【お便りコーナー】第119回: こはるんるん(『竜王に拾われて魔法を極めた少年』2/15発売)先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるこはるんるん(『竜王に拾われて魔法を極めた少年』2/15発売)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、こはるんるん(『竜王に拾われて魔法を極めた少年』2/15発売)先生よりいただきました文面となります。

はじめまして。こはるんるんと申します。

小説家になろう様で「竜王に拾われて魔法を極めた少年、追放を言い渡した家族の前でうっかり無双してしまう~兄上たちが僕の仲間を攻撃するなら、徹底的にやり返します〜
を連載しております。

ファンのみなさんの応援のおかげで書籍化され、2023年2月15日にGA文庫より刊行されることになりました。

この場を借りてお礼を申し上げます。
Web版の読者さんにも楽しんでいただけるように、改稿とエピソードの大幅な追加をしています。

ここからは、小説を最後まで書き切るコツを紹介します。
10万文字以上小説を書くのは大変な作業です。

途中で嫌になって、あきらめてしまう人も多いと思います。
あきらめてしまう最大の原因は、ハードルを高く設定しているからだと思います。

毎日、100文字でもよいから書くこと。
10万文字以上、失敗してもよいから書くことを。

を心がけて書くと、続けることができます。
他の筆の早い人や、すごい作品を書く人と自分を比べないことが大切です。
他人と比べると嫌になってしまいます。

自分のペースでコツコツやっていけば、必ず道は開けます。
一緒に頑張りましょう!

このお便りがあなたの創作活動の参考になれば幸いです。
それでは、長々とありがとうございました。

竜王に拾われて魔法を極めた少年
GA文庫: https://ga.sbcr.jp/product/9784815618360/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4815618364

【お便りコーナー】第118回: 里海慧@11/25治癒魔法★発売!!先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である里海慧@11/25治癒魔法★発売!!先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、里海慧@11/25治癒魔法★発売!!先生よりいただきました文面となります。

小説家になろうユーザーのみなさま初めまして、里海慧と申します。
また、いつも応援してくださってる読者のみなさま、本当にありがとうございます。

先日グラスト創刊記念コンテストで大賞を受賞した、
『治癒魔法は使えないと追放されたのに、なぜか頼られてます~俺だけ使える治癒魔法で、聖獣と共に気づけば世界最強になっていた~』
が、11月25日にいよいよ発売となります。
書籍紹介★https://novema.jp/bookstore/grast-novel/202211

書店様によっては特典SSや特典のポストカードなど配布しています。電子書籍ではこちらでしか読めない特典SSもついていますので、お手に取ってくださると本当に嬉しいです。
※コミカライズも進行中です!

そしてこの作品、なんとわずか2000ptほどで大賞を受賞したのです!!
受賞した作者が一番驚きました(笑)

そこで、チャンスを掴むために私がやったことを4つお伝えしたいと思います。


①コンテストの募集要項をしっかりと確認する!

これが本当に大切でして、どんなに面白い作品を書かれていても、応募の規定を遵守していなければ選ばれることはありません。そもそも作品を読んですらもらえません。

今回のコンテストも完結までのあらすじをつける、という部分で満たされていない作品をお見かけしました。
非常にもったいないと思いますし、全作品が条件を満たしていたら私は選ばれていなかったかもしれません。

他にも〇〇文字以上、重複応募不可、完結済作品などコンテストによって条件が異なります。しっかりと細部まで読み込んでください。
まずは選考という土俵に上がれるよう、条件を満たしましょう。


②レーベルカラーは合っているか?

次にいくら応募要項を読み込んでも、そのレーベルさんが欲しいテイストの作品でなければ選ばれません。
ハイファンタジーを求めるレーベルさんに異世界恋愛を出してもほぼ選ばれることはないでしょう。逆もまた然りです。

ごく稀にいつもと違うなというカラーの作品が選ばれることがあるかもしれませんが、そのわずかな可能性に賭けるよりもっと手堅く勝負したいところです。

レーベルカラーがわからない場合は、すでに刊行されている作品をチェックすれば雰囲気くらいはわかると思います。
今回の作品はコンテストに応募する時点で完結まで書き上げていましたが、たまたまレーベルカラーに合いそうだと思ったので応募しました。


③作品を読んだ読者さんにどう感じてもらいたい?

