新アクセス解析システムの不具合に関して

システム担当のウメです。
試験運転開始早々のシステム停止でご迷惑をおかけしておりますこと、お詫びします。


ユニークとPVが一致するバグ
KASASAGIのNo1データベースに不具合がありました。そのため、このNo1データベースを使用して処理された作品(Nコードを数値化《N9999Aなら9999,N0001Bなら10000》して、5で割った余りが0の作品)のユニークとPVが一致しておりました。
不具合の原因についてですが、No1データベース接続用Perlプログラムのif文つまり条件分岐文の一行が開発サーバ用の仕様になっており、常にユニーク不一致となっていたことが発覚しました。

現在、当該箇所を修正、データの再集計を行ってます。
このバグの重大性を真摯に受け止め、デバッグ体制の強化を行い、テスト範囲を拡大し、目視によるサーバログとの一致確認作業を行っております。
現在、発生したバグはこれと、極めて一部の作品の2009年6月30日分のアクセスログが少なくなるバグの計二つだけであり、このまま新たな問題が発生しなければ日曜日までにはすべての検査が終了し、再度、試験公開できる予定です。
お時間を頂いておりますが、何卒、ご理解とご了承をお願い申し上げます。




続いて7月分のPV数が減っているという報告に関して回答します。
調査の結果、7月以降、ケータイ版縦書き閲覧機能(現在、一時公開停止中)の接続障害が目立ち、アクセス数が減っている原因であることがわかりました。ケータイ版縦書きでは多くのページに接続する必要があるため、このページに接続できないことは大きなPV数減少要因となっています。

続いて、同じく7月分のユニーク数が減っている件について回答します。
旧アクセス解析システムでは、SoftBankおよびauを利用している方で端末固有番号を送信しない設定でアクセスしている場合、UserAgentを元にユニークの判断を行っておりました。そのため、端末固有番号がなくとも、機種が別であれば、一機種あたり一人ではありますが、別々のユーザとしてカウントしていました。これが今回の新システムではUserAgentをPCなどで偽装した場合に備え、端末固有番号を送信しない設定でアクセスしている場合、端末(UserAgent)にかかわらず一通信会社あたり1人しかカウントしなくなったのがユニーク数が減った原因です。
これについてはアクセス数の自演防止を優先し、今回は対応を見送り、今後の精度向上の課題とさせて頂きます。


最後に全作品のアクセス解析の公開に関して回答します。
ずいぶん前に公式ブログなどで発表した覚えがありますが、再度、記させていただきます。
小説家になろうでは長い期間、システム上の問題から、やむを得ず、アクセス解析閲覧を作者のみに限っておりました。ランキングの信憑性の問題からもアクセス数はオープンであるべきと考えており、新KASASAGIではこのシステム上の問題が解決したため、全作品のアクセス数が公開できるようになりアクセス制限を解除した次第です。ただし、混乱を招いたのは事実であり、アクセス数の非公開機能導入についても今回は見送るながらも導入の検討をさせて頂きます。