【お便りコーナー】第26回:悠戯先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である悠戯先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、悠戯先生よりご連絡いただきました文面となります。



ご存知ない方ははじめまして。
いつもお読みいただいている方は毎度ありがとうございます。
悠戯という物書きで御座います。

二〇一六年一月二十五日に宝島社様より
『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております 2』
が発売しますのでこの場を借りてご報告させて頂きます。

 タイトルに『レストラン』と入っていることからお分かりかもしれませんが、本作はいわゆる料理モノの小説です。『迷宮』の方はちょくちょく行方不明になりますができれば気にしないで下さい。

 本作には魔王とか勇者とかのテンプレファンタジーっぽい要素はありますが、あんまり戦ったりはしません。八割方は登場人物たちが美味しい物食べて日々をのんびりと過ごすだけのお話です。
 たまにラブがコメったりもしますがエロくはありません、健全です。年に二回ビッグサイトでやってるイベントで売ってる健全本くらいには健全です。健全なはずなのにとても親には見せられません、不思議ですね。

 あと話が進むにつれてメインヒロインの属性がやたらと増えていきます。この文章を書いている時点で【妄想人外系ヤンデレ鈍感純情ロリババア(姉属性)】というごった煮状態です。ワケが分からないよ。もしかするとまだ増えるかもしれません。予定は未定です。

 書籍版の方には絵師の鉄豚様による可愛らしいイラストも入っておりますので、書店でお見かけの際には是非お買い求め下さい。二巻では可愛らしい女の子から可愛らしい男の子まで様々なニーズに対応しております。残念ながら、ガチムチのアニキでないと興奮しないとか、五十代以上の熟女じゃなきゃイヤだ、などと仰る方々のご期待にまではお応えできませんのでご了承下さい。


 書籍版かぁ、でもお高いんでしょ? いえいえ、天〇一品でこってりラーメンとチャーハンと餃子のセット食べた後でデザートにコンビニでアイス買えるくらいのお値段で買えますので。
 できれば本を買って欲しいですが、駄目ならせめて天下〇品の売り上げに貢献して下さい、個人的に天一ファンなので。あの、粉っぽいまでに濃厚なスープがいいんですよ。たまに勘違いしている方がいますが、天一のスープは豚骨ではなく鳥ガラと野菜ベースですのでお間違いなく。チェーンですが店舗によって味のブレが大きいのが特徴なので、一度食べて気に入らなかったとしても、違う店舗で食べれば気に入る可能性があるので気に入るまで食べ続けて下さい。やがてはヤバいクスリのように天一なしでは生きられない身体になると思います。なりました。違法性はありません、合法です。チャーハンにこってりのスープをかけて餡かけチャーハン風にして食べるのがオススメです。



 さて、ちょっぴり脱線した気もしますが、お便りコーナーという場を借りていることですし、一応は小説についても触れておきますね。

 このお便りコーナーを見ている方には小説をご自分で書いている方もいるでしょうし、書き方のコツみたいなものを知りたい方もいらっしゃるでしょう。
 とはいえ、ネット上には小説の書き方指南をしているサイトが多々ありますし、なろうでもその手のエッセイやらコラムやらは沢山あります。この場で二番煎じみたいな事を書いてもあまり意味がなさそうなので、今回は技術面ではなく精神面の話をしたいと思います。



まずは以下の質問にYES/NOで答えてみて下さい。

Q1.小説を書く時にはまず綿密なプロットを練らなければならない

Q2.本当に書きたい物は別にあるが人気が欲しいからテンプレ物を書いている

Q3.設定は細かく作り込んであるほど良いと思う

Q4.読者の批判は甘んじて受け入れなければならない

Q5.どれほど批判を受けても自分が書きたい物を書くべきだ

Q6.作者には作品を完結させる義務がある
















 お答えいただいたでしょうか?




