【出版作品紹介】まどろむダンデライオン〜カリフォルニア警察物語〜

小説家になろうの作者:十海さんの電子書籍の紹介です。

・作品名  まどろむダンデライオン〜カリフォルニア警察物語〜
・作者名  時野つばき
・発売日 2013年4月22日
・販売価格 600円
・購入方法 Amazon Kindleストアより電子書籍としてダウンロード
・出版社 ネットワーク出版
・ISBN 978-4-286-13562-5

・内容
  サンフランシスコ市警の新米刑事、ハルカが先輩刑事ライオネルに惚れた。強面で、肩幅広くて胸板の厚い、がっちりした男前の男に。
 悩みながらも告白を決意したその朝、告げられたのは別れの言葉。
「今月一杯で転属する」
 引き止める事も打ち明ける事もできぬまま一年が過ぎる。
 それでも冷めぬもどかしさの中、二人は同僚の結婚式で再会する。ぎごちないながらも次第に元のように打ち解けて行く彼らの姿を、ひそかに監視する男が居た。
「何故そいつを選んだ」
「何故わからない。お前にふさわしいのは俺なんだ。じっくり思い知らせてやる……その、体に」
 痴情のもつれと人は言う。だが情と言う名のもつれた糸の、その先にいるのは人間だ。悩み、戸惑い、怒り、或いはただの生理現象、悲しみ、憎しみ、切なさ、そして喜び。
 他人から見れば呆れるほどに他愛ない理由で汗を流す。涙を流す。血を流す。
 その一滴一滴の中に己の全てを記した印を落としながら。
 そんな、「ただの人間」なのだ。

・その他伝えたい事
 本作品はBL(ボーイズラブ)です。その中でも、登場人物の年齢が高めで特にML(メンズラブ)と呼ばれる部類に入ります。メインは後輩刑事×先輩刑事、美少年同士のカップルではありません。閲覧の際にはご注意ください。
 舞台になったサンフランシスコのお土地柄故、ゲイについての記述があります。
 しかし決してステロタイプなお笑いに落とす事なく、悩んだり照れたり戸惑ったり、憤ったり喜んだり、涙を流したり……生きた人間と人間が想い合う時に生じる心の動きを、恋愛を主題にした作品を長く手がけてきた経験を糧に丹念に書き込みました。
 表紙+カラー口絵一点+モノクロ挿絵三点の美麗なイラスト入りです。
 海外ドラマを見ながらつい、無意識のうちにカップリングを考えてしまう方へ。