小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である
斎藤ニコ(天道源)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。
以下、斎藤ニコ(天道源)先生よりいただきました文面となります。
みなさん、こんにちは。あるいは初めまして。
斎藤ニコ(天道源)といいます。
ライトノベル賞にて受賞をし、発行作業をしている時期から、裏で小説家になろう様等でWeb投稿も始め、その後、書籍化をするまでに至りました。
その際に一つだけ「きちんとやっておけばよかった」と考えていたことがありました。
今回は、これから投稿される方や、今、実施していない方がいらっしゃるのであれば、ぜひと思い、こちらに寄稿した次第です。
(当然、最後に宣伝もあるのですが……)
さて、私が実施しておけばよかったと考えていること――それは「自作品の整理」です。
あるいは「自身の創作記録」とも言えますね。あとはそれに付随する『宣伝』でしょうか。
みなさんは、どのような媒体に作品を掲載されている、あるいは投稿されていますか?
この問いかけは、単一の媒体でのみ活動されているかたにはピンと来ないのではないかと思います。
わたしは節操なく様々な活動をしておりました。自分に合う媒体を探っていた時期でもあります。
私が実施していないものも含みますが、思いつくだけでも下記のような活動があるかと思います。
・新人賞等の投稿履歴
・出版社からの発刊
・小説を掲載できるサイトでの活動
・小説に特化しているわけではないがテキストを掲載できるサイトでの記事群
・同人誌活動
(他にもまだあると思います)
先ほどのとおり、「上記のどれか一つだけで活動あるいはご活躍されている方」からすれば、活動歴や作品情報などをまとめる必要はありません。
読者は情報を求めて「その場」へ赴けば、すべて手に入るだろうからです。
しかし過去のわたしのように「とにかく手あたり次第に活動」している場合、情報が分散します。
「いや、Xとかで宣伝してるから」と言う方も少しお待ちください。
作者からすると、丁寧に宣伝しているつもりでも、Xをやっておらず、小説だけ読んでいるかたもいらっしゃいます。
あるいは、応募歴などは自分自身でポストすることを忘れていたり、結果だけポストしていたり、その反対だったり……どのような活動を積み重ねてきたかが、「一目では」わからなくなってしまいます。
スタート当時はいいのですが、そうは簡単にいかないこの世界。
忘れることで前に進むこともあるでしょうが、コツコツ積み重ねていった足跡を残す行動をしておかないと、いつの間にか雨風にさらされて消えてしまいます。
そこで「情報をまとめること」を推奨しているというわけです。
ルールはありませんが、今はさまざまな便利ツールがありますから、ご自身に負担のない限りで、ご自身の「創作記録」というものをつけてみましょう。
もちろん読者のためというのが一番です。
あなたの作品の一つを好きになってくれた読者が「この人、他になにを書いているんだろう?」と興味を持ってくれたとき、とても大事になってきます。
昔は「好きな作家さんの活動を調べる」という行為そのものも面白かったりしたのですが、今は情報社会真っただ中ですから、すぐに欲しい情報が手に入るという感覚は重要です。
そして、副次的な効果として前述のとおり、「ご自身の振り返り」のためにもつけていただきたいと思います。
(幼少時・学生のころから書かれているかたは、すでに把握しきれていないかもしれませんが)
そのときは大したことがない創作物や結果だとしても、数年後にふりかえったとき「自分って、こんなジャンルの書いてたっけ?」なんて思い返すことも多々あります。
悩んでいるときや、創作に関して行き詰っているときなんかにも、創作歴をさかのぼるだけで、忘れていたなにかを思い出すことができるでしょう。
それは長い創作活動において、きっとプラスに働くのではないかと思っています。
ちなみにわたしはもう手遅れです。
なにせ十代から小説を書き始めて、すでに二十年以上が経過してしまいました。
こまめな性格が幸い(?)して、作品データ群だけは残っているのですが、しっちゃかめっちゃかで、時系列もあったものではありません。
活動歴が長くなればなるほど、「ああ、自分がどうやって歩んできたのか、ちゃんと記録しておくべきだったなあ」と反省するばかりです。
ですので、ぜひいま活動をされている(もしくは始めようと思っている方)には、こういう気持ちを抱かないよう、記録をしていっていただきたいなと思います。
さて。
長々とお話をしてきましたが、最後に宣伝をさせていただきます。
小説家になろう様にて開催されておられる「集英社WEB小説大賞」を受賞し、発刊となった一巻から早半年。
12月25日のクリスマスに第二巻が発売されます!
真冬に出るのに「夏休みの海イベント」です!
しかしご安心ください。
こたつで食べるアイスのように、季節外れのアイテムだからこそ輝くシーンがあるものです。
本作はそんな素敵な冬に読む暑いドキドキの夏イベント満載ですので、二巻をお待ちだったかたも、あるいは一巻を読んでいないかたも、お手に取っていただければ幸いです!
○集英社 ダッシュエックス文庫 作品紹介ページ
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-631633-0
斎藤ニコ(天道源)