【出版作品紹介】我輩さまと私

小説家になろうの作者:雪之さんの書籍の紹介です。

・作品名 我輩さまと私
・作者名 雪之
・イラストレータ めろ
・発売日 2017年5月2日
・販売価格 1,296円(税込)
・購入方法 書店および通信販売等
・出版社 一迅社
・レーベル アイリスNEO
・ISBN 9784758049467

・内容
「貴様は我輩の物だ、小娘」
魔導学園に通うおちこぼれクラスの弥代子が見つけたのは、学園の頂点である“黒の級長”が使役する魔獣…の抜け殻だった。
魔獣の秘密を知った弥代子は無理やり雑用係に任命されてしまう。
私はただ、平和に平穏に平均的に生活したいだけなのに――。
魔導学園に君臨する“我輩さま”とおちこぼれの私の、波乱に満ちた学園ラブファンタジー☆

・その他伝えたい事
第五回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞にて、銀賞をいただいた作品です。
こちらはWeb掲載分を改稿したものになります。
書籍化にあたり、イラストレーターのめろ先生に素敵な絵を描いていただきました。
是非、お手にとってご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

【出版作品紹介】スピリット・マイグレーション 4

小説家になろうの作者:ヘロー天気さんの書籍の紹介です。

・作品名 スピリット・マイグレーション 4
・作者名 ヘロー天気
・イラストレータ イシバシヨウスケ
・発売日 2017年4月13日
・販売価格 659円(税込)
・購入方法 書店・通販など
・出版社 アルファポリス
・レーベル アルファライト文庫
・ISBN 9784434231155

・内容
反乱組織に潜入し、真の目的を解明したコウが凱旋するのと同じ頃。空には不気味なオーラを放つ二つの星が現れ、その影響で、恐るべき力を持つ「魔王」が誕生する。コウは次元を超えて集った「異界の魔術士」都築朔耶と「災厄の邪神」田神悠介と共に、魔王討伐作戦へと挑む――。ネットで大人気! 憑依系主人公による異世界大冒険、文庫化第4弾!

【公式企画】文学フリマ短編小説賞2017 開催のお知らせ

いつも「小説家になろう」をご利用いただきましてありがとうございます。

昨年開催いたしました「文学フリマ *1」とのコラボレーション企画『文学フリマ短編小説賞』に関しまして、『文学フリマ短編小説賞2017』として2回目の開催を行なうことが決定いたしました。

当企画は、多種多様な作品をご投稿頂く、また様々な小説を楽しんで頂くきっかけとなることを目的としております。
その一環といたしまして、「小説家になろう」上で作品を募集し、読者の皆様に支持された作品を、文学フリマにて『短編集』として販売いたします。

インターネット上で人気を集めた作品を、紙の本という形にする事により、インターネット小説を楽しまれている皆様、即売会で小説を楽しまれている皆様、双方へ魅力的な作品をお届けできればと考えております。

詳しい応募方法などをまとめた特設サイトは5月15日(月)に公開いたしますが、本日はそれに先駆け応募要項のご案内をいたします。
要項をご確認頂き、作品をご準備の上、5月15日をお待ちいただければ幸いです。

■文学フリマ短編小説賞 応募要項
・オリジナル作品
・未出版作品
・4万文字以下の作品
  ※話数は自由です(2000字×20話なども可)
・応募期間内に新規投稿された作品
・複数作品応募可能(ただし受賞は1人1作品のみです)

※今回【「異世界転生」「異世界転移」の要素なし】の条件は撤廃しております。


▼応募方法
・応募期間内(5/15~6/14)に、指定のキーワード(※1)を設定して投稿(※2)

※1 キーワードは5/15のサイト公開時に発表いたします。
   このキーワードは、投稿時のキーワード設定欄にご入力頂く参加用キーワードであり、テーマの指定となるものではございません。
※2 予約掲載設定にて、応募期間内に掲載された作品も応募可能です。

応募期間外に投稿された作品にキーワードを追加したものは、選考対象外となります。
前回から募集期間が変更となっておりますので、ご注意ください。


▼既存作品を使用した応募方法につきまして
当該企画は、様々なジャンルを盛り上げて頂きたいとの考えから、原則といたしまして新規投稿作品でのご応募をお願いしております。
大変お手数ではございますが、既に小説家になろうへ投稿されている作品に関しましては、必ず改稿頂きました上で改めて新規作品としてのご投稿を頂けますようお願いいたします。


▼選考について
・応募期間内の、「ポイント評価」と「アクセス数」を元に一次評価を行ない、
 その後、選考委員会による最終選考を行ないます。

・最終選考では、下記のとおり4作品を選出し短編集へ収録いたします。

大賞  2作
優秀賞 2作

今回、大賞2作品につきましては各1点ずつイメージイラストを制作し、冊子へ収録させて頂きます。

恐れ入りますがイラストレーター様のご指定は頂けませんこと、予めご了承ください。
イラスト内容は著者様とのご相談の上、決定といたします。


▼文学フリマへの参加について
・文学フリマにて、小説4編+イメージイラスト2点を掲載した短編集を販売いたします。

文学フリマには当社以外にも多くの方々が参加されており、様々な小説が販売されていますので、これを機会に、皆様も足を運んで頂ければと思っております。

ご賛同いただける方は、募集要項を確認の上、奮ってご参加ください。


▼注意事項
当該企画に関しましては小説家になろうが主催するものであり、平素より開催させて頂いております出版社様主催の小説賞とは異なります。
誠に恐れながら、受賞作に関しましては一般に流通する書籍ではなく、非流通の書籍として発行させていただくこととなります。

