【お便りコーナー】第152回: Vtuber馬路(まじ)まんじ@『作品は時間をかけて作り上げれば良くなるか・否かについての話』←読むにはここクリック先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるVtuber馬路(まじ)まんじ@『作品は時間をかけて作り上げれば良くなるか・否かについての話』←読むにはここクリック先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、Vtuber馬路(まじ)まんじ@『作品は時間をかけて作り上げれば良くなるか・否かについての話』←読むにはここクリック先生よりいただきました文面となります。

まんじです。
本気で小説書いて大賞挑んで落ちたショックで、数か月くらい小説書けへんくってなってました。
ほんでリハビリに

「びぎゅもたぁ!?(どうしてこうなった!?)」 呪力360で危険視される世界で鍛えすぎた俺ダイモンジ・ウタ、 ◤異例◢の呪力1万3584に到達。ラスボス扱いで草枯れる【俺が、呪いの王?】

とかいう即打ち切り予定のアホ小説投げてから、
本気で書き溜めて書いた

転生したら 暗 黒 破 壊 龍 ジ ェ ノ サ イ ド ・ ド ラ ゴ ン だった件 ~ほどほどに暮らしたいので、気ままに冒険者やってます~

を投げたら、
前者のびぎゅもたぁとかいうドブカスが後者の10倍くらい人気出ました。
なんでやろなぁ真依ちゃん……。


というわけで今回書くのは、

『作品に時間をかければよくなるのか?』

です。


時間をかける、というのは『構想思案』『企画書作成』『プロット作成』『書き溜めし、全体を見まわしての調整』などなど全部のことですね。


“そんなの手間暇かければよくなるだろ”とも思いますが、
上記のびぎゅもたvs転生破壊龍問題のように、サクッと書かれた話が練った話を抜いちゃうことはよくあります。

“重厚そうな話がブクマなくてよくわからんなろう小説がめちゃ人気なんだけど!?”という問題とも似通った部分があります。

つまり

『作品に時間をかければよくなるのか?』

という議題は、百パー「そうだよ」と言えないわけです。


ではなぜ
『時間を書けた話・重厚そうな話が、サクッと書かれたような話に人気で劣ることがあるのか』。

これはずばり、
『文章・設定の厚さが、ダボついてしまうから』
と考察しました。


文章をカッコよく詳しく読みやすく手直ししているうちに、いつの間にか言葉重ねすぎな野暮ったい文章になってたり。
設定を色々考えたのは良いものの、それをびゅるびゅる出してるうちに量多すぎて読者さんが辟易しちゃったり。

そんな感じで、時間をかけた作品がサクッとした話に負けてしまう事態が起きるのでは、と思っています。


ゆえに作品を投稿する上で大切なことは、『懸けた時間量に期待しすぎないこと』です。


何か月も頑張って書いたんだから絶対ウケる。
そう思って投稿していざヒットすれば嬉しいですが、大コケするとめっちゃメンタルにキマります。

小説家が小説書く上で大切なのは何よりメンタルですので、
できるだけ『転んでもすぐ立ち上がれる姿勢』を心に作り上げておいてください。

それがすっころんでしばらく悶絶していた私、
まんじでした。

【お便りコーナー】第151回: 粉雪『魔術師の杖』読み放題12月まで!先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である粉雪『魔術師の杖』読み放題12月まで!先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、粉雪『魔術師の杖』読み放題12月まで!先生よりいただきました文面となります。

 こんにちは、異世界転移錬金術ファンタジー『魔術師の杖』(/https://ncode.syosetu.com/n3633gi)を連載しています、粉雪と申します。読み専だった私がなろうで素晴らしい作品に出会い、「自分も書いてみよう!」と書き始め、おかげさまで現在シリーズも7巻、物語も折り返しに入り短編集を制作中です。(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/

 日頃から応援して下さる読者様、刺激を与え続けてくれる創作者の皆様に心からお礼申しあげます。今回はずぶの素人だった私が、体当たりの書籍化で体験したことを書きます。

【ドキドキの初校正!】
 初めて校正原稿が返ってきた時、正直こう思いました。

「あ、こんなものなんだ」

 もちろん手は入っていましたが、私の文章が素晴らしい名文になることもなく、多少読みやすく体裁を整えた……という程度で、良くも悪くも元の文章そのままです。

 実は書籍1・2巻にあたるなろう版1~63話、74話~131話は第一回の校正原稿をすべて反映しています。校正箇所をチェックしつつ、なろう版も逐一直しました。興味のある方はご覧ください。