 さて、上記の質問ですが、別にYESやNOが何個あるからどうだとかいう事は一切ありません。ただし自分の思考の傾向を知る為の目安くらいにはなるかと思います。

 設定だのプロットだのは書きながらその場その場でそれっぽい事書いてでっちあげていけば(最低限大きな矛盾が生じない程度に気を付けていれば)、いつの間にか最初から考えていた場合と同じような設定が組みあがります。順序は設定が先でも後でもどっちでも好きなようにすればよろしい。

 書きたい物があれば他人の評価なんて気にせず勝手に書けばいい、あれこれ言い訳して書かないのは結局その程度の熱意しかないって事です。人気が欲しいなら人気を優先して何が悪い。何も恥じる事はありません。

 見るべき所のある批判なら気にするもよし、あくまで自分の道を行くのもまたそれでよし。批判と誹謗中傷を勘違いしてる馬鹿は相手にするだけ時間の無駄なのでとっとと削除するか、しつこければ運営に通報すればいい。それでお終いです。

 完結させるか否かもまた自由。書きたければ書く、熱意を失ったり飽きたりしたならそこで止めてさっさと次の作品に取り掛かるのもまた自由。どうせ決定権は自分にしかないんだから好きにすればいい。それに止めた後で良いアイデアを思いついたらしれっと再開したっていいんです。筆を折るだのなんだのと重く考えちゃあいけません。



 どれも乱暴な考えだとは自覚していますが、上記の考えが間違っているとは思いません。

 文章に限らず漫画でも音楽でも映像でも、何かを作る際に「~しなければならない」という考えには注意が必要です。

 固定観念というものは自分では気付かないうちにどっぷりと捉われてしまい、発想が限定されてしまうのです。そういう時はいくら根を詰めても良いモノはできません。一旦ゆっくりと休んで息抜きに天一でも食いにいきましょう。

 作品を作る時には自分が自由だと自覚する事、そして常に自由であり続ける事です。創作にルールはありません、もしくは創作におけるルールなんてのは破ってナンボ。ルール無用の残虐ファイトです(社会におけるルールはお縄にならない程度に守っておきましょう)。

 テンプレだろうがなんだろうが自分の自由意思で選んで書いた結果なんだから、ちゃんと胸を張って自分の書いた物に向き合って下さい。作品に対して恥ずかしくない作者でありたいものです。自分が書いたキャラ達に対して「本当はお前達なんて書きたくなかった」なんて思っちゃいけません。たとえ全員読者に嫌われようとも作者一人くらいは作品を好きでいてあげましょう。



 そろそろ締めに入りますが、上の文章を一言でまとめると『自分の書きたい物を書きたいように書いて下さい』という事です。なんだか身も蓋もない感じですね。
 書く事を楽しんで下さい。読み専の方も試しに書いてみると面白いですよ。私なんかはテンションが極まった時はPCに向かって一人でゲラゲラ笑いながら書いてます。うん、完全に危ない人ですね、自宅以外だったら職質待ったなしです。ち、ちがう、これはただのビタミン剤じゃ……。


 さて、最後になりますがもう一度、一月二十五日に宝島社様より発売予定の
『迷宮レストラン ダンジョン最深部でお待ちしております 2』を
よろしくお願いします。
 それと中毒性はともかく違法性はありませんので、天一もよろしくお願いします。合法! 合法だから!


二〇一六年一月  
悠戯

【コンペ情報】第四回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞開催中のお知らせ

いつも小説家になろうをご利用頂きましてありがとうございます。

これまで計3回の応募を行なって参りました株式会社一迅社様とのタイアップ企画「一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞」に関しまして、第四回の応募を開始いたしましたことをご連絡いたします。

第四回の締切日は2016年5月19日となります。なお、第4回より応募用のキーワードが変更となっておりますので、ご注意ください。

現在続々と書籍化が決定中の「一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞」、今回も皆様のご参加を心よりお待ちしております!

