【お便りコーナー】第16回:粟生 慧先生

小説家になろうをいつもご利用頂きありがとうございます。
この度、小説家になろう登録作者である粟生 慧先生よりお便りを頂きましたのでこの場にて利用者の皆様にお伝えいたします。

以下、粟生 慧先生よりご連絡いただきました文面となります。


粟生慧(あおさとる)と申します。

長らく、いるかネットブックス様から電子書籍でBL小説を出版させていただいておりましたが、このたび、晴れて文庫でデビューを果たせました。
※BL作品に関しては煩雑ですので割愛します。

竹書房
タソガレ文庫
「屍鬼祓師 夢見る卵」
伝記ホラーミステリ
680円

文庫: 255ページ
出版社: 竹書房 (2013/7/26)
言語 日本語
ISBN-10: 4812495571
ISBN-13: 978-4812495575

【内容】
桑の花咲く新月の晩、神が乙女を攫いにやってくる…
悪霊や黄泉の鬼を祓うことを生業としている一宮晶良とその助手・諏訪陽仁は、鎮魂祭の依頼を受け、熊本県矢沢町を訪れる。
そこでは十代の少女たちが次々と昏睡状態に陥り、そのまま肉体が琥珀色に硬化してしまう奇病に侵され変死していた。 矢沢町には古より、桑の花咲く新月の夜、神が人間の乙女を娶りにやってくるという、オカイコ様の嫁取り伝説があった。
折しも町は、二百年に一度の大祭であるオカイコ祭りの季節――オカイコ様を祀る扶桑寺では本尊の即身仏が二百年ぶりに開帳されたが、その即身仏と少女たちの変死体は酷似していて……。
美麗の拝み屋が怪奇事件の謎に迫る伝奇ホラーミステリ!


「小説家になろう」さまにはBL18禁で作品を発表させていただいていますが、本作は全年齢の伝記ホラーミステリになります。
内容的には20代の女性を対象に書きました。

この作品でもっとも気をつけたのはキャラクターの魅力と、事件のリアリティを工夫することでした。
上手な嘘を吐くのが小説家だと思っています。読者さまに小説の世界に入っていただけるように努力してみました。

きっとご満足いただける内容になっていると思います。

この作品は「夢見る卵」というタイトルで竹書房様とパピレス様主催のパピレスホラー無料小説投票に応募した作品です。

1000票中過半数を取れば、電子書籍という話でしたが、今回のタソガレ文庫のレーベルに見合うという話になり、推薦され、文庫化となりました。

14年間筆を折り、小説家という夢は諦めていたのですが、やはり書きたくて仕方なくなり、書き始めてから3年目のことでした。

夢を諦めず、いくつも作品を書き、レーベルの求める形で投稿したことが幸いしました。

夢は諦めなければ必ず叶うのだな、と実感した次第です。