 手間はかかりましたが、やって良かったです。どうして直されたのか自分で調べ、わからない時は質問して校正の意図をつかんでいきました。商業出版でありながら、勉強させてもらったようなものです。

 3巻以降は初稿の提出前になろう版の改稿も終えています。直しが減ったことで、原稿にもよりしっかり目を通して頂けるようになりました。

 そうすると今度は変な書き癖に気づきました。自分で気づけるようになったのは進歩ですが、足りない所がどんどん見えてきます。終わりはないのです。

【家族の反応】
 書籍化が決まり「私、天才かも?」と浮かれましたが、家族の反応は正直です。

「面白いとは思うけどドキドキハラハラがなくて、もう一回読み返したいとは思わない」
「んー、面白いと思うかは人それぞれだけど、読みやすいよね」

 いや、読んでくれただけマシですね(涙)。
 まぁ、「読みやすい」とは言ってもらいました。理想は本一冊分ストレスなくするっと読めて、「楽しかった!」という想いが残れば最高です。あとはハラハラドキドキ……でしょうか。お互いがんばりましょう!

【読者さんの存在が本気にさせた】
「自分の本にお金を払ってくれる人がいる」というのは衝撃でした。発売されて初めて、ようやくそれを実感したのです。

 私の感覚だと本は贅沢品なのです。お金もかかるし場所も取ります。それが1巻から買い続けてくださる方、紙と電子両方で揃えてくださる方、7巻まとめて大人買いされる方まで……。

 電子書籍ならセールもありますが、紙書籍だとPOD出版のため割高で1冊2千円超の価格です。シリーズだと軽く1万を超えます。

「何回も読み返しています」と言われれば、それ以上に読み返して手を入れます。なろう版を既読でも、本を楽しめるように工夫もします。

 そうして無我夢中でやっているうちに、なんと初の『短編集』まで出していただけることになりました。これも読者さんの要望に応じて、なろうでSSを発表していたのが評価されたのです。

 編集長からも「自由に書いて下さい。読者さんの意見もどんどん聞いていいですよ」と言っていただけてます。読者さんにも協力してもらって、いい本にしたいです。

 まだまだ作家としてのチャレンジは続きます。お読みいただきありがとうございました!

 いずみノベルズ様より好評発売中!
『魔術師の杖』シリーズ(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/
 Amazon(https://www.amazon.co.jp/%E7%B2%89%E9%9B%AA/e/B0943ZGV5L/
 Bookwalker(https://bookwalker.jp/series/310002/
 honto(http://honto.jp/ebook/search/au_1002719020.html

【お便りコーナー】第150回:マイヨ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるマイヨ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、マイヨ先生よりいただきました文面となります。

皆さま初めまして。私、マイヨと申します。

今回、小説家になろうで連載していた『U-15サッカー日本代表だけど部活は幼馴染と一緒の文芸部です』がKADOKAWA/eb!(エンターブレイン)様より2023年11月4日より書籍として発売となります。
【出版社公式サイト】https://www.kadokawa.co.jp/product/322303001922/
スポーツ題材のラブコメになりますので、書店やネットの海で見かけたら、お手に取っていただいたり、気軽にポチッとしていただけると幸いです。

さて、この場では書籍化を目指す作者様へのメッセージをという事なので、今回私がこの場をお借りして皆様に提案させていただきますテーマは、

「みんな中編を書こうぜ!」です。

中編とは、ここでは10万文字未満で完結する連載作品と定義します。

私は、今でこそ10万文字を越える長編の連載作品も書いていますが、初めて書籍化打診を出版社様から受けた時点では、10万文字を越える作品を一度も書いた経験がありませんでした。
今回、書籍として発売されるU-15サッカーにいたっては、本編は5万文字ちょっとで完結させた、自分の作品の中でも特に短い中編でした。

中編って良いですよ。

短編みたいに、ある程度限られた文字数内でストーリーにオチをつけて収めなきゃいけないプレッシャーも無く、また、長期で連載する気は無しでスタートしているので、迷うことなく自分の書きたいシーンやエピソードを豪快に消費できて、書いていて本当に楽しいんです。