応募要項等の詳細に関しましては、下記公式サイトよりご確認ください。

▼第四回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞公式サイト(PC用ページ)
第四回恋愛ファンタジー大賞

今後とも小説家になろうをよろしくお願い致します。

【求人情報・募集終了】PHPエンジニア募集のお知らせ

いつも小説家になろうをご利用頂きありがとうございます。

※2016/6/2 追記
エントリー受付は終了しました。たくさんのご応募をありがとうございました。


本日より小説家になろう運営会社「株式会社ヒナプロジェクト」の企業サイトにて、PHPエンジニアの求人情報を公開致しました。

採用試験の受験をご希望の方は、株式会社ヒナプロジェクト公式サイトの募集要項をご確認の上、メールにてエントリーを行なってください。

▼株式会社ヒナプロジェクト[求人情報]
http://hinaproject.co.jp/recruit/recruit.html

たくさんのご応募を心よりお待ちしております。

今後とも小説家になろうをよろしくお願い致します。

【出版作品紹介】神殺しの英雄と七つの誓約2

小説家になろうの作者:ウメ種さんの書籍の紹介です。

・作品名 神殺しの英雄と七つの誓約2
・作者名 ウメ種
・イラストレータ 柴乃櫂人
・発売日 2015年12月25日
・販売価格 1,296円(税込)
・購入方法 各書店及び、電子書籍
・出版社 オーバーラップ文庫
・レーベル オーバーラップノベルス
・ISBN 9784865540826

・内容
神を殺す。何度でもだ。

「見かけ通りさ。何処にでもいる、ただのしがない冒険者の一人でしかない」
異世界より召喚されし『神殺しの英雄』、山田蓮司(ヤマダレンジ)。
彼は魔神討伐直後に表舞台から姿を消すも、魔術学院に通う貴族の少女フランシェスカと出会い、村人に仇なす魔神の眷属を討伐する。
その後、魔術都市に到着した蓮司は、冒険者ギルドにてフェイロナという名のエルフの青年を紹介される。
冷静沈着な弓の名手である彼と親しくなった蓮司は、以降パーティを組むことに。
そんなある日、蓮司は魔術学院の学院長から呼び出しを受ける。
そこにはかつての仲間である十三人の英雄、『大魔導師』芙蓉阿弥(フヨウアヤ)たちの姿があった。
大量の魔物が発生しているとの報を受けた蓮司は、正体を隠し、フランシェスカと共に討伐隊に参加する。
さしたる脅威のない任務のはずだったが、突如魔神の眷属が現れ――!?
「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、第二章開幕。

・その他伝えたい事
こちら「小説家になろう」様にて掲載させていただいています拙作の第二巻となります。
webに掲載している内容よりも加筆修正しておりますので、webを読まれた方でも楽しんでいただけるかと思います。

【出版作品紹介】転生不幸~異世界孤児は成り上がる~

小説家になろうの作者:日生さんの書籍の紹介です。

・作品名 転生不幸~異世界孤児は成り上がる~
・作者名 日生
・イラストレータ 封宝
・発売日 2016年1月12日
・販売価格 1,296円(税込)
・購入方法 全国の書店及びWEB書店にて

・出版社 フロンティアワークス
・レーベル アリアンローズ
・ISBN 9784861348501

・内容

目の前に楽しいことがあるのに、じっとなんてしていられない――!

 異世界に転生してしまった元研究者のエメ。
苦難の連続だってなんのその。前世の知恵をフル活用して成り上がりの真っ最中。そんな中、好奇心旺盛な彼女は、限られた人しか使えない魔法を学ぶべく、姉・リディルと共に王都を目指す。知らないことを学べるなんて、きっとステキな学園生活……となるはずが、同級生はワガママな貴族たちに…王子様!? 「なにこれフラグ?」 エメに平穏な生活は訪れるのか!?
 ちょっぴりの悪知恵と前世の記憶で未来を切り開く、転生孤児の成長ストーリー第2巻!

・その他伝えたい事
●著者コメント
おかげさまで、2巻が出ることとなりました。
日頃から応援してくださる皆様に改めて、この場で感謝申し上げます。
今回は学校編です。一気に登場人物が増え、主人公の世界がさらに
輝きを増していきます。少しでもお楽しみいただければ幸いです。


●詳しくはレーベルサイトをご覧ください。
http://www.arianrose.jp/detail/fukou2.html