!ということです。
幼い頃からずっと好きなテーマとして以下のようなものがあります。
「異類婚姻譚(貴賤婚もある種の異類婚姻譚カウント)のハッピーエンド」
「神様もしくは神様のようにあがめられた存在が、恋に堕ちて『みんなの神様』から『あなただけの男or女』になる物語」
「社会から認められようとも認められまいとも、許されない関係だとも問答無用の『二人だけのハッピーエンド』を迎え、誰から忘れられても永遠になる恋物語」
私はとにかく、苦難を乗り越えた二人が全ての浮世のわずらいから逃れた『楽園』に行く物語が大好きです。ただ二人がいればいい。刹那的で未来の保証のないハッピーエンド。二人で海に身を投げて光に溶けていくのも好きですし、逃避行の果てに車に乗ってがけから堕ちるのも好きですし、祠に囚われて永遠に現実世界から消えてしまうのも好きですし、過去を消した二人が新天地で別人として生きていくのも好きですし、何度生まれ変わっても産声を上げるたび、同じ神様に「おかえり」と抱擁される永劫に閉じ込められる愛の物語も大好きです。ブランカの死から破滅に繋がり永遠になってしまうオオカミ王ロボも大好きです。地に足をつけて世俗を踏みしめて、幸福に家族を作って大勢の人々に祝福され、繁栄するハッピーエンドも勿論好きです!ただ同時に、そんなハッピーエンドのカーテンコールの影で、主人公二人が互いしか分からない微笑みを交わして、誰にも見えない場所でキスをするようなハッピーエンドも、誰とも共有し合えない、たった二人だけの『永遠』が添えてあると、もう最高すぎて……!
長文オタク語り失礼致しました。
とにかく「好き」は絶対楽しいです!
「好き」を人様に読んでいただくための努力や苦労は、全然つらくないです。楽しいです!
好きでもないもの「嫌いじゃー」と苦しみながら書くよりも、成長できると私は思ってます。
というわけで、私のデビュー前からこじらせた「好き」を全部詰め込んだ作品が世に出ることになりました。
『身に覚えのない溺愛ですがそこまで愛されたら仕方ない 忘却の乙女は神様に永遠に愛されるようです』(
https://amzn.asia/d/ffjgie6)
2024年12月6日発売です。
異類婚姻譚にご当地もの、徹頭徹尾、好きな物しか詰まってない物語です。
出せることが嬉しすぎて6種類くらい特典SSを書きました。
※特典情報はこちら(
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1838080/blogkey/3366890/)
内容を簡単に説明すると、記憶を失った女の子が自称保護者兼運命の相手な神様に保護されながら、巫女として、神様の花嫁としての自分の役割を再認識していく物語です。
人とは違う感覚を持つ神様が、ヒロインをゾクッと怖がらせるような重い愛情を見せます。
注目は、はやかけんからビームで浄化できるところですね……(本当に福岡市営地下鉄様と主婦と生活社ご担当者様に頭が上がりません)
デビュー前に『あやかし移住就職サービス』(
https://ncode.syosetu.com/n5666gz/)を書いていたように、私はご当地ものが大好きです。※こちらも別途商業化が決まりました
自分の知ってる土地以外でも、知らない土地でも、とにかく「当たり前の目の前の現実」にフィクションという彩りを添えてくれるご当地ものが大好きです。ゴジラが自分の街を襲来する様子を見るときの興奮や、好きなアイドルが地元でロケをしてくれたときの喜びのように、ご当地小説は、その土地に暮らす人々や土地を知る人々に、楽しいファンタジーを提供できるものだと信じています。
この日までに紆余曲折ありましたが、好き!を軸に生きているので楽しく過ごせたんだなあと思ってます。
また、同時期12/5に発売となる新規書き下ろしノベル『逆追放』(
https://amzn.asia/d/fr8Q9Po)は、初めての育児もの、ハイファン寄りの作品です。
ギャル男な鏡と前向きで元気いっぱいな継母魔女が、森でおもしれ~王子に出会う……という物語ですが、どんな風に好き!を伝わるように書けばいいのか、ほんとにめっちゃめっちゃ悩みました……が、とってもご機嫌で楽しいお話になりました!よかったらお読みください!
また直近で以下の作品をコミカライズしていただきました。
10月15日発売『転生悪女は推しのため一肌脱ぐことにした。』(
https://amzn.asia/d/5txxg4U)
11月6日発売『発情聖女』(
https://amzn.asia/d/hdUCQH2)、
12月7日に発売予定の『ハリボテ聖女』(
https://amzn.asia/d/asB5ph9)
これらも、全部好きを詰め込んでます!
『推しのため』は美少年を幸せにしたい激情、
『発情聖女』は「けなげな聖女とヤバい男いいよね」の思い、
『ハリボテ聖女』は「怖い神様の溺愛と影のある喫煙者パパ最高だよね」の思いで書きました。
どれも最高のコミカライズをしていただいていて、最高です!
このお便りコーナーが公開された頃には、もしかしたら他にも告知許可が下りるものもあるかもしれません。よかったら活動報告などでチェックしていただけると嬉しいです。
まだまだあと1万字くらいは余裕で好き語りをできるのですが、この辺で止めておかなければおたよりコーナー私物化になってしまいますので、切り上げます。
なろうは自分の「好き」を発表できる素敵な場です。
これからもたくさんの「好き」が詰まったなろうを、私も隅っこで盛り上げていけたら嬉しいです。
お読みいただきまして、ありがとうございました。