ここで中編を書く上での重要なポイントなのですが、ラストがどうなるかだけは必ず最初期の段階で決めておくことです。

ゴールがどこか解っていれば、完結させたくなったらそこへ向けて一直線に話を繋いでいけば良いし、最後に辿り着く場所さえ見失わなければ、思い切って寄り道だってできます。

自分がやりたい事だけ書いて、楽しく作品を完結まで導くことは満足感と自信にも繋がりますし、1本の物語を完結させた作者という実績を獲得することが出来ます。

そして、もし書きたいことが溢れてきたならば、中編から長編に移行してしまっても誰からも文句は言われません。

このように、中編は自由度が高くハードルも低いので、これから小説を書いてみちゃおうかなという人には特にお勧めです。 

え? いざ、書いた中編に書籍化打診が来たらどうするんだって?
お前、書きたいこと書き散らかしちゃった後だろだって?

楽しく書いていた作品なら、完結した後に、

「こういうエピソードを入れれば良かったな……」

とか、

「こんなキャラがいても良かったな……」

「素敵な後日譚を思いついちゃったよ……」

などというように、完結後にやりたい新たなアイデアが浮かんできているものです。

書籍化打診は、それらを再び書き足すチャンスなのです。

という事で、中編に書籍化打診が来ても何ら困りません!
あと、担当編集さんも加筆部分のアイデアをくれるよ!

今回発売されるU-15サッカーは、先述のとおり5万文字ちょっとの文字数でなろうサイト上での本編連載を完結させたので、書籍化にあたっては倍以上の文字数を書き足す必要がありましたが、私はものの1ヶ月半くらいで追加部分の大まかな話を書き切っています。

中編を書いた経験しかない奴でも、ちゃんと1冊分の本を書けるのです。

だから、みんな安心して中編を書いて投稿しちゃおう!

そして、そんな中編出身の『U-15サッカー日本代表だけど部活は幼馴染と一緒の文芸部です』が書籍化に際しどのように変わったのか、小説家になろう掲載版と、書籍版の両方を是非読み比べてみてください!

【小説家になろう版(活動報告にてイラスト公開中)】
https://ncode.syosetu.com/n6748hx/

【書籍版(amazon)】
https://www.amazon.co.jp/dp/4047375756/?coliid=I1JGDF18GDZQLF&colid=1298FDFITB74U&psc=1&ref_=list_c_wl_lv_ov_lig_dp_it

私からは以上となります。

それでは、皆様よき小説家になろうライフをお互い楽しみましょう。

【お便りコーナー】第149回:シオヤマ琴先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるシオヤマ琴先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、シオヤマ琴先生よりいただきました文面となります。

皆さん、はじめまして。
『最強で最速の無限レベルアップ』という書籍が講談社様より発売中のシオヤマ琴と申します。

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000361370

私自身初の商業化作品で大したアドバイスは出来ませんので、話半分に聞いてください。
――とりあえず書き始めること――
これが大事だと私は思っています。
もちろん最初に設定を細かく考えて、伏線をたくさん用意して、練りに練ったプロットを準備するのも大事ですが、書き始めると意外とキャラが勝手に動き出してくれることも多々あります。
実際、私の小説の書き方は、大まかな流れを頭の中で考えたらとりあえず書き始めます。
そして、漫画やアニメのようにキャラが動くところを想像しながら筆を進ませることで、自然とアイデアが湧き出てくるのです。

さらに運も重要だと思っています。
正直言って私より文才のある方はたくさんおられるでしょう。
それでも私が書籍化に至ることが出来たのは、やはり運の要素が大きいと思います。
というのも、わらにもすがる思いで私はパソコンの壁紙を縁起が良いと言われている竹林の画像に変えてみたのです。
すると『最強最速』の書籍化・コミカライズが決まり、さらにその後もコンテストで二度受賞させていただくことが出来ました。
おかげですでに別作品の書籍化・コミカライズも決まっています。
単なる偶然と言われればそうなのかもしれませんが、自分で出来ることをすべてやり尽くしたあとは運に頼ってみてもいいのかなと思っています。
それが最後の一押しになるかもしれませんので。
この程度のアドバイスしか出来ませんが、今後も皆さんとともに切磋琢磨していけたら嬉しいです。