また賞金等は発生いたしませんこと、予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
なお受賞となり、短編集の制作に協力いただいた方々へは、心ばかりではございますが謝礼をお渡しさせていただきます。


*1 文学フリマについて
http://bunfree.net/

「文学フリマ」は、文学作品の展示即売会です。
2002年に評論家の大塚英志氏の呼びかけにより始まり、近年は最高で4000人が来場する国内最大級の文学のイベントとなっています。

既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず〈文学〉を発表できる「場」を提供すること、作り手や読者が直接コミュニケートできる「場」をつくることを目的とし、プロ・アマといった垣根も取り払って、すべての人が〈文学〉の担い手となることができるイベントとして構想されました。

会場ではプロ・アマチュア問わず、作者自身が出店者となって「自分が<文学>と信じるもの」を販売できます。

2014年に「文学フリマ」を全国各地の有志で開催できるように支援するプロジェクト『文学フリマ百都市構想』(http://bunfree.net/?100city)を公開し、東京だけでなく大阪、金沢、福岡、札幌、盛岡、京都、前橋と、全国的な開催を展開中です。

文学のみならずすべての文化・芸術活動をより身近で、より豊かなものにすることを目指し活動を続けています。

【お便りコーナー】第43回: 悠戯先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である悠戯先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、 悠戯先生よりご連絡いただきました文面となります。



 ハロー、ハロー。
 グーテンターク。
 どうも、こんにちは。

 宝島社様より『迷宮レストラン』刊行中の悠戯と申すケチな物書きでございます。ご存知の方は毎度お世話になっております。そうでない方は、どうぞお見知りおきを。

 さて、それで今回お便りコーナーに再びお邪魔しに来たわけなんですが、このコーナーをご覧の方ってご自分でも文章を書いているとか、いつか書いてみたいと思っておられる方がそれなりの割合でいらっしゃると思うんですよ。別に誰かに聞いてみたわけではないので、あくまでもそんな気がするってだけですが。


 で、そんな皆様にお聞きしたいんですが、ご自分で物語を書き始める前と後とで、文章の“読み方”に変化はありませんでしたか?
 従来の“読み手”として以外の視点が増えたとでも言うんですかね。

 私も、書き始めてからしばらくの間は気付いていなかったんですが、どうもここ二年ほど本を読むスピードが遅くなったりだとか、一冊読むだけで妙に疲れる気がしましてね。
 読書スピードには学生の時分から密かに自信を持っていまして、お金がないので図書館に通っては色々なジャンルを読み漁っていたわけですよ。人生で一番読書量が多かった二十歳前後の頃は年間五百冊は超えていたと思います。大学の長期休みとかだと、毎日五冊ペースの時期もありましたし。

 でも、それが最近では一日一冊もキツイことが頻繁にありまして。

 まあ、私もとうとう三十の大台に乗りまして、てっきり歳を食って集中力が落ちたのかとも思ったんですが……どうも、そうじゃなさそうだと最近気付いたんですよ。

 いえ、人間三十過ぎてから一気に身体にガタが来るって話もよく聞きますし、そういう要素もなくはないんでしょうがね。
 十代二十代の皆さん、若いからって夜更かしが続くと後で一気にツケを払うことになるので注意したほうがいいですよ。夜更かしって慣れるんじゃなくて、単に疲労が慢性化して身体が弱ってることを自覚できなくなってるだけですから。実際は着実に脳にダメージ入ってますからね?
 日頃からちゃんと睡眠時間確保して、できれば運動もして、あとマメに野菜食っておきましょう。ブロッコリーがオススメです。あと納豆もいいですよ。


 おっとっと、ちょいと脱線してしまいましたが本題に戻りますと、文章を自分で書くようになると、読み専だった頃よりも視野が広がると思うのですよ。
 これは何も文章だけの話じゃあなくて、イラストや漫画やゲームみたいなインドア寄りの分野から、アウトドア系のスポーツまで、プロアマの別を問わず色々なところに似たような話はあるようです。発信者側になると自然と目線が玄人寄りになるんでしょうかね。

 まあ、これは考えてみれば当たり前の話でして、発信者である製作者(クリエイター)や選手(プレイヤー)と、受け手である観客が同じ視点であるはずがない。
 私はコンテンツの発信者と受け手は対等の立場だと考えていますが、その高さは同じでも、立ち位置が違えば見える景色が変わるのは必然でしょう。