これは私個人の創作方法なので、そんなやり方もあるのね……くらいで捉えてもらえると嬉しいです。

私は小説を読んでくださった読者様に笑顔になってもらいたいです。
つまり、楽しい、面白かった、スカッとした、キュンキュンしたなど、明るい気持ちになってもらいたくて作品を執筆しています。

そうすると、必然的にハッピーエンドになりますし、悪い奴らは因果応報してもらいたいですし、主人公は最強でガンガン魔物とか倒してほしいです。恋愛だったらヒーローに溺愛されたいですし、主人公は応援したい子がいいです。

読んでくれた方がどう感じるか、また自分がワクワクする展開になっているか、などに気をつけながらお話の設定や物語を考えています。

こうするとキャラクターも感情で動かすことが多くなり、より人間味が増します。(と勝手に思っています)
その代わり、設定やイベントがしっくりこないと悩みまくりですが(笑)

今回の作品である治癒魔法は、主人公が治癒魔法だけで魔物を倒すシスコンというのが、最初に浮かんだ設定でした。
どんなキャラよ?と思われましたら、ぜひ投稿作品か書籍を読んでみてください。


④あきらめない!!

最後になりますが、最終的に大切なことはこれではないかと思います。
あきらめない、その強い気持ちが一番じゃないかなと思います。

もし私がポイントが取れてない作品だし、と応募すらあきらめていたら受賞はありませんでした。
もし私がポイントなんて取れないからもう書かないと筆を折っていたら、書籍化なんてしていませんでした。

あきらめないということは、時に辛く苦しいこともあります。
でもその先にある未来を掴めるのは、あきらめなかった人たちだけなのです。
その苦しみや悩みを感じた、あなたにしか書けない物語があるのです。

幸いにも小説の執筆でしたら、スマホやPCさえあればどこでも取りかかれます。
だから無理のない範囲でかまいませんから、あきらめずに続けてみませんか?


私がチャンスを掴むためにやったことは以上です!
中身のない内容で恐縮ですが、ほんの少しでもみなさまの参考になれば幸いです。

最後にもう一度、書籍のお知らせをさせてください。
グラスト創刊記念コンテスト大賞受賞の作品が、11月25日発売です。
お手に取っていただき、読後に笑顔になってもらえたら本当に嬉しいです。

『治癒魔法は使えないと追放されたのに、なぜか頼られてます~俺だけ使える治癒魔法で、聖獣と共に気づけば世界最強になっていた~』
11月25日発売★書籍紹介https://novema.jp/bookstore/grast-novel/202211

何卒よろしくお願いいたします。

【お便りコーナー】第117回:粉雪先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である粉雪先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、粉雪先生よりいただきました文面となります。

 初めてお便りします。錬金術師ネリアと魔術師の杖をめぐるお話、『魔術師の杖』シリーズ(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/)を連載させていただいている粉雪と申します。

 ずっと読み専でしたが2020年6月より小説家になろう様で『魔術師の杖』の連載を始めたところ、なんと半年もしないうちに書籍化が決まり、1年後には出版されていました。

 11月25日には5巻目となる『魔術師の杖⑤ ネリアとお城の舞踏会』がいずみノベルズ様より発売です。(https://izuminovels.jp/isbn-9784295601333/

 実はこの小説、10万字ほど書いたところでお試しにつけたコンテストタグでは、一次審査にもひっかかりませんでした。

 それなのにある日いきなり、なろうの運営様から「出版社から書籍化の打診が来ています」とメッセージをいただいたのです。

 マジでそんな事があるんですね! 

 ランキング上位の人気作だったりコンテストの入賞作でなくとも、書籍化のチャンスが舞いこんできて、シリーズで出版できたのです。ありがたいこと発売後も安定して売れ続けており、このたび5巻をだすことができました。応援してくださる読者さんのおかげです。

 あとからいずみノベルズの方にうかがったところ、人気がある分野は確かにあるものの、実はいろんなジャンルの本を探して検索をかけるため、人気ジャンルやテンプレにこだわる必要はないとのこと。

 今はWEBコミックの原作になるような短編や中編も人気です。私の場合は出版社さんがちょうどシリーズとして育てられる、レーベルの核となる長編を探しておられました。

 数十万字を超える長編を書く人は少なかったのと、いくつもの幸運が重なった結果です。

 もちろん出版してからのほうが大変で、慣れない書籍化作業に四苦八苦し、なろうの連載も続けたいしで……8kgも体重が減り、職場で倒れて迷惑をかけて自己嫌悪に陥ったことも。

 それでも泣きながら書きあげたその部分が、読者さんからも「この場面が一番好き」と言っていただくシーンとなり、ある意味シリーズ化を決定づけてくれました。今回それが5巻の表紙となっています。

 今回は書籍化を通して、私が感じたことを5つお伝えしようと思います。

 1.自分の好きなように書いていい。

 私は書店で売られているふつうの小説よりも、小説家になろうに掲載されている小説を読むのが好きです。
 何よりも書き手の皆さんの発想が自由で、ご自分の『好き』をとことん追求して書いておられるのが、とても楽しそうです。
 いずみノベルズの編集長さんからも「粉雪さんはこれがデビュー作ですから気の赴くままに書いて、ご自分のスタイルを確立してください」と言われました。とくに内容に関して注文をつけられることもありませんでした。

 楽しいのが一番、好きなように書いていいのです。

 2.タイトルはよく考えよう。

 これは自分の反省で、『魔術師の杖』というタイトルは何も考えずにつけました。錬金術師のヒロインが活躍する話なのに。

 3.いま投稿する『一話』が面白いか、常に意識する。

 何十人と読みにこられても、「続きが読みたい」とブックマークしてくださるのはほんの数人です。けれどそれを数百話積み重ねてここまで来ました。

 4.話を無理に考えない。

 私はあまり話を考えません。というのも一生懸命に考えた話はたいして面白くないのです。夢にみた場面をバッと書き起こしただけの投稿を、「一番ココが好き」といってくださる読者さんもいます。
 もちろん小説理論とかを勉強してきちんとプロットを練って書く方はすごいですし、自分もちゃんとやれたら……とは思いますが、結局自分の中から湧きだしてくる物語が一番自然です。

 5.疲れたら休んでもいい。

 忙しいと時間がない……というより、心が動かなくなります。それで誰かの心を動かせるような物語が書けるわけもなく、私はときどきお休みをいただいてます。
 なろうは読む読まないも自由なら、書く書かないも自由です。「書けない」と感じたら無理せず休んでも大丈夫。私が数ヵ月お休みをしたとき、ブックマークは減るどころか増えました。
 それにどんなに頑張っても、話の節目や読者さんの都合で読みに来る人は必ず減ります。それでも書き続ければ、また新しい読者さんがやってきます。

 最後に……書籍化を決めるのも、その本を購入するか決めるのも読者さんです。どんな出版社よりも先に、誰かがその物語を「面白い」とみつけてくれます。それがなろうのいい所です。

 まずは書くことを楽しんで、ご自分の読者さんといっしょに作品を創りあげてください。

11月25日発売!
『魔術師の杖⑤ ネリアとお城の舞踏会』(https://izuminovels.jp/isbn-9784295601333/
Amazon(https://amzn.asia/d/cSYy7uS
いずみノベルズ様より好評発売中!
『魔術師の杖』シリーズ(https://izuminovels.jp/series/cat/neria/

【お便りコーナー】第116回:マナシロカナタ先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者であるマナシロカナタ先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、マナシロカナタ先生よりいただきました文面となります。

小説家になろうユーザーの皆様、初めまして。
またお読みいただいた事がある読者の方はいつも応援ありがとうございます。

去る10月25日に、

・子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち......」

という作品でブレイブ文庫よりデビューをいたしましたマナシロカナタと申します。
簡単に作品紹介をいたしますと、第1回一二三書房WEB小説大賞にて≪銀賞≫をいただいた、

・実質同居の幼馴染に振られて暗黒の高校生活を送り始めた俺が偶然、子犬を助けたらクラスで人気の美少女が彼女になった。「もぅ、こーへいのえっち……」

という高校生×高校生のアオハル追体験ラブコメを改題し、前半部分に約5万字の加筆をしたものになります。

幼い頃に元祖SDガンダムとゾイドを友達の家に持ち寄り、今でいう異世界ファンタジー風のお話をみんなで一緒に作りながら遊んでいた自分が、こうやってデビューすることができて本当に感無量です。
Web投稿時から作品を応援して頂いた皆様には感謝の気持ちしかありません。

また幼い当時は割りばしに紙を巻きつけて「秘伝の巻物!」とかやって、一生懸命に遊んでいた記憶があります。
記憶違いでなければ巻物には「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」と書いていました。
幼い頃から中二病全開ですね(苦笑)

そんな自分が大人になってからある日突然、一度きりしかない人生だから大好きなライトノベルの作家になろうと思い立ちました。

しかしながら作家になるための壁はとても高く、公募やWeb小説賞では数え切れないほどの落選を繰り返し、デビューをするまでに実に9年の月日が流れました。

受賞に至らないまま数百万字を執筆し続ける間に、いつの間にか携帯電話はスマホに完全に置き換わり。
ガンプラは店頭では買えないのが当たり前になり、平成から令和へと元号まで変わってしまいました。
もはや当時とは隔世の感すらあります。

ですがそれでも。
諦めずに書き続けたことで、今回こうして念願のデビューを果たすことができました。

つまり何が言いたいかと申しますと。

もし今、デビューという夢を諦めかけている作者の方がおられましたら、10年近くしつこく書き続けたことでデビューを果たしたマナシロカナタなる作家がいることをぜひ知って欲しいのです。

もちろん、諦めなければ夢がかなうとは申しません。
自分自身、今年の初めに受賞の連絡をいただくまでは「そろそろいい年だし、どれだけ書いても無理だし、いい加減諦めようかな」と思ったことが何度もありました。

それでも最後まで諦めずに書き続けたことが、夢をかなえることができた最も大きな要因だったと思っています。

本当に月並みな意見で恐縮ですが、諦めないことの大切さを伝えることで締めの言葉とさせていただきます。

長文をお読みいただきありがとうございました。
よろしければデビュー作も読んでいただければ嬉しく思います!


▼子犬を助けたらクラスで人気の美少女が俺だけ名前で呼び始めた。「もぅ、こーへいのえっち......」
ブレイブ文庫(一二三書房)

公式:https://www.hifumi.co.jp/lineup/9784891998745/
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4891998741/

【お便りコーナー】第115回: 絹野帽子先生

小説家になろうをいつもご利用いただきありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である絹野帽子(きぬのぼうし)先生よりお便りをいただきましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、絹野帽子(きぬのぼうし)先生よりいただきました文面となります。

こんにちわ。
初めての方、はじめまして、絹野帽子(きぬのぼうし)と申します。
すでに私の作品の読者の方、いつも応援ありがとうございます。

この度、小説家になろう様で連載中の
『攻撃魔術の使えない魔術師 〜異世界転性しました。新しい人生は楽しく生きます〜』
が、MFブックス様で書籍化しました。10月25日に発売されます。
特設ページはこちら:https://mfbooks.jp/product/322206001131.html

このコーナーで書籍の宣伝をするのが、ちょっとした目標でしたので、今回、それが叶って嬉しいです。

さて、私からも、後続の作者の方々へのちょっとしたアドバイスを贈らせてもらいます。
「ふーん、そういう考え方もあるんだ」くらいに受け取ってもらえたら幸いです。

私が、小説を書く上で重要だなと思っていることは『知ること』です。
「何当たり前なことを」と思われるかもしれませんが、あえて、このことを私は大事にして欲しいと思います。

例えば、プリンです。
転生モノで主人公が作る定番のお菓子ですね。

プリンの材料といえば「牛乳、卵、砂糖」です。
作り方は、ざっくり書けば「混ぜて、加熱して固める」でしょう。
このあたりまでは、普通に『知っていること』かもしれません。

では、プリンをもっと『知ってもらうこと』にします。

牛乳の乳脂肪率によって、できあがるプリンの硬さやコクが変わってきます。
生クリームを足してみるのもいいでしょう。
牛乳の代わりに豆乳を使うとさっぱりとした感じに仕上がります。

材料の1つである牛乳を少し掘り下げるだけでも、これだけ『知ること』ができます。

加熱する方法だっていくつもあります。
多くのレシピだとオーブンを使ったり蒸し器を使ったりすることが多いでしょう。
私の場合も昔はオーブンを使っていました。最近では圧力鍋を使っています。
「え? 圧力鍋?」と思うかもしれません、
私も最初は、そう思っていて、そのレシピには見向きもしませでした。
でも、ある日、気になって実際に試してみると、すごく簡単に美味しいプリンができたじゃないですか。
私は圧力鍋でプリンを作るレシピは『知っていた』けど、実際に作ってみて『知ること』もあったのです。

どうでしょうか? プリンについて、新しく『知ること』ができたでしょうか?
そして、実は『知ること』は楽しいのです。
読者の方へ『知ること』を伝えるのは、楽しませることにも通じます。
そのためには、まずは作者が『知ること』を楽しむのが必要です、という話でした。

それでは、このお便りが、いつかだれかの執筆の一助になれたら、と願い〆とさせていただきます。