それでは最後に恐縮ですが、宣伝をさせてください。
今回の書籍はweb版にさらに加筆しています。そして書籍だけの書き下ろしも巻末に収録してあります。
また、コミカライズも連載中ですのでそちらも是非チェックしてみてください。

コミカライズ
https://comic-days.com/episode/4856001361536979282

Amazon
https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%A7%E6%9C%80%E9%80%9F%E3%81%AE%E7%84%A1%E9%99%90%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%AB%E3%80%90%E7%B5%8C%E9%A8%93%E5%80%A41000%E5%80%8D%E3%80%91%E3%81%A8%E3%80%90%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%80%91%E3%81%A7%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E4%B8%8A%E9%99%90%E3%81%AE%E6%9E%B7%E3%81%8C%E5%A4%96%E3%82%8C%E3%81%9F%E4%BF%BA%E3%81%AF%E7%84%A1%E5%8F%8C%E3%81%99%E3%82%8B-K%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%A4%E3%83%9E-%E7%90%B4/dp/4065267323/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=1696229779&sr=8-1

【お便りコーナー】第148回: 有郷 葉/①小説の注目度を高めるために②ブックマークをつけてもらうために、私が最も大切だと思うことをお伝えします。先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である有郷 葉/①小説の注目度を高めるために②ブックマークをつけてもらうために、私が最も大切だと思うことをお伝えします。先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、有郷 葉/①小説の注目度を高めるために②ブックマークをつけてもらうために、私が最も大切だと思うことをお伝えします。先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。有郷 葉と申します。
今回は私が小説を投稿する上で大切にしている二点をお伝えします。
ランキングに載ることを目指している方の助けに少しでもなれば幸いです。私自身、ランキングは微妙な所止まりの経験しかありませんが、一応書籍も出させていただいていますので……。
小説家になろう様への恩返しの思いも込めて本気で書きました。ですのでちょっと長いです。


①小説の注目度を高めるために大切なこと

やはり何といっても一番は、タイトルです。
これは皆さんも色々な所でよく耳にするのではないでしょうか。
多くの人がこの重要性を説いています。なぜなら本当に重要だからです。
読者が数ある投稿小説の中から選ぶ際、最初に見るのがタイトルです。この段階で弾かれてしまえばそれまでですので。
また、スマホではもうタイトルしか見えません。あらすじを開いてもらうにはここにこだわるしかありません。
ちなみに、スマホでご覧になっている方はとても多いです。
私の体感ですが、ランキングになるとPCの1.5倍~2倍ほどです。それ以外でも半数以上はスマホユーザーだと思います。

では、どのようなタイトルにすればいいのか。
私はできる限り小説の内容が分かるものにするべきだと思います。
となれば、どうしても長いタイトルになりがちです。長いのはポリシーに反する、という方もおられるでしょうが、ここは割り切ってみてはどうでしょうか。
内容の分かるタイトルの方が、そうでないものより明らかに有利です。
タイトル=メインタイトル+タイトル付きあらすじ1+タイトル付きあらすじ2 といった風に考えてみてもいいかもしれません。
あくまでも投稿用小説と割り切り、もし書籍化が決まればまたその時に考えればいいと思います。
では、私の小説を具体例に説明します。

ベルセレス・リライフ ~史上最凶の狂戦士、惰弱な孤児少女に転生する~

どうでしょう、ある程度は内容の察しがつきますよね。
しかし、私は不十分に感じました。もう少し、主人公の容姿、性格、話の展開を伝えられないかと。
タイトルでそれは欲張りすぎですか? そんなことはありません。可能な限り欲張ってください。
ですので、こうしてみました。

ベルセレス・リライフ ~史上最凶の狂戦士、惰弱な孤児少女に転生する~「愛くるしい小動物系美少女?いいえ、あれは踏んだら最期の地雷系女子です」

これで、小さくて可愛い少女が何かやらかす話、というのがより伝わるようになったと思います。
実際に、付け足してから目に見えてPVが伸びました。
また、ここまで長くなくてもいい場合もあります。