 それで、これはあくまで私個人の経験なので、他の作者様も同じかどうかは分からないんですが、小説を自分で書き始めてから、文章を読む時に注視している部分が、いつの間にか以前と変わっていまして。
 読書スピードが落ちたのは、読み込む深さが自分でも知らぬ間に変わっていたからだったんですね。

 ラノベの場合、以前は『キャラの魅力』だとか『ストーリーの筋書き』といった部分にまず目が行っていました。
 現在でもそれらは勿論重要なポイントには違いないのですが、現在はそこに『文章のリズム感』だとか『情景の空気感』や『言葉選びのセンス』なんかの評価要素が加わってきまして、良い作品を読んだ時に「面白いなあ」という以外に「この人、上手いなあ」、「すごいなあ」とも感じるのですよ。

 例えるなら格闘技の試合なんかで、派手なKOを連発するスター選手だけでなく、駆け引きの巧みさで確実にポイントを重ねていくベテラン選手のいぶし銀的な良さが分かってきた、みたいな感じでしょうか。

(あと、これは書き手の方向けの話なんですが、筋書きとかキャラのような表面的なネタではなく、『リズム感』とか『空気感』みたいな一見して分かりにくい部分をパクる分にはまず読者には気付かれません。著作権的にも完全セーフなので、上手い人の技術はどんどん盗んでいきましょう)。
 




 読み専の中にもそういう目線で文章を評価する方々は当然いらっしゃるのでしょうが、大半の方はそこまで見ていないんじゃないでしょうか?
 別に統計を取って検証したわけではない勝手な決め付けなので、異論反論のある方もいらっしゃるかもしれませんけれど。


 ただ、人気作の中にも文章は荒削りだけれど勢いや熱さに魅力がある方も珍しくはない……というか、そっちが現在の『小説家になろう』の主流なんじゃないですかね。分かりやすくキャッチーな面白さが第一に求められているんでしょう。
 (正直なところを言えば、ランキング上位の作品を見て「ちゃんと読めば自分のほうが絶対面白いのに、どうしてこいつの方が評価されてるんだ」なんて具合に、心が暗黒面に堕ちそうになったことも一度や二度ではありません)。


 まあ、私も別に玄人目線なのが偉いとまで言う気はありません。
 ええ、あんまり?
 そういう気持ちも、ほんの少しはあるかもしれないですけどぉ?
 好みなんて結局人それぞれだしぃ、まぁ別にぃ?
 どう読んだって、好きにすればいいんじゃあないですかねぇ?




 …………まあ、茶番はともかく、小説の面白さっていうのは一見すると分かりにくい部分にもあるのです。

 その点に関しては誰がなんと言おうと断言します。
 同じ作品を二度三度と読み込んでいかなければ気付けない種類の面白さは確実に存在しますし、百回読んだ作品にだって百一回目に新発見が隠れていないとも限りません。


 これは小説に限った話ではありませんが、一度読んで合わないと思った作品を何かの折に見返したらハマったなんて経験はありませんか?
 食べ物でも、年齢を重ねていくうちに味覚が変わって、子供の頃に苦手だった物が無理せず食べられるようになったり、大好物になったりすることはありますよね。


 ならば、表面だけなぞって作品を味わい尽くした気になっているのは、なんとも勿体無い話。
 貴方が十の面白さだと思った作品は、実は二十にも百にも面白くなり得るポテンシャルを秘めているのかもしれないのですから。

 世の作者が日々文章力を磨くように、読者の皆様も読み方を磨いてみては……というと堅苦しいので、普段とはちょっと見方を変えてお気に入りの作品を読んでみては如何でしょうか。

 なんなら、読み専の方も一度お試しのつもりで何か書いてみるのもいいかもしれません。
 もしかしたら、隠れていた才能が目覚めたりするかもしれませんし、いつも読んでいる作品がもっと楽しめるようになるかもしれませんよ?


 では、今回はこれにて失礼。

【出版作品紹介】鳥かごの大神官さまと侯爵令嬢

小説家になろうの作者:奏多さんの書籍の紹介です。

・作品名 鳥かごの大神官さまと侯爵令嬢
・作者名 佐槻奏多
・イラストレータ 増田メグミ
・発売日 2017年4月20日
・販売価格 689円(税込)
・購入方法 書店・ネットストア等で購入可能
・出版社 一迅社
・レーベル  一迅社文庫アイリス
・ISBN 9784758049283

・内容
ある日突然、王子との婚約内定が取り消しになってしまった侯爵令嬢のレイラディーナ。ただでさえ落ち込んでいたのに、追い打ちをかけるようにいわれない非難を浴び、これから先の婚約も望めなくなってしまった。人生に絶望していた彼女だったけれど……。大神官アージェスに出会って考えは一変!? 素敵すぎる超絶美形な大神官様の傍にいたい! そのためには聖女を目指すしかないわ!!
面食い令嬢が、恋のため沢山ごはんを食べる話です!

・その他伝えたい事
いつも読んで下さっている皆様、ありがとうございます。
おかげ様で、鳥かごの大神官さまと侯爵令嬢を無事に上梓することができました。
お手に取っていただければ幸いです!