【お便りコーナー】第64回: 緋色の雨先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である緋色の雨先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、緋色の雨先生よりご連絡いただきました文面となります。



 初めましての人は初めまして、そうじゃない人はいつもありがとうございます。小説家になろうにて作家デビューを果たした緋色の雨と申します。

 私は小説家を本気で目指すようになって約八年。デビューするまでにラノベの賞に、合計三十作品ほど応募しています。
 中には二次選考を通過した作品もあったんですが、それらを含めたほぼすべての作品において、構成がダメ、構成で損をしているなどといったニュアンスの評価をいただきました。

 今回お便りを書かせて頂いたのは、私がどうやって苦手を克服したのか、当時の私と同じ悩みを抱えている人へアドバイスをお伝えしたかったからです。

 結論から言うと、私が苦手を克服できたのは、三幕構成に出会ったからです。
 ちなみに三幕構成というのは、人気映画の共通点として抽出され、漫画、アニメ、小説などなど、様々な分野で利用されている、物語を作るための枠組みのようなものです。
 私はこの構成に出会い、初めてなろうに投稿した作品で、構成もしっかりしているとの評価をいただき、デビューするに至りました。
 もしあのとき三幕構成に出会っていなければ、私は今もデビュー出来ずにいたと思います。

 という訳で、構成がダメだと言われる人、物語が途中でだれると言われる人、このエピソードいらなくない? なんて言われる人、ぜひとも三幕構成をネットで調べてみてください。
 いままでと世界が変わってみえるかもしれませんよ。

 勉強方法ですが、ひとまずはwikiで十分だと思います。ただ、あまりにも詳しすぎて、初めて見るには難しいかもしれません。
 その場合は、三幕構成の参考書をオススメします。

 本の値段が高い、もっと簡単なのから入りたいという方は、緋色の雨、ストーリー制作で検索してみてください。私が自分の勉強用に書いた物がネットに上がっています。
 自分の勉強用に書いたものなので内容がつたなく、解釈が間違っていても責任は持ちませんが……三幕構成を知るとっかかり程度にはなるかもしれません。

 ちなみに、全体のバランスを整えつつ、最後に盛り上げて面白かったと思わせるための手法で、出だしが面白くなるといった効果はあまりありません。
 また、これを使わなければダメという訳でもありません。
 三幕構成を使わずに面白い作品を書く方はたくさんいらっしゃいます。あくまで、私と同じような悩みを抱えている人の助けになるかもしれない、という理由で紹介しました。
 以上、私と同じ悩みを抱えている方のお役に立てたら幸いです。


 最後に、少し宣伝をさせてください。
 7月28日には、UGnovelsから『無知で無力な村娘は、転成領主のもとで成り上がる』の一巻と、Mノベルズから『この異世界でも、ヤンデレに死ぬほど愛される』の二巻が。
 8月10日にはTOブックスから『とにかく妹が欲しい最強の吸血姫は無自覚ご奉仕中!』の一巻が発売いたします。
 一作ずつ紹介していると長くなってしまうので、ここでは割愛。私の活動報告に書影ありで紹介があるので、タイトルで興味を引かれた方はそちらをご覧になって頂けると幸いです。

 そしてもう一つ。
 私は現在、書籍化作品を含む合計5作品を同時に連載中です。新作三作は速めのペースで更新しているので、良かったらご覧ください。
 全部のURLを貼るとたくさんになってしまうので、私のマイページだけ貼っておきます。
https://mypage.syosetu.com/676550/

 それでは、今回はこの辺で、またどこかでお会いしましょう。