ジャガイモ農家の村娘、剣神と謳われるまで。

これはタイトルについて今ほど深く考えていない時に付けたものですが、幸運にも主人公のキャラクターや話の内容まで伝わるものになっていました。
ジャガイモ農家の村娘、がパワーワードです。これだけで田舎娘、おっとりしてそうと何となくイメージしますよね。(ジャガイモ農家の方々、すみません)さらに後半の文章との間でいい感じにギャップが生まれている気もします。
ちなみにこの小説はハイファンタジーランキング最高6位でしたが、数か月ランキングに留まり、先日書籍2巻とコミックが発売になりました。
ここまで来れたのも、タイトルの力が少なからずあったと思います。

ランキングでの競争は熾烈です。ライバルは書籍やコミックを出していたり、アニメ化していたりと様々な所からPVを集められるのですから。
もしあなたがこれからそこを目指すのなら、タイトルは一番頼りになる武器かもしれません。

補足程度になって申し訳ないのですが、タイトルの次に大切なのがあらすじです。
あらすじは本文よりしっかり書いた方がいい、などよく言われますが、その通りです。
読む人が読めばあらすじだけで書く力が分かったりします。長さはあまり重要ではなく、いかに的確に、引きつけられるあらすじを書けるかがポイントな気がします。
こうして、タイトル、あらすじとクリアして、晴れて本文を読んでもらえます。
次節ではそこを解説します。


②ブックマークをつけてもらうために大切なこと

私が思うに、序盤の展開だと思います。
特に四話目辺りまでに詰めこめるだけ詰めこむべきです。
設定や背景の説明は必要な分にとどめ、ストーリーを展開させることが大事です。
では、ここでも具体例を出して説明します。

MAIDes/メイデス ~メイド、地獄の戦場に転送される。固有のゴミ収集魔法で、最弱クラスのまま人類最強に。~

……どういう話かは説明しなくていいかもしれません。タイトルのおかげで。
序盤の流れをざっくり書きます。

1話目 メイドがドジを踏み、たった一人で戦場に転送されます。
2話目 助けてくれる人達に出会ったと思いきや、その人達が……。そこが地獄であると再認識。
3話目 難を逃れたはずが一転して絶体絶命の危機に。が、固有魔法のおかげで助かります。
4話目 難を逃れたはずがさらなる絶体絶命の危機に。固有魔法がさらなる力を発揮して助かります。

……ざっくり書くと、大丈夫かこれ、と思うかもしれませんが。大丈夫です。合間にゆったりしたペースの所や笑いを誘うシーンなんかも挟んでいますので。
ただ、ここまで詰めこむ必要はない気もします。
書くジャンルそれぞれの見所があると思いますので、それらをいくつか入れればいいかと。
この先を読みたい、と思ってもらうことが大切です。
そして、最初のその数話はなるべく間隔を空けすぎずに投稿した方がいいです。ランキングに載るにはポイントは固めて、が鉄則ですので。
ブックマークだけじゃなく、評価もつけてもらえるかもしれません。
とにかく、序盤で読み手を引きこむことを意識してください。
このメイデスは最高順位は8位か9位だったと思いますが、6万文字くらい書いて二か月ほど寝かせておいたところ書籍化のお話をいただきました。
そういうこともありますので、ポイント以上の成果が得られるかもしれません。

あともう一点だけ。
ポイントやランキングに載るためには、テンプレ要素は大事です。ですがそれだけじゃなく、あなたが得意とすること、面白いと思うことをうまく組み合わせることができたなら、その小説は輝くと思います。
と5位以内に入ったことのない私が偉そうに言ってみます。いつか表紙に載ってみたい。

ずいぶん長文になってしまい、すみません。
お読みいただき、有難うございました。
最後に、今回例に出した小説のURLを貼らせてください。
ちなみに、ベルセレス・リライフはメイデスの一部になります。これを投稿している時にメイデスへのお話をいただいたので、案外そちらから辿っていただいたのかもしれません。

ジャガイモ農家の村娘、剣神と謳われるまで。
https://ncode.syosetu.com/n7589hm/
MAIDes/メイデス ~メイド、地獄の戦場に転送される。固有のゴミ収集魔法で、最弱クラスのまま人類最強に。~
https://ncode.syosetu.com/n6440id/

Amazonは貼らなくてもいいですかね。私の書いた物語を気に入っていただいた上で、いつか本も手に取っていただけたら嬉